もくじ
- 1 政治・経済
- 1.1 10年後に食える仕事 食えない仕事: AI、ロボット化で変わる職のカタチ
- 1.2 ファクトに基づき、普遍を見出す 世界の正しい捉え方
- 1.3 マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル
- 1.4 ルトワックの日本改造論
- 1.5 外交戦 ~日本を取り巻く「地理」と「貿易」と「安全保障」の真実~
- 1.6 正しい「未来予測」のための武器になる数学アタマのつくり方
- 1.7 日経新聞と財務省はアホだらけ
- 1.8 みんなが知りたかった 最新eスポーツの教科書
- 1.9 2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望
- 1.10 日本再興戦略
- 1.11 日本の戦後を知るための12人 池上彰の<夜間授業>
- 1.12 日本を覆うドリーマーたちの「自己陶酔」
- 1.13 いまこそ税と社会保障の話をしよう!
- 2 お金
政治・経済
10年後に食える仕事 食えない仕事: AI、ロボット化で変わる職のカタチ
10年後に食える仕事 食えない仕事: AI、ロボット化で変わる職のカタチ
▼メモ
・2030年以降、職の3分の1が消える
先進国はそれを見越して、労働生産性を上げる方向へシフトした。
日本はダントツで遅れてる。
日本の仕事は事務ばかり。5人に1人が事務員。
■残る職
信用:営業
手先:清掃、美容師、人命に近いメンテ
感情:介護、サービス業
■消える職
・資格系
判断基準に基づいて正確に判断する仕事はAIの得意分野。
例)薬剤師、税理士、病院、検針、入国審査
↓
薬剤師と対面する必要ない。
ネット自動計算できるシステム作れば税理士いらん。
医者はさっさとデータ共有しろ!殺す気か!
ガスや電気の検針なんて人がやる必要ない。ようやく気づいたか。
入国審査はハンコ押すだけ。
・教師
(学力だけでいえば)予備校のトップ講師がネット配信すれば大半の教師が不要。
・役所
役所の仕事は自販機。
・広告代理店
代理店のような「中抜き」が不要になる。
AIがビッグデータから推論して勝手にやる。企画などトップだけが残る。
・電車も自動化
レール走る系は自動化できる。飛行機は難しい。
▼感想
教師不要は同感。
教科書を音読してコピペのプリント配るだけの授業なんて不要です。
中抜きって意味では、ストレートニュースを偏向・加工するだけのテレビや新聞も不要だと思いました。
ブロガーは「知的・信用」、イラストレーターは「知的・技術」の掛け算だから僕の領域はまだイケそう。
職が無くなるのはブロガーやYouTuberにとってはチャンスかもしれません。
今後、職を失った人が雪崩れ込んでくるから。先行すれば影響力を持てる。
(本では、GAFAなどプラットフォーマーに飲まれてたら本末転倒と言っている)
とはいえ、「10年後に食える仕事=ポジションを取らないと食えない仕事」だから困ったものです。
ファクトに基づき、普遍を見出す 世界の正しい捉え方
KADOKAWA (2020-01-31)
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▼紹介
ファクトといえば高橋洋一さん、高橋洋一さんといえばファクトです。
「世の中フェイクだらけ」という話を軸にして、ファクトに基づいて時事問題が幅広く語られています。
▼メモ
映画「新聞記者」を観た。映画自体は面白かったが、これをファクトだと思うのはヤバい。
内閣を一番リアルに描いていたのはシンゴジラ。ファクト:フェイクが3:1だった。
■ファクトで戦う
十分なファクトがあれば議論で負けることはない。
喋りが上手いとか、言い方とか関係ない。
ときには一方的に勝ちすぎて人間関係がぶっ壊れるの注意。
著者は元財務省だからこそ財務省の手口、フェイクの使い方がわかる。
■世の中はフェイクだらけ
新聞も妄想で記事を書く。
著者はフェイクで記事を書かれて大変なことになった。新聞みたいな権威にこれをやられると、こちらはひたすらファクトで対抗するしかない。
ネットも当然フェイクが氾濫している。
その新聞・ネット・週刊誌のフェイクがなぜか国会質疑に侵食してくる。
モリカケ、桜はこればっかり。
間違った情報を堂々と参考資料として出してくる奴がいる。森議員、アンタのことだ。
間違いを指摘されると開き直って「レイシスト、ファシスト、嫌韓」とレッテル貼りし、挙句の果てには国会議員が民間人の個人情報を晒すという暴挙に出る。
ログインせず表示時間をズラしたところをスクショするという、小説の時間差トリックみたいなこともやる。
■フェイクの具体例
・消費増税
「ヨーロッパ諸国は消費税20%だから、日本も20%まで上げて良い」みたいな論調があるけどちょっと待て。
ユーロ圏は地続きで人の移動が自由なため、所得税で取りにくいから消費税に比重を置いている。
