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ゴジラVS【評価/攻略】1500円以下ならオススメ

投稿日:2018-12-30 更新日:

B00WYI4ODU




中古6200円で「高っ!」と興味が出て購入。
発売から3年経ったのに中古6200円て一体どんな神ゲー!?




「ゴジラVS」の特徴:全ての怪獣が使える!

「ゴジラVS」とは、ゴジラシリーズの人気怪獣を操作して街を破壊し、怪獣とド迫力のバトルを繰り広げるアクションゲーム。

「超破壊」「特撮の再現」を謳った前作「ゴジラ-GODZILLA-」(PS3)の完全版といえる内容です。

前作で使えるのは3種類のゴジラ(ゴジラ、バーニング、ギャレゴジ)のみでした。
対して本作では、ゲームに登場する怪獣が全て使用可能。

ビオランテ、キングギドラ、デストロイア、機龍など、ゴジラ映画の人気怪獣が使えます。
さらにスペースゴジラ、メカキングギドラなど新キャラも追加。

よくある「追加キャラは対戦モードだけ」ではなく、ストーリーや勝ち抜きモードでも使用可能です。

 

ゲームの大まかな流れは、

・怪獣ならではのド迫力攻撃でオブジェクトを破壊しまくる→体が大きくなる
・敵怪獣を倒して素材ゲット→怪獣を解放&育成
・その怪獣でまた破壊の限りを尽くす

この繰り返し。

 

メニュー画面を見ると沢山のモードがあるように見えます。
でも主なモードは以下の3種類。
他モードは大ざっぱにいうと育成、ジオラマ作成、資料集、設定。

・「DESTRUCTION MODE」
実質これ1択。都市破壊+怪獣戦。育成と連動。

・「KING OF THE MONSTER MODE」
怪獣戦のみの連戦。クリアタイムをオンラインランキングに記録。

・「VS MODE」
オンライン対戦。
当然というべきか過疎っており、快適なオンライン対戦は期待できません。

 

ご覧の通り、オフライン対戦がありません。
これは大きなマイナスポイントといえます。

 

どこかオモチャ感のあるグラフィック。
特撮の再現というよりジオラマの再現に見えます。

キングギドラの首の付け根に注目。

「ムービーモンスターシリーズ」フィギュアの3D取り込みにより、首の差し込み部分まで再現しちゃってます。
あえて嘘くさいフィギュア感を出したのか、それともただの手抜きか。

操作方法

操作方法を解説します。

複雑でややこしそうだけど、強い行動だけ繰り返すのが強いゲームなので実際はシンプルです。
強技さえ見つければ片手でプレイ可能。

 

■移動

・移動  (左スティック)
・カメラ操作 (右スティック)
・旋回 (LR1)
旋回の仕様がちょっと特殊なので、慣れるまでもどかしい。

 

■攻撃

・コンボ攻撃 (□)
・強攻撃 (△)
・突進 (X)
・熱線 (○)

 

■特殊

・緊急回避 (R2)
無敵つきの広範囲攻撃。ゲージ消費。

・咆哮 (L1+R1)
出は遅いが無敵時間あり。咆哮後、特定の技が強化

・投げ (上+△)
自分より大きい相手は掴めない。

 

怪獣はそれぞれ特徴的な攻撃方法を持っており、ジャンプや飛行ができるキャラもいます。

 

カメラは自分で動かします。
背後視点で常に正面を見るようにすると操作しやすい。
慣れたらカメラを前や横に動かして映画っぽいカメラワークに挑戦するのもアリ。

 

前方のオブジェクトにオートロックしてくれるので、攻撃方向を合わせるのは楽です。

ただ、思わぬ方向にロックされて行きたい方向に行けないことも。
ジェネレーターを攻撃したいのに怪獣にロックを吸われ、ジェネレーターを攻撃できないまま時間切れとかありがちです。
ロックを吸われたら90°旋回してグルっと迂回。

 

■実際はシンプル操作

立ち回りは、
「強技ゴリ押し&ゲージ回復まで待って熱線ぶっぱ」
が基本です。

ゴジラならタックル(X)連打。
これ一本で移動から破壊、対怪獣までこなせます。

 

