ヤギゲームブログ

30代自称在宅イラストレーター男がちょっと深掘りして紹介したい最新ゲーム&思い出のレトロゲーム

アクション PS4

Bloodborne【レビュー/評価】これはクリアできないかもしれない…と思ったけど続けた結果、やっぱりダメだった

投稿日:






「Bloodborne」、通称ブラボ。

ソウルシリーズの初作「デモンズソウル」と同じ、SCEとフロムの宮崎チームによる共同開発。
PS4本体発売の約1年半後、2015/3/24発売。

ダークソウルでおなじみフロムソフトウェアが送り出した、新たな死にゲーです。

2年前、ブラボはダクソの数倍難しいというウワサを聞いてたので、ビビりながらプレイ。
しかし中盤ぐらいで心折れてそのまま積んでいました。
難しいというよりは、先に進んでいる実感がないので途中で萎えてしまった印象です。

今回、そのブラボに再び挑戦。
システムを何もかも忘れているので、ニューゲームで開始。

結論からいうと、また中盤で心折れて投げました。

途中でやめてしまった理由は、大きく分けて3つ。
まずブラボがどういうゲームなのかを解説した後、つらつらと理由を書きます。



ブラボってどういうゲーム?

ゴシックホラーの新たな死にゲー

基本はダクソと同じ。
やられながらパターンを覚え、少しづつ先に進む死にゲーです。

世界観はダクソのようなファンタジーではなく、ゴシックホラー。
雰囲気は、バイオ4の序盤が近いでしょうか。ずーんと重くておどろおどろしい。

ブラッドボーン(血と骨)というだけあり、自分・敵ともに血が吹き出します。
自キャラは返り血を浴び、周囲が血まみれ。
まさに血みどろの死闘になります。

 

何の説明もなくいきなり負けイベントからゲーム開始。

「古都ヤーナムで主人公が「血の医療」を受けた後、「獣狩りの夜」に目覚めて獣を狩る狩人(ハンター)となる。」

というストーリーですが、ゲーム中に説明的な演出が無いので普通にプレイしてるだけでは意味不明。
雰囲気で感じるゲームなので、ストーリーは期待しない方がいいです。

一応、フィールドに落ちているメモや、アイテムの説明文がヒントになっています。

 

「ブラボはダクソの数倍難しい」というウワサは事実。

まず最初のエリア、市街地で心折れます。

僕は一応、ダークソウル3は8周目までプレイしてDLC込みで全ボス倒しました。
仁王もDLC込みで一通りクリア。
その2作と比べても、ブラボは序盤の難しさが飛び抜けています。

最初のショートカットを開くまで、何度投げそうになったか。
てか、ショートカットに気づかないと、延々と死のループになっていたかもしれません。

開始1時間で「続けるか、やめるか」の選択を迫るゲームです。

 

理不尽な落下死や、初見殺しは目立ちません。
かわりに敵が強くて硬い。1体1体が強敵。

「同じザコ相手になんどもやられて、頭にきて攻略関係なく倒そうとするが、30分粘って結局倒せない」
みたいなことが普通にあります。

眼の前の敵に手こずっていると周りの敵がわらわらと寄ってきて気がつくと囲まれて詰み。
敵配置がわかっていてもキツいです。

このへんの厳しさは、最初の市街地で嫌というほど思い知ることになります。

 

市街地の先に待ち受けるのは、
序盤にしては異常に強いボスの代名詞になったガスコイン神父。

2年前、最初にプレイしたときは初見で倒したんですよ、本当に。
でも今回は苦戦。こんなのを初見で倒せたなんて信じられない。

レベルアップと武器強化した後、距離を詰めた方が安定することに気づいてようやく倒せました。

 