島国の日本とは状況が真逆だ。実際、島国は10%以下の国が多い。台湾は5%。
そもそも社会福祉は保険料でまかなうのが当たり前。消費税を社会福祉の目的税とか言ってるのは日本だけ。
よって10%引き上げは世界の著名な経済学者がみんな愕然としている。もはや呆れて物が言えない。
増税の影響は年明け前からさっそく出ている。
・愛知トリエンナーレ
問題は公金の使い方であり、表現の自由は関係ない。
納税者の意見を無視して公金を使えるわけない。
・郵政民営化
民主党政権が郵政民営化を潰した。
再統合により再国有化されてしまった。再民営化が必要。
▼感想
ざっくばらんに時事問題を取り上げ「今こうなっている」というファクトを語るがメインで、「こうしろ」まで踏み込んでいる話題は一部という感じ。
深堀りするなら高橋さんの他の著書も読むと良いかと。
本書の教訓は「どんな情報も自分の裏取りなしに信じるな」かな。
中途半端にマスコミやネットの二次情報で情報を集めても、フェイクをつかまされるだけで百害あって一利なし。
とはいえ一般人がいちいちファクトなんて集めてらんないから、自分の専門外やモリカケ桜みたいなどーでもいい話題はもう情報を遮断して無視した方が良いのでは。
と思っちゃいました。
おすすめ度:★★★
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「日経新聞と財務省はアホだらけ」
「正しい「未来予測」のための武器になる数学アタマのつくり方」
マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル
東洋経済新報社
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▼紹介
「学生の頃はよくマクド行ってたなー」
と思い出しながら手に取りました。
でもよく考えたら、当時行ってたのはロッテリアだったというオチ。
マクドって今ピンチなんですね。知らなかった。
▼メモ
藤田→原田とリーダーが交代。
両者とも手を打って一時的に盛り返すが、5年後は同じように業績が低下している。
両者には違いがあるのになぜだろう。
・藤田田
「ユダヤの商法」のイメージと違い、意外と人情派。
アメリカ本社とは違う、日本独自の経営にした。
直営が8割でFC(フランチャイズ)店が少ない。
FCビジネスは土地権利・商品の双発エンジンだが、片方を欠いている。
安売りに慣れてしまった客には度重なる値下げの効果が出ず、それどころか値下げしすぎてブランド価値が低下。
・原田泳幸
経営をアメリカ式に整理し直して業績を改善。
しかし望みのない店舗を大量閉店したことで、ドミナント効果※の逆である逆ドミナント状態になり残した店の収益も減った。
(※一定の地域支配率を超えると1店舗あたりの収益も上がる)
客が感じるQSC(品質・接客・清潔さ)がじわじわ低下していることに気づかなかった。
コンビニや回転寿司などが台頭し、外食・ファーストフードの選択肢が増え、ヘビーユーザー以外のマクド離れが進む。
つまり、両者に共通しているのは短期的な施策しか考えていないこと。
業績を改善した時期に新商品・システムをイノベーションするべきだった。
次の一手が無いから業績が落ちるのは当然。
アメリカのマクド本社も経営傾いている。
今後、明るい兆しはない。
▼感想
最安59円は安すぎて笑う。ただのバーガー安売り店やん。
この本、後講釈・結果論で批判しているだけで、結局のところ何が言いたいのかわかりません。
後から数字を出して辻褄を合わせるなんて誰でもできる。
そんなに詳しいなら事が起こる前に予測してくれと言いたくなります。
ダメな人に「だからダメなんだ」というのは簡単。
成功してる人に「だから成功している」というのも簡単です。
大学の学者ってこんな感じよね。
それはともかくマクドの話に戻すと、
僕もマクドには行きません。
セットで600円超えるから全くお得感がない。普通に丼ものとか食った方がいい。
友達に連れられてマクドに行っても、意地でもチーズバーガー単品頼みます。
体に悪いイメージのファーストフードなんて今後どう転んでも流行らないでしょ。
イノベーションつってもバーガー縛りじゃなー。
勉強・仕事スペースとしての価値はあるから、本屋とマクドを合体させれば良いのでは。
と思ったけどもうスタバがやってるし、スタバのコーヒー飲みながら本読んだ方が良いですね。
やっぱりマクドには行かないです。
おすすめ度:★
こんな人におすすめ:マクドを叩いていい気分になりたい
ルトワックの日本改造論
飛鳥新社 (2019-12-13)
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▼紹介
著者は米戦略国際問題研究所(CSIS)上級顧問で戦略家のエドワード・ルトワック。
ルトワックさん、画像検索すると凄く良い顔してます。
