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★★★★☆ RPG PS1

【ドラゴンクエストIV 導かれし者たち】攻略/感想/評価: 宿敵ピサロと一緒に黒幕を倒す ロト3部作から一新 オムニバス形式

投稿日:2018-04-02 更新日:




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ドラゴンクエストIVとは

ロト3部作から世界観を一新。天空シリーズ1作目。
RPGの面白さを浸透させるために段階を追って制作されたロト3部作に対し、ドラクエの新たな進化と方向性を見せる意欲作。


リメイク版はVIIベースの3Dマップ。視点を回転して隠し通路を発見するようなギミックもある。

 

■全5章 オムニバス形式
主人公と舞台が独立した1~4章。それが5章でつながるオムニバス形式。
別々の場所、異なる理由で旅立った者達が何かに導かれるように勇者のもとに集まる。

RPGで最も楽しい序盤~中盤の美味しいとこ取りを狙った形式。複数の章はいったん完結する。

それぞれの章はチュートリアルの役割もあるため戦略が異なる。
ドラクエ3までは三部作で段階的に本格的なシステムをなじませた。それを1~4章を使って1作でやるという試み。

 

■勧善懲悪ではないシナリオ
前作までのように勧善懲悪ではないのが特徴。


・鉱山の町「アッテムト」

鉱山から毒ガスが湧き出し毒沼が発生。町中は病人ばかり、白骨死体が多数、町の中心に墓。神父も夜になると倒れこむ。
時間が進むと状況は良くなるどころかさらに悪化。生存者は神父、おばさん、死にかけの鉱夫の三人だけ。宿屋は廃業、神父は教会を離れて職務放棄。
毒ガスの正体は謎のままで後味が悪い。



・ラスボスの動機

泣くとルビーの涙を流すエルフ「ロザリー」は人間に虐待を受けていた。
そこを魔族の王「ピサロ」に助けられて2人で暮らすようになる。
ロザリーは心ない人間に殺されたことで、ピサロは復讐心と狂気にかられて暴走。


進化の秘法を自らに施したピサロは自我を失い強い憎しみだけが残る。

 

真ボスまでのざっくりとした感想

PS版のみ各章冒頭に主人公達のオープニングエピソードが入る。

序章


PS版で追加。旅立ちの前の主人公の話。5章の悲劇が際立つ。

 

第1章「王宮の戦士たち」


王宮戦士「ライアン」は子どもが行方不明になる事件の解決に挑む。


ライアンは肉弾戦が得意な戦士。魔法は使えない。
途中加入のNPCホイミンの回復で安定。複雑な戦術は必要ないシンプルさ。


■サブNPC (ノンプレイヤーキャラクター)
導かれし者以外のキャラはAIで勝手に行動。
アイテムを所持・装備させることができない。レベルアップもない
ちなみにホイミンはシリーズ史上初の「仲間になるモンスター」。

1~4章はキャラ・ルート縛りが厳しい分、レベルデザインが緩い。装備とレベル上げでなんとかなる。

エンカウント率は3D化によってマップが狭くなった影響もあり、FC版から大幅低下しているらしい。
戦闘回数が少ないのでフィールド・ダンジョンの難易度が低い反面、低LVでボスにぶつかるので4章あたりで痛い目にあう。

1~4章で稼いだお金は持ち越せないが、高価なアイテムやカジノコインにすれば5章で使える。

 

第2章「おてんば姫の冒険」


サントハイム王国の王女アリーナは格闘が得意なおてんば姫。
武術大会の噂を聞きつけたアリーナは父の目を盗んで城を脱出。お付きのクリフトやブライと冒険の旅に出る。

 


3人パーティーとなり役割分担が必要。各章がチュートリアルとしての役割を持つ。


ダンジョンも次第にややこしく。


闘技場でダメージの足し算・引き算を学ぶ。

 

第3章「武器屋トルネコ」


大きな町で店を開くことが夢の見習い商人「トルネコ」。洞窟にお宝が隠されていると聞きつけ冒険に出る。
本作の中でも異色な章。シリアスさが無く終始ほのぼのしている。

武器防具を仕入れたり宝物を入手してお金を稼ぐのが目的。
敵を倒す必要はないしボスもいない。サブキャラを雇うこともできるが必要ない。


お金になりそうな装備を探索。
戦闘は防具を揃えて逃げの一手。この章だけトルネコの回避力が異常に高いのでレベル1でもクリア可能。


ネネさんはどうやって通常の倍額で売ってるんだろ。特別なサービスでもあるのか?


足りない分はひたすら転売で稼ぐ。

 

第4章「モンバーバラの姉妹」


踊り子「マーニャ」と占い師「ミネア」。父の仇を探すために旅に出る。
敵の悪行も本格化し、仇討ちという目的も相まってシリアスな雰囲気。


魔法使い&僧侶の2人組。NPCオーリンが頼りになるが難易度高め。

 

第5章「導かれし者たち」


山奥の村で育てられた勇者。村が魔族に襲われ、自分が勇者であることを知ると同時に両親や幼馴染を失う。

 


導かれし者たちとともに魔王討伐を目指す。


「導かれし者」の意味が最後までわからない。
1~4章でパーティーメンバーに感情移入できるのは良いが、肝心の勇者のもとへ導かれる理由がよくわからない。勇者だから、ドラクエだから、といえばそれまでだが。
8人が選ばれる基準が謎。全滅すると「みちびかれしものよ~」と誰かに言われるが声の主も謎。

 


冒険の舞台はいち地方から世界全体に広がる。
4章までは5章のチュートリアルといってもいい。敵もダンジョンも手強くなる。本作を象徴するシステムが登場するのもここから。


