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Marvel’s Spider-Man【評価/レビュー】爽快なアクションと作り込まれたマンハッタンの組み合わせに圧倒される

投稿日:2019-04-16 更新日:






すっかり遊ぶのを忘れていた、2018年の大作。

類似点が多いバットマンアーカムシリーズと比較しながら、スパイダーマンならではの魅力を紹介します。



どんなゲーム?

PS独占タイトル史上最速記録!

マーベルを代表する人気キャラ、スパイダーマンがモチーフ。

腕のガジェットから発射するクモの糸(ウェブ)を活用したアクションが特徴の大作オープンワールドゲームです。

2018/9/7発売から3日で世界累計330万本以上を販売。
この売上ペースは「ゴットオブウォー」を抜いてPS独占タイトル史上最速記録

 

個人的に2018年で一番おすすめの「神ゲー」↓

 

国内売上は初週13万本。
この手の洋ゲーとしてはケタ違いに売れています。
売れた理由は、日本における凄まじいスパイダーマン人気にありそう。

映画1作目「スパイダーマン」の国内興行収入は75億円。これは「アベンジャーズ」(35億円)の2倍、「ダークナイト」(16億円)の5倍。
続編2作も70億円前後。「アメイジング」になってからは半減しますが、それでも30億円と圧倒的です。

 

そんな爆売れした本作。
スパイダーマンの人気と話題性で売れただけではなく、ゲームの出来が素晴らしいです。

爽快なアクションと作り込まれたマンハッタンの組み合わせで「映画が自分で動かせる!」と感動。

 

ゲーム開始すぐの戦闘でド肝抜かれました。

ビルの吹き抜けがまるごと作り込まれています。
ふっ飛ばした敵が当たった手すりとガラスが細かく割れる様が美しくて「おお!」と驚き、その後しばらく進行を中断して壊れた手すりをぼーっと眺めていました。それぐらい見事な出来です。

 

アーカムシリーズを継承

移動、戦闘システムにバットマンアーカムシリーズの良い部分を色濃く受け継ぎつつ、アンレジ&パワーアップ。

アーカムシリーズが偉大すぎるので、今までその劣化版のような作品が沢山出ました。
でも本作はアーカムシリーズを超えたかもしれないと思える仕上がり。
良い部分を受け継ぎながら、スパイダーマン独自の要素を作り込んでいます。

 

キャラゲーを劇的に進化させたアーカムシリーズの中でも重要な一作↓

 

ニューヨークの摩天楼をウェブで飛び回るのが爽快!
バットマンはゴッサムシティの摩天楼をグラップリングで飛び回るのが気持ちいいのですが、本作はさらに高速で自由自在。

 

舞台のマンハッタンにはメインクエストとサブクエスト、数多くの収集要素があり、それらをクリア・回収することで新しいスーツやガジェット能力を開放してスパイダーマンを強化できます。

 

敵集団をテンポ良くさばいてコンボをつなぐ戦闘システムもアーカムシリーズを継承。

スパイダーマンのアクションは柔軟性を重視しているのでゴムで殴ってるような感じ。なので、バットマンに比べると打撃の爽快感は少なめです。

でもその分アクションの自由度は高く、ウェブをくっつけて敵や物をひっぱたりして空中を立体的に動けるのが楽しい。

アーカムシリーズのテンポよく敵をさばく楽しさを継承しながら、スパイダーマンならではの自由自在に動けるフィーリングがプラスされています。

 

簡単で爽快な移動・ガチで回避しまくる戦闘

本作を構成する主な要素、「移動・戦闘」の2点について魅力を詳しく紹介します。

一瞬で飛び越えるのがもったいないマンハッタン

スパイダーマンといえばウェブを利用した高速移動。

アーカムシリーズのグラップネルと似ていますが、フィーリングは別物。
スパイダーマンならではのスムーズな高速移動を楽しめます。

バットマンのグラップネルはギューンと引っ張られていき、余力で滞空。加速・減速のメリハリが楽しい。
対してスパイダーマンは糸を引っ掛けながら慣性でスイスイと泳ぐように空中を飛び回ります。

