ヤギゲームブログ

30代自称在宅イラストレーター男がちょっと深掘りして紹介したい最新ゲーム&思い出のレトロゲーム

シュミレーション SS

【ゴジラ 列島震撼】レビュー/評価/攻略:戦闘の様子を眺めてるだけなら実に楽しい

投稿日:2018-10-09 更新日:




本作の特徴


対怪獣攻撃部隊「Gフォース」の司令官としてゴジラシリーズに登場する怪獣達を撃退するシミュレーション(SLG)。
SLGの中でもリアルタイムストラテジーといわれるジャンル。ターン制とは違い、時間がリアルタイムに進行する。


ムービーは下手にCGを使わず本編映像を多用。
BGMも映画のオリジナル版を使用。あの名曲をそのまま楽しめる。


ステータス画面にも本編映像を贅沢に使用。これは熱い。


ゲーム画面も2Dにこだわる。3Dで作るノウハウ・予算が無かっただけとか言わない。
ユニットは美しいドット絵(実写取り込み)で表現。
MAPの建物もドット絵&プリレンダCG。昭和っぽさが出てて良い雰囲気。よく見ると名所らしき建物がある。


やりすぎなほど派手なエフェクトと、うるさいぐらい絶え間なく鳴り響く咆哮&爆発SE。怪獣映画の迫力が出てる。


仮設司令部がボロアパートみたいなのが良い味。
ここを破壊されるか都市破壊率が75%以上に達すると敗北となる。


独自ストーリーを展開するストーリーモードと、演習ステージのマップモード。
それぞれ10個、計20のミッションがある。


ストーリーは平成ゴジラシリーズをベースにしたオリジナル。


ステージ内容も独自設定だが、シチュエーションは映画をモチーフにしてる。

・作戦1「古代怪獣出現」→ゴジラの逆襲
・作戦2「インファント島からの使者」→モスラ対ゴジラ

怪獣お散歩ゲー


人間と怪獣の力の差を表現しているのが特徴。
「通常戦力が通用しない怪獣にどう立ち向かうか」という初代「ゴジラ」で描かれたテーマを色濃く受け継ぐ。
怪獣を操作して怪獣を力づくで倒すようなゲームとは全く違う。

怪獣バトルロワイヤル:【ゴジラ怪獣大乱闘 地球最終決戦】


映画と同じく61式戦車、92式メーサー戦車、F-15、スーパーXなどおなじみの通常(?)戦力では歯が立たない。
NPCは誘導の邪魔をするだけで勝手に突っ込んですぐ全滅。
にも関わらず大戦略のような「ユニット生産」は無い。既存戦力だけが頼り。
ゲーム中でもアドバイスされる通り、怪獣を誘導して怪獣同士の相討ちを狙うのが基本戦略。


メカゴジラ2体でも普通に負ける。


囮ユニットで誘導し、障害物があれば爆撃機を要請して先に破壊。
丁寧にライバル怪獣のもとへ案内し、怪獣同士の闘いが始まったら劣勢な方を応援して戦力を均衡させる。こうしてボロボロになって勝ち残った奴を後で美味しく頂く。


なかなか狙い通りに動かないのでもどかしい。NPCに気をとられたり、ビルに引っかかって動かなくなったり。
「なんでそっち行くんだよ!」「そっちじゃねぇってば!」と叫びたくなる。
生物を相手にしてる感はあるが、恐い怪獣のというより飼いたてのペットを相手にしてるような感じ。一言で表現するなら「怪獣お散歩ゲー」

 

問題点

難しい


簡単なのは最初だけ。3ステージ目、3つ巴の戦いになると早くも運ゲー臭。
「難易度が高い=良ゲー」と評価されるアメリカ市場を意識しているらしい。


歯ごたえがあるというより調整不足。
ストーリー6なんて何もしなくても勝手にクリアになる。


■ストーリー7
バトラ(幼虫)が2体同時出現。幼虫といえど高火力&攻撃範囲で非常に手強い。
ゴジラがいない。かわりのスーパーメカゴジラは頼りにならないので限られた通常戦力だけが頼り。


やっとの思いで撃退すると成虫に変身。
攻撃性能アップ、さらに圧倒的な移動速度でどうしようもない。
負けイベントかと思うほどの戦力差。ゲームオーバーになってから負けイベントではないことを知って絶望。


