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RPG PS1

チョコボの不思議なダンジョン2【評価/レビュー】可愛いチョコボと可憐な少女シロマの組み合わせの威力

投稿日:2019-04-26 更新日:






「不思議の」シリーズ×FFキャラで大ヒットした前作。

でも問題点は色々ありました。

大まかにいうと次の2点。
・ローグライクの醍醐味を削ぐようなヌルいシステム
・「いつの間にか終わっていた」薄いストーリー

個人的にヌルゲーは好きなので、ヌルいシステムは全然OK。
でも、何のために何をやってるのかわからないストーリーは不満が残りました。

そういった前作の問題点にどのような手が入ったのか。
新しい要素はどんなものなのか。
プレイた感想をふまえてざっくりと紹介します。

 

前作のレビューはこちら↓





どんなゲーム?

・ダンジョンを探索するローグライク「不思議の」シリーズ
・可愛らしくデフォルメされたFFキャラ

この2つが融合して大ヒットしたシリーズ2作目。
前作から1年後の1998/12/23発売。

売上は52万本。前作の117万本から半減。
前作の評判がいまいちだったのが理由の1つみたいです。

 

ほのぼのした雰囲気はそのままに、濃厚でがっつり泣けるストーリーになっています。
雪が降る中、悲しげなチョコボのパッケージイラストが象徴的。

「探索してたらいつの間にかクリアしていた」前作とは違い、ストーリーの魅力でダンジョン探索のやる気を引っ張ります。

演出も進化。ムービーは本家FF並に美しくて大迫力。
派手なだけでなく、チョコボが動きと表情で泣かせる名演技を見せてくれます。

 

グラフィックの雰囲気が変わりました。
プリレンダCGの立体的でヌルっとした質感。
ゴージャスな印象ですが、前作のドット絵にも良さがあるのでここは好みが分かれるところ。

 

前作はダンジョン1st/2nd/3rdと味気ない名称の3種類。全部地下なので見た目の変化も乏しかったです。

本作はダンジョンが全5種類に増加。洞窟をはじめ、森、山、海底遺跡、果ては空中要塞までバリエーション豊富。
また前作のようにひたすら潜るだけでなく、進んだり登ったりしてダンジョンの先に進みます。

ダンジョン種類に合わせて構造も表情豊かになりました。
複雑さもアップし、中にはスイッチを切り替えて進む迷路のようなフロアもあります。

 

ワールドマップの追加で世界に広がりを感じます。

濃くなったストーリーと合わせて、世界を探索して物語を進めるRPGのようなワクワク感があります。

 

システムの変更点

ほぼターン制になった改良型ATB

ローグライクである「不思議の~」シリーズと噛み合っていないため不評だった前作のTATB(ターンアクティブタイムバトル)。
そのシステムが見直されて改良型のTATB2になりました。

敵だけにATBバーがあります。
チョコボが1回行動するごとに緑バーが赤色に変わり、敵のバーが全て赤色で埋まると敵のターン。

この説明ではわかりにくいと思いますが、実質ATB要素は無くなりターン制になったということです。

こちらが何もしなければ敵の動きが止まるので、のんびりプレイできます。
一方、ゲージ待つ必要がないからテンポよく攻撃できる。サクサク感もアップ。

本作をプレイして「やっぱり前作のATBはイマイチだったんだなー」と思いました。

 

仲間が同行してくれる!

前作はチョコボの一人旅でしたが、本作は仲間キャラが1人同行してくれます。
進行に合わせて3人が入れ替わるのでにぎやかな雰囲気。

3人にはそれぞれ特殊能力があります。
・モーグリ:たまに敵からアイテムを盗む
・シロマ:1フロア1回だけ回復
・シド:話しかけると地雷設置

仲間は戦力として頼りになるだけでなく、RPGのような仲間と協力する連帯感が味わえます。

 

数々の調整で難易度アップ

前作と違い、ダンジョン内セーブに「記憶のしおり」が必要。
そのため気軽にセーブできないです。

とはいえ、途中セーブできるだけでローグライクとしてはヌルい仕様。
そもそも毎階でセーブできる前作の仕様がちょっと異常なんですよね。

 

前作は耐久力が無かったので、1個良いのを手に入れた後は武器を拾う楽しみがありませんでした。
本作ではチョコボの装備(ツメ・クラ)に「耐久度」を追加。0になると壊れて消滅します。

耐久力を回復する手段もあるので、丁寧に使えば使い続けることも可能。
耐久度の追加がいい塩梅になっており、緊張感が出ています。

 

他にも、
魔法の強化が難しい、自動回復が弱体化、金欠でアイテムが買えない、
など全体的に難易度アップの調整が入っています。

力尽きてもレベル・アイテムを引き継ぐのは前作同様。
それでも、前作の「ヌルすぎる」不満を解消する十分な歯ごたえです。
ローグライクファンや前作プレイ済のプレイヤーにとってはちょうど良い難易度。

 

パワーアップしたやり込み要素

前作にもあった村の発展要素に加え、ハネやミュージアムなどやり込み要素が増えました。

クリア後ダンジョンも前作より充実。
制限つきで遊ぶ「復活ダンジョン」。高難易度の「ひみつのダンジョン」があります。

前作の3rdダンジョンのような無限階層はありません。でも作業的なプレイはもうウンザリなので無限階層は必要ないと思います。

 

「復活ダンジョン」

一度クリアしたダンジョンを制限つきで攻略。

制限は、
・チョコボ以外の仲間1人で行く。ダンジョンとキャラの組み合わせは固定。
・アイテムが持ち込めない
・入るたびにLvが1から始まる。

以上のようにけっこうシビアです。

 

「ひみつのダンジョン」

モンスターが全て最高レベルの高難度ダンジョン。
全30フロア。ボスは2体。オメガと、リヴァイアサンならぬ「リヴァイアさん」が登場します。

 

謎の少女、シロマをめぐるストーリー

ボーイミーツガールの冒険活劇。

詳しい内容は省きますが、
物語が進むにつれシリアスな展開になり、世界の謎が明らかになっていきます。

 

チョコボが出会うヒロイン、白魔道士シロマが物語の中心。
FFに出てきそうな容姿に素直な性格。戦力としても活躍。
シリーズ屈指の人気キャラです。

 

可愛いチョコボと、可憐な少女シロマ。
そしてツンデレな味方モンスター達。
この組み合わせの威力!

ボムおばさんは壁を壊してシロマを救うために「あの子を頼むよ」と自爆。
ベヒーモス(大工のゲンさん)も得意のやり投げで大活躍。
みんなええ奴やん(泣)

 

一方、なぜか「時の番人」として登場するバハムート。
意味深な発言を連発するけど実は真実を知らないし、シドやモーグリにイジられる微妙な立ち位置。

 

ストーリーについて最後に一点だけ。

流れるような展開に誤魔化されますが、雪山のシーンから空中要塞が起動するまでの流れがよくわかりません。
未来に帰って終わりのはずが、なんでこうなった?

でもみんなで力を合わせて空中要塞に挑むムービーは熱いし、まあいっか。

 

まとめ:前作の不満点を解消して正当進化

システムの改良、ストーリーとキャラの魅力、パワーアップしたやり込み要素で進化。前作の不満点は解消されました。

再現性が高い致命的なバグ「リサイクルバグ」に注意すれば、存分に遊べます。






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