防御を考える必要もありません。
ガードが無いので相手の技はプロレスのように全て受け切るのみ。

こちらの怪獣だけ自動回復(マルチ対戦以外)なので、多少の被弾は無視できます。

少し待てばすぐ全快するほどの回復力。
後退や緊急回避で時間を稼ぐヒットアンドアウェイを心がければまず負けません。

隅に詰められると距離をとれないのでピンチです。
切り返す手段はゲージ消費の緊急回避(R2)のみ。
育成でゲージ強化すれば攻撃・防御ともに安定します。

メインモード「DESTRUCTION」

メインモード「DESTRUCTION」は、ルート分岐を選んでステージを進めます。

ステージ中で入手する進化素材で怪獣を育成するやり込み要素あり。

色んな総理が登場するゴジラ映画らしく、政権を選ぶことでルート分岐するのが面白いところ。
ルートによって災害レベル(人間側の戦力)の上がりやすさが異なります。

本作は設定から核・原子力といった要素を排除し、かわりに架空エネルギー「Gエナジー」が登場します。
「ゴジラ」にとって大事なものを失ったような気がする。

ゴジラはGエナジーを増幅するGジェネレーターを壊すため日本へ上陸するので、核を捨ててもゴジラに狙われるエネルギー源を作ったら意味なくね?と疑問です。

 

メカキングギドラや機龍など、味方側の怪獣を選ぶと「防衛ミッション」になります。

目標は街やジェネレーターの被害を抑えて敵怪獣を倒すこと。侵攻側とは逆の立場です。

防衛といっても、実際は侵攻側より自由かつ簡単。

時間制限や破壊目標は無く、眼の前の怪獣を倒すだけ。
防衛率が高いほど成長率が上がるため、手早くクリアするだけで自然と自キャラが大きく成長します。
すぐ終わるから周回効率も良い。

しかもメカキングギドラを筆頭に、味方側怪獣はみんな強い。

 

サイズ

前作「ゴジラ-GODZILLA-」と同じく怪獣のサイズが変化

デカくなるほど強くなります。

サイズ成長率は点数に対応。
破壊を継続してRASHゲージを維持し、得点倍率を増やすと成長が加速します。
プレイ次第では余裕で100m超えます。

敵怪獣もサイズ=強さ。
100m怪獣は火力が高く、怯みません。

自キャラが50m級のとき120mのヘドラが出現して絶望を味わうことも。
こうなると私のゴジラは体内放射をぶっ放し、ゲージ溜め&傷が癒えるまでひたすら逃げ回るしかない。

 

ルート分岐

前述の、政権を選ぶルート分岐。
ステージの難易度はイージー・ノーマル・ハードに分かれています。

ノーマル・イージールートでステージ7(AREA19)から先に進む条件はデータ集収率50%以上※。
ステージが被らないように2周すれば50%超えます。

9ステージ目(AREA23・24)をクリアするとノーマルエンド。
9ステージクリア時点で自キャラが100m以上なら真の最終ステージへ。

 

重要なルート分岐ポイントはステージ3。
ここでハードルートを選ばなかった場合、最後までハードルートに合流できません。

ハードルートは、特有の制限時間つきステージが厄介です。
敵怪獣とグダグダ絡むとすぐ制限時間オーバーで失敗に。
ジェネレーター破壊後も怪獣との戦いは続くので、敵怪獣も撮影も後回しにしてジェネレーターへ直行しましょう。

 

※データ集収

データ分析ポイントで怪獣を一定時間撮影してデータを入手。集収した分は周回で引き継ぎます。

「なぜ怪獣を操作する自分が防衛側の仕事をやっているんだろう」
と疑問なシステムです。誰目線でプレイしてるのかわかりません。

ポイントはミニマップに表示される赤点4ヶ所。
範囲がかなり狭く、大暴れすると外に出ちゃいます。撮影中はちょっと落ち着いた方が良い。

 

攻略

効率の良い攻略方法と、おすすめキャラを紹介します。

破壊のコツ

まずステージ選びが重要です。
3mしか稼げないステージもあれば10m稼げるステージもあるので稼ぎ用ステージを覚えておくと良い。

建物破壊は、オレンジ枠が見えるマップ外側をグルっと回って潰すのがオススメ。
潰し残しを探して右往左往せずに済みます。

怪獣は無視して破壊に専念し、ゲージは全て緊急回避(R2)に回してラッシュゲージ(破壊コンボ)を継続。

これでラスト手前には100mになるはず。

破壊目標のGジェネレーターは一定間隔でバリアを張り、怪獣をふっ飛ばします。
ダメージは受けないけどウザい。緊急回避(R2)か咆哮(LR1)の無敵時間でスルーします。

 

おすすめキャラ

■キングギドラ

安定の強キャラ。

飛行(X長押し)で機動力が高い。
飛行△が破壊・対怪獣どちらにも強い。

○も強い。
咆哮○はさらに高火力でジェネレーターも一撃。

 

■メカキングギドラ



キングギドラのコンパチ+αだから当然強い。総合的には最強。

投げ、○が強力。咆哮○は密着なら体力半分減る超火力。

強いていうなら、破壊性能が高すぎて防衛に向かないのが弱点です。

ちなみに「KING OF THE MONSTER MODE」オンラインランキング上位はメカキングギドラが占めています。(2018/12/30時点)

