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シューティング PS1

【エースコンバット】レビュー/評価/攻略:3Dフライトゲームの革命

投稿日:2019-01-16 更新日:





「7」発売直前ということで初代をプレイ。

はじめに


シミュレーター系が多かった3Dフライトゲームを簡単操作で誰でも空を飛ぶ楽しさを味わえるように作り変えた画期的作品。

【シリーズ別リンク】


■あらすじ
某国で活動を活発化させていたテロリストが軍の一部と結託しクーデターを実行。
奇襲で混乱し自力で対応できない事態に陥った軍は傭兵部隊「フェニックス」を組織。彼らに事態の解決を託すのだった。


プレイヤーのコールサインは「フェニックス1」。
傭兵らしくミッションクリアの収入で戦闘機を買う。気分はエリア88。

 

陸のリッジ、空のエスコン


当時のフライトゲームといえばリアル系で小難しい離着陸からシビアな操作を強いられるようなシミュレーター系ばかりで、そもそもゲームパッドで操作できるものが珍しかった。
(本作の元である「エアーコンバット」もフライトシミュレーター)

「フライトシューティング」を謳う本作では操作・挙動を大胆に簡略化。
最低限の機能「上昇下降、左右旋回、加速減速、(ヨーイング)」で操作。
離陸をすっ飛ばして飛行状態からスタート。クリア後の着陸も省略。

80発近いミサイル搭載数(現実には多くて10発前後)と、ミサイル数発に耐える航空機とは思えない耐久力もシリーズの特徴。


爽快感を重視しながらも航空機らしい揚力の影響は残しており、3Dならでは空を飛ぶ感覚はしっかり表現されてる。


【リッジレーサー】
ナムコの看板作品はいずれも爽快感重視。
空を飛ぶ爽快感を追求した「エースコンバット」、陸を走る〃「リッジレーサー」、攻撃を当てる〃「鉄拳」。

 

16種類の実在機体


第三世代ジェット戦闘機のF-4、第4世代のF-15 、MiG-29、Su-27、ユーロファイター、第五世代のF-22まで有名どころが揃う。

クリアするたび購入できる機種が追加される。金は山のように貯まるので好きな機体が買えるが、機体ストックは8機まで。
シリーズ中唯一、売った・撃墜された機体は再入手できない。



プレイヤー機体は専用カラーになる。部隊名であるフェニックスをモチーフにした通称「フェニックスカラー」。
個人的には軍用機らしくないのであまりカッコイイとは思えない。(裏技で素の配色にできる)

装備はミサイルと機銃の2種類のみ。特殊兵器は無い。
機体ごとに異なるのは飛行特性。味付けが強めで、実機と比べて正しいかどうかはともかく挙動の個性がよく出てる。


豊富に搭載したミサイルは対空、対地を兼ねる万能兵器。
ただし誘導性能は現実以下。短射程・低誘導で近距離用。戦闘機相手にテキトーに撃っても当たらない。そのため近代兵器なのに第二次大戦のレシプロ機のようなドッグファイトになる。


山や構造物などの地形を見せることでスピード感やスケール感を強調する仕様のため、現実と比べて戦闘高度が非常に低い。地上スレスレで常に墜落と隣合わせの緊張感。


高度1000m以下、マッハに近い速度でドッグファイト。地上物を超低空で攻撃。
現実にはあり得ないような状況を上手くゲームに落とし込んでる。

 

ミッション



高度制限ミッション、トンネル抜け、敵巨大兵器といったシリーズおなじみの要素を既に確立。


全体マップでミッションを選択。
ルート分岐があり、一部のミッションはそれまでの選択順によって選べなくなる。作戦の結果によって次の作戦の難易度が変化する要素もある。

難易度はイージー、ノーマル、ハードの3種類。イージーだと敵の動きが明らかにヌルい。


ミッションの種類は様々だが目的はデク状態の大型爆撃機や地上オブジェクトの破壊がほとんど。どれも短時間でクリアできる。この辺りはまだアーケードゲームの延長といった印象。

全体的に敵戦闘機が強い。よく動くので攻撃が当てづらく、敵のミサイルの誘導はしつこくて回避しにくい。その上グラフィックの粗さ&レーダー非表示で敵のミサイルが全然見えないため「見えない何かに襲われてる恐怖」が凄い。
ただほとんどのミッションは戦闘機と絡む必要は無いので全スルーで逃げればOK。


無視できない地上からの攻撃が厄介。
SAMのミサイルも高誘導で、低速度だと回避困難、焦って動いたあげく墜落とかありがち。
砲台の攻撃力が高く、いつの間にかゴリゴリ削られる。

画面に兵器の名称表示が無い、粗いグラフィックで目視もできないため攻撃を避けるには位置を覚えるしかない。

 

初作だけに気になる点も


目視で頼れるのは水平線のみ。
PS1初期の作品なので地表のポリゴンが粗くテクスチャはのっぺり。距離感が把握しにくい。


水平線が映らないと機体の向きも全然わからない。45度以上傾いて上を向くともう何がなんだか。修正しようとグルグル回転したあげく機体によっては簡単にストール(失速)して落下。
後のシリーズに慣れてるとイライラ。


高度差によって見え方が変わらないのでいつの間にか地表が迫る。気がついたときには手遅れ。


レーダーが不親切。
ミニマップにTGT(ターゲット)と非TGTの区別が無い。一方、拡大マップはTGTだけ表示。
空中目標の進行方向、ミサイル表示が無い。


後方視点の情報量が少なすぎる。
画面が寂しい。計器類はともかくミニマップが無いのは不便。

戦闘中に入る通信・警告の頻度が高い。BGMが聞こえないほど常に叫んでる。臨場感たっぷりだがとにかくうるさい。

ロードが長い&ミッションリトライが無いのでやり直しのテンポが悪い。
ミッション成功後の長いデブリーフィングデモがスキップ不可。

 

おわりに


フライトゲームというジャンルそのものに大きな影響を与えた作品。
手頃なボリュームとサクサク終わるミッションで気軽に遊べるのが初代の魅力。

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-シューティング, PS1

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