そんなルトワックさんが日本の行末を憂い、今後取るべき政策を進言する本。
▼メモ
■必要なのは子供と国防
イスラエルは一人あたりGDPは日本と同じだけど出生率3.1。
国防は最低限の福祉。
一人あたりの国防費は日本が365ドルに対して、イスラエルは2,194ドル(2016年)。
つまり、日本人はパチンコに金を使っている場合ではない。子供に使え。国の若返りを目指せ。
国の将来のために出生率3以上は必須。
1960年代の日本人は今より貧しいが専業主婦が普通で出生率3以上だった。給料だけの問題ではない。
有効な政策は「5歳までの育児サービス無料化」。
■韓国
信頼できる相手ではない。
韓国の反日は、オランダ、スウェーデンの対独感情と似ている。
当時に戦ってない、むしろドイツと近かった国ほど反独になる。
今は「我こそは平和の使者」ってな顔をしている。ちゃんちゃらおかしい。
■中国
グーグルはペンタゴンに協力せず中国と共同開発を始めた。
なぜなら社員に中国人が500人いるから。中国人はこうして潜り込み技術を盗む。
日本も他人事ではない。
ソフトバンクの最大利益をあげている投資先はアリババ。
リーマンショックでアメリカ他が弱体化したと読み違えて無茶した。
親中オザワ率いる民主党政権だった日本にもやりすぎた。日本人は怒り、安倍政権になって状況が一変。
中国もさすがにヤバいと気づいたがもう遅い。
経済の不満そらすため冒険(戦争)に打って出る可能性がある。
■北朝鮮
中国のはともかく、北の核は日本が自分で防ぐしかない。
アメリカは他国のために核を使わない。
自国の防衛が最優先なので迅速な先制攻撃もできない。
アメリカは1945年以来、朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラン・イラク戦争と、戦争で負け続けている事実がある。アメリカを頼りにしすぎてはいけない。
自分の国を自分で守る気がないなら韓国と同レベル。
必要なのは先制攻撃。使えない核より先制攻撃につかえる通常兵器を。
先制攻撃で北朝鮮のミサイル基地を全部潰すことは不可能ではない。
国を守るための先制攻撃は当たり前の権利だから、まともな国は批判しない。
やる気あるアピールするだけで効果があるから本気になれ。
もう数十年も遅いが国家諜報機関も必要。
経済の情報戦で勝負できてる日本なら今からでも作れる。
■アメリカ
悪口を言われても許すが、嘘や約束破りは絶対許さないのがアメリカ人。
オバマ時代に中国は「東シナ海は武装化しない」と嘘をついた。この嘘をトランプは許さない。
経済戦争は新たな戦争の姿。
関税や貿易障壁は武器。中国にとってファーウェイは火力。
アメリカの政治家も自由原理主義のふりをして経済戦争を仕掛けている。
▼感想
ほんとルトワックさんの言う通りだと思うけど、
野党やマスコミが特定秘密保護法に猛反対したり、桜を見る会を延々と追求する国会の不毛なやり取りを見ていると、本書と現実の政治がかけ離れており虚しいです。
パチンコは本当に日本の恥だと思いますね。
パチンコの収益にはロクに税金がかからず、利益は北朝鮮に送金され、北朝鮮はその金でせっせと日本向けミサイルを作っているんだからもはやブラックジョークだ。
実用性:★★
オススメ度:★★★★★
外交戦 ~日本を取り巻く「地理」と「貿易」と「安全保障」の真実~
外交戦 ~日本を取り巻く「地理」と「貿易」と「安全保障」の真実~
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▼紹介
高橋洋一さんが外交について語るということで、これは読むしかない。
▼メモ
■双方向から考える
やったことに「あれが足りない、ここが悪い」と難癖つけるのは簡単。これは一方通行の思考。
やらなかった場合のシミュレーションもして、比較してどうかを語るのが重要。
これが「双方向から考える」ってこと。
■「川を上れ、海をわたれ」
歴史、世界に同じような事例がないか調べる→世界レベルの常識(原理原則)を知る。
「井の中の蛙」にならないように。
英語で説明できない価値観(文化)は国際関係で通用しない。
マスコミや専門家まで思い込みでテキトーなこという人が多すぎ。
ニュースに惑わされず、たしかな原理原則・事実と不確かな思い込みを切り分け、原理原則と事実から自分なりの筋の通った答えを出す。
■地政学で考える
自由と権利を尊重し、民主的であるほど戦争から遠退く。
民主度の高いヨーロッパで戦争が起きることはまず無い。ロシアが少し怪しいぐらい。
一方、アジアは民主度最低で戦争の数は最多。日本はそういう場所にある。
地政学的に沖縄基地が必要なのは明らか。
韓国は北朝鮮に寄ってる。
韓国への輸出規制は世界に対する日本の責任。
穴があってもいい。政治的メッセージ送るのが目的。韓国の経済を破綻させたいのではない。
中国の完全な民主化は期待薄。
金融のトリエンマの「自由な資本移動」を放棄=固定相場を維持してる。
自由化しちゃうと一党独裁が保てない。
