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PC アクション ★★★★☆ PS4

【バットマンアーカムナイト】レビュー/評価/攻略:考えられることは全て詰め込んだ超大作

投稿日:2018-05-19 更新日:




はじめに

アーカムシリーズ最終作


PS4を買ったらまず最初にプレイしようと思ってた作品。

バットマンを題材にしたオープンワールド。2015/7/16発売。
圧倒的な完成度の高さでキャラゲーの常識を覆した「アーカムシリーズ」最終作。
開発は名作「アーカムシティ」のロックステディ。

シリーズ二作目の前々作:【バットマン アーカムシティ】
ベルトスクロールの名作:【バットマンリターンズ】


新世代ハード専用(PS4/Xbox One/steam)になり、グラフィックが大幅パワーアップ。
ネオンに照らされた街並み、高層ビル、複雑な地形。道路は車や一般人(犯罪者)が行き交う。
このスピードで飛び回っても遠景までつぎはぎ無く安定したフレームレートで表示されるのは驚く。


アーカムアサイラム、シティはバイオショックみたいなレトロ感ある美術が印象的だったが、本作は全体的にメカメカしい。

考えられることは全て詰め込んだ


できること、考えられることを全て詰め込んだゴージャスな作品。
ギミックが追加されたコンバット&プレデター。モービルを絡めた謎解き。
これ以上「こんなことしたいなー」という要素が思い浮かばない。


マップの広さはアーカムシティーの5倍らしい。
メインだけ追ってもプレイ時間15時間超え。さらにリドラー、ペンギン、トゥーフェイス、ファイアフライなど有名ヴィランを追う山のようなサブミッション。
サブの1つ1つは薄いが、コンプを目指すと50時間はかかる大ボリューム。


戦闘の経験値は微々たるものなのでメインだけ進めるとクリア後でこの状態。ほとんど強化できない。
サイドミッションをこなすと大量のポイントが貰える。メインにはボス戦らしいボス戦が無いし、サイドを並行して進めた方が楽しめる。


2人のキャラを切り替えて戦うパート追加。
テイクダウンを多く使える以外、特に意味はないけど豪華。


なんか変な協力パートもある。
失敗すると1発ゲームオーバーで長いロード画面になるので印象は悪い。


捜査パート。カメラ映像を巻き戻したり拡大したりで名探偵のような気分になる。めちゃ簡単だけど。

進化したアクション


ゲーム開始時のバットマンは動きにキレがない。
次世代機でよくあるモーションがリアルになってモサくなるやつかと思ったが、すぐ投入される新スーツの性能を見せつけるための演出だった。


新スーツ装備で全性能がパワーアップ。便利なアクションが追加され、動きもキレキレに。

「モービルから飛び出す→グライド中に次のグラップを予約→グラップブースト」といった具合にアクションをスムーズにつなげることが可能。

高所から落下中にモービルを呼ぶとかっこ良く搭乗したり、逃走車にぶつかったと思ったらいつの間にか爆弾を仕込んでたり、どこまで凝ってるんだこのゲーム。


相手がどんな奴らでも「ローリング・攻撃を繰り返し→ゲージ溜まったらテイクダウン」で安定。
ただ、アーマー野郎はちゃんと割り込んでくるし、刀野郎は攻撃マークの見えない位置から飛んでくる上、振りが早くてカウンターが難しい。ローリング連発でフルコンボできるほど甘くない。

 

夢の乗り物 バットモービル


リモート操作で協力する場面が多い。サポートメカというより、本作における第二の主人公。


男の願望を詰め込んだような夢の乗り物。やりたいことは何でもできる。
出番が多すぎて賛否両論のバットモービルだが、最初は「よくこんなの作ったな」と感動する。

装甲は何でできているのか、何馬力でどんなシステムならこんな芸当ができるのか。細かいことは抜きの超性能。
エンジンの重低音、戦車ゲーのような発砲音が気持ちいい。


接地感がない。四輪というよりホバー。ドリフトでやたら小回りが効く。
ぶつかってもノーダメ。トンネルでは天井まで張り付く。
ワンボタンで無双シリーズの馬のようにどこからともなくかっ飛んでくる。


バットマンの空中移動とは違い、目の前全てを蹂躙して突き進むのが醍醐味。
柱や角にぶつかると地形をえぐっていく。コンクリートがまるで豆腐のよう。

乗ってる間はルートが表示されるので目的地に行くのも楽。ルートは遠回りな気がするけど。
グラップできないトンネルのような場所はこれに乗るしかない。


戦闘モードの挙動は四輪車とは全く別物。
左スティックで平行移動、右スティックで旋回。

2種類の形態を駆使する複雑な操作は一通りクリアした今でも戸惑う。バットマンと交互に操作することも多いので余計に混乱。
通常のアクセルと戦闘モードの射撃が同じボタン(R2)なのはどうかと思う。「戦闘→通常に戻して加速」ってときに発砲して格好悪い。


こんな使い方もある。

活躍しすぎ?