■演習ステージ10
映画でもゴジラシリーズ最強クラスの強敵ヘドラ。そのヘドラ3体相手に旧式戦車だけで戦う。
既に滅びた東京を舞台に絶望的な戦いを強いられる。

操作性が悪い


難しい上に操作性が悪い。
マウス操作を前提にしてるような面倒臭さと、リアルタイムならではの忙しさ。怪獣の暴れっぷりを見ているヒマがない。
プレイするより見てる方が楽しいのでプレイ動画を見た人に良ゲーだと勘違いさせる罪な作品。


一括指示コマンドの対象は全部隊のみ。それも攻撃頻度の命令ができるだけで全く約に立たない。
ターゲットの指定すら不可能。戦力を配分するだけでも非常に手間。
システム・プログラムで手を抜いた分の負担を全てプレイヤーが引き受ける形。


注意を引く→怪獣が立ち止まったら2マス移動。これを何十回と繰り返しして誘導する。
誘導に失敗したらロードして最初から。この苦行にどれだけの人が耐えられるか。
怪獣の歩行速度が遅いのなんのって。この操作性では速くても困るけど。
プレイヤーの快適さとか全く考えてない。「ゴジラファンならこんな操作性でもやるでしょ」といういかにもキャラゲーらしい雑な作り。


やっとの思いで怪獣同士をぶつけ、片方を瀕死で残してもまだ楽はできない。
思考ルーチンがお粗末すぎるため放っておくと道路に一直線に並び、放射能熱線でまとめて焼かれてしまう。
そのため「ちょっと動かす→一時停止で全部隊に指示」を何度も繰り返して攻撃。結局最後まで全ユニットを手動で忙しく操作するハメになる。


放っておくとこうなる。自分からやられに行ってるようにしか見えない。
ルートが詰まるとウロウロしたあげく変な場所で止まったり、ビルに引っかかって完全に停止したりと謎の挙動を見せる。怪獣のお粗末な動きは許せるけど、自軍のユニットにこれをやられるとキツい。


航空支援は「出撃→帰還」が完了したタイミングでまた出撃を要請する必要がある。帰還完了、みたいな表示もない。
自動でローテーションを組んでほしい。

 

まとめ


ゴジラは好きだけどこれはちょっとムリ。
テンポ、操作性が致命的に悪い。
怪獣と戦うというよりペットをしつけてるような感じ。求められるのはゴジラ愛とかではなく、気まぐれな怪獣&NPCとじっくりつき合う忍耐力。

ただこの作品、ユニットを突っ込ませて何もせず戦闘の様子をただ眺めてると実に楽しい。
それだけに「操作さえ快適なら・・・」と惜しい。

スポンサーリンク




スポンサーリンク

スポンサーリンク




-シュミレーション, SS
-

執筆者:

関連記事

【機動戦士ガンダム】レビュー/評価/攻略:横スクロールSTGの良作ガンダムゲー

もくじ1 はじめに1.1 伝説の新規アニメ1.2 遊びやすい良ゲー2 ステージ攻略2.1 STAGE1 「ガンダム大地に立つ」2.2 STAGE2 「大気圏突入」2.3 STAGE3 「ガルマ急襲」2 …

【スーパーロボット大戦IMPACT】レビュー/評価/攻略:当時も今もブン投げざるを得ないスパロボ

PS2初のスパロボ。 PSで「α」が大ヒットした頃、サターンユーザーの自分は悔しい思いをした。 PS2購入後、ついに次世代型のスパロボが遊べると喜んで購入。 スパロボシリーズ:【シリーズ別リンク】 も …

【機動戦士ガンダム外伝1 戦慄のブルー】攻略/感想/レビュー:ザクがライバル ハイゴックとドムは格上 ブルーデスティニーはモンスター

次作→【蒼を受け継ぐ者】 【裁かれし者】 ダムゲーリンク→【シリーズ別リンク】 もくじ1 伝説の三部作2 量より質3 全5ステージを30分でクリア3.1 STAGE1「月下の出撃」3.2 STAGE2 …

【天外魔境 第四の黙示録】レビュー/評価/攻略:2Dグラフィックの極地へ突き進んだRPG

当時、SSには他にめぼしいRPGが無かったので何周もした作品。周回要素なんて何一つ無いのに。 今回はPSP版でプレイ。 もくじ1 本作の特徴1.1 間違ったアメリカ1.2 2D表現の極地1.3 大物声 …

グランディア【評価/攻略】ド直球の冒険活劇! FF・DQに匹敵する大作RPG

サターンを買ってから苦節2年、 「初めてPS勢に自慢できるRPGが出た!」 と嬉しかった作品。 シリーズ4作出てるけど、初代の評価がダントツで高い。 そんな初代「グランディア」がいかに凄い作品なのか、 …