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アクション PS1 アドベンチャー

バイオハザード2【評価/攻略】複数シナリオ、方向性の変化で新たな魅力を打ち出した名作

投稿日:2019-01-14 更新日:





「バイオハザード RE:2」発売前ということで。
今回プレイしたのは難易度・オマケ要素を追加した廉価版「デュアルショックVer.」。

新主人公を襲う新たな恐怖


固定カメラ&ラジコン操作でゾンビが徘徊するエリアを探索するホラーアクションアドベンチャーの第二作。
国内売上215万本以上、全世界約500万本。1位「5」、2位「6」に次ぐシリーズ歴代3位の大ヒット作。

初代:【バイオハザード】
バイオシリーズ:【シリーズ別リンク】

第一作の思わぬ大ヒットを受けて急遽続編の製作を開始。通称「BIOHAZARD 1.5」は完成寸前までいったがクオリティの問題でボツとなった。プロデューサーの三上真司氏は辞表を用意して開発中止を訴えたという。
その後キャラや舞台のほぼ全てを作り直し、前作から約2年で発売。

1.5のゲームエンジンを流用:【鬼武者】

あらすじ


ラクーンシティの郊外で起きた連続猟奇殺人事件「洋館事件」(前作)は、ラクーン市警所属の特殊部隊S.T.A.R.S.の投入によって解決。
しかし何者かの圧力により詳細が公表されることはなかった。

それから2ヶ月後、
舞台はアメリカ中西部の広大な森林地帯に囲まれた小さな地方都市「ラクーンシティー」。一社の大手薬品企業に支えられた静かな街。


ラクーンシティに向かう途中、ゾンビから逃げる過程で偶然出会うレオンとクレア。


車で警察署へ向かうが車内に潜んでいたゾンビに襲われて車は大破炎上。
離れ離れになった2人は警察署で合流、生存者を探しながら街からの脱出を試みる。


シナリオ・設定は突っ込みどころが多い。
ラクーンシティは本編開始の数日前から既に壊滅的状況。にも関わらず両主人公はその事を知らない。

レオン・S・ケネディー


ラクーン市警に新しく配属が決まった21歳の新人警察官。

恋人とのケンカが原因で酔いつぶれ、配属初日に大遅刻。ラクーンシティーに向けてハイウェイをひた走るが市警察からは何の連絡も無く、こちらから連絡してもつながらない。新人に対するジョークか何かと思いながら「まあいい」と呑気。

身長178cm、体重70.2kgとアメリカの警察官にしては小柄。
顔は「4」のイメージとだいぶ違う。この顔で大遅刻されたらイラっとするかも。



数日前から街が大混乱なのに新人歓迎会の準備。


レオン専用のショットガン、マグナムともに強力。前半にハンドガンを使い切って、後はザコにショットガン、強敵にマグナムの使い分けで火力に余裕がある。
さらに専用カスタムパーツで武器を強化可能。ハンドガンは3連バースト追加、ショットガン・マグナムは威力アップ(反動も増える)。


経験は浅いが、いざというときのサバイバル能力が高い。
強化ショットガンの反動で大きくのけぞる辺りは新人らしいぎこちなさ。これが本作から6年後、訓練を積んで超絶イケメンの凄腕ホワイトハウス直属エージェントになる男だと思うと感慨深い。


両主人公ともに、バイオシリーズではいつの時代も邪魔なパートナーNPCが登場。自分で操作する場面もある。
レオンのパートナーである謎の美女、エイダは並のゾンビ程度なら軽く蹴散らす戦闘力を持つ。



どこまでが本音なんだこの女。

クレア・レッドフィールド


音信の途絶えた兄、クリスの消息を追う19歳の女子大生。
両親はすでに亡くなっており、クリスからの仕送りで生活。ボーイフレンドは多いが付き合っている人はいないらしい。
身長169cm、体重52.4kg。こちらは一般の女性にしては大柄でスレンダー。


ラクーン市警に身を置く兄からの連絡がなくなって2ヶ月。兄の身に何が起こったのか? と胸騒ぎを感じながらラクーンシティーを目指してバイクを飛ばす。女子大生の1人旅なのにこの服装。


序盤、早くもクリスがヨーロッパへ出発した後だったことを知る。


クリスは妹を巻き込みたくないから連絡しなかったのだが、結果的に最も酷い形で巻き込んでしまった。


一般人ながら重火器を使いこなす。
護身としてクリスの教えを受けていたらしいが、グレランやプラスチック爆弾まで使いこなすスキルは護身の域をはるかに超えてる。
体術もマスターしており後に主役を務める「コードベロニカ」ではスパイ映画ばりのぶっ飛んだアクションを披露。
キーピックもできる。前作のジルといい、アメリカでは女子のたしなみなのか?


