もくじ
[前半]
宇宙から落ちてきた悪のエネルギーと謎のロボット「デューオ」。その正体とは。
OP、ED、中間イベントでアニメ挿入。作画は後発のX4を凌ぐ出来。
OP曲「ELECTRICAL COMMUNICATION」
当時のノリノリJOPな雰囲気がある、ガンダムWのOP2「RHYTHM EMOTION」っぽい良曲。
ロールちゃん可愛い。好き。
シリーズ初のボイスつき。ムービー中、台詞、アクション中。様々な場面でよく喋る。
ボスも声つき。ワイリーの声がハマりすぎ。フォルテは頭文字Dの中里。
ただロックマンの声はいくらなんでも中性的すぎるような。っていうか完全に女性。
変態のグレネードマンを筆頭に台詞がバカっぽい。一周回って恐いレベル。
よく喋るのでキャラの個性が強く感じられる反面、想像の余地がなくなってる気もする。
シリーズはSFCの前作「7」から早々に次世代機へ移行。
そのお詫びとして制作されたのがSFCの「ロックマン&フォルテ」。
隠れた名作:【ロックマン&フォルテ】
キャラのグラフィックなど同じ素材を使いながら全く違うゲーム性に仕上げてるのが面白い。
扱いが不遇なフォルテがメインキャラとして使えるのも◯。
オープニングステージ
宇宙から落下した謎の隕石の調査へ向かう。
「ネジ回収」
ネジを集めてアイテムを開発する。
前作と違い、敵を倒してもネジは出ない。ステージ中に隠されたネジを集めるのみ。
ネジ全回収はかなり面倒くさい。取れるものだけ取る方針でプレイ。
■ネジ×3
・地下通路の、扉を開けてから上がっていくところの一番上の左端(隠し通路あり)
・地下通路の下りのリフトの下
・地下通路の出口
敵、破片の物量でマシンパワーを見せつける!
ちなみにサターン版は敵やトラップの数が多い。そのため難易度が若干高い。
前作「7」のポップな世界観を引き継ぐが、絵作りはかなり変わった。
解像度を活かしてキャラ小さめ。色味豊かで丁寧なドットと、枚数の多い滑らかな動きで見応えがある。
しかし、なんというか画面がとっちらかってるので見づらい。
結局「6」までのレトロ風味が格好良く見えてしまう。
ロックマンやはりあのハード性能に合わせたゲームデザインなんだなーと。
メーカー・ユーザーともにそう感じたのか、続編「9~12」はファミコン風ドットのレトロ風味に戻った。
BGMは全体的にしっとり落ち着いた曲調。アップテンポの過去作とは違う雰囲気。
SEは軽くなった。
X4といい、SEがSFCよりショボくなるのはなぜ?
泳ぐロックマンは本作のみ 。平泳ぎ。
vs ヤドカルゴ
ひたすらロックボールを蹴りこむべし。
偶然ワイリーを見つけて対決することに。
ワイリーの顔こんなんだったっけ?
前作と同じく前・後半各4ステージ構成。
ボスの弱点は前・後半で独立しており、後半ステージの攻略に前半ステージで入手した武器を使用する。
そのため、X6と違いどう進んでも詰まることはない。
色んな意味で詰む:ロックマンX6
グレネードマン
■ネジ×5
・ブロックを掘っていく場所の下
・4つは道中に(1つは要フレイム)
1ステージが長い。
中間地点を挟んで前・後半で2ステージ分。
良く言えばボリュームがある。悪く言えば間延びしてる。
おなじみの回復アイテム「E缶」廃止。
かわりにステージ自体の難易度は低め、と言われているが十分難しいと感じた。
高めの段差や穴は足場の端ぎりぎりからジャンプ、通称「ギリジャン」が必須。操作がちょっと甘いとティウン。
着地点や空中に敵が配置されておりヒットバックで落とされてしまう。
vs グレネードマン
[弱点:サンダー]
・端→端ジャンプ:懐に入る
・フラッシュボム:敵側にスラ
・行動を2回挟んで「砕けろぉ!」突進
「特殊武器」
武器入手画面は3DCG。
入手画面すらないX5以降とは力の入れ方が違う。
本作の特殊武器はシリーズ中でも屈指の性能で全体的に使いやすい。
しかも特殊武器とバスターを併用できる。
前作までと違い、リトライで武器エネルギーが全快する。中間地点、ボス前でも全快。
そのためボス戦で存分に特殊武器を使える。
回復アイテムも武器ばかり出る。その分、ライフ回復が出ないのがツラい。
「強化パーツ」
消耗品の補充が主だった前作と違い、ロックマンの性能を強化するパーツが多い。
仕上がるとかつてない強力なロックマンになる。
かわりにスラ、ハシゴの昇降速度など素の性能が低い。
それらの強化パーツは優先順位が低いので、たいてい最後までトロいまま。
ネジは全40個。