■集団的自衛権は当たり前の権利
自衛権とは正当防衛であるから、憲法違反ではない。
正当防衛は権利であり義務ではない。襲われた人を助けるかは自分が決めること。
集団的自衛権に反対する人は権利と義務についてわかってない。
あるいは国の主体性を認めていない。主体性のない国は国ではない。国連憲章に書いてあるから読め。
要は権利を持った上で、どう立ち回るかって問題。
■
領土はビジネスライクに考える。
領土が話し合いで返ってくるのは沖縄返還のようなノーベル賞クラスの偉業。まずムリ。
俺のものだというメッセージを出し続けて膠着状態を維持するのがベター。
買収って手はあり。良い悪いはともかく、カードを増やした方が有利。
ファーウェイはやっぱりヤバい。
▼感想
まずは原理原則を知り、事実を切り分けて、自分の頭で考える。
外交だろうが何だろうがこのプロセスが重要なんですね。
人間があーだこーだと一方通行で不毛な議論をするより、
AIが原理原則と事実を選び、山ほどシュミレーションして、点数の高い案をサクッと決めた方が良いのでは。
と、自分の頭で考えるのと真逆のことを考えてしまいました。
地政学は「シヴィライゼーション5」をプレイして嫌というほど味わいました。
隣国に恵まれないと酷い目にあいますよ。外交関係や領土を防衛する戦闘ユニットに穴が空くとすぐ攻めてきますからね。
政治家の方、ぜひシヴィライゼーションをプレイしてください。
実用性:★★★
オススメ度:★★★★
正しい「未来予測」のための武器になる数学アタマのつくり方
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▼紹介
高橋洋一さんが数字について語るということで、これは読むしかない。
社会人の常識としての数学を解説し、その数学を全く理解していない官僚・マスコミはやっぱりアホという話になります(笑
▼メモ
「100点じゃないからダメ」のように、1か0で話す人は数学についてわかってない。
「落第点でなければいい」のが数学アタマ。
■会計は社会人の常識、財政の常識
東大法学部出身の財務省官僚は会計について無知。
会計ができるだけで東大生より賢いってことになっちゃう。
会計は、
・複式簿記
・貸借対照表(BS)
・損益計算書(PL)
の3つを押さえればOK。
国のBSを見るのが世界の常識。
「日本の1000兆円の借金が~」みたいな話になるのは会計について無知だから。
日本のBSは健全であり全く問題ない。
■日本の人口が8000万人になってもGDPは最大0,7%下がるだけ
こうして数字で見れば「本当に外国人労働者は必要か」といった問題がリアルに判断できる。
■経済を学ぶなら、色んな理論を覚えるより「需要と供給の図」を深く学べ
需要と供給ラインがクロスするバッテンのグラフのこと。
曲線がどうシフトし、その原因は何なのかを考える。すると現象が見えてくる。政策の目的も見える。
例:規制緩和しながら増税→何がしたいのか謎。意味ない
「デフレ不況」という言葉が経済オンチであることもわかる。
物価が下がることと、GDPが下がることは全く違う現象だからくっつけるとわけわからん。
■年金は破綻しない
保険料タダ乗り世代が減るにつれて、保険料と支払い額が一定で釣り合い安定する。
BSをとる期間を区切るから赤字になる。
「この額では生活できない」とか知らん。払った分に比例して貰う、年金ってそういうもんだから。
■リスクとは確率である
良い・悪い、ある・ないの問題ではない。
確率について語れないから戦争反対・賛成の不毛な二元論になる。
戦争のリスクは「平和の5要件」で計算できる。
既に確度の高い理論がある。それを使い、色々な事例を合わせて全体としてリスクが~%上がる下がるという話が必要。
全体のリスク(確率)を計算せず、一部の事例を取り出して「ほら、リスクが上がるから集団的自衛権反対!」とかナンセンス。
確率は直感とは違うもの。(例:モンティーホール問題)
リスクを語るなら専門的な勉強が必要。
▼感想
リスクの項を読んで、国会ではつくづく不毛な議論をしてるなと思いました。
会計ってあの、青色確定申告で作る面倒くさいやつですよね。
僕は会計については全くの無知。必要になるほど収入も資産もないので。
しかし、あんな面倒くさいのを個人にやらせておいて、官僚はできねーのかよ、使い方わかんねーのかよ。
そもそも、なんで財務省なのに法学部出身が多いんだろう?
数学を使って計算する部署じゃないの?法学部関係ないやん。
「需要と供給の図」は社会科で習ったような覚えが。
これも、官僚もマスコミもわかんねーのかよ。みんなで基本からやり直そうぜ!
実用性:★★★★
オススメ度:★★★★★
日経新聞と財務省はアホだらけ
産経新聞出版
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▼紹介
元日経記者の田村氏と、元財務官僚の髙橋氏がぶった切る!
