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アクション ★★★☆☆ dc

【機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…】レビュー/評価/攻略:ガンダムファン待望のジムゲー 連携プレーでジオン軍をなぎ倒す

投稿日:2018-09-27 更新日:





1999/8/26発売。通称「コロ落ち」。

前作にあたる3部作→【戦慄のブルー】 【蒼を受け継ぐ者】 【裁かれし者】

ガンダムファン待望のジムゲー


コクピット視点のアクションゲーム。
ミリタリー感あふれるリアルな挙動、僚機との連携が特徴。


連邦の勝因の1つといわれる主力MS「ジム」。
ところがアニメやゲームで出てきたらシャアズゴで胴体を貫かれたり、ビグザムに一掃されたりで常にやられ役。
そのため「ほんとにジムって戦況に影響したの?」と疑ってしまう。

本作はそのジムが主役。ガンダムのガの字も出てこない。ブルーのような魔改造カスタム機もいない。量産機と量産機が戦うゲーム。


ジオン側は兵士の練度が高く個々の技量に優れるが、情報収集や連携を軽視する傾向が強い。
その隙をついて複数で連携して先制攻撃を仕掛ければジムでも圧勝できる。
本作をプレイすれば連邦がジオンに反攻できた理由を実感できるのでジムに対する疑念が晴れる。ガンダムファン待望のジムゲー。
量産機の戦闘能力が再評価されるきっかけになった、ガンダム世界を理解する上でも重要な作品。


ジムとジムの掛け合い。どっちが誰で、誰が喋ってるのかわからん。


【戦慄のブルー】
蒼いジムが印象的なブルー3部作すら、普通のジムが活躍するのは一作目だけ。


ホバートラックを見ると08小隊を思い出す。
「第08MS小隊」「0080 ポケットの中の戦争」「0083 STARDUST MEMORY」との繋がりを意識したシナリオ・世界設定。

主人公は主力部隊をサポートする遊撃部隊「ホワイトディンゴ」隊長。
特殊部隊といえば聞こえは良いが、要はなんでも屋。融通がきく部隊として動く。
主要部隊が来る前に敵を攻撃、対空砲の破壊、都市攻略、ガウの撃墜など。謎の兵器も絡んでくるけど賑やかし程度の存在。主役は量産機。

操作キャラ「マスター・ピース・レイヤー」はニュータイプでもなければ圧倒的な技量を持つエースでもない。量産機に乗る一介のMS小隊長。
「こいつ、動くぞ!」「~行きまーす!」「当たれぇー」みたいなノリは無い。声すら無い。
一応、一般的なパイロットとしてはかなり優秀。隊長としての観察力・作戦立案力・精神力も併せ持つ。


キャラは小林源文デザインの劇画調CG。
「リアルな普通の兵士」らしさを強調。部下や整備兵の会話もリアルさを重視。

ミリタリー感あふれる作風


ブルー3部作の直系にあたるが、あのハイスピードアクションとは全くの別物。
もはやアクションゲームというよりRTS(リアルタイムストラテジー)。ジオニックフロントに近い。

リアルな挙動でガシガシと二足歩行。仲間と連携して索敵、死角から撃って撃破を狙う。
敵の攻撃は基本的に回避できないものと考える。ジャンプしようが左右ステップしようが当たるものは当たる。フレンドリーファイア(同士討ち)有りにも注意。


【ガンダム戦記】
同じミリタリー寄りでも、あくまでもアクションゲームの「戦記」とは異なる。


主役といっても性能はいつものジム。
ザクがライバル、グフに接近されると話にならない、ドムのホバー走行に為す術なし、ゴッグの火力・装甲に歯が立たない、ゲルググのビームライフル1発でビビる、みたいな具合。


ドムのまあ強いこと。速すぎて攻撃が当たらない。


僚機との連携が重要。ブルー3部作の僚機は田んぼのカカシ同然、盾と囮に使うだけのデクの坊だったが本作では頼れる存在。ちゃんと指令を出せばしっかり仕事をする。
とはいえ「自分が囮になって僚機に攻撃してもらう」より「僚機を囮にして自分が攻撃する」方が効率良いので、結局やることは変わらない。ひたすら後ろから撃つべし!


