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PS1

I.Q FINAL【感想/評価】「たまには脳汗かきたい」そんなときはコレ

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I.Q FINAL

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I.Q FINALとは

前作「I.Q Intelligent Qube」は101万本売り上げて大ヒットしたパズルゲーム。
PSクラシックに収録されています。

このとんかったビジュアルで101万本は凄いですね。

 

生みの親は佐藤雅彦氏。
佐藤氏は「ピタゴラスイッチ」「だんご3兄弟」などを手掛けた名クリエイター。平成25年秋には紫綬褒章を受章されています。

当時CMプランナーとして「ポリンキー」「ドンタコス」「バザールでござーる」など、誰もが一度は耳にしたことがあるヒットCMやテレビ番組のコーナー企画などを手がけてその世界ではすでに有名人だった佐藤氏。

その佐藤氏がぶっつけでゲーム会社に企画を持ち込み、慣れないゲーム作りで壁にぶつかりながら作り出したのが「I.Q」です。

これだけの実績を持つ佐藤氏が「これまでに手掛けてきた作品の中で一番思い入れがある」というほどの力作。

その「I.Q」の次作。完成形で、タイトル通り最終作にあたるのが本作です。

 

「謎の空間に閉じ込められたサラリーマンのような人物が、「CUBE」のような映画を彷彿とさせる謎の場所で立方体に襲われる」

真っ暗な謎の空間と壮大なクラシック音楽に吸い込まれる中、次々と息をつかせずブロックが流れてくる。
この状況にはやめ時が見つからない中毒性があります。

といっても、知らない方は何をするゲームなのか意味不明だと思うのでシステムを紹介しますね。

 

ブロックが画面奥から転がってくるので、押しつぶされたり後ろの崖に追い詰められないように上手く処理していきます。

 

システム・操作はいたってシンプル。

具体的には、

・◯でマスをマーク
・もう1回◯押すとマスが一定時間赤くなる
・そこにブロックが乗ると消滅する(捕獲)

こうして道を作っていきます。

 

通常ブロックの他に緑・黒ブロックがあります。

・黒を消すと1個につき背後の崖が1ライン崩れて後が無くなる
・緑を消すとそのマスが緑色になり、△を押すと周囲1マスまで消える

つまり黒を避けながら、緑を利用してブロックを効率良く消す方法を考えるわけです。

 

黒以外のブロックを全て消せば「グレイト」でクリア。崖が1ライン増加で余裕が増えます。
さらに規定手数なら「パーフェクト」、規定手数未満なら「エクセレント」になり得点アップ。

ただ向こう側へ抜けるだけでも良いのですが、右下のマス分だけ通常ブロックを逃しても1ライン崩れるので後々苦しくなります。

 

操作もシンプル。
使うのは方向キー+ボタン2つだけ。

・方向キーで移動
・◯:捕獲
・△:緑発動
(□:ブロック早送り)

以上です。

並のパズルゲーならゲームが進むにつれて新しいギミックが追加されたりしますよね。
しかし本作は上記のシステムから増えません。変わるのはブロック配置だけ。

上記のシステムさえ理解すればチュートリアルいらず。
プレイ開始してすぐにゲームを満喫できます。

 

ここまでの説明だけ見ると簡単そうに思えるじゃないですか。
でもシンプルゆえに難しいんです。

システムはシンプルでも、やることは高度。

ブロックが流れてくる時間差をふまえて数手先の配置を先読み。
その上で捕獲・緑発動するタイミングをリアルタイムで判断します。

捕獲は1つしか置けないけど、緑と同時設置は可能。
捕獲と緑発動を2つを同時に考える必要があります。

順番も重要で、例えば緑設置した状態から
・緑捕獲→緑発動
・緑発動→緑捕獲
でも結果が変化。

シンプルでも一歩一歩の行動で大きな差が出る繊細さ。
やってみると、脳の今まで使っていなかった部分をフル回転させる感覚を味わえます。
脳汁というか脳汗出る。

 

最初は調子よくクリアできますが、だんだんとわけがわからなくなってきます。
ちゃんと考えてやってるつもりが、黒消しまくって大ピンチ。

 

とはいえ、クリアするだけなら下手でもけっこう遊べるのが嬉しいところ。

1つ1つブロックを消すような効率の悪いプレイでも最終的に全部消せばいいんです。
規定の手数以内にクリアするとパーフェクトになりますが、スコア以外にメリットはありません。

下手でも遊べるし上手くなればもっと遊べる。
この絶妙なさじ加減が名作といわれる所以。

上達したらスコアアタックに挑戦しましょう。

 

ちなみに、スタートを押して画面を止めるとブロックが見えなくなるのでズルはできません(笑

あと、操作中はカメラがグルグル動きます。
オプションでカメラ位置を3種類から選べるけど全部動く。
また、ブロックと床の見た目が同じな上に映り込むので紛らわしい。
この、あえての「不親切さ」によりいい感じにゲームが荒れます。

 

「100アタックモード」には詰将棋のような問題を100問収録。

一度クリアすればパーフェクト回答を見れます。
そのパターンをトレースするだけで色々な発見がありコツがつかめる。

このモードをやり込めば攻略本とか攻略動画を見なくても上達できるのが嬉しいところ。
モードセレクト画面の最初に本モードがあることからも、こっちを最初にやれってことでしょう。

 

ちなみに100問目の問題がこれです。
規定の13手でクリアできるか考えてみましょう。

 

まとめ

洗練されすぎたゲームなので気軽に遊ぼうと思うとけっこうしんどいです。
気晴らしとかには向いていません。

でも真面目に向き合うほどこちらのやる気に答えてくれる、やりがいある名作。

「最近同じことの繰り返しで日常がボケ気味。たまには脳汗かきたい」
そんな方におすすめです。

 

本作の吸い込まれるようなクラシック音楽を堪能したい方はこちらをどうぞ↓

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