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レース PS1

チョロQマリンQボート【レビュー/評価/攻略】チョロQでボート!大ボリュームな異色作

投稿日:2018-11-29 更新日:









船のチョロQがマリンでボートレース!

チョロQをモチーフにしたレースゲームが舞台を海に変えて登場。

異色作なのにいきなりの大ボリューム。

140種類の船・潜水艦が使えます。
チョロQシリーズらしい、全ジャンルの船+αを網羅したオールスターなラインナップ。

ヨット、ボート、タンカー、客船、戦艦から働く船、シャチやイルカなど海の生き物まで。
船は海上、潜水艦は海底のコース・ミッションを担当します。

いろんな種類の船(+α)が入り乱れる異様な光景がパーティーゲーらしくてなんとも楽しい。

 

 

レース・ミッションは合わせて30種類以上。

開発元のバーンハウスエフェクトは後に「コンバットチョロQ」を制作しています。
そのため、コンバットと同じくミッションも力作。

消化活動や機雷撤去など趣向を凝らした様々なミッションがあります。
巨大艦との戦いはコンバットの巨大戦車を彷彿とさせますね。

 

タイタニックや大和など実在する船を、チョロQらしい特徴を捉えたデフォルメで表現。

長門は2連装砲塔、大和は3連装だったりしてニヤリとできます。

リプレイが格好いいので存分に船の勇姿を拝めるのも嬉しいところ。

 

ただし、チョロQシリーズでおなじみのパーツによるカスタマイズ要素は無し

 

コースのバリエーションが豊富。

リゾート地、ベネチア、洞窟、ジャングル、サンゴ礁、海底に沈んだ都市、海底遺跡、氷河、火山など。

これ以上他のパターンが思いつかないほど盛り沢山。
周回無しの1本道コースもあります。

BGMもチョロQゲーらしく良い出来。相変わらずムダに熱い曲調でテンションが上がります。

 

チョロQ1~3は見た目とは裏腹に運転テクが全てのガチレースでしたが、本作もガチです。

ただし陸のレースに比べるとパーティーゲー要素が強め。
コースにはジャンプポイントや砲台、一定間隔で閉まるゲート、岩が落ちてくるギミックや隠し通路があります。

また、船それぞれの攻撃装備やアイテムで攻撃可能。

 

アイテムはコース上の固定ポイントに配置してあるので、マリオカートのように入手して使います。
種類は固定、1度取ったアイテムは周回しても復活しない、ストック不可。なので取るタイミングが肝心。

とはいえ1人プレイで効果的なのはブーストぐらい。

攻撃系アイテムは目の前の敵を倒すだけなのでトップ集団に離されているとあまり意味が無い。

バリアもありますが、CPUの砲撃は船の種類に関わらず固定で精度が低く、CPUはアイテムを取れない・使わないのでわざわざバリアをつける必要はありません。

 

このように、アイテムに頼る要素は少なめ。
やはりどれだけコースを知っているかがキモになります。

 

チョロQシティのような探索要素をコース中に導入しているのも特徴的。
全コース(1以外)に船が入った宝箱3つ+石碑が隠されています。

宝箱を拾ってゴールすれば宝箱を入手。この場合、レースの順位は無効になります。

 

クリアする事に新たなコース・ミッションが出現。
この辺はチョロQ1~3と同じ流れです。

「選択可能なコース全入賞&ミッションクリア」が次に進む条件なので面倒なミッションも避けて通れません。

 

エンディングを観るにはレース・ミッション・探索、3つ全てをこなす必要があります。

・全コース1位
・全ミッションクリア
・コース中にある5つの石碑解放

で最終ミッション「エクストラ」が出現。
エクストラミッション3つをクリアすると真エンディングとなります。

エクストラは急にストーリー仕立て。
Qボートポリス基地所属の秘密攻撃艇「ドルフィンスター号」を駆り、敵要塞へ侵入し破壊を目指すシリアスな展開に。
今まで呑気にレースをしていたのに雰囲気がガラリと変わります。