ダクソとは一味違うアクションとシステム

ダクソに比べ、ゲームスピードがアップ。
攻撃・回避ともに軽快な挙動が特徴です。

とはいえ、無双シリーズのような爽快アクションではありません。
軽快に動けるといってもダクソと比べての話なので、一般的なアクションゲームと比べるとモッサリ。

敵がこちら入力に合わせて超反応で攻撃してくるので、先に攻撃するのは危険。後手に回るのはダクソと同じ。
回避後の硬直もしっかり長いので、ステップしまくりで回避とかもムリです。

 

ダクソと同じくスタミナ管理が重要。
スタミナに関しては軽快な挙動がかえって厄介です。ついスタミナのことを忘れてムチャしてしまう。

「スピーディーに回避しながら欲張ってブンブン、いつのまにかスタミナゼロで詰み」
になりやすいので、スタミナ管理はダクソより難しく感じました。

 

ダクソで頼りになる盾が無い。かわりに銃が使える。
ひたすらステップで避けながら、銃撃でパリィする「銃パリィ」を狙うスピーディーな戦い。
防御の選択肢を捨て、攻めを重視した作りです。

 

回復システムが独特
ダクソであれば、ダメージ受けたらまずは離れてエスト瓶で回復して立て直すのが普通。
しかしブラボは回復アイテム「輸血液」の回復量が少ないので、一撃食らうたびに1個使うような状態。

これでは回復が追いつかず、回復に追われて攻撃の効率も悪くなり戦いが長引いてジリ貧です。

そこで重要なのが新システム「リゲイン」。
ダメージを受けてから一定時間内に反撃すると体力が回復します。
ピンチのときにあえて攻めるという選択肢ができました。

成功すれば、ダメージを回復できる上に敵にダメージを与えるので一石二鳥。
でも追撃を食らって、やられてしまうリスクがある…
このリスク・リターンのギャンブル性にハマるというわけです。

 

経験値にあたる「血の遺志」は、やられてしまうとソウルシリーズと同じくその場に置いていく形。
回収するには、再びその場所にいくか、血の遺志が乗り移った敵を倒す必要があります。
回収できないまま再びやられるとロスト。

いちいち拠点の「狩人の夢」に戻って消費するのは面倒だし、先に進んでもっと稼ぎたい、でもこの先に進むとリスクがある。
ここもリスク・リターンの中毒性が効いています。

「回収したらすぐ戻るつもりだったけど、せっかくだし道中の敵を倒して稼ぐか」の流れで何度、血の遺志をロストしたか。
暗転していく画面とシンクロして、本当に魂が抜けていくような気がします。

 

ダクソと同じく消費したアイテムはゲームオーバー後も減ったまま。
ダクソのエスト瓶と違い、ブラボは回復アイテム「輸血液」も回復しないのが特徴です。

ボスに再挑戦するために、前の戦いで消費した分の輸血液を用意する必要があります。

ザコ敵を倒すと輸血液や弾薬を落とすので、ボス戦の前にザコ狩りで準備。
でもボスに負けてイライラしてるし集中力も切れてるからザコ相手に輸血液使いまくったあげくまた死亡、経験値もロストの悪循環。

こんな流れが延々と続くので、ボスと再戦するのも一苦労。

エスト瓶飲みまくって死に覚えで突き進めるダクソより、なにかとハードルが高い仕様です。

 

途中でやめてしまった理由

敵に物陰から不意打ちされ、視界外の敵に銃で撃たれ、ときには高所からガトリング砲で狙い撃たれ、被弾硬直中に複数の敵に差し込まれて終了。
でもそんなのは別にいいんです。死にゲーですから。

好みに合わなかった理由は、
・敵の強さに納得感がない。
・かわり映えしないステージ
・ひたすら回避して斬るだけ(遊びの幅が狭い)

以上の3つです。
詳しく説明します。

 

敵の強さに納得感がない

敵の攻撃が、見てから反応できない速度&見た目と一致しない攻撃範囲。
しかも1回引っかかると、追撃を食らって終了。

こちらはスタミナ管理を頑張ってるのに、敵は無双乱舞のようにめちゃくちゃで5秒ぐらいずっとブンブンしてます。
先に攻撃しても、見た目では判別できないアーマー付きの攻撃で反撃を食らったり。