例えるなら、バットマンはやり投げ、スパイダーマンはハンマー投げみたいな感じ。それぞれ別の面白さがあります。

操作はバットマンより簡単。
ウェブ発射は自動(R2押しっぱなし)なので、バットマンのようにいちいちフックを発射する必要はありません。
「R2押しっぱなし、加速がついたらXでジャンプ」の繰り返しで高速移動できます。壁走りも可能。

タイミングよく糸を離したり、アップグレードで獲得するスキルを活用するとよりスピードアップ。
簡単操作の中にも上達を感じるテクい要素があるので飽きないです。

 

そんな高速アクションで一瞬で飛び越えるのに、マンハッタンは端々までこの作り込み。

高層ビルを飛び回るから地上に降りることなんてめったに無いにも関わらず、眼下には驚くほどリアルな世界が広がっています。

道は渋滞、カフェでは人々がくつろぎ、リアルな物量の通行人が忙しそうに歩く。
合間を通るときは「ちょっとすいません、通りまーす」と言いたくなるほどの臨場感。

このやりすぎとも思える作り込みが、スパイダーマンが活躍する舞台に十分すぎる説得力を持たせています。

 

高速で飛び回る爽快な移動アクションと作り込まれたマンハッタンの組み合わせは、人の手で作ったとは思えない狂気じみた迫力
「地上に降りないから意味ない」「地区によって景色が代わり映えしない」みたいなヤボな話は抜きにしてただ感動しました。

こんなゲームどうやって作るんでしょうか。
たいていのゲームは制作に必要なリソース(設備や人員)がなんとなく想像できるものですが、本作は底が見えません。

 

マップ広さは、近年のオープンワールドとしては狭い方。

高層ビルが立ち並ぶ場所ばかりなので、地形のバリエーションは少なめ。
時間帯は昼・夕方・夜に変化しますが、メインミッションに応じて固定なのでリアルタイムでは変化しません。

オープンワールドの舞台としては物足りない気はします。
ですが、本作はただのオープンワールドではありません。スパイダーマンのオープンワールドです。

高層ビルに糸を引っ掛けてターザンのように移動する都合上、海やだだっ広い砂漠ではスパイダーマンの魅力を活かせません。
マップは高層ビルが密集している都会である必要があります。

また、広すぎるとファストトラベルを多用することになり、せっかくのウェブを駆使した高速移動が台無しなるはず。

スパイダーマンが活躍する舞台としてはマンハッタンぐらいの密集度、広さがちょうど良いです。

 

武装した多数を相手にする戦闘は歯ごたえあり

本作はスパイダーマンが打たれ弱いと評判です。
たしかに紙体力、かつ敵の遠距離攻撃が激しいので気を抜くとあっという間にやられてしまう。

しかもバットマンより積極的な動きが求められます。

というのも、
アーカムシリーズでおなじみのカウンターが無いため、攻撃するときは攻撃モーションの隙をさらすリスクを背負います。

コンボをつなぐほどパワーアップするのはアーカムシリーズと同様ですが、効果はあまり実感できません。バットマンは20コンボぐらいで通常攻撃が画面端まで跳躍するほど劇的強化されますが、本作はほとんど変化なし。なので、攻撃するために積極的な移動も必要です。

そんな忙しい中、ちょっと離れた敵がすぐ銃器やロケランを撃ってくる。
銃撃を1発食らうと体力3割、ロケランだと半分減ります。
無敵時間もないので追撃を食らい、あっという間にゲームオーバー。

死角から遠距離攻撃や強いザコ敵の高範囲攻撃を食らって瀕死になり、「は?」と思うこともしばしば。

 

このように、キャラゲーだとナメてかかるとガチで難しいので戸惑います。

でも理不尽とは感じません。
動きに慣れたら、立体的な立ち回りを楽しませるために正面からゴリ押しできない仕様になっていることがわかります。

 

要は被弾しなければ良い!
華麗に戦ってこそスパイダーマン!