日経新聞と財務省はいかにアホか、あらゆる角度から理由&ファクトがてんこ盛り。
日経に騙されるのを予防できる、ストレス発散になる、読む前から面白いのがわかってしまう本。
▼メモ
■日経を読むとバカになる
新聞は、明らかな嘘は書かないが書き方でいくらでも印象操作できる。
むしろ小さく書いてある方が重要。
新聞読むヒマあったら原文にあたった方が早い。
中国の一帯一路、AIIBに「バスに乗り遅れるな」と煽ったのが典型的。
「中国と仲良く」というイデオロギーが先にある。
政治と経済は切り離せない。中国が開放経済なわけがない。
そのリスクを知ってて書かない。またはわかってない。トヨタも危ない。
■デフレと消費増税はアホが原因
消費税は社会保障に使う目的税ではない。
なのに消費増税しないと社会保障が減ると脅す。
論理の穴がわかってるのに誰も書かない。
バブル時でも物価上昇率3%と緩やかなものだった。
法の穴で株価が上がっただけなので法で対応すれば良い。つまり法律の問題だった。
しかし日銀は自分のせいだと勘違いして引き締めに動いた。これがデフレの原因。
方針を正当化するため、現在まで引き締め路線を継続中。
金融政策を緩和すれば財政政策が効く(マンデルフレミング)。
マネーを絞るとうまくいかないのは経済学の常識。
だから日本は海外から「プア・マネタリー・ポリシー」とあからさまにバカにされてる。
白川総裁なんて良く言って20点、はっきりいってマイナス。
インフレ目標2%の意味すらわからない。
■日経、財務省、学者のアホトライアングル
日経記者のレベルは、経済学落ちこぼれ学生以下。
取材もできない。海外記事の横文字を縦に変えるだけ。
東大も世界では「東大?なにそれ」。
経済学やるならとりあえずアメリカの大学院行け。
権威づけに使われる御用学者は数字が使えない、確率の話ができない。
▼感想
印象操作は、いわゆる「書かない自由」ってやつですね。
これを聞いてスマホやワイモバイルの宣伝文を思い出しました。
爆速!とか大きく書いて、すみっこに読めるか読めないかの小ささで帯域制限や違約金について書いてある。でもこれが一番重要っていう。
新聞記事も同じだと思いました。
まず当たり前のようにバブルバブル言ってるのを改めないといけないなと。
バブルはおごりたかぶった日本人のせいではなく、一部のアホによる失策だったわけです。そして失策を隠蔽・正当化するために30年間デフレが続いている。
バブルの認識を正さないと、間違った土台の上に政策をいくら積み上げてもまた崩れてしまうでしょう。
もしバブルのとき適切な手を打っていたら今ごろ日本はどうなっていたんだろう。
GDP2倍ぐらいになってたのかな…悔しいです!
実用性:★★
オススメ度:★★★★★
みんなが知りたかった 最新eスポーツの教科書
秀和システム
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■概要
ビジネス書コーナーの端の方にあったので読みました。
日本におけるeスポーツの現状を一通り知ることができます。
日本のeスポーツで賞金を出す場合、
・景品表示法により、メーカーから出せる賞金は10万円まで
・賭博法により、大会の入場料の一部を賞金にするのも引っかかる
・風営法にも何かしら引っかかる
このトリプルチェックを回避する必要がある。
と思ってたけど、実際は解釈次第。
何がOKなのか誰もわからず手探り状態、ってことがわかりました。
一読しただけなので、理解が間違ってたらすんません。
■メモ
消費者庁は、大会上位に入るようなスキルなら「仕事」と認めているため、他スポーツと同じように賭博の範囲外で賞金が出せるはずである。
実際、シャドバは1億、モンストは4000万出した大会がある。しかもプロ化以前。これが問題になったことはない。
基本無料や、メーカーではなく第三者スポンサーが賞金を出すなら問題ないかもしれない。
でも企業としてはグレーゾーンでビジネスしたくないから自主規制している。
jesu以前にも3団体あったが、団体が割れてるとオリンピック認定の足かせになるからjesuに統一した。
jesuは認定プロの前に認定タイトルも決める。
国内タイトルに限り、海外タイトルは除外。
ドラゴボ、パワプロは国内タイトルなのにまだ認定されていない。jesuは忙しいので手が回ってない。
オリンピックに合わせてムリヤリ進めたプロ化だが、
