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最新ゲームからレトロゲーまで 攻略/レビュー/プレイ日記

★★★★☆ PS3 対戦格闘

ソウルキャリバーⅤ

投稿日:2014-07-24 更新日:

たしかにオフラインはクソゲーと言われて当然。
しかし良い対戦ツールなのは間違いない。

対戦ツールとして

キャリバーという貴重な存在

現役の「武器を使った3D格ゲ」として貴重な存在。
3D格ゲはキャラ個性を潰す方向に進んでいる。共通システムで競い合った方がガチで対戦する人は都合が良いのかもしれない。
バーチャのしゃがパン合戦、鉄拳のスカ合戦のようにどのキャラを使っても絵ズラが代わり映えしない。カスタムして見た目まで変えてしまうともう誰が誰だかわからない。
その点、キャリバーはそれぞれ武器が異なりそれに応じた動きをする。全員が鷹嵐以上の個性を持っている。
ゲーム性でいえばキャリバーも結局、つまるところ「スカ、中段、投げ」である。
しかしリーチが全く違う武器の距離戦、キャラごとに全く違うモーションの見切り合戦がある。
そして連携派生、確反なし、上段回避、ガード不能、というようにクセのある技を装備している。
これによって共通システムだけではない、そのキャラならではの個性が生まれる。
反面、キャラの個性が強いので「わからん殺し」されやすい。攻めが強ければ当然、守るときはツラい。

システム改変

キャラはシンプルにシステムは複雑になった。キャラ個性を強化するシステムなので、システムが強くなったわけではなくむしろその逆。
「技削除」
3D格ゲはまず技リスト見てゲンナリする。何をどう使えば良いかわからないし、色々使おうとして全部中途半端になる。
多くの技を自由に引き出せるほどやり込む人は少数派。それなら最初から使える技に絞り込んだ方が多くの人が楽しめる、と開発者は考えた。
かつて鉄拳タッグ2を対戦する前に売ってしまった僕のように、ゲームの楽しい部分を味わう前に売られてしまっては、ただでさえ少ない格ゲプレイヤーは減少していく。技の削除は英断だと思う。

「システム追加」
2D格ゲのようなEX技と超必が追加された。
超必には暗転演出があるが、なんとかテンポが悪くならない程度に収まっている。
EX技(ブレイブエッジ、略してBE)は不利を誤魔化したり、コンボを伸ばしたりと自由度があって面白い。
超必(クリティカルエッジ、略してCE)はキャラごとに個性があり、使い所を考えるのが面白い。
通常技にも「ファスト」「ジャスト」という鉄拳でいう最風のようなシステムが追加。

「ガードインパクトのゲージ消費」
これによってキャリバーの存在価値の一つが失われたが、僕はガードインパクトを駆使するほど上手くないのでむしろインプルになって助かった。しかし新たに「ジャストガード」が導入されているので結局は難しくなっただけかもしれない。

「移動」
ステップに加えてクイックムーブが導入されたことでややこしくなっている。
3からの傾向だが、横に強い縦斬りが多いのでキャリバーの代名詞である8wayラン自体が弱体化している。「避け」の本家本元なのにバーチャより避けないゲームなっている。
バーチャのステップ入力は前後はレバー2回で横は1回なのに、キャリバーは前後1回で横2回。これもややこしい。バクステしたつもりがステップキャンセルになって全然移動しない上に無防備なんてことになる。この辺の操作系は3D格ゲで統一してもらいたい。こういう些細なことが新規が入りにくい要因になっていると思う。

キャリバー続編として

一人用モード

ドリームキャストで出た初代、3の充実ぶりを経験した人なら唖然とする。
アー ケードモードは字幕すらないただのランダム対戦。なぜかループ可能で、これでは実質サバイバルモードである。レジェンダリーとクイックバトルがわざわざ別 のモードになっており水増し感が凄い。これに加えて紙芝居を見ながら使いたくもないキャラを強制使用する前代未聞のストーリーモード。オフラインモードは 悪い意味で近年稀にみる出来。