総じて、被弾したときに納得感が無いです。

 

接近戦に特化したゲーム性なので常にカメラが寄り気味。
そのため、デカい敵はほとんど視界に入りません。

巨大ボスなんてもはや下半身しか映ってないし、自キャラがめり込んでもうなにやってんのか全然わからない。
「なんか動いたっぽい」みたいなノリで、雰囲気で回避を合わせる感じです。

地形やカメラワークのせいとしか思えない死に方をすることも多々あります。
ガスコイン神父戦の、いやらしく配置された墓石とか。

慣れでなんとかなるので死にゲーとしては成立しているのですが、アクションゲームとしては単純に出来が悪いと思いました。

 

敵はこちらの手数に応じて硬いです。

ダクソなら攻撃1発で済むところが2発になったようなもの。軽快な挙動だけど、むしろ軽快に倒せない。
結果、「2倍の操作量を強いられている」印象を受けました。

 

特にボスが気が遠くなるレベルで硬い
「弱点やギミックを理解したら体力がゴリッと減って楽勝」みたいなものではなく、モーションを1つ1つを体で覚えて、かつお節のように体力ゲージを削り取る地道な作業になります。

しかも、たいていのボスはHPが半分切ると発狂状態のような新モーションに変化。
さっきまで見切っていたのに新モーションで当然のようにボコボコにされて、また覚え直し。

倒しても達成感より「しんどかったー」という疲労感が強いです。

 

かわり映えしないステージ

探索の楽しさは最初の市街地がピークです。

ステージはどこも暗くてかわり映えしない上に、狭くてややこしい。

暗い場所ばかりでどこに行っても同じ場所をぐるぐる周ってる印象。
各エリアに特徴がないため、進んでいる実感がありません。

しかも探索で手に入るのが使い道に困るアイテムばかり。
なので、せっかく脇道でアイテムを見つけても「なんだよ、こっちが順路じゃねーのかよ」とイライラだけが溜まります。

中盤、「隠し街ヤハグル」をうろうろしているうち、もう何が楽しくてプレイし続けているのかわからなくなりました。

 

ダクソと違い、各エリアからのファストトラベルができないのも面倒。
別エリアに行くときは狩人の夢を経由して毎回ロード2回挟みます。

このゲーム、どこも見た目が同じな上に、どこに行けばいいのかわからない。
しかもぱっと見でピンとこないエリア名なので場所を間違えやすい。
そのため別エリアに移動するたびにロード2回は、プレイをやめたくなるほどダルいです。

 

ひたすら回避して斬るだけ

接近して回避しながら斬る。
敵のモーションを覚えて差し込むだけ。
最初からずっと同じことの繰り返しです。

例えばダクソなら大斧に飽きたら片手剣、近接に飽きたら魔法キャラ作って、見た目に飽きたら防具を色々替えてみて…と色々なビルドを楽しめました。
ブラボにそういう楽しみは無いです。

まず盾・弓・魔法が無い。
ソウルシリーズと比べて武器の種類も少なく、使用感はどれも似たり寄ったり。
変形ギミックがあったりして攻撃の使い分けを楽しめるのですが、基本は接近して回避しながら斬るだけ。

遠距離攻撃なら銃があるじゃないか、と言いたいところですが、
銃は接近してからの銃パリィ専用です。
弾数が少ないし、攻撃力が低いので遠距離でちまちま撃っても全然倒せません。

肝心の銃パリィですが、確定するタイミングが曖昧なので使う気が失せます。
攻撃モーション中なら確定するかと思えば、そうでもない。
石を持った大男の振り下ろしなんて明らかにパリィ取れてるはずなのに全然怯みません。
結局、ザコ戦ではパリィを狙わない方が安定するので銃が空気。