プレイヤーや観客、企業から見てオリンピックにそれほど魅力あるか疑問。
プロ認定が良い選択だったのかは、やはりわからない。
■感想
僕は正直、jesuに関して「オリンピックを口実にして駆け込みで利権作っただけじゃね?」と怪しく思ってます。
タイトルまでjesuの裁量次第だもんなー。余計な利権が発生してるような気が。
日本チェス協会みたいにならなきゃいいけど。いや、僕には関係ないからなってもいいか。
僕が格ゲーに興味を持ったのは8年前。
その頃はまだeスポーツなんて言葉はマイナーでした。
ここ2、3年じゃないですかね、やたらeスポーツとか言い出したのは。
eスポーツとか言われて、僕は正直冷めました。
eスポーツに興味が無いという前にスポーツに興味が無い。
僕が好きなのはスポーツじゃなくてゲームなんです。
まあこれは個人的な感情に過ぎないわけで、これから対戦ゲームを盛り上げるにはeスポーツにシフトする必要があるのは間違いないかと。
タバコ臭いゲーセンで100円溶かすのは一部のマニアだけになりましたから。
とりあえず、本書のウメハラの写真が酷かったのでそこだけでも必見(笑
実用性:★★★
オススメ度:★★★
2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望
2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望
SBクリエイティブ
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今後の世界地図が見える一冊。
冒頭の図を見るだけで「のんびりしてると日本ヤバい」ってことがわかる。
若い人からお年寄りまでとりあえず見てくれ。「うわ、私の国ヤバすぎ」て焦るから。
ユニコーン企業(有望なベンチャー)中国96に対して日本3って絶対勝ち目ないやん…
団塊世代のバブル気分上から目線はもう通用しない。
この年齢別人口分布もどうみたってヤバい。
つぼ型を超えて竜巻みたいになってるじゃないか。
世界を変える5つのテクノロジー
・AI
・量子コンピュータ
・自動運転
・5G
・ブロックチェーン
この期を前にして規制ガチガチ、予算カツカツで動けない日本。
2050年にはアメリカ、中国、インドが覇権。
日本はGDPでインドネシア、ブラジル、メキシコに追い抜かれ…
こういう世界情勢を踏まえて原発稼働とか議論しないと。
桜を見る会で揉めて時間潰してる場合じゃない。
実用性:★★
オススメ度:★★★★
日本再興戦略
幻冬舎 (2018-01-31)
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どうやったら稼げるか、そんな小賢しい話ではありません。
もっと大局的な視点でこれからの日本を考える本。
■メモ
日本は欧米のシステムをつぎはぎして、その場しのぎで取り入れてきた。
頻繁にアプデすればそれで良いが、アプデが全くない。
軸がないので時代とズレたら機能しない。
結果、マスコミの先導もあり個人の拝金主義になっている。バブル期のトレンディドラマがその象徴。
拝金主義には「社会に価値を生んでいるか」という視点が欠けている。
曖昧なままを取り込んだ「欧米」により、
機能しない民主主義、流動性が無い大学、変な男女平等など様々な弊害が生まれている。
それでは今後の日本が危うい。だから「欧米」を再考する必要がある。
例えば、カースト制度。
日本でいう「士農工商」はこれからの時代に合っているのではないか。
百姓とは生業が百あるという意味。つまりマルチクリエイターであり多動力。
これから日本人はみんな百姓になる。
■感想
本書を体現してるのが、大学に属しながら多岐にわたる活動をする著者。
大学教授は仕事だから嫌々生徒の面倒をみるのが普通。少なくとも僕が出会った教授はそうだった。
著者は、自分のやりたいことにパワーが必要だから、大学に新しい組織を作り学生を何十人と育てているという。
「なんとか専門家」みたいに外から大きいことを言うだけでなく、自ら実践しているから説得力がある。
僕の父親は百姓だけど、たしかに商売・機械修理・山開拓・株、何でもやる。
僕も絵を描くし、ブログ書くし、ゲームするし。
収入は無いけどマルチクリエイターやってるぜ。
本書を読んで、ようやく俺の時代がきたなと確信した(?)