再びクリアしたステージに行ってネジ回収しようにもステージが長いので面倒。40個集めても全てのパーツを開発するのは無理。
そのため取捨選択が必要。実は捨てパーツが多いので迷う必要はあまりない。
例えば「アローショット」が強いので攻撃強化はこれ一択。
着弾後6つに拡散。弾一つ一つが本体と同威力。直撃すれば全ザコ一撃。二段階攻撃で盾ガード敵も倒せる。
しかも序盤に入手可能。アローつけるだけで難易度が大きく下がる。
こんな大型ザコもチャージアローなら一撃。
とはいえアローが当てにくい敵もいるので特殊武器の出番はある。
ボスも無敵時間の関係で特殊武器の方が有効。
■おすすめパーツ(上からおすすめ順)
・アローショット:前述の通り
・ハイスピードチャージ :チャージ時間短縮。アローがより強くなる
・パワーシールド :ヒットバックによる落下死を防ぐ。本作の死因第1位なのでストレスが減る
・エナジーセイバー:特殊武器の消費減
・スーパーリカバー:アイテム回復量増加
・ハイパースライダー:スラ速度アップ
・ステップブースター:ハシゴ移動が軽くなる
・イグジット :ネジ集めで周回するなら
フロストマン
■ネジ×6
・スノーボード中2個
・普通に通路上に置いてある(ロックボールで上がる)
・氷に挟まれたやつ
・氷の床の下(要アストロ)
・氷のブロックの中(要フラッシュ)
本作最大の難関、スノーボード。
これはクソゲー1歩手前。ミス=即死。難易度が全体の中でダントツに高い。完全に覚えゲー。
ナビが「ジャンプ!ジャンプ!」「スライディング!スライディング!」と警告を出す。
しかし難所では頻度が多すぎて無意味。警告に合わせてスラ出しても次のジャンプが絶対に間に合わない。
途中にネジがあるが警告に従うと取れないのがこれまた。
画面左に位置取れば猶予が増える。
エリアの最初なのでリトライしやすいのが救い。
しかしスノーボード後、ワイヤー地帯やボス戦でゲームオーバーになるとまたスノーボードからやり直しなのがツラい。
ネジ回収は面倒なものが多い。
こだわるとプレイ時間が2倍以上に伸びる。これをボリューム満点ととるか、面倒くさいととるかで評価が分かれる。
vs フロストマン
[弱点:フラッシュ]
フラッシュ連発で終わる。「ウガーウガー痛いぞー」
・大ジャンプ:スラで反対側に
・氷投げ:垂直ジャンプ
テングマン
■ネジ×4
・後半の戦艦。中ボス手前の上壁の中(要ホーミング、アストロ)
・戦艦の出口
・道中2個
SFCとは違う物量を見よ!自キャラの味方が4体!
だから何?とか言わない。
vs テングマン
[弱点:アイス]
「俺は強いぞ!」
このボスエリアだけ広さ2画面分。
神風の脱出が遅いと両端の穴に落ちて即死。
左右に大きく動くので大変そうだが以下のようにパターンを見切れば楽勝。
要するにその場で垂直ジャンプするだけで終わる。
・「神風!」:垂直ジャンプ
・「行くぞ!」→体当たり:距離とって垂直ジャンプ。目の前に着地→アイスで張り付け
・トルネードホールド:アイスで破壊
クラウンマン
■ネジ×5
・最初の通路の右端(要ラッシュバイク)
・ドクロ通路の上
・リフト地帯。左の樽(要フレイム)
・リフト地帯。右端
・5つ並びの「?」から隠し部屋(要トルネード)
「ラッシュ」
合体は廃止。
特定の中ボスを倒すと手に入るアイテムで機能が追加される。
この機能が使いづらいものばかりで活躍しない。具体的には以下の通り。
・ラッシュバイク:制御が難しい。ギミックが多いステージに不向き
・ラッシュクエスチョン:持ってくるものはランダム。時間の無駄
・ラッシュボンバー:爆撃。そういうゲームじゃねーから
・ラッシュチャージャー:回復アイテム投下。E缶がない本作の貴重な回復手段
ギミック多めのステージは好みじゃないのでツラい。
vs クラウンマン
[弱点:トルネード]
・大回転:トルネードで止めるか、中央で垂直ジャンプ
・サンダークロー:横にジャンプ
・サンダーカーニバル:中央で回避
4ボス撃破後、ついに目覚めた謎のロボット、デューオ。
はたして敵か味方か。
デューオ
■ネジ×2
・砲台が2つあるところの梯子を上って右端
・左端(SS版のみカットマンを倒して入手)
vs デューオ
[弱点:フラッシュ]
・爆風パンチ:「でやぁ~!」で離れる
・「行くぞ!」→跳ね回り:中央で避ける
いきなりワイリー基地に突入するも返り討ちに。
ラッシュがめっちゃかわいそう。ワンちゃんをいじめる奴は許さん!
デューオが助けてくれた。良い奴やん!