ボウガンが使いづらいので主力はハンドガンとグレネードランチャー。
ハンドガンはレオンより装弾数が少ない。
グレランは万能武器。拡散してザコをまとめて処理できるノーマル弾と、弾道が使いやすい火炎・硫酸弾の使い分け。中盤以降はグレランの弾薬だけ落ちてるから武器はこれ一本で事足りる。


こちらのパートナー、シェリーは完全に足手まとい。
12歳らしいもっさりふにゃふにゃ挙動。当然、戦闘力は皆無。
走るスピードが遅く、引き離すと座り込む。



シェリーの両親がクズすぎる。G化した父親はともかく母親も狂ってる。
そりゃ同じくクズ父を持つジェイクと意気投合するわ。


【バイオハザード6】

 

舞台は警察署+α


警察署は前作の洋館のようなホールを挟んで西・東に分かれた構造。右に左に、1階2階を行ったり来たりで謎を解いていく。


前作の洋館を舞台にした謎解きはそれなりに自然に見えたが、警察署の謎解きギミックは笑う。
一応「元美術館を署長の趣味で改装した」という設定で、仕掛けについては「署長が下水道を通じてアンブレラの施設に出入りしておりカモフラージュも兼ねている」らしい。
ただ署内にトイレが無いのは設計ミスというしかない。


署長の変人・狂人ぶりで無理な設定にも妙な説得力がある。


こんな奴が署長!?S.T.A.R.S.はこんな奴の下で働いてたのかよ。

 

数の恐怖


前作のようなゴシックホラーな雰囲気でジワジワくる恐怖ではなく、多数の敵に襲われる「数の恐怖」に方向性をシフト。


前作と比べて何かの間違いかと思うほどの数。ゲーム開始すぐゾンビの群れに囲まれてる。


方向性が変わったのは多くの敵を表示できるようになったという技術的な都合もある。
敵の同時出現数が増えたのでショットガンやグレランで多数の敵をなぎ倒せる。爽快感は前作から格段にアップ。単体と集団戦で武器を使い分ける面白味もある。



恐怖演出はお化け屋敷的なビックリ系がメイン。
壁やガラスが割れて敵が飛び込んでくるパターンが多いが、それぞれ凝った演出で毎回見ごたえがある。


モーフィングでリアルタイムにゾンビ化する警官。


形態ごとに凝った登場シーンで恐怖をあおるG。


ドーン!さっき倒したのに!


圧倒的なプレッシャーで迫る巨大ワニ。
実はボンベ食わせて一発。しかも表でボンベで倒すと裏に出てこない。


元が元だけにある意味史上最悪のクリーチャー「ラージ・ローチ」。
3匹以上に取り付かれる状態が続くと死亡する。


高速でモサモサとうごめく感じが絶妙にキモい巨大クモ。


リアルタイムムービーはよりドラマティックに。フルボイスでしっかり間をとる。
スキップ不可なので周回時はかなりダルい。

ゲームバランス

前作は2人の主人公(ジル、クリス)の体力・アイテム枠が異なるが、本作では同じ。個別の攻略ルート・専用武器で差別化。

難易度は前作より低めで遊びやすい。
敵の数は多いが攻撃力は低い。噛みつきは攻撃範囲が狭くなり捕まっても簡単に振りほどける。振りほどきが強力で、周りのザコを複数巻き込んで倒せるため囲まれても打破しやすい。
前作で幾多のプレイヤーを凍りつかせたハンターの首刈り攻撃のような即死攻撃も無い。リッカーのジャンプひっかきは回避しづらい大ダメージ攻撃だが、こちらの体力が少ないほどダメージが下がる補正つき。


HPに応じた移動モーション変化を追加。
ダメージが重なるとお腹を抱え、瀕死では足を引きずる。見た目だけでなく移動速度が低下(体力6割以下で90%、15%以下で50%)。
メニューを開かなくてもHPの減り具合が解る。被ダメージも低めなので前作のように体力を見るヒマもなく終わることはない。また移動速度の関係でこまめに回復するメリットが生まれた。


戦闘機会が多いのでアイテム管理は前作より悩まされる。
敵の数が多く中ボスに相当する強敵もいるので弾薬が尽きがち。回復アイテムは前作より少ない。


「ゲーム開始すぐ弾も沢山あるし敵が多いから撃ちまくるゲームだと思って調子に乗って全員倒す→警察署に入るとゾンビ数そのままで弾が少ない→弾を使い果たすが避けスキルが無いので掴まれまくり、ありったけのハーブでなんとか地下水路まで進む→この先しばらくグリーンハーブが無いので犬、クモ、リッカー、中ボスの攻撃を耐えきれず力尽きる」
慣れないうちはだいたいこのパターンで終わる。

この場所はもう来ないからゾンビは倒さずスルー、緑ハーブは赤と合わせて効率的に回復、避けるのが難しい場所はグレランで一網打尽に、とか勝手がわかるとだんだん余裕が出てくる。
最終的には弾・回復ともにたんまり余るので全体のバランスはヌルい。レオン裏なんてマグナム50発ぐらい余る。

 

表・裏シナリオ

「表・裏」2種類、主人公別に「レオン表」「レオン裏」「クレア表」「クレア裏」の4種類のシナリオ・攻略ルート。
表をクリアするともう一方のキャラの裏シナリオがプレイ可能。