 

フワッフワッな挙動

浮力でフワフワしながら跳ねるように進む軽快なフィーリング。

壁接触時のロスがチョロQ1~3に比べて緩いのでストレス無く走れます。

 

「加速、急旋回、砲撃、アイテム」のシンプル操作。

急旋回はドリフトのように船体が滑りながら回頭するので気持ちいいです。

旋回中はカメラが動かないのでコーナの先が見えないまま角度をバシっと決める必要があり、これが独特の操作感。

 

潜水艦と海の生き物は浮上・沈下の上下移動が加わり立体的な動きが可能。

潜水艦は上下反転操作ですが、生物系は反転しない辺りにこだわりを感じます。

 

ステータスは次の4つ。

・出力:加速
・スピード:最高速
・旋回:回頭性
・重さ:壁に接触時や被弾したときのロスが少ない

さらに船それぞれの攻撃装備があります。船によって攻撃パターンは様々。

戦うボート・船は大型砲や誘導弾(ミサイル)を装備。漁船は網、潜水艦は魚雷、空母は爆撃機発艦。

武装はいつでも何回でも使用可能。
被弾すると重量が軽い船ほど大きく吹っ飛びます。

連射が効きますが、全体的に弾速が遅く射程が短いので命中させるのは難しいです。

 

なぜか我が大日本帝国海軍の戦艦だけ基本性能が低いです。

出力はミズーリの半分ぐらい。ドイツ戦艦にも旋回性能で大きく劣る。

これは一体どういうことだ!と思いつつ使ってみたら理由がわかりました。

大和型だけ3連砲の圧倒的火力。
重量関係なく広範囲を吹き飛ばします。確かにこれなら性能に差つける必要ありますね。

さすがバーンハウスさん、わかってらっしゃる。

 

レースがガチでムズい

入手した自分の船を使うか、おすすめ船をレンタルしてスタート。

レースで入賞すればレンタルした船が貰えます。
優勝、ワールドレコード更新でさらに新しい船ゲット。

 

ベストを尽くし運が絡んでギリギリ3位に入るかどうか、という厳しめのバランス。
初見では「これムリじゃね?」と調整ミスを疑うほど勝てません。

スタートでライバルだけボートレースのようにかっ飛んでいき、前半コースは簡単なカーブが続くだけなのでどう曲がっても差が縮まらない。
トップ集団を攻撃しようにも完全に射程外。重い大型船はいくら砲弾を当てても怯まずそのままゴール。

こんな具合なのでレンタルのおすすめ船で1位を取るのはまずムリです。

優勝を狙うときは後に入手する、より高性能な船で再挑戦しましょう。
CPUは難しいコースに弱いため、後半コースの方が上位に入るのが簡単。

 

ミッションもガチでムズい

このゲーム、レースがメインだと思ってると痛い目にあいます。

レースは船の性能でカバーできますが、ミッションは性能で有利になるような内容でもないので頑張って攻略するしかないです。

後半のミッションは難しいというより面倒。自分のような面倒くさがりにはキツい。

 

海底ケーブル修理や機雷除去は接触判定がシビアでイライラ。謎の魚にパクパクされるし。
正直二度とやりたくないです。

 

「フィルタプラント」

大きく2つの区画に分かれており、渡り廊下で繋がっているフィールドを探索しながら仕掛けを解くミッション。

ここには本当にまいりました。

6色のフィルタを回収して色に対応したフィルタを交換するのですが、粗いグラフィックを逆手に取ったようなマップが非常にややこしい。

これではミニマップ無しでメガテンのダンジョンを進むようなもの。
しかも潜水艦のもっさり挙動で右往左往するのが非常にツラいです。

 

「アイアンデューク」

巨大船の撃破は攻撃箇所の全破壊が条件。これが厄介で、複数に別れた攻撃箇所の判定が分かりにくい!