[後半]
後半の4ボスはコイツら。
一癖も二癖もありそうな顔ぶれ。左上からレッツゴー。
アストロマン
■ネジ×4
・ループ迷路。前・後半1個ずつ
・強制縦スクロールの塔
・後半、消える足場地帯
強制縦スクロール。スノーボードほどではないけどシビア。
ロックマンの動きがトロいのでジャンプをミスると即アウト。
お次はループ迷路。
こういうの嫌いだわー、ゲームで頭使いたくないわー
vs アストロマン
[弱点:フラッシュ,ホーミング]
・ビット弾:画面端かビットの中心で回避
・連続ワープ→隕石:最後の出現位置の真下へ
アクアマン
■ネジ×4
・後半、狭い通路(要アストロ)
・トゲボールの奥(要トルネード)
・通路が2分岐。それぞれ1つ。一回で両方取るのは無理
シリーズで泳げるのは本作だけなので存分に楽しもう。
中ボス。ダイナミックな高速スクロールが楽しい。SFCとは違うのだよ!
vs アクアマン
[弱点:アストロ]
・「どか~ん!」→水柱:スラ
・バルーン:スラ~前歩き
・キャノン:安全地帯へ
ソードマン
■ネジ×3
・暗闇とトゲ部屋(PS版のみ2個)
・後半、ボス前。フラッシュで壊せる天井の上
即死ギミックが続く。
vs ソードマン
[弱点:ウォーター]
・ファイアースラッシュ:スラ~スラ
・「必殺!」→下半身突進:ジャンプで反対側へ
・垂直ジャンプ→石像落とし:敵に接近
・炎バリアー:ウォーターで破る
サーチマン
■ネジ×5
・序盤、下フロア右端
・大広間、下のイバラ奥(要フレイム)
・大広間、上の右端(要トルネード、サンダー)
・中ボスのウッドマンを倒す(SS版のみ)
・後半、トゲ上をサンダーで渡っていく一番奥
サンダーの判定が微妙でよく掴み損ねる。
vs サーチマン
[弱点:フレイム]
・円盤:ジャンプしてフレイムで壊す
・「撃てぃ!ファイヤー!」→ミサイル:間に入る
・草むら×3:フレイムで焼く
・デッドリーストーム:台詞後、すぐ背後に回る
最終的な強化パーツはこんな感じになった。
いよいよワイリーステージへ。
[ワイリーステージ]
ステージ1
悪夢のスノーボード再び。
さらにシビアで長い。
スラからすぐ大穴。後ろのザコは突っ込まれ食らい硬直で落下。ティウンの山を築く。
これも掴み損ねると即死。
vs アテテミーノ
蹴る位置と着弾点を覚えてロックボール。
ステージ2
簡単シューティングかと思いきや、強制スクロールで圧死。
ラッシュの後退速度が遅いので見た目以上に難しい。
vs ブリキング
[弱点:アストロ]
羽を広げたときがチャンス。アストロで大ダメージ。
ステージ3
初見殺しが多い。
vs フォルテ
[弱点:トルネード]
パターンは弱いけど硬い。
フォルテはロックマンのライバル的存在だが、今回も出番が少なくて不遇。
「&フォルテ」の方で使ってあげよう。
vs グリーンデビル
[弱点:フラッシュ、サンダー]
シリーズおなじみデビルボス。
強敵だがブラックデビルに比べればどうということはない。
最強のデビル:ロックマンX5
vs 8ボスラッシュ
弱点武器を使えば楽勝。
ちなみにワイリーでコンティニューすると8ボスからやり直しになる。これがツラい。
あらためて観るとワイリーって極悪人だな。罪の意識の欠片もない。
vs ワイリーマシン8号
[弱点:ウォーター、フラッシュ]
ワイリーに弱点武器を投げ込む。
次のワイリーカプセルのためにラッシュチャージャーは温存したい。
・ノコギリ
・ビーム:口を開いたら口を攻撃して止める
・炸裂弾:一方向に歩く~炸裂したらジャンプ
vs ワイリーカプセル
[弱点:フラッシュ]
前作ほどではないが手強い。
慣れるまで被弾しまくるし相変わらず硬い。
E缶があるのに勝てない最強のワイリーカプセル:ロックマン7
位置が高いときはチャージ、低いときはフラッシュで攻撃。
・8way弾:画面端で小ジャンプ
・回転弾:軌道の中央に入るか、離れる
・サーチ弾4発:スラ
・炸裂弾2発:ワイリーマシンと同じ
ワイリーは倒したがロックマンに悪の力が襲いかかる。
これにはワイリーも驚きの表情。
ロックマンの正義の心が悪の力に打ち勝つシーン。30代の自分がウルっときた。
しかし結局、デューオと悪の戦いは何だったんだ?
謎は続編で明かされる、ことはなかった。
まとめ:良作アクションだがスノボが…
良作アクションゲームといえる仕上がり。
グラフィックの緻密さはエックスを含めてもシリーズで頂点。
ループ迷路、スイッチなど面倒なギミックが面倒だが前作「7」よりはマシ。
やり方さえわかればスムーズに進める。強力な攻撃で群がる敵をなぎ倒す爽快感もある。
しかしスノボがツラくて周回する気になれない。
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