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PC アクション RPG PS3 ★★★☆☆

【スリーピングドッグス】攻略/感想/評価:GTAのような大作はお腹いっぱいという人にオススメのB級グルメ

投稿日:2018-01-11 更新日:




タイトルがウォッチドッグスと紛らわしい。

プレイしたのはSteam版「Sleeping Dogs: Definitive Edition」。DLC全部入りの完全版。しかし通常版と違い日本語化できない。スクエニ許すまじ。
まあ「おま国」ではよくあることなので気にしない。英語でも雰囲気はわかる。

スリーピングドッグスとは

典型的なオープンワールド+バットマンっぽい格闘+α。珍しくアジアが舞台というのが最大の特徴。

舞台は香港


本作の舞台は香港。正式名称「中華人民共和国香港特別行政区」。

世界中の企業が集うアジアを代表する国際都市。人口700万人を超える。
ロンドン、ニューヨーク、シンガポール、東京と並び、世界的に重要な国際金融センターに格付けされる。

古くから貿易港として栄え、1842年にイギリスの植民地となり、1997年に中国に返還され「特別行政区」となった。(ちなみに1941~45年は日本領)

「特別行政区」は資本主義を維持し中国とは社会制度が異なる。(一国二制度)
中国本土との間には事実上の国境線があり、独立国に近い地位、高度な自治権を持つ。
中国政府は返還後50年(2046年まで)は内政に干渉しないと約束している。

面積は東京都の半分、しかも70%は山。世界有数の人口密集地域。スペース不足により建築物は世界で最も垂直に開発される。

公共交通機関の利用率90%以上(世界第1位)。一人当たりの所得は世界有数。教育レベルも高い。
反面、先進国有数の所得格差がある。本作はその格差をこれでもかと描いている。


繁華街。ゴミゴミして汚い。道路に無秩序に突き出た看板、コンクリートむき出しに鉄格子、景観を無視した室外機やパイプ。活気があるが、治安が悪くてモメ事が絶えない。


自宅。日本でいうと家賃1万円ぐらい?


ビジネス街。世界トップクラスの高層ビル群とランドマーク。人も車も品が良い。変な格好してるとジロジロ見られるのは気のせい?


自宅もこの通り。家賃いくらだろう。想像もできない。

 

ストーリー


主人公「ウェイ・シェン(Wei Shen)」はサンフランシスコ市警察、組織犯罪対策部、香港生まれの中国系アメリカ人。こう見えて28歳。
トライアド(マフィア)の潜入捜査のため、構成員の一員になる。


構成員仲間への友情と刑事としての職務の板挟み。ウェイの葛藤が描かれる。

 

舞台以外は普通

メインミッションは「移動→モメ事→バトル→カーチェイス」と複数のアクションを盛り込んだ構成。後半は銃撃戦が加わる。
除々に要素が増えていくので、最初から最後までチュートリアルが続く感じ。毎回、儀式のようにオープンワールドおなじみの流れが繰り返されるので飽きる。

ハリボテ感

繁華街、ビジネス街、湾岸といった4つのエリアと、それをつなぐムダに長い道路。実際の街の広さは同系ゲームで最小クラス。
ちょっとしたショートカットつきの山道はNFSシリーズそっくり。


パルクールで市場、厨房、ビルなどを駆け回り「香港」の隅々まで堪能。


屋外はだいたいビニールシートが順路。高い場所から飛び降りるときはダッシュボタン連打で受け身。



建物、人通り、交通量が多くて最初は楽しい。しかし景色がどこも変わり映えしないので飽きるのは早い。
密度は高いけどハリボテ感が凄い。ミッション以外で入れる建物はほぼ無い。


メインミッションでは色んな場所に行ける。


このディスコ、m-floの「come again」「miss you」っぽい好みの音楽が流れてた。画像で伝わらないのが残念。


屋台で食事。攻撃力や防御力が一時的に上がる。戦闘前は腹ごしらえして準備。
肉まん、焼き串、魚肉団子、漢方茶など、メニューが香港らしくて美味しそう。地域によってもメニューが変化する。

 

顔に飽きる


国際都市というわりに、いかにもアジア系の目の釣り上がった顔ばかり。顔に飽きる。


たまに白人がいるけどこっちもゴツい。

 

ドライブ


すべての車両を強盗できる。速い車に乗り継いでいく「強盗わらしべ長者」をやってるうちに目的地に着く。
速い車はF1みたいなスピード。バイクはどれも速い。
購入した車はパーキングからいつでも乗れる。キズだらけになっても出し直せば新品に戻る。

サイドブレーキでドリフトできるけど、普通にブレーキで曲がった方が速いような気がする。
カメラワークが悪い。特にバック中、カメラが引いてくれないのは困る。

ナビが使いづらい。目的地までのルートが表示されるが、「公道を正しく進んだ場合のルート」なので場所によっては大きく迂回する。逆走とかショートカットするとその都度ルートが切り替わるので混乱。

■警官
ミニマップの青アイコン。歩いている警官は人型、パトカーは星マーク。
感知範囲(円で表示)で犯罪っぽいことをすると追跡される。逃げ切るまでミッション開始できずナビも使えないので面倒。捕まると近くの警察署まで連れて行かれて罰金。
歩道に乗り上げるとか逆走ぐらいは見逃してくれる。犯罪になるラインがわからん。


