当時のファミ通で紹介されてたのをチラ見してから、ずっとプレイしたいと思っていた作品。
「メガチュード2096」とは
タイトルが思い出せず「PS 格闘 ロボット」とかで検索しても出てくるのはゼロディバイドだけ。
あまりも情報が無いので自分の記憶違いか幻か、あるいはゼロディバイドだったのかと諦めかけた。
まぎらわしいやつ→【ゼロディバイド】
「説明書なし」を買ってしまったので必殺技のコマンドがわからず、ひたすら方向キーをグリグリするハメに。一種類しか見つからなかったり、どう頑張っても何も出ない機体がいる。
ネットで検索しても今どきの格ゲと違って情報が無い。レトロゲーにとって取説は命綱。
操作のクセがすごい
移動の種類が多くて混乱。相当な慣れが必要。
ダッシュを使った高速機動はバーチャロンのようで楽しいが、やってることは2D格ゲ。システムを活かせていないので荒削りな印象。
■リニア移動 (R1、2)
相手の左右に回り込むサテライト移動。
カメラワークが切り替わるので移動方向が直感的にわからない。その配慮として1P側が左、2P側が右に固定だが、そのために背後に回り込めない不自由さを感じる。
R1、2同時押しで相手に正面を向ける。そのためアーマードコアと同じ感覚で右押しながら左で切り返そうとすると足が止まる。これが地味にストレス。
■スパイラルアタック (方向キー相手方向、R1or2)
旋回しながら少しずつ接近。
■リニアダッシュ (方向キー前後、R1+2)
ダッシュしないとリニア移動でずっと周回するだけなのでさっさと間合いを詰める。
対人戦ではダッシュに対して必殺技を置いたりスカしたり、ってことになるんだろうか。
ダッシュを使いこなせないと歩行が遅すぎてロクに動かすことができないが、練習しようにもトレモがない。
■ライトニングステップ (方向キー相手方向、R1、2を交互)
ジグザグ移動で回避しながら接近。
■武器チェンジ (○)
武器には剣と銃の2種類があり、いつでも持ち替えることが可能。切り替えにボタンを使うぐらいなら◯を格闘ボタンにすれば良いのでは。
謎の対戦バランス
CPUはガン逃げで勝てる。1人でプレイしてもゲーム性がさっぱりわからん。
射撃しながら逃げてタイムオーバー狙い。ラスボスも楽勝。これが対人でも通用したらヤバい。
おそらく対人戦だと、
銃の命中率が低いので接近戦に持ち込んで剣でダメージを取り、必殺技に性能が良いものがあるので必殺ぶっぱゲーになるんじゃないかと。
個性豊かなのに個性がない
色々なタイプの機体を見るとワクワクが止まらない。
しかし見た目に反して性能に個性がない。これが最大の問題にしてプレイするとつまらない要因。
通常攻撃の射撃・格闘にほとんど違いがない。
ロックオン攻撃も見た目が違うだけ。しかも通常攻撃と同じ程度のホーミング性能しかない。
必殺技は昔ながらのコマンド入力。昔のゲームらしく入力がシビア。性能は同じようなミサイルなどの直線攻撃。一部飛び抜けた技があるだけ。
テキトーに機体紹介
■紫紺龍 (DARK BLUE DRAGON)
ビームバズーカ、アックスなど重装備がカッコイイお気に入りの1体。しかし結局、ミサイル連発するだけ。
■バニラ・ギーガー(Vanilla・Giger)
右のクモ型ロボ。明らかに人型限定レギュレーション違反。敵だと必殺技ホーミングレーザーが恐い。自分で使うと技出ない。
■カゼ・キリ(Kaze・Kiri)
必殺スパイラルアタック!
■ソードギア(Swordgear)
ミサイル連射&判定が強い突き。
■ドリル・ドール(Drill・Doll)
ばら撒きミサイルが強力。
■アクセリオン(Accerion)
パイルバンカー!
他にもボス2体を含め様々な機体が揃っているが、途中でスクショ撮るのも面倒くさくなってしまった。
まとめ
ストレスが溜まる操作体系。それに慣れたところで機体の個性が乏しいので動かす楽しみがない。
個々の要素に魅力を感じるだけに、色々とチグハグで噛み合っていないことが残念な作品。
本作をプレイすると、無性にバーチャロンがやりたくなる。