最初はツラい。動きの固さに以上に問題なのがコクピット視点ならではの視野の狭さ。
アナログスティックでカメラ位置の変更、方向ボタンで移動というFPSではオーソドックスな仕様だが、ドリキャスのコントローラーは両方左側にあるので同時操作できない。

最初はアナログを弄って機体(上半身)が横を向いてることに気づかず、前に進んでるつもりがずっとカニ歩き。そのまま真っ直ぐ進めずエリアオーバー。
先行してザクとタイマンになって負けたり、ターゲットロックに気づかずスコープでエイム維持して足を止めて撃ち合ったり。そんな失敗を積み重ねながら基本操作を覚えてステージ1クリア。

いったん慣れたらプレイするほどガシガシとロボットを動かす感覚が楽しくなってくる。
とにかく最初だけ頑張れば楽しめるのはジオニックフロントと同じ。


ターゲットロック(Bボタン)が便利。
高度を合わせるとき以外、アナログを触る必要はない。下手に触っても機体の向きが変わって操作がややこしくなるだけ。
ただロック状態だと動きが制限されるし、動いてる相手に当たりにくい。余裕が出たらアナログ操作で偏差射撃とかやってみると立ち回りの幅が広がるかも。


連邦系の右肩から出る狙撃スコープを完全再現した珍しい作品。
適した武器がないので使いどころがない。


地形は一見のっぺりしてるが、ちょっとした凹凸とかオブジェクトがかなり重要。
塹壕ように使えたり、強力な攻撃を防ぐ盾になったり。ゲーム性とちゃんと噛み合ってる。アクション性の高い「戦記」の板地面とは異なる凝った作り。
演出もシブい。ビルが壊れて煙の中から敵が姿を現したり、姿は見えなくてもチラっと光る赤いカメラアイで存在に気づく。


機体・武装を選べるが、機体はノーマル・キャノン、武装はマシンガン・ロケランの2択。どちらを選んでも大きな差はない。一部のミッションではビームライフルが使える。


最終ミッションで本作最強の機体「ジムカスⅡ」が配備される。最後までジムゲー。

■敵の地味な秘密兵器

「アッザム・オルガ」
アッザムの改修機。遠くでロケラン撃ってたら倒せたので実力がわからない。画面右で僚機がアッザムリーダーで攻撃されてるっぽい。


「ライノセラス」
拠点防衛用の試作大型機動兵器。簡単にいうとホバー走行の大型ザクタンク。
大口径キャノン、ミサイルポッド、マシンガンで大火力。

「一年戦争開戦~コロ落ち」のあらすじ


宇宙世紀0079。スペースコロニー、サイド3がジオン公国を名乗り地球連邦政に対し独立戦争を仕掛ける。
新兵器の巨大ロボット「ザク」を投入したジオンに為す術がなく連邦軍は大敗。


「ブリティッシュ作戦」

ジオン軍はスペースコロニーを地球に落下させる(コロニー落とし)。狙いは連邦軍の本拠地、南米ジャブロー。
連邦軍の必死の抵抗でコロニーは大気圏突入後に崩壊。しかし地球全体に破片が降り注いだ。
2次被害(衝撃波、津波、気象変動)、長年にわたる地球環境の変化をあわせると、総被害数は40億人を越える。
あまりの惨状に、両陣営間でNBC(核/生物/化学)兵器、コロニー落としなど大量虐殺兵器の使用禁止条約が結ばれた。


最大の破片が落ちたオーストラリア、シドニー。
破片は厚さ10kmの地殻を貫通しマグニチュード9.5の大地震が発生。
オーストラリア大陸の16%が消滅。爆心地は最大直径500kmの巨大クレーターができた。当然、シドニーは跡形もなく消滅。
破壊力は6万メガトン級といわれる。(「リトルボーイ」が15キロトン、最大の核爆弾「ツァーリ・ボンバ」が100メガトン)