盾がないので、防御する選択肢も無い。

で、やっぱり回避しながらザクザク斬るだけになるわけです。

 

防具も見た目・性能ともに差がないものばかりなので萎えます。
返り血をあびると、全部ただの黒い布。

ビルドの幅が狭いため、キャラ育成の楽しみも薄いです。
レベルを上げて、武器を強化しても各ステータスがちょっと上がるだけ。
武器はめったに落ちてないし、強化素材の縛りが厳しいので武器強化も楽しめません。

 

輸血液が回復しない仕様は、ザコと積極的に戦闘させる仕組みですが…

ステージ攻略中は突っ切り、ショートカットを見つけてボス戦までたどり着いた後、稼ぎに適した場所で集中的に稼ぐのが効率的。

結局のところ、ボス戦準備の余計な手間が増えただけじゃないかと。
やることがずっと同じなことと相まって作業感が倍増。

 

まとめ:ガスコイン神父まではおすすめ

「もういいや。クリアできなかった記事にしよう」
と決心してプレイをやめると、何かから開放されたようにスッキリした自分がいました。

・敵の納得感の無い攻撃と硬さで戦いがダルい。
ボスはさらに硬くて作業感が強い。そのボス戦の準備も作業。

・ステージがどこも暗くて、かわり映えしない。ずっと同じ場所をさまよってるような印象。

・回避してザクザクと攻撃するだけで、やることもずっと同じ。

結果、中盤あたりで飽きました。

 

例えばブラボが、カプコンやスクエニが作った新規IPでも同じように高く評価されただろうか?と疑問に思います。
「ダクソのフロムが作った死にゲー」という高いブランド力で評価が上がっている部分もあるのでは。

 

ただ、徹底したゴシックホラーの雰囲気とダクソ以上の死にゲーを味わえるブラボは、現在でも唯一無二のゲームなのは間違いないかと。

中盤で心折れた自分も、序盤のガスコイン神父を倒すまでは濃厚な体験ができました。
なので、早めに投げ出すのが前提ならプレイしても損は無いと思います。






スポンサーリンク




スポンサーリンク

スポンサーリンク




-アクション, PS4

執筆者:

関連記事

アーマードコア【攻略/評価】50ミッションの遊びごたえはシリーズ最高クラス

男のロマンを詰め込んだゲーム。 機体のパーツを自由に組み換えて、自分だけのメカを作り操作する。 当時、唯一無二なのはもちろん、今でもアーマードコア(AC)シリーズに代わるゲームは存在しない。 &nbs …

【インファマス セカンドサン】レビュー/評価/攻略:超能力パルクール 太く短い快感

もくじ1 本作の特徴1.1 ストーリー1.2 超能力パルクール1.3 シアトルの街並み1.4 カルマシステム2 4つの能力2.1 スモーク2.2 ネオン2.3 ビデオ2.4 コンクリート3 不満点3. …

【バットマン アーカムシティ】レビュー/評価/攻略:おいおいマジかよ!ここを自由に動けるなんて冗談だろっ

もくじ1 はじめに1.1 あらすじ2 箱庭「アーカムシティ」3 コンバット・プレデター3.1 コンバット3.2 プレデター4 7年ぶりにプレイ4.1 本編4.2 チャレンジモード5 おわりに はじめに …

Devil May Cry 5【評価/感想】シリーズ最高の質×量で期待に応える

1周クリアしたので、ネタバレなしでレビュー。 結論をいうと、シリーズ最高の質×量。 2019年水準でDMCならではの爽快なスタイリッシュアクションを楽しめる。 モンハン、バイオ、DMCと大規模タイトル …

ラストオブアス リマスタード【評価/感想】好き嫌いはともかく一度プレイしておきたい作品

2019年、待望の続編「2」発売で盛り上がる「ラスアズ」。 そんな名作を今さらながら初プレイ。 記事の最後だけネタバレ強めなので、未プレイの方は読み飛ばしを推奨。 マルチとDLCについては割愛。 もく …