ストーリーは2通り。「レオン表・クレア裏」と「クレア表・レオン裏」が共通。
バルブを使った屋上の消化やルビー2つはめ込む仕掛けなどを同じストーリー中で2回やってるのはたぶん気のせい。


一周では攻略できないエリアがあり、そこをもう一方が攻略する構成。
「もう一方のキャラはそのとき何をしていたのか」という視点を導入した当時としては画期的なシステム。主人公2人がパラレルストーリーとなる前作から大きく飛躍。


どちらかというと「クレア表・レオン裏」が正史っぽい。もう一方は話の流れがどうも不自然。


表裏で攻略ルート・敵・アイテム配置が大きく異なる。
クリア後に選べる裏の方が当然難しい。警察署に入ってすぐリッカー2体に襲われて表とはわけが違うことを思い知らされる。


裏で繰り返し出てくるタイラント。登場演出が毎回凝ってる。
幸い機動力・耐久力は低いので下がりながら撃ち込めば難なく倒せるし弾が貰えるのでアイテムはプラス収支。


問題はGの方。G第1 、3形態が硬いのなんのって。
第1形態なんてサブマシをいくら撃ち続けても倒せないから不死身かと思った。第3形態もマグナム何発撃ち込めば倒せるんだと。


裏の最後には列車を飲み込む化物と化した第5形態が登場。

ザッピングシステム


表シナリオの行動が対応した裏シナリオに影響するシステム。

本格的に導入するのは難しかったようで、申し訳程度の要素にとどまってる。
サブマシンガン・サイドポーチの選択、ワニがいる・いないぐらいの違い。
ザッピングポイントは殆ど寄り道イベントで絡みも薄い。シナリオに絡むことはほぼ無い。


サブマシは弾も多くて優秀な武器だが、ザコはハンドガン、集団・ボス戦は他の武器を使えば良いので出番が無い。あとSEがうるさい。
一方、ポーチのアイテム2枠追加はデカい。特にタイムを狙う場合は必須といえる。表でどちらもポーチを選んでしまったため裏で苦労するハメになった。

 

おまけ


「期待のニューフェイス」
ウェスカーの机を50回調べると手に入るレベッカの写真。


「MOディスク」
前作にも出てきたのでバイオ世界の独自規格かと思ったらそんなことはなく、CD-R以前に普及した最初の光磁気ディスクメディア。
CDやDVDと比べて耐久性が高いので日本国内では企業や官公庁を中心に普及したらしい。


「ブラッドゾンビ」
ブラッド、お前・・・前作で仲間を置いてけぼりにして慎重に立ち回ったあげく結局ゾンビ化しちまったのかよ。
前作の生き残りであるS.T.A.R.S.隊員ブラッドがゾンビとして登場。
ゲーム開始から警察署にたどり着くまでアイテムを1つも取らないで進むと警察署正面玄関の吹き抜け通路に出現。めちゃ硬い。

倒すと「スペシャルキー」入手。写真暗室のロッカーで使うとコスチュームチェンジ可能。


着替えるとレオンはハンドガンの構えが変わって連射速度アップ、クレアはハンドガン「コルトS.A.A」が手に入る。実用性の面でも挑む価値はある。


「無限武器」
条件:
・無限ロケットランチャー:2時間30分以内にクリア
・無限サブマシンガン:裏を救急スプレーを使わずにAランク以上
・無限ガトリングガン:裏をノーセーブでAランク以上

オマケ武器は1度でも使うとランクが1つ下がる。
実は隠しコマンドでどの武器も無限化可能:ステータス画面で「上上下下・左右左右・構え」(戻すときも同様)。


「The 4th Survivor」条件:裏をSランククリア
本編とは全く異なる敵配置と攻略ルートを進むオマケゲーム。予定ポイントまで辿り着けばクリア。

どんな過酷な任務でも必ず生還するため「死神」の異名を持つアンブレラ特殊工作部隊隊員「ハンク」を操作する。
ハンクが「4人目の生存者」であることは公式設定。後の作品でもマーセナリーズやレイドモードにゲストキャラとして登場する。


「The 豆腐 Survivor」
条件:「表→裏」を3巡以上クリア&The 4th Survivor出現済み

「The 4th Survivor」と同じ内容だが、操作するのは豆腐のような謎キャラ。本名、年齢等の情報、本作との関係は一切不明。
HPはレオン・クレアの1.5倍だが所持アイテムはナイフと少量の回復アイテムだけ。
最初は豆腐のような白色だがダメージを受ける程に身体が赤くなり、毒を受けると紫色に変化。
操作中は違和感がありすぎる関西弁を喋る。被弾したときの「なにすんねん」「なんやねん」がウルサイ。

実はデバッグ作業用キャラ。前後を見分けるために正面にくぼみが入ってる。

 

おわりに


複数シナリオによるボリュームアップ、新キャラ、方向性の変化でマンネリを防ぎつつ新たな魅力を打ち出した。
ザッピングシステムは中途半端だが4シナリオの攻略ルートが異なるのでつい周回したくなる。不朽の名作。

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