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【GOD OF WAR III Remastered】攻略/感想/評価:「よくぞヘリオスの頭をもぎとりましたね」プレイヤーの倫理観をぶち壊すクレイトスさんの復讐劇

投稿日:2018-01-21 更新日:




久しぶりにプレイ。はたしてPS3で体験した感動はよみがえるのか。

GOD OF WAR IIIとは

ギリシャ神話


モチーフはギリシャ神話。ゼウス、ポセイドン、ハデスなど神話の神々が登場。みんな個性的な性格でキャラが立ってる。


ハッタリの効いた美術が見所。



ボス以外も神話っぽい敵が登場。
蛇と獅子と山羊の頭を持つキマイラ、1つ目の巨人サイクロプス、牛頭人身のミノタウロス。生々しいウロコがキモいゴルゴン、青銅の巨人タロスなど。それぞれCSアタック(QTE)による個性的なフィニッシュムーブが用意されている。

復讐の鬼、クレイトスさん

「主人公はなんだかんだで正しい」という暗黙の了解は通用しない。プレイヤーの倫理、道徳観をぶち壊す。


個人的な恨みで神を倒すたび世界が崩壊していく。


ポセイドンの目を押し込んで海面上昇、ハデスの魂を抜き取って死者の魂が放たれ、ヘリオスの頭をもぎとって太陽が厚い雲に覆われ、ヘルメスの足をぶった斬って無数のハエが疫病をバラまき、ヘラの首をポキって植物が枯れ果て、最後はゼウスを倒してもうメチャクチャ。

あまりの出来事に人間はただ嘆き悲しむだけ。人がゴミのようだ。

何がおきてもクレイトスさんはブレない。復讐劇が止まらない。
神を殺した罪悪感に苦しむとか、やっぱり復讐をやめるとか、そういうダルい展開はない。そのため10時間以内にクリアできるボリュームだが内容は濃密。


最初は威厳たっぷりに登場するハデス。


肉片をもぎ取られ、最後は痛々しいまでにボロボロ。頭蓋骨出ちゃってる。


ヘラクレスはクレイトスへの嫉妬に狂う脳筋として描かれている。ギリシャ神話最大の英雄もクレイトスさんの前ではこの有様。自慢のカエストスを奪われ、顔の原型がなくなるまで殴られる。



人間、女、タイタン族にも容赦なし。一時共闘する奴もいるけど、結局クレイトスさんのせいで全員あの世行き。

神を倒すたびアテナが褒めてくれる。
「よくぞヘリオスの頭をもぎとりましたねと言われたときはさすがに引いた。


ちょっと、なんなのよこの○ボタン表示は。いったい何が起きるのよ。


えっ、えっ、何やってんの?L3+R3押し込み?まさか・・・。


復讐の行きつく先は皆殺しか、それとも・・・。

 

ゲーム史に残る作品


PS4リマスター版は1080p/60fps。(PS3版は40fpsぐらいに下がることがある)
元々、PS3最高レベルのグラフィックなのでリマスターの変化は感じない。

久しぶりにプレイすると、当時のような衝撃と感動はない。
というのも、本作発売の2010年以降に発売されたゲームと共通する部分が多いのでマンネリ。「この仕掛け~で見たなー」「このアクション、~っぽいなー」みたいな。

逆にいえば、それほど本作が後のゲームに与えた影響が大きいということ。やはりバットマンアーカム、GOWシリーズは偉大。


謎解きは簡単。怪しいところを順番に調べるだけ。
自分のようにデビルメイクライ序盤で投げ出しそうになる人にもオススメ。

謎解きがない最新作→【DmC Devil May Cry】


古代ギリシャの音ゲー。ボタン表示がシュール。


空を飛ぶときはデフォルトが上下リバースなのでオプションで変えるとラクになる。


神々の喋り方ということで、独特な日本語吹き替え。話し方が時代劇っぽくて大げさ。
「ゼウスの尻から出たハエを潰すほどヒマではないのだ!」とかイチイチ回りくどいのが面白い。


名言「そこらあたりにおるのだろう」。マヌケすぎて何度聞いても笑える。


ケンタウロスのはらわたを引きずり出したり、サイクロプスの目玉を引き抜いたり。内臓をしっかり描写しているところはさすが洋ゲー。

グロすぎて逆にグロくない。
グラップラー刃牙で花山の顔が爆発したり、烈海王が真っ二つになってもグロく見えないのと同じ現象。


とったどー!

