ヤギゲームブログ

30代自称在宅イラストレーター男がちょっと深掘りして紹介する最新ゲーム&思い出のレトロゲーム

ゲームコラム

おま国は独占禁止法違反?日本語抜き!おま値!恨みを込めておま国を語る

投稿日:






欧州委員会がSteamの「地域ブロック」が独占禁止法違反であるとの見解を示し、
Steamを運営するValveと販売元5社に是正を求める反対意見書を送った。

というニュースを見て。

僕は数年前、PS3など据え置きゲーム機を持っていなかったので、ゲームはSteam版だけ遊んでいました。
洋ゲーの良作が和ゲーを駆逐し始めた時期です。その頃「おま国」仕様にはずいぶん苦労しました。

その経験をふまえて、今回のニュースを期に「おま国」について恨みを込めて話します。

参照したサイト↓





欧州委員会、良いこと言うやん

欧州委員会のいう「地域ブロック」とは、
一部のゲームが買えない、その国の言語が抜かれている、値段が高い、など企業が特定の国に対して不公平な規制を課していること。

この行為がEUの独占禁止法に違反する、ということで問題になっています。

ちなみに、反対意見書(抗議先)に名前が挙がっている日本の企業は、バンダイナムコとカプコンの2社。

地域ブロックは、日本では「おま国」と呼ばれてSteamユーザーの間では有名です。
(「お前の国には売ってやんねーよ」の略)

今はだいぶ改善されつつありますが、PS3時代は本当にひどかった。
和洋ゲー問わず、話題の新作が出てもSteamで日本語版を遊べる方が珍しいような有様でした。

 

欧州の「地域ブロック」問題は、欧州の話なので日本のおま国とは無関係です。
でも判例として残るので、影響はあると思います。

「同委員会の最高責任者であるMargrethe Vestager氏は、デジタルマーケットにおいて欧州在住の消費者は、欧州のどの地域に住んでいたとしても、自由にゲームを買い遊ぶ権利を持つべきだと主張。消費者が(欧州加盟国間で)ベストな買い物をすることを妨げる行為を憂慮していると声明を出した。」
(automatonより引用)

いや、ほんと良いこと言うじゃないですか。

これに比べて、
日本の消費者の権利を、日本の偉い人が主張してくれないのが不思議ですよ。

 

おま国の代表的な3パターン

一口に「おま国」といっても、色んなパターンがあります。
言い方を変えると、色んな方法で消費者の権利を規制してくる。

セール除外、表現規制、本体とDLCのどちらかを売らない、リリース日が遅れる、サーバー隔離など、嫌がらせとしか思えない多種多様な「おま国」が存在します。
これらのやり方には悪意を感じざるを得えません。

その中で代表的な3つのパターンを紹介します。

 

「おまえの国では売らない」

非常に多いケースだけど、ストア表示もされないので認識されにくいです。

一昔前は、国産ゲームはSteamで購入できないのが当たり前でした。
バンダイナムコ、セガ、コナミは特に悪名高いです。

国内メーカーが販売権を得た洋ゲーもSteamで封印されます。

具体例を上げるとキリがないのですが、
個人的には「Total War: Shogun 2」が印象的。
戦国時代を題材とした良作シュミュレーションゲームなのですが、Steam版は日本から買えません。パッケージ版を買ってもDLCは買えません。
あまりの仕打ちに、当時の自分は絶望しました。

日本が舞台なのに、日本で遊べないという謎。
今でいうと日本だけ「SEKIRO」が買えない、みたいなものです。

 

「おまえの国では割高」

為替レートの影響などではなく、日本だけ定価2~3倍で売ってます。

販売元として悪名高いのがスクエニ。
スクエニが販売するたいていのゲームは日本だけ値段が跳ね上がっています。セール時に海外と同じ値段になる感じ。

次のパターンでも話しますが、スクエニが絡むと本当にロクなことがありません。
しかも販売権を利用して稼いだ資金をつぎ込んで作った自社製ゲームの出来があの有様なので怒りも倍増。

バンナムも「DARK SOULS」シリーズをおま値で売っていたのが有名。

 

あまり知られていませんが、おま値はSteamだけに限った話ではありません。

海外はPS4など据え置きハードのソフトも安いので、新作でも5000~3000円ぐらいが普通。発売直後にセール品になったりもする。
それに対して日本は定価9000円で売るわけですから、日本でゲームが売れないのは当然という気がします。

 