キャラクリ

顔パーツに幅がなく、装備は体系に合わない。装飾がペラペラテクスチャだったり、装備品が干渉すると鞘がマントを突き抜けたりとアラが目立つ。既存キャラもバーチャや鉄拳などと違い汎用パーツしかないのでオリジナル同様ダサい仕上がり。
課金パックもどーでもいいようなパーツばかり。レジェンダリーに出てくるCPU専用コスなら1体500円出すんだけど。

キャラ入れ替え

今までのキャラへの愛着も大事。しかし問題は別のところにある。

・「消えたサザラメール」
見た目も派手だし良いキャラだったのに。大鎌キャラが消えた。

・「αパトロクロス」
雪華という傘が特徴的なキャラをわざわざ削り、剣になったことで流派の個性が無くなった。

・「ピュラΩ」
技がほとんどかぶってる。リュウと殺意リュウみたいなもの。

・「木人キャラ×3」
エッジマスター、エリュシオンまでは許す。だがキリク、てめぇはダメだ。

・「ダンピエール」
課金でキャラ解放は個人的にアウト。しかもこんなキャラ。いや逆にこんなキャラだから許されるのか。

・「エッツィオ」
恒例のゲスト枠。もっと個性があるキャラはいなかったのか。

・「流派だけのデビル仁」
ゲスト参戦させるならこっちだろ。

その他のメンツも怪しい。
スタンド使いで最弱と名高いツヴァイ、世界中で使い手が数人といわれる(ほど魅力が無い?)アイオーン、もはや武器を持っていない上に大会禁止になるほど強いヴィオラ、意味もビジュアルもよくわからないアルゴル。

コンパチキャラは伝統、キャラは個人の好み、キャラ差はキャラ個性と引き換えといえる。武器を持っていないキャラもマンネリ打破には必要かもしれない。
しかし木人キャラで水増し、課金キャラをまぎれ込ませ、既存流派を潰すとはやってくれるじゃないか。

 

バンナムに問題あり?

グラフィックはエフェクトに多少やりすぎ感があるがシリーズ伝統の美しさ。
しかし背景はコンパチで水増ししており、一つ一つは場面転換があり凝っているが種類とバリエーションは少ない。総じて、開発リソースの限界を感じる。

一人用なんて作る金も人も全く足りないが、肝心の対戦ツールとしてはなんとか作り込んだ。という開発者の努力というか苦悩がひしひしと伝わってくる。
しかし売り上げは前作の3分の1、評価もオフラインモードのせいで散々なことを知っているのでなんだか悲しい気持ちになる。

「尻―ズ最高傑作」などの販売戦略も良くない。
元々少ないターゲット層をさらに絞り込んでいる。定価が8600円というのも凄い。いろんな2D格ゲ、鉄拳、DOA、バーチャが無料~1500円でプレイできる時代に定価で買う人はまずいない。

その点ジョジョは上手い。キャリバーと同じように定価8300円、オフラインはスカスカ(課金システム搭載)、さらに対戦ツールとしてもアラだらけにも関わらず、期待値を半ば詐欺的に上げに上げて売り逃げ。

買うまで出来の悪さに気づかせず、噂が広まるまでに勝負を決めるという見事さ。結果、評価は同じく底辺でも売り上げは雲泥の差。
リソースで量的に絶対勝てない海外ゲームにクオリティで差をつけられ、国産ゲームはどんな形でも売れたら勝ちという時代。

販売側から見ればジョジョは成功、キャリバー5は失敗ということになる。

バンナムは今やクソゲー量産企業として名高いが、利益を出しているんだから一般的には優良企業。だからスパロボ、ガンダム、ドラゴンボール、などの版権モノを食い荒らし、自業自得で売れなくなったブランドを潰している。

先日、鉄拳7が発表されたがキャリバー続編の噂は一切ない。それどころか最新作は無料の一人用ゲームという落ちぶれっぷり。
また一つ、貴重なブランドが潰された。

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-★★★★☆, PS3, 対戦格闘

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