真っすぐ逃げてもすぐ追いつかれるが、パトカーは切り返しが下手。急にUターン、路地裏に入る、分かれ道でフェイントをかけるのが有効。
パトカーは橋から飛び降りたり、壁や柵を乗り越えたりしないので強引にショートカットするのも◯。いったん車降りて警察をパトカーから降ろす→すぐ車乗って逃げる、みたいな小技を使ったり。
いっそぶっ壊した方が早いかも。


面倒くさい時はタクシーで瞬間移動。ファストトラベルのかわりになっておりミッション開始地点にも直接運んでくれるので便利。目的地を指定できなくても、近くまでワープしてそのタクシーを奪って乗っていけば一石二鳥。
しかしよく走ってるとはいえつかまえるのが面倒。電話で呼びたかった。

 

一癖あるシステム

オープンワールドといえばGTAのような味気ない戦闘だが、本作は一味違う。
「シネマティック・コンバット」と呼ばれる本作のアクションは映画のワンシーンのような動きを簡単操作で実現。流れるような格闘戦、派手なドンパチ、命がいくつあっても足りないカーチェイスを繰り広げる。

格闘

「打撃、掴み、カウンター」がワンボタン。簡単操作で攻撃をリズム良く繋ぐ。状況によって同じ操作でも細かく技が変わり、モーションパターンが多い。

バットマンアーカムシリーズの派生といえるが、本家と比べると出来は数段落ちる。
関連記事→バットマン アーカムシティ


敵が硬く、リアクションやSEが軽い。攻撃しても効いてる気がしないので爽快感がない。
被ダメージが異様に大きい。体格の良い奴(デブ)の投げ→追撃で半分減る。囲まれるとすぐ終わる。
敵の攻撃が早く、モーションが見切りづらい。しかも攻撃中スーパーアーマー。
こちらから攻撃してもガードされるし、つかみは武器持ちとデブに返される。
デブの掴み2択は返してもテンポ悪いし食らうと大ダメージ。前蹴りもリーチ・誘導が強すぎる。

そのため積極的に動けない。バットマンのように「攻撃しながら華麗にカウンター」なんてやってる場合じゃない。「カウンターから2~3発→カウンター」の繰り返しが安定。


コンボをつなぐと画面が黄色味がかったハイパーモード(?)になる。体力が回復する以外、特に恩恵を感じない。
酔拳みたいな服着たら酔拳モーションになった。

服は「近接攻撃ダメージ+5%」など安いわりに効果が大きい。デモに反映されるので気持ちのノリも違う。


敵をつかむとシャッター、排気口、木箱などのオブジェクトが赤く光る。そこにひきずっていくと「フリースタイルフィニッシュ」が使える。




その場のオブジェクトを活かした様々なフィニッシュがある。ここではお見せできないようなグロ系も。敵をつかんだら周りを見渡す。


オブジェクトを飛び越えながら攻撃すると特殊蹴りが出せる。これが超威力。一撃で倒せる。敵が硬くて面倒、終盤キツいときは棚がないか見回す。


道場に通うと技が増える。全ての技を会得するには、様々なところに隠されている「十二支の置物」が必要。


街中にある「体力のやしろ」でお祈り。5回につき体力上限10%アップ。

 

銃撃戦

4~5種類しかないので銃好きには物足りない。香港の法律に合わせて銃器の販売は無い。銃火器はパワーアップアイテム扱いなのでストックできず、没収される。


最大の特徴はカバーアクション。香港アクション映画の面白さを表現したシステム。
カバーから飛び出して構えるとスローになる。その間に敵を倒すほど効果が伸びる。同じ棚を行ったり来たりするだけでスローになるのは納得いかないが、楽しいからOK。スロー中のエイムが難しいので無双というわけでもない。


格闘よりさらに被ダメが大きく、気を抜くと一瞬で終わる。体力半分まで自動回復するので、焦らず隠れてじっくり倒していく。

 

カーチェイス

移動、追跡、逃走など、ミッション中必ずといっていいほど車に乗る。


迫力のカースタント、カーチェイス。
敵の車への体当たり、銃撃、飛び移りて車を奪い取る大技が可能。
運転しながらそんな複数の操作できるわけないだろ!と思うけど、スローになるので意外と簡単。


タイヤを撃つと弾けとんで大爆発。爽快だが銃撃戦カーチェイスの難易度だけずば抜けて高いので楽しむヒマがない。
自車が脆すぎ。なんかに乗り上げて横転→ゲームオーバー、もたついて撃ち込まれる→〃、撃ち漏らして囲まれる→〃。
元々ボロ車に乗ってきた場合、リスタートして新車に戻すと良い。


海でも追いかけっこ。撃ち合いもある。

 

ミニゲーム


突然何の説明もなく始まるのがツラい。
カラオケ失敗 →ゲームオーバー。意味がわからないからモタモタ →〃。ちょっと前からリスタートするのが絶妙に腹立つ。


カラオケは「龍が如く」に比べると簡素だが、どこかで聞いたことがある名曲揃い。アナログ一本で操作するのでけっこうムズい。

 

まとめ

丁寧な作りとコンパクトな内容。GTAのような大作はお腹いっぱいという人にオススメのB級グルメ。
内容は典型的なオープンワールドなので、そのジャンル自体に飽きちゃってる人はダメかも。

レースや道場、サブミッションをこなしてキャラを育成したり、服や車を集めるのが楽しい。
しかしマップに飽きるのでクリアすると驚くほど急激に冷める。リプレイ性は低い。

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-PC, アクション, RPG, PS3, ★★★☆☆

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