「おまえの国ではおまえの母国語抜き」

スクエニ販売の「Tomb Raider」(2013)が有名です。

プリロード後、たった1時間半でアップデートという形で日本語データを削除。
その後、削除した日本語データを30ドルのDLCとして販売。しかも本体はおま値。

この常軌を逸した詐欺的手法にユーザーは激怒し、当然炎上して批判する書き込みが殺到。

ここからのスクエニの対応がまた凄い。
何者かが圧力をかけて、ニコ生で「30ドル」を禁止ワードにしてコメントできなくしました。
どこぞの独裁国家かよ、と言いたくなります。

 

「Sleeping Dogs」も苦い思い出。

通常版は日本語化可能だったようですが、方法がややこしい。

僕は完全版にあたる「Sleeping Dogs: Definitive Edition」を購入しました。
完全版だから当然、日本語つきだろうと思って買ったんです。
でも甘かった。 スクエニを信じた僕がバカでした。
Definitive Editionは何をどう頑張っても日本語化不可。日本は完全に切り捨てられました。

結局、最初から最後まで英語テキストのままクリアしました。
目的地とかは表示されるのでなんとか遊べますが、楽しみを50%ぐらい奪われた気分です。

 

「バットマンアーカムシティ」

この名作もオプションから日本語化できません。
有志作成の日本語化Modを導入する必要があります。

この頃のSteam版洋ゲーは日本語対応していないのが普通でした。
日本語化するには、
パケ版に入っている日本語データをどこかの誰かがネット上にアップしているので、それを恐る恐るダウンロードし、言語ファイルの場所を調べ、自己責任でデータを入れ替え。
プレイする前、ここまでの作業がデフォ。

Steamのレビューを見ていると「この方法で日本語化できます!」みたいな喜びのレビューがあったりしますが、そもそもなんでこんな手間をかけなきゃならんのでしょうか。

 

近年では「真・三國無双8」がネタになってます。
なにかの間違いで入っていた日本、中国語ファイルをさっそくアプデで削除。
そのアプデの説明が「日本語で表示される不具合を修正しました」

日本語対応が不具合という、もう笑うしか無いブラックジョークです。
しかも返金対応なし。

さすがコエテク、やってくれますよ。

 

なぜ日本は「おま国」にされる?

実は海外の多くの国では、家庭用ゲーム機よりPCゲームの方が一般的。

一方、日本はファミコン時代からゲーム=据え置きハードのイメージが強いです。
そのイメージが崩れると困る人がいる、だから「おま国」でPC市場を規制することでイメージを守っている、と考えるのが普通でしょう。

つまり、日本でPCゲーの人気が出たら困る人がいるわけです。
それが誰なのかはあえて言及しません。

 

また、日本人はテレビ・新聞・雑誌への信頼度が先進国の中でズバ抜けて高いです。
それだけ大手メーカーやメディアの広告・権威に弱いし情弱ってこと。
「価格3倍にしても気づかないだろ」と日本の消費者がナメられているのはそのせいかもしれません。

 

おわりに

最近は国内メーカーの対応もだいぶ良くなってきて、Steamのおま国でブチ切れることは少なくなりました。
でも相変わらず日本語未対応、おま値、売っていないゲームは多いです。

欧州の「地域ブロック」問題をきっかけにして、
好きなゲームを海外と同じ基準の値段で買って日本語で遊べる。
そんな当たり前の環境になってほしいものです。






スポンサーリンク




スポンサーリンク

スポンサーリンク




-ゲームコラム

執筆者:

関連記事

FPS初心者が1年かけてキルレ1を目指したプレイ日記

こんにちは、ヤギです。 昔書いたFPSプレイ日記を発掘したので置いておきます。 内容を大ざっぱにいうと「三十路男が一方的にキルされながらもコツコツ練習して、大嫌いだったFPSをだんだん好きになっていく …

ゲーム卒業の危機から俺を救ったダークソウル3という神ゲー

ゲームを卒業しかけた自分に、アクションゲーム熱と困難に立ち向かうゲーマー魂が残っていることを教えてくれた作品。 思い入れが強いため良い点・悪い点にまとめるようなレビュー記事では本作を表現できない、とい …

PS5コントローラーのリーク画像を見て思ったこと

これがウワサのPS5コントローラーだ!(大嘘) PS5コントローラー「デュアルショック5」のリーク画像を見ました。 画像自体はホリパッド感が強すぎるので偽物だと思います。 でもコントローラーについては …

格闘ゲームでパッド(笑)と笑えない時代になった

出典:fgamers.saikyou.biz 格ゲーといえばゲーセンを再現したようなでっかい筐体のアーケードスティック(以下アケステ)でガチャガチャするイメージが未だに根強いです。 そのため、 ・パッ …

ゲーム週間販売ランキングを見て思ったこと(~19/3/24)

「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」15万7000本,「スーパーロボット大戦T」合計13万2000本の「週間販売ランキング+」 https://t.co/enj08iYawF pic …