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30代自称在宅イラストレーター男がちょっと深掘りして紹介したい最新ゲーム&思い出のレトロゲーム

RPG SFC

【聖剣伝説3】レビュー/評価/攻略:キャラ選択とクラスチェンジで自由にパーティー編成

投稿日:2018-08-19 更新日:




■同時期のライバル
【クロノトリガー】
【ロマンシングサガ3】
【ドラゴンクエストVI 幻の大地】

本作の特徴

SFC最高水準のグラフィック


画面内の物量、立体感、アクション性を加味すればFF6、ロマサガ3、クロノトリガーをも凌ぐSFC最高水準。


キャラの表現豊かなアクション。多関節でなめらかな動きを見せる巨大ボス。ド派手なエフェクト。


昼と夜・曜日の概念があり、リアルタイムで変化する。
時間帯がイベントフラグだったり、出現モンスターが変わることも。

トライアングルストーリー


6人から主人公1人と仲間2人を選ぶ。
主人公を選ぶだけでなく、残り2人も最初に決めてしまうのが特徴。
道中で他のキャラが出てきても入れ替えることはできない。


序盤からテキトーな感じで3人揃う。

キャラはみんな王族や著名な人物の子孫。ファンタジーの王道的をいく個性的なキャラが揃う。能力の個性も強い。
特にアマゾネス王女、リースは聖剣シリーズ屈指の人気。

■キャラ性能
・デュラン
最強の基礎攻撃力。本作は物理で殴るのが強い。

・ケヴィン
高い攻撃力と二回攻撃、さらに夜は変身して攻撃力アップ、攻撃を受けるとまた攻撃力アップ。最強。

・シャルロット
クラス1で回復魔法「ヒールライト」、唯一クラス2で全体回復が使える。
闇クラス3の「ブラックカース」(敵の全ステータスダウン)が凶悪。
回復はアイテムでも代用できるが、調達が面倒くさいし全体化できない。

・リース
地味に攻撃力が高い。唯一、パワーアップ魔法を全体化できる。ボス戦はもちろんザコをサクサク処理できるので便利。
これもアイテムで代用できるがやはり調達が面倒。ザコ戦のたびにアイテムを使うのも勿体ないし。

・ホークアイ
二回攻撃可能。攻撃力・体力は低めだが、敵ステータスダウンや多彩な攻撃が魅力。

・アンジェラ
攻撃魔法特化。本作の攻撃魔法は不遇なので普通に使うと弱キャラ。
魔法はダメージ効率が低く、中盤から魔法カウンターを持つ敵が増える。


6人分のオープニングとシナリオ。キャラによって専用のイベントや敵が出現。
暗躍する3つの敵勢力による三つ巴の戦いに巻き込まれること、「マナの剣を手に入れる」大目的は共通。


最終的には大ざっぱに最終ダンジョン・ラスボスが3分岐。


中盤のマナストーンめぐり、神獣戦の攻略順は自由。誰を選んでも進行に大きな変化はない。

モーションバトル


・モーションバトル
フィールドを自由に動き、アクションゲームのように任意のタイミングで行動する。
ザコは無視しても先に進めるので、閉じ込められたとき以外は戦う必要はない。

パーティーメンバーは3人。セレクト、L・Rでいつでも操作キャラを切り替え可能。
操作していない2人はあらかじめ設定した方針に従いNPCとして行動。


・リングコマンド
モーションバトルに対応し、魔法やアイテムを素早く使用するためのシステム。
ワンボタンで操作キャラの周りにリング状のアイコンが出て、そこからすぐに各種コマンドを実行できる。この間は時間が止まる。

クラスチェンジ


クラスを選ぶことでキャラ性能の方向性を選択。幅広いキャラ育成が可能。
初期状態はクラス1。クラスチェンジ2回を経て最終的にクラス3になる。
キャラごとに光・闇の2択が2回→4種(光2種・闇2種)に分岐 。光は万能、闇は特化型になる傾向がある。


台詞やストーリー展開への影響はないが、移動・戦闘画面の色が変わり、ステータス画面の絵が大きく変化する。結城信輝氏(クロノクロス)による公式イラストを元にしており見応えがある。光はキレイ系、闇は禍々しく妖艶。

 

難点

シナリオが粗い


中盤からひたすらおつかいが続く
①マナストーン全部見に行って精霊を集めろ
②神獣が復活したから、またマナストーンの場所行って全部倒せ
③全部敵の罠だったから神獣が完全復活した→とにかく倒せ!