特に前面を攻撃するのが大変。先回りするか追いついて張り付きたいけど、敵艦のスピードが速い上に砲弾が嵐のように飛んでくるのでイライラ。

その中でも最難関のミッションがここ。
敵の攻撃が激しすぎます。ドラム缶や魚雷を食らいまくって追いつけない。

このミッションは自分にも耐久力があるので被弾しすぎると撃破されてしまう。

何度リトライしたかわかりません。

 

「マリノイド・ベイ」

最後のエクストラミッション3つはさらに厳しいです。

スピードに乗るのを遮るような多数の障害物&激しい攻撃。
自機のドルフィンスターは軽いのですぐ姿勢を崩してしまう。特にクレーンのいやらしい動きには泣かされます。

そんな中ノーミスで走ってギリなペースで突っ走るライバル、マッドスペシャル。

ここも何度リトライしたかわかりません。

 

「デスファイト」

側面に攻撃しようにも側面には強力な電撃が走り、狭いから自分の攻撃の爆風で硬直、降下中は攻撃できないしでもう嫌。

 

「ラストミッション」

レーザー1撃で体力半分持っていかれて初見では「は!?」と唖然。

ここはやり方さえわかれば簡単です。
まずその場から動かずに左右の砲台を壊す。あとはその場から撃ち込んでキューブを壊すだけ。

 

気になる点

レース中に探索?

バリエーション富かなコースの探索自体は楽しいです。

しかしコンマ1秒を争うレース中に、自分だけレースそっちのけで逆走しながら探索する状況が意味わかりません。

レースと探索の両立は不可能。
しかもフリーランでは入手不可。

レースは無効になるにも関わらず、探索した物を得るには完走必須。散々ウロウロした後、居残りみたいな形でゴールを目指すことになります。
後半のコースは1周2分かかるので非常にダルい。

チョロQシティのようなオープンワールドを作るのはムリでも、フリーランで入手できるようにすれば済む話では?

 

グラフィックが粗い

サターンのゲームでもなかなかお目にかかれないほどの粗い背景。

モザイクみたい、というより完全にモザイクなテクスチャが眼にきます。
水面があるコースでは自分が水中・水上どちらにいるのかもわからない状態。

今まで当たり前のようにゲームで水中・水上を認識してたけどちゃんと作らないと伝わらないもんだなと、大事なことに気づかされた気がします。

 

粗い背景と船ならではのフワフワした挙動でスピード感がありません。
減速してることに気づかないので操作にも影響が出ます。

てか実際、スピードが無い。最高で70ノットぐらい。
十分現実離れした速さだけど車に比べると遅いです。

 

OPムービーのクオリティは高い!
これぐらいのグラフィックで遊びたかった。

 

カスタマイズ要素が無い

やはりパーツによるカスタマイズ要素は欲しかったですね。

船を集めるのは楽しいですが、性能の低い船に使い道が無いです。完全にコレクション要素。

攻略が進むほど上位互換の船が手に入るため、帆船・ボート・大きな船などは中盤以降、カテゴリごと出番なし。

武装、エンジンをカスタムできたり、クラス分けがあれば活躍する機会があったはず。

 

まとめ:頑張りすぎな力作

ところどころ粗さが目立ちます。

でも不満はありません。なぜなら本作は少々「頑張りすぎた」作品だと思うからです。

140種類の船、砲撃・アイテム、レースに探索、多種多様なミッション。これだけの要素を放り込んで上手くまとまる方がおかしい。

 

全体的には、元ネタを知ってる船好きからチョロQだからとりあえず買った人からまで楽しめる大ボリュームの良作です。
探索とミッションをコツコツ頑張れる人にオススメ。

本作を洗練した続編が出ることはありませんでしたが、様々な要素は戦車を題材にした「コンバット」につながっています。

 

以上です。

本作が気になる船好きな方へ、次にオススメするのは船を思う存分カスタムできるこの作品↓








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