 

■ガイガン



判定出っぱなしの多段技でハメ続けるハメキャラ。
Xで間合いをつめて□コンボ~△。○も強い。

 

■GODZILLA



なぜか見た目だけ最初から120m級。
巨体がキビキビ動くので気持ち良いです。

突進(X)で距離を詰めて[□×3→△→R2]とかで押しつぶす。

 

■3式機龍



スーパーメカゴジラと同じく熱線系が強力。ホバーダッシュ(方向+X)で機動力も高い。

さらに機龍は咆哮△(ドリル)の強さが異常。
リーチが長くて多段、フルヒットで超火力。
相手が100mだろうが何だろうがこれ1本でゴリ押せます。

 

■モスラ成虫



機動力が圧倒的です。
さらにLR1の2回押しで高速回避。気がつくと背後に回り込んでるほど早い。

バトラ成虫より□コンボが使いやすいので、飛行キャラはモスラがおすすめ。
□~△突進でハメ倒せます。

 

■ビオランテ



破壊の最終兵器。

とにかく攻撃範囲が広く、建物破壊で他を圧倒します。
突進(X)でジタバタするだけでラッシュが途切れません。
突進→R2でどうしよもない強さ。空中にも強い。

サイズが育ちまくるので怪獣戦もゴリ押しできます。

 

気になる点

最初はめちゃ楽しい。
でも2時間も遊べば、いつもの単調なゴジラゲーだと気づきます。

水増し

典型的な水増し。安定のバンナム仕様。

内容が薄く、作業の手間が多いです。

育成のためにやることはDESTRUCTIONモードの周回だけ。

アンロックした怪獣の成長には怪獣ごとに個別の「進化エナジー」が必要。
そのため各怪獣で周回を重ねる必要があります。

ステージセレクト不可なので、特定ステージの怪獣素材を取りに行くたび最初からスタート。
2周もすれば完全に飽き、その後は惰性のプレイが続きます。

苦労して育成したところで技が増えるのはゴジラだけ。
他の怪獣はゲージ強化のみなのでやり甲斐がありません。

 

破壊表現がイマイチ

破壊は、派手な見た目とは裏腹に気持ち良く無い。

例えば「ゴジラ・ジェネレーションズ」は、コンクリートや鉄骨が音を立てて崩れ落ちる手のこんだ破壊表現に挑戦しました。

一方、本作のオブジェクトはゴムのように衝撃を溜め込んで急に火花を散らして大爆発。
不自然かつ爽快感がないフィーリングです。

 

その他

・キャラのバリエーションが少ない
21体のラインナップをよく見ると「ゴジラ、メカゴジラ、キングギドラ、幼虫・成虫、その他数体」。

 

・原作BGMが無い

本作のBGMは何も印象に残りませんでした。

 

・怪獣3体同時バトルが無い

キャッチコピー「怪獣VS怪獣VS怪獣!三体同時出現バトル!」と裏腹に、DESTRUCTIONモードで怪獣3体同時バトルがほぼ無い。
あっても2体目登場までに1体目を倒してしまう。

 

・デモカット不可

ステージ開始、敵怪獣登場、災害レベル上昇デモがカット不可。
破壊を楽しんでいる最中にデモで中断されて萎えます。

 

・UIの出来が悪い

全体的にUIの出来が悪い。

・メニュー画面の文字が小さい
・数字フォントが独特すぎ
・戦闘画面UIは四隅に情報が散っており見ずらい

敵の体力ゲージがちょうど相手の顔に被るのも気になります。
これではせっかくの人気怪獣が台無し。動きも見にくい。

 

ランダム出現の100m怪獣を倒すメリットが皆無。
ただの嫌がらせ要素です。

必死で戦って見事倒しても破壊が疎かになるのでスコアが伸びません。

リトライすると小さい個体になります。
だったら最初からデカい奴を出すな!と言いたい。

 

スーパーX1~3の複数同時攻撃がウザすぎ。

背景と同化して見えない中、こちらの重々しい挙動をあざ笑うかのようにちょこまかと回り込みます。

スーパーXを量産した暁には、怪獣は我が国から去るでしょう。

 

まとめ:1500円以下ならオススメ

【ゴジラ・ジェネレーションズ】【ゴジラ怪獣大乱闘】を合わせたような感じ。歴代ゴジラゲーの集大成と言えます。

いろんな怪獣を使って立ち回りを考えるのが楽しい。

ただ、2015年にしては安いフィーリングと薄い内容ですぐ飽きます。
ゴジラ好きな私でもアクション自体は2~3時間で飽きました。

中古1500円以下になったらオススメ。

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