やることなすこと全てが裏目。何をやっても敵の目的を手助けする形になり、結局マナの木は枯れる。
あんなにこだわってたマナの剣も使わない。「剣はみんなの心の中にある」という無理やりな精神論で解決。
一体なんのためにおつかいしてきたのか。


三つ巴の戦いは主人公に関係した一面しか描かれない。そのためシナリオは薄く、説明不足。
分岐でメイン敵に該当しない2勢力は、中盤にあっけなく壊滅。因縁や重要人物もろとも消えてしまう。ラスボス候補や側近もあっさり退場。
本筋がよくわからないので、なんのために何をやってるのかが全然頭に入らない。フェアリーにこき使われてる印象だけが残る。


フェアリーに弱みをつけ込まれて利用される、全くワクワク感の無い冒険。


クラスチェンジして力を得るため「光の司祭」に会いに行こうと旅立つが、すぐフェアリーに取り憑かれ、光の司祭にもフェアリーに従えと言われてしまう。
そもそも主人公達はマナに思い入れもなければ世界の行末にたいして興味もないわけで。個人個人の目的のために仕方なく付き合ってる。
にも関わらず、いつの間にか「ファアリーの願いこそ自分の使命!」みたいに目的がすり替わってるのが謎。


「がんばりましょう!」「しっかりして!」「まだ望みがあるよ!」とかフェアリーの監督のような上から目線の台詞が目立つ。自分は戦えないクセに。


なんか冷めてるし。


これだけ愛情なくこき使われても、ファアリーが連れ去られた際はなぜか「絶対助ける!」と意気込むこの人達にはちょっとついていけない。


全体的に会話の流れが雑すぎる。言い回しも不自然。
フォントのせいか文字の大きさがバラバラに見えて読みづらい。


どいつもこいつも口調のクセが強すぎ。昔のゲームってことを加味してもキツい。

UIの使い勝手が悪い


店で装備を買ってもその場で身につけてくれない。メニューから装備するが、これがまた使いづらい。
カテゴリ別に9マスに分かれており、方向キーで移動していく形式。
毎回中心のマスからスタートし、斜め操作ができない。そのため装備欄に行くには右→左と移動する必要がある。さらにマス移動がもっさりでレスポンスが悪い。


粗い疑似3Dマップのせいで、乗り物(カメ、ドラゴン)で行ける場所がわかりにくい。ムリしてこんな表現使わなくてもいいのに・・・

アクション性が無い


戦闘時はすり足になる。機動力が低すぎるので回避や位置取りを意識することはない。ステータスを上げて殴る
AI操作のみ敵に向かってダッシュ可能なので通常攻撃はAI任せになりがち。こうなるとアクション性はほぼ無い。

自分の場合、だんだんボタン押しっぱなしのAI操作すら面倒くさくなって、後半はシャルロット操作でテキトーに回復ばかりやってた。


敵味方の必殺技・魔法で時間停止する。せっかくリアルタイムで動けるシステムなのにテンポが悪い。

レベルデザインがチグハグ


ボス戦も近寄って殴るだけのワンパターン。
敵の大技は必中なので回復するのみ。

後半のボスは魔法へのカウンター攻撃を持つ。レベル2以上の必殺技も魔法扱いなのでボス戦は通常攻撃とレベル1必殺技のみで攻撃することになり、ザコ戦より地味な戦いを強いられる。ボス戦こそ必殺技を気持ちよく使いたいのに。
ボス戦前、いちいちメニューからレベル2以上の必殺技を使わない設定にするのも手間。


敵の強さと味方の強化が噛み合ってない。
神獣戦からザコの強さが急にインフレ。ボスの技より強力なレベル3全体必殺技を使ってくる。出現と同時に必殺技を撃ったれて瀕死とか、もはや運ゲー。
ボス戦のために戦力を温存する必要もあり、道中の方が難易度が高い。
後半~ラスダン前は、上級クラスチェンジもできず、装備を変えても大して変わらず、味方の強化が進まない。

クラス3になるのが面倒


クラス3になるのは意識して攻略しないとまず無理。苦労してチェンジしても終盤なので活動範囲が狭いのも悲しい。
2回で4種類に分岐するクラスチェンジが本作の醍醐味なのに、実質1回分しか味わえない。

■条件
・規定レベル
普通にプレイすると規定レベルに達するのはラスダン前後。
チェンジしてすぐは有用な魔法を持ってないので、ラスダンでレベル上げに勤しむハメになる。

・クラスチェンジアイテム
チェンジアイテムを落とす敵が出るのも終盤。特定キャラ専用の場所に現れる敵だったり、召喚する必要があったり、運ゲーだったりで入手困難。

ちなみに最強武器の入手はさらに手間。
装備のドロップもないため、最初から最後まで店売り装備の入れ替えで終わる。

 

まとめ


歴史に残る名作とは言えないが、美しいグラフィックと独自のシステムはプレイさせるだけの魅力がある。
キャラ選択とクラスチェンジによるパーティー編成が面白い。中盤からの攻略順が自由なのは、バトルに没頭できるのでパーティー編成を試すには好都合。周回を楽しみやすい。それだけにクラス3の条件が厳しいのはもったいない。

あとはひたすら殴るだけの単調なボス戦、薄いシナリオ、痛い台詞が印象に残る。

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