圧倒的スケール感


スケールが大きすぎてカメラがこれでもかというぐらい引く。クレイトスさんはどこ?


最初からクライマックス!足場が天地逆になったりとめまぐるしく状況が変化。
圧倒的スケールの舞台でキャラが自分の操作で動く、シンプルな感動がそこにある。

ただ本作のピークはポセイドン~ハデス。後半になるほど地味になり同じ事の繰り返し。それでもプレイを続けるだけの面白さはあるが。


馬頭とカニ足を持つ怪物「リヴァイアサン」と闘う500mを超える巨人ガイア。その巨大なパワーのぶつかり合いに参加する2m弱のオッサン。
いくら「ブレイズ・オブ・アテナ」を頑張って振り回しても勝ち目がない。


かと思いきや一番ヤバいのはこのオッサン。

戦闘はイマイチ



久しぶりにプレイするとノーマルでも難しく感じた。
最初のポセイドンからミノタウロス×2、終盤のザコラッシュ、ケルベロスがツラい。

ザコからボスまでどいつもコイツも硬すぎる。手応えのなさと相まって、いったい何回攻撃すれば倒せるのかと気が遠くなる。

大勢に囲まれることが多いが、バットマンのように予兆マークが出ないしモーションが早いので見切りにくい。
1、2発攻撃しただけでアーマーで割り込まれる。難易度が上がる後半ほどちょっと攻撃して逃げる、というチマチマした動きになる。


ポセイドン(リヴァイアサン)は最初のボスなのに強敵。
モーション、攻撃範囲が大迫力すぎ。見た目に違わぬ大ダメージ。なんだかよくわからないうちに死ぬ。


メイン武器4つ中3つは鎖鎌系で大差ない性能。どれも「シャリシャリシャリ」と振り回すだけでヒット音・エフェクト・リアクションが薄い。
気持ちいいのは「ゴリゴリ、ドスドス」と鈍い手応えがあるカエストスだけ。

ステップの隙が大きいので動きが重い(「ネメシスの鞭」以外)。


魔法(R2)も見た目が違うだけ。どれも無敵&広範囲という性質は同じ。


一方、個性的な道具の数々。使いどころが少ないのが残念。

QTE

悪名高いQTE。本作は凝った演出として上手く使っている。
しかし他のゲームが低いクオリティで取り入れたことで、近年のゲームにおける悪しき伝統になってしまった。典型的なのがバイオ6。

突然死ぬQTE→【バイオハザード6】


ボスへのとどめは必ずCSアタック(QTE)。ザコ敵もこれでトドメをさすとボーナスのオーブが出る。


○やLR連打、レバガチャのような力技は疲れる。


表示位置がボタン位置と合わせてある。慣れたら位置を見るだけで判断できる仕様だが、表示されてることすら気づかないことも。

 

まとめ

GOWの思い出

数年前、彼女にムリヤリ貸した。
白塗りのオッサンがパッケージの、いかにも洋ゲー臭いゲームを全く受け付けなかったが、「ダマされたと思って一回やってみ!」としつこく勧めてなんとか持って帰ってもらった。

その日のうちに「なんかアナログ押し込みで目を潰したよー恐いよー」みたいなメールが送られてきた。やっぱりダメなのか・・・と思った次の日、「ハデスめっちゃ良いわー。凄い作り込みだよねー」と気に入った様子。

それ以降、彼女のゲームにおけるクオリティの基準はGOW3になった。
和ゲーをやると「やっぱGOWに比べてペラペラだよねー」と違いを語り、ジャンプ滞空できるゲームを見るたび「これイカロスグライドじゃない?」と反応。あとガイアのモノマネがけっこう似てる。

駄作と言われてる「ゴッドオブウォーアセンション」を自分で買って「ほんまにカメラ引きすぎやでー」と文句言いながらクリア。

それほどの影響力を持つ、「違いのわかる人」になれる作品。

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-アクション, ★★★★☆, PS4, PS3

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