デモシーンではあれだけ黒光りして重量感があるのに操作すると安いラジコンみたい。
戦闘シーンは射線が見えるシステムと敵のチープさが相まってオモチャ感が凄い。


後半は正面からの攻撃が効かないタンクや、無敵の削岩機から逃げる展開が多いのでストレスが溜まる。
詰み状況から長いロードの繰り返しになるため非常に印象が悪い。

敵タンクはプレデターの人間よりはるかに手強い。
いやらしいほど視界が広く、ちゃんと死角をカバーし合う。1発撃たれると3割減る大ダメージ。
この敵の手強さこそ、主人公はバットモービルといわれる所以。


初見殺しの1ミス即死が続く削岩機は心折れかけた。
ボス戦はダメージを与えた状態でリスタートするので助かった。


正面が弱点なのに正面へ圧倒的な火力を持つボスタンク。
狭い路地をグルグル回って射線を切るのがコツ。

この作品を思い出す→【コンバットチョロQ】

 

気になること

要素の多いゲームでありがちな難点


無理でしょこれ。
使用頻度の高い操作は自然と慣れるけど、最初は途方に暮れるややこしさ。

全ボタンをフル活用:【アーマードコア VD】


多数のガジェットを「使わされてる」感。
新ガジェットのボイスチェンジャーをしつこく使わされる一方、シリーズおなじみのリモートバットラング、ラインランチャーの出番はほぼ1回。

今までは1つの系統を入門→応用と掘り下げていたが、山盛りの新要素を消化するため延々と入門レベルが続く。
そのため1つ1つのガジェットを使いこなす面白味はない。終始チュートリアルをやってるような気分。


コンバットはできることが多すぎて逆に色々使う気が失せた。
後半は敵も次々と新装備を投入してくるので「もうバットマンも銃使えばいいのに」と思ってしまう。てか普通にバットモービルの大砲で撃ってるし。


プレデターは地形が複雑すぎて状況の把握が面倒。
捜査モードだと高低差がわかりにくいのは、今まで捜査モード1択だったからあえての仕様か。

終盤でもゴリ押しが効くような難易度なので「ダイブキック→テイクダウン→上空へ」の繰り返しで終わりがち。


最強の敵はセントリーガン。

いまいち入り込めないストーリー


多くのヴィランをサブミッションに回してメインの登場人物を絞ったことでストーリーは綺麗にまとまってる。
しかしバットマンのアイデアとガジェットの力で進行するので、プレイヤーがおつかいを担当するだけの傍観者になってしまう。
そのため目的とプレイ内容がいまいちシンクロせず、何のために何をやってるのかすぐ忘れる。


「あれ、何のために飛行船を傾けてるんだっけ?」みたいな。


幻覚や他キャラ視点になる演出も相まってプレイヤーは外野に追いやられる。


街を守るために戦ってる実感が無い。
ネオンが浮かぶ現実感がない風景。さらに街全体がガスに包まれ、巨大な植物が生えてきたりでもうめちゃくちゃ。


ヴィラン「アーカムナイト」は物語を引っ張る魅力がある。
サイボーグ忍者のような見た目と軍隊を率いる強大な力を持つ。
ただ、喋ると小物っぽい。


正体が明かされた後、バットマンが最後にとる行動とは?ナイトフォール作戦とは?

真エンディングは全ミッションクリアが条件。これが条件にリドル全収集を含む鬼仕様。
クリアしたのに243個中5個しか持ってない。

その他


ローカライズが雑。会話がたまに意味不明。字幕を一気に出しすぎ。


ハッキングの文字列が直訳すぎて笑う。


リトライのロードがシリーズ最高に長い。煽りデモはやっぱりカット不可。


リドラーのミッションはストレスが溜まる上に「猿でもクリアできるぞ!」とめっちゃ煽ってくる。


女性の顔が相変わらず。むしろアーカムシティより悪化してるのでは。
本作とは関係ないけど映画「スーサイド・スクワッド」のハーレーは可愛いから期待してたのに。


ブスは寝てろ!


バーバラも可愛くねぇー助ける気にならねぇー。

 

おわりに


こんな化物みたいな大作なのに国内の年内売上たったの8万本(PS4)。
同時期発売の「戦国BASARA4皇(PS3)」といい勝負。
そりゃローカライズも雑になるわ。

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