多種多様なウェブスローや自由自在の回避行動など、スパイダーマンには敵の猛攻に対抗できる能力があります。

これらを駆使してぴょんぴょん跳び回ってリスクを抑えて動けば、スパイダーマンならではの踊るような動きで「当たらなければどうということはない」戦いが可能。

 

紙体力ですがこまめに回復すれば粘りが効きくので、とにかく動いてヒットアンドアウェイしながら方向キー下(回復)を押す。これでなんとかなります。

どうしても厳しいときは離れてひたすら周囲のオブジェクトをウェブで投げつけたり、ウェブ回復を待って遠距離戦に徹しましょう。

 

緊張感ある戦闘は簡単爽快な移動とギャップがあり、それによって作品全体にメリハリが出ていると思います。
戦闘まで簡単操作でヌルいと、やりがいのないキャラゲーになってしまいますから。

細かいリスタートポイント&ロードが短い(10秒弱)ので、何度やられても「この方法がダメなら次はこうしてみるか」と気軽に色んな戦術を試せるのが嬉しい。

 

ヴィランが続々登場する後半Act.3から難易度が急上昇。

ちょっとでも足を止めたら何かしら食らって体力半分持っていかれるようなマゾい戦いに。特にジェットパック背負って飛行する敵が出るステージは厳しいです。

とはいえ厄介なステージでもリトライ10回ぐらいでクリアできました。(難易度ノーマル)
僕のアクションゲームの腕前はブラボを途中で投げ出す程度なので、たぶん誰でも粘ればクリア可能です。

 

アクションが豊富なので全部把握するのは大変です。
でも種類多すぎ&操作が複雑すぎてガジェット使う気が失せたアーカムシリーズと比べればマシ
扱える範囲で使えばOK。

序盤から山のようなチュートリアルがありますが、僕はほとんど忘れたままクリアしました。

 

その他

ステルス要素はアーカムシリーズに比べると薄め。
「やりたい人はどうぞ」程度の要素。

アーカムシリーズは集団戦(コンバット)以上に、隠れて影から敵を始末するステルス戦闘を重視しています。暗視モードで索敵し、側溝など多種多様な地形ギミックを利用してステルスキルしていくのが醍醐味。
ステルス用のステージで敵にバレると勝ち目がないし、なにより面倒くさいためステルスプレイはほぼ強制です。

対して本作は、開放的な場所が多いので隠れる場所を工夫する余地がありませんし、ステルス推奨のステージでも戦闘のゴリ押しでクリア可能。
アーカムシリーズのようにステルスキルで制圧する楽しみは少ないです。

 

メインだけ進めると12時間ぐらいでクリアできます。
10時間遊べるアトラクションと考えれば十分なボリューム。

メインストーリーはいつものアメコミ映画のような感じ。
特筆することはありません。

いかにも悪そうな敵(ヴィラン)が悪さをしており、ヒロインや友達の活躍を絡めながらスパイダーマンが危機に立ち向かう話。

敵軍事基地に単独潜入するヒロインのMJや、様子がおかしい博士など身近な人物もぶっ飛んだ人ばかりなので、ファン以外は登場人物に感情移入できないかも。

MJのビジュアルは映画三部作のヒロイン、キルスティン・ダンストっぽいような。
絶世の美女というわけではないけど、リアルにいそうな美人風。
個人的にはあまり好みではないです。僕の好みなんてどうでもいいですが。

 

まとめ:アーカムシリーズ、スパイダーマン好きは買おう

おそらくシリーズ化する初作で、スパイダーマンの魅力を存分に見せつけた作品。

キャラゲーの傑作、アーカムシリーズの良い部分を継承。
スパイダーマンならではのアレンジと、圧倒的な作り込みによってバットマンの二番煎じではない傑作に仕上がっています。

爽快なアクションと作り込まれたマンハッタンの組み合わせは、他では味わえない体験。

アーカムシリーズ、スパイダーマン好きは四の五の言わずにプレイすべき一作です。

ただ、スパイダーマンが車を強盗して乗り込んだり、銃器で通行人を撃ったり、家を買ったりはできません。
自由度の高いオープンワールドが遊びたいなら、GTA5みたいな一般人がやりたい放題するゲームの方が良いと思います。






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