実用性:★★
オススメ度:★★★★
日本の戦後を知るための12人 池上彰の<夜間授業>
文藝春秋
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12人のうち誰一人として詳しく知りません(汗
マスコミ、経済人、政治家から「戦後に挑んだ」人をピックアップ。
なので、みんなが好きな芸能人とかはいません。
共通するのは功罪両面あるということ。創造には破壊が必要なのです。
マスコミで取り扱いタブーみたいな人も取り上げてるのが面白い。
渡邉恒雄、池田大作とか表に出ないので知りようがない人も入ってます。
■村上世彰、堀江貴文
企業のホームベージ制作からライブドア買収、実態は株式分割による金融業で時代の寵児となったホリエモン。
テレビにTシャツで出てきて旧世代の大人が眉をしかめるような本音言っちゃう。
「これを観た旧世代がどう思うか」なんて無視。
結果、権力に目をつけられて逮捕です。
すごく頭が良い一方で、子供のように正直なところが憎めないんですよねホリエモンは。
今活躍している理由もそこにあると思います。
■小泉純一郎
当時は僕が中学生の頃かな。ほんとにフィーバー状態でしたよ。
今振り返ると、
・自由主義という名の派遣拡大
・欺瞞だらけの郵政民営化
・日朝首脳会談は拉致解決どころか実質、日本が戦争責任を謝罪している
うーん、どうも良いことが無いように見えます。
小泉さんは総理退任後もハチャメチャなことを仰ってますが、ご自身の政策の結果について意見を聞きたいところです。
■中内功
価格破壊の風雲児…
バブリーなときに安売りって意味わかんないです。
そんな自分だけ儲かるデフレモデル作るなよと。
ダイエーも今じゃ見る影もないです。
天井低くて古くさい建物が小型イオンになってるとか。
地価上がること前提に駅前にドーンと建てちゃって、潰すに潰せないのかな。
成功体験を引っ張るとこうなるという象徴のよう。
ダイエーは専門店に食われ、専門店はアマゾンに食われる。
対して時代遅れの法律に守られてるマスコミはいつまで耐えられるのか。
■
各章の最後に対話形式で話がまとめられており、そこを読むだけでなんかわかったような気になれます。
池上さんはこういうの(印象操作)が本当にうまい。
しかし、見た人にわかったような気にさせる危うさもはらんでいます。
内容の真偽はわからないし、物事の見方に完全中立ってことはありません。
だから一読してわかった気にならず、池上さんきっかけで興味を持った後は自分で調べるのが重要ですね。
日本を覆うドリーマーたちの「自己陶酔」
日本を覆うドリーマーたちの「自己陶酔」 (WAC BUNKO 288)
ワック (2018-12-19)
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僕はマスコミに不信感があるので、現状を知るために読みました。
対談形式だけどお二方ともムダなく話すし、内容がいちいち濃い。
■メモ
日本で最もレベル低いのがマスコミとアカデミズムなのが不幸。
今対立してるのは「右左」ではなく「DR」=ドリーマー・リアリスト。
SNSで個人が発信できる時代、信用の対象がメディアから個人に移ったので若者ほどリアリストになっている。
今は一国のトップまで直接SNSで発信。ネタ元の資料もネットで直接読める。
ストレートニュースすら番組尺や紙面の都合でカットされるマスコミの存在価値は薄まってる。
マスコミはいまだに右左でしか物事を捉えられない。
しかも法案読まない、海外事情も調べない。「戦争法案」みたいなレッテルだけ貼る。
電波オークションが無いのは日本だけ。だから情弱向けの情報しか出せないのに潰れない。
左翼は生き残り戦術が得意なので、朝日のように左に傾いてるメディアはより左に純化される。
杉田水脈さんの「LGBTは「生産性」がない」は、普通に読めば意味わかるけど「生産性」という言葉の定義が曖昧だった。
マスコミはそういう部分を見つけて炎上させる。
つまり、タブーを恐れず陣取った人の後に揚げ足を取り、寄ってたかって狙い陣取り合戦を始める。
日本以外に「マルクス経済学」なんて存在しない。マルクス経済研究者がいるだけ。
なのに東大ではマル経が40年間必修だった。
今ではほぼ絶滅したが、学者は生き残ってるし講義も名前を変えて残ってる。
マスコミや学者は数学ができない。
確率計算できない、数字が使えない、場合分けは漏れかぶりなくできない。
だから原発事故では「0ではない」が伝言ゲームで「危険性がある」になってしまう。
観念論をぶつけ合うから不毛な議論になる。
■感想
僕も「右左」って分け方は違和感あったんです。
僕は右じゃないし左でもない。中立という気もない。
なるほど「DR」ならわかりやすい。
僕が「マスコミっていいかけんだな」だと心底思ったのは、ギルティー伊藤※の件です。
※勤務している市役所に「海外大会で優勝」と嘘をつき、引っ込みがつかなくなり記者会見を開き、スポーツ新聞トップに載ってしまった珍事
少し裏とればすぐわかるのに、それもやってないのかと呆れました。
おそらく、政治経済など重要な話題でもマスコミはこういうテキトーな仕事をやってるんでしょう。
で、テキトーな主張で観念論を展開する。
いや、僕も数学できないですよ。理系高校だったけど全て忘れました。
でも「具体的にして説得力高めるために数字を使え。理由と具体例を出せ」
というのはライティングで真っ先に言われることです。
これができないなら、マスコミとアカデミズムは底辺ライターよりレベルが低いのでは。
僕が学生だった15年前はまだ「大学生なら新聞ぐらい読め」なんて言われていました。
今そんなことを言う人がいたらちょっと引きます。
しかし当時の僕は一時期、大人の助言を真に受けて毎朝2時間、朝日新聞を読み込んでいました。
根拠不明な観念論だけ刷り込まれて、本当に時間と労力のムダでした。
信用できると思う人のツイートを追って、気になった情報だけネットや本で調べる。今の時代、一般人はこれで十分。
新聞5紙読み比べなんてやってるほどヒマじゃない。僕はわりとヒマですが。
テレビ・新聞を見るぐらいなら、脳のメモリを有効に使える分全く情報見ないほうがマシだとすら思う。
僕は3年前まで親父と政治について話すこともあったけど、ドリーマーすぎてストレス溜まるからもう話さないことにしたんです。
情弱は自分を情弱だと思ってないのが厄介で、むしろ自分はNHKのような信頼できるマスコミをチェックしている情強だと思っている。
こういう上の世代にはもう何を言ってもムダだと感じます。時間がたって世代交代するのを待つしかない。
リアリストのみなさん、今は耐えましょう。
実用性:★★★★
オススメ度:★★★★★
いまこそ税と社会保障の話をしよう!