ブリティッシュ作戦失敗で戦いの長期化を予測したジオン軍は、資源確保のため地球降下作戦を開始。電撃的にオースラリアを含む地上の2/3を占領する。


「オデッサ作戦」

開戦から10ヵ月。連邦軍がヨーロッパで一大反攻作戦を決行し勝利。
その勝利の要因の1つが、ガンダムの戦闘データを元に作られた量産型MS「ジム」の活躍。

オデッサ作戦の後、オーストラリアでも反攻作戦が始まろうとしていた。
その先陣を切るのが本作の主役、「ホワイトディンゴ」隊。

 

問題点

ゲーム自体は面白いだけに惜しい点が目立つ。


せっかく装備を変更してセーブしたのに、ロードかゲームオーバーで装備がデフォに戻る。これでは装備を変える気も失せる。
何のためのセーブだ!このデカいビジュアルメモリは飾りか!
タイトル画面のカーソルがコンティニューではなくニューゲームに合ってるのもイライラ。

指示が面倒


戦略や連携をメインにしたゲームデザインなのに、メニュー画面が非常に使いづらい。
いちいちスタート押してメニューを出して行動・ルート設定。「Aで選択→Bで戻る」操作の繰り返しで面倒。全体指示がないので僚機3機で手間も3倍。
自機に追従、散開ぐらいワンボタンで指示したい。

マップ情報が重要なのにミニマップがワンボタンで出せないのも不便。
コクピット中央のレーダーは情報量少なすぎ。進行方向、被弾した方向すらわからない。

僚機は指示無しだと棒立ち。マップ開始地点でいつまでもボーっと突っ立ってる。
「ファング1先行し過ぎないで下さい」って、いやいやお前らが突っ立てるだけだろうと。
僚機が敵を見つけても報告してくれない。なんで隊長がいちいちスタートボタン押して確認せにゃならんのか。仕事できない人達だわー。

近距離戦で詰む


敵との距離100m以内で勝手にビームサーベルに持ち替える。
せっかく死角から良い感じで撃ち込んでたのに台無し。いったん持ち替えると離れて再び射撃武器に持ち替えるのにも長い時間がかかる。チャンスに何もできないイライラが半端じゃない。
またこの近接攻撃が異様に弱いため使い物にならない。


なぜかバックステップがない。
バックジャンプで逃げようにも予備動作中に攻撃され、長い食らいモーション中に追撃を食らってハマる。
ステップでかわそうにもジャンプと同じく予備動作と食らいモーションでハマる。
こうなるとターゲットが僚機に移るまでシールドで亀のように耐えるしかない。しかし強敵相手だとシールドを構えても左右前後からボコボコにされてあっという間に終了。
要するに、敵に近づいてはいけない。

ボリューム


全9ステージ。クリア時間は初見で1時間。ゲームに慣れて面白くなってきた所で終わる。
難易度は高めだが、何回かゲームオーバーになっても休日のヒマを潰せるか怪しい。新品フルプライスで買ってたらショック受けそう。


最終ミッションはゲルググ・ライノセラスの極悪タッグ。
僚機はライノに背後を突かれてあっという間に落ちる。そうなる前にゲルググを倒せるかどうかで勝負が決まる。
せっかくここまで頑張ってきたのに最後は運ゲーでツラい。


ミッション中に「ガウを狙撃しろ」「ミデアを護衛しろ」みたいな任務が発生する。
成功・失敗がその後のミッション内容やエリア制圧率に影響するらしい。周回要素といえるが、失敗してもミッションはクリアできるしクリア評価も無いのでイマイチやる気が出ない。

 

まとめ


ゲーム自体は面白い。
ミリタリー感あふれる挙動、コツをつかんで上達を実感できる絶妙な難易度。
しかしUI・操作性に粗が多く、ボリューム不足。
せっかくの素性の良さを活かしきれてないのが惜しい。

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-アクション, ★★★☆☆, dc

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