■馬車
最大10人の仲間を引き連れる。馬車入れる場所ならいつでもパーティ編成可能。全員死亡すると自動的に総入れ替え。

仲間の集結はワクワクして良いのだが、結局は半数が馬車入りになる。ベンチ組として道具や呪文で活躍はできるとはいえ、導かれるのは半数で良かったのでは?と思ってしまう。

 


■AI
「さくせん」で方針を指示。あとは自律行動。ザコ戦の操作を省略する利便性、仲間と共闘する感覚がある。・・・というのはFC版の話。

リメイク版は「めいれいさせろ」追加によって死にシステムになった。これでは「導かれし者たち」じゃない。ただの下僕。
リメイク版は学習AIが廃止され優秀なったとはいえ相変わらず「ボスにザラキ連発」のマヌケAI。

・FC版の学習AI
キャッチコピーは「戦うたびに賢くなるAI」。
学習段階が4つあり、一定確率で上の段階にアップする仕様。そのため運が悪いといつまでたっても学習が進まない。しかもラスボスのように形態変化する場合、形態ごとに別モンスターと認識されてしまう。

 



いよいよ冒険の本番ということで戦闘も激化。LVが低いこともあり苦戦の連続。

 


エスターク
「進化の秘法」を編み出して最強生物へ進化した地獄の帝王。コイツを復活させて人間を根絶やしにするべく暗躍していたのがピサロ。
せっかく封印されていたのに「なに…やつだ……。我が眠り…さまたげる者は……。」と不完全な状態で復活。


天空装備を集めて天空の城へ。マスタードラゴンと謁見。
エスタークは封印できたのに「私でもデスピサロを止められない」とさじを投げる。そのわりになんだかとってもエラそう。しかも噂によると主人公の父親を殺した犯人らしい。

 


さり気なく中ボスとして登場する真の黒幕。
リメイク版ではピサロへの忠誠心が無い。なんのために人間を仕向けてロザリーを殺したのかよくわからない。

 


vs デスピサロ
LV30以下で挑んだ一回目は「はげしい炎」でボコボコに。息系の全体攻撃が極端に強い。

 


悔しいからミネアのフバーハを使わず真っ向勝負で倒してやろうと、はぐメタ狩りを3、4時間以上頑張ってLV20ぐらい上乗せ。
王家の墓B3Fで狩りやすいが、馬車が入れないのでベンチ組に経験値が入らないのが欠点。


リベンジは楽勝。ちょっとLV上げすぎた。魔族の王すら討ち倒す、在宅ワーカーのLV上げ力。

 

第6章

5章から分岐するifストーリー。ピサロを仲間にして真の黒幕と戦う。
「裏ダンジョン→ピサロ加入→ラスボス撃破」と短い。



裏ダンジョンはVIIを流用したつぎはぎ。
ここに限らず、本作のダンジョンはPS版の雑な3Dのせいかどこも自動生成のようで味気ない。全部が使い回しに見える。


モンスターはVIIの使い回し。場違いなビジュアルと特技で雰囲気が台無し。


LVを上げすぎたおかげで裏ダンジョンも難なく突破。せっかくLV上げたから真ボスもこのメンバーで倒すぜ。

 


一見、敵と和解するいい話なのだが、よく考えると腑に落ちない。

ピサロが主人公の故郷を滅ぼしたのはロザリーが死ぬ前。主人公にとっては宿敵。そんな奴を手助けするのは違和感ありすぎ。
また、仲間になったあとも「人間は愚か」という考えは変わらず、今までの悪事について同情するような理由も本人の反省も一切ない。

 


vs エビルプーリスト
5章で倒してから復活した真の黒幕。復活した理由や経緯の説明は一切無い。

ピサロ様は強制加入で加入時LV35。他キャラがLV50の今では器用貧乏。
ポテンシャルは最強。
・ステータスは勇者並
・呪文は攻撃、蘇生、回復までなんでもあり
・呪われた武具のデメリット無効化
・ピサロだけが使える特技「まじんぎり」「しんくうは」など
・裏ダンジョンボスを倒すたびにピサロ専用装備が貰える


フリーザみたいな色から一変、最終形態はドス黒い。
息攻撃は終盤の大技「全ての魔力を解き放った」より強力。フバーハが無いとこれをまともに毎ターン受けるハメになる。
補助魔法使うヒマがないので攻撃は主人公のギガソードだけ。カジノで「まほうのせいすい」を買い込んで連発。なんとか撃破。
ルカニ・バイキルト使わないならブライ入れる意味ない。素直にミネア使えばよかった。

 


クリア後、何のお咎めも無くロザリーと静かに暮らすピサロ。


エンディングのシンシアが幻想ならまるで救われない。悪事の限りを尽くしたピサロが得しただけ。

 

まとめ

オムニバス形式は「最初から最後まで美味しいとこ取り」と感じるか「全体的に薄い」と感じるかで評価分かれる。

自分としてはキャラがだんだん強くなるのがRPGの喜びなので、章が変わるたびに主人公がLV1になってしまうのがツラい。章の主人公に感情移入した頃に入れ替わるのでまた気持ちを盛り上げるのも大変。
5章でキャラが集まるまでは楽しいけどそこがピーク。後はストーリーに盛り上がりどころがない。転職、モンスター集めなどやり込み要素もない。

リメイク版は「めいれいさせろ」によってAI戦闘という目玉システムが形骸化。
追加された6章の展開は納得感がない。

とはいえ、大きく見ればいつも通り安心して遊べるドラクエ。
縛りがある分、前作のように最初から途方に暮れるということはない。難易度も低めで遊びやすい。

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-★★★★☆, RPG, PS1

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