観念論ばかりでほとんど何いってんのかよくわからないので眠気に襲われました。
要するに、
「成長はもうムリだから富を増やすのは諦めて上手く配分することを考えよう」って話。
高齢化は進むけど人口が減るから負担も減って意外と平気。
だから将来社会保障費は70億増えてもGDPが20%増えるから大丈夫なんだとか。
いやいや、なんつー後ろ向きな話なんだと。
経済成長も人口減少も歯止めかけられるのに、政治家・官僚・学者がスクラム組んでことごとくチャンスを潰してきたんじゃないか。
まず増税反対しているのが左派・リベラルという認識が間違ってる。
右・左、リベラル・保守関係なくみんな反対してますよ。
「消費税を上げるのが税収を上げるのに一番確実、効果的」
ってこれ何言ってんの?
さすが東大経済出身の大学教授は言うことが違うな。マル経ですか?
「一部の人が儲かるぐらいなら全員貧乏になったほうがいい。でも自分は大学教授で政治家にもコネがあるから金持ち」
僕にはそう聞こえました。
ネットで調べたところ著者の井手英策さんは、前原誠司氏が訴えた政策「All for All」の生みの親。民主党支持者でそっち系議員のブレーンだそうです。
井手氏のアイデアでは8→10%の消費増税2%分を全額支出し、その満足感をテコに次の増税につなげていくのだとか。
(参照:https://www.businessinsider.jp/post-106191)
はぁ?2%をエサにして増税って国民ナメてんの?
実用性:★★
オススメ度:★
お金
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▼紹介
経済的自由への道を教えてくれるということで読みました。
そんな道があるなら知りたい。
▼メモ
■日本にはお金の教育が無い
アメリカでは小学生から投資について学ぶ。北欧の教育でもお金について考えさせる。
対して日本にはお金の教育が無い。
だから、
・複利の計算ができない
・緊急時に備えた蓄え(給料3ヶ月分)があるのはたったの55%
・非正規手取り14万で奨学金返済5万を抱えてしまう。
16万人が返済滞る。卒業後すぐ自己破産する例もある。
「お金は汚ないもの」という意識を今すぐ捨てて勉強するべき。
■その他
リスクに対処する方法は3種類
運転でいえば、
・回避:免許証返納。乗らない
・移転:保険に入る
・低減:安全運転
ヒューリスティック(経験則、直感による意思決定)はバイアスがかかる。
・損失回避
・現状維持
・同調性行動
さらに、売り込むが側は「情報の非対称性」を利用してインセンティブを作る。
▼感想
結局のところ資産運用の話なので、収入が低い僕なんぞにはリアリティが無い話です。
よって読んで今すぐ何が変わるわけでもないけど、とりあえず自分は何も知らないことがわかりました。
お金の教育が無いからスマホゲー1人あたりの課金額は日本が世界でぶっちぎり1位なのかも。(2021予想:日本18.42$。中国、アメリカの4倍)
「お金は汚ないもの」って意識は誰が植え付けたんだろう。社会主義者?朝日毎日?
お金について教えないのは現在の勝ち組にとって都合いいからなのではないか。
「国のことなんてどうでもいい。自分が儲かればいい。」
そんな戦後日本の歪んだ部分が出ているのではないか。
と仮説を立ててみたけど、戦前の教育について一次資料にあたる暇が無いので検証できない。
おすすめ度:★
こんな人におすすめ:お金の教育について意識したい
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投資には全然興味ないけど読んでみました。
3000円って絶妙な金額ですよね。興味なくても手を出したくなる。
本書の内容はズバリ、
ネット証券で「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」をやれ。
以上です。
他は成功例、失敗しない理由が沢山書いてあります。
・投資は初期コスト低いのがコツ。
・「楽天~」は世界最強であるバンガードのVTが買えるからリスク低い。
右肩上がりで安定。恐慌時はむしろ買い時。
結局のところ、本書を読んで「投資を始めよう!」とは思いませんでした。
費やす金・時間、リスクに対してどれだけリターンがあるのかよくわからない。
というか、ざっと読んでも僕なんぞには何が3000円なのかすらわかりません。
ええ、僕が無知なだけです。
投資の勉強にエネルギー使う前に、動かせる金を作らないとな…
そんな元も子もないことを感じて本を閉じましたとさ。
おすすめ度:★
こんな人におすすめ:投資を始めるために背中を押してほしい