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サイレントヒル 【攻略/評価】バイオとは似て非なる「静的」ホラー

投稿日:2017-11-13 更新日:









サイレントヒルとは:「静」の恐怖

バイオがお化け屋敷的な「動」の恐怖だとすれば本作は「静」の恐怖。

システムが似ているためバイオシリーズのパクリに見られがちだが、中身は別物。

精神的に追い詰めるような邦画ホラー的演出が多い。

本能的な「嫌悪感」が精神をむしばんでいく。
グロテスクなグラフィックで目を、ノイズを多用した不協和音のようなBGMで耳を、傾いたカメラワークで三半規管を攻撃。

でも気持ち悪いだけの作品ではない。

陰鬱、退廃的。かつ物悲しい世界観とストーリー。
PS特有の粗いポリゴンを逆手にとった絵画のような質感。

とにかく暗くじめっとした雰囲気の陰鬱としたグロ世界は、気持ち悪さの中にどこか美しさを感じる。

 

シリーズ初代に当たる本作は、アメリカの大手ゲームサイト「GameTrailers.com」が選んだ「最も怖いホラーゲームランキング」1位に輝いている。
それほど海外人気が高い。シリーズ全体の売り上げの8割は海外。

ちなみにタイトルの由来は本当に静岡県。
サイレントヒルの街並みは「かつて繁栄していた観光地」ということで熱海を参考にしている。
そこで仮タイトルを静岡の直訳にしたら海外スタッフに気に入り、そのまま正式タイトルになった。

 

 

■あらすじ

しがないライターのハロルド・メイソンは、休日に娘のシェリルが行きたがっていた観光地「サイレントヒル」に向かった。

しかし居眠り運転の途中、道路に飛び出した少女に驚いて事故る。

気がつくとそこはサイレントヒル。そしてシェリルがいない。

濃霧に包まれた美しい町のはずなのに、様子がおかしい。
人がいないゴーストタウンと化している。
季節はずれの雪が降り、深い霧に包まれ、異形の怪物がウロウロ。

そんな状況に戸惑う中、ハリーはシェリルを探すため探索に向かう。

 

攻略

難易度は高め。
でもEASYにすると肝心の怖さがなくなるのでNORMALで頑張る。

難しいといっても、ライトを消して進む、アイテムを拾うなどポイントを押さえればなんとかなる。

ただし、謎解きの難易度が高いのはどうしようもない。
(以降の作品では謎解きの難易度も選べるようになった)

詰まったら攻略サイトを見よう。

 

スタート~

まさかの最速ゲームオーバー。かと思ったら夢だった。いきなり気分悪いぜ。

 

さっそく重要アイテムのライトとラジオが無造作に置いてある。取り忘れると詰む。

 

「ライト」

点灯すると敵に気づかれやすい。なるべく消して進むのがコツ。

自分の場合せっかちなので常に走っており、どうせ足音で気づかれるのでライトつけても消してもあまり関係ない。

夜、地下などは真っ暗だけどマップを見れば意外と進める。
地図を見たり調べ物をするときは点灯する必要がある。

 

「ラジオ」

「敵に反応して(不快な)ノイズが鳴る」という謎効果。

ノイズ音は敵に感知されない。本作は常に視界が悪いので敵を察知するのに役立つ。
便利アイテムとかじゃなく、恐怖演出のひとつ。

 

主人公は戦闘の素人。

打撃は隙だらけで屁っ放り腰。
銃器の扱いも下手で命中率が低い。遠距離や暗所ではほとんど当たらない。

急に立ち止まるとよろけたり、動きがナヨナヨ。
ラジコン操作もあいまって段差に引っかかりやすい。

 

視界が常に悪い。夜中や地下はもちろん、日中も霧で真っ白。
遠景を描画出来ないという技術的な問題を逆手にとった「先が見えない恐怖」演出。

しかもバイオのような定点カメラではなく可動式。
あえてメチャクチャな動きをするので方向感覚がマヒする。

外の敵は倒してもマップを切り替えると一定確率で復活するため、敵を倒すメリットが一切ない。
簡単に回避できるのでスルーした方がいい。

以下、頼りない攻撃手段の解説。

・鉄パイプ
なかなかのリーチと攻撃力。もっさりモーションなので置きぎみに振る。
こんなもんで戦うヒマがあったら逃げよう。

・黄金の右足
ダウンした敵への攻撃は足蹴り。敵を即死させる最強の右足。

 

そんな視界の悪さの中ウロウロしても迷うだけなので、まずは地図を取るべし。

 

MidwichElementarySchool(学校)

屋内は霧が無いかわりに暗い。
しかも目印になるようなものが無く、どこも同じような風景。

徹底してプレイヤーの方向感覚を狂わせてくる。やはりこまめにマップを確認。

なんの脈絡もなくトントン、パリーン!ドカーン!ギャー!みたいな音がするけど、敵が出ないのが不気味。

 

外と違い、屋内には狭い場所に敵が複数いる。

あえて敵を映さないカメラワークで、いきなり画面外から殴られる。安定して回避するのは難しい。
あれだけあった栄養剤(小回復)が無くなってしまった。

後半は弾より回復が足りなくなるので、危ないときは銃を使ってでも倒した方が良い。

 

時計塔を抜けるとそこは裏世界。

表世界も十分恐ろしいのに、グロテスクな裏世界は「嫌悪感」パワーがさらに大幅アップ。
血と錆で赤茶け、肉塊が吊るされている。辺りはどこも闇、闇、闇。

女子トイレに入るとワープ。脈絡のない仕掛けで混乱する。
なぜかワープ先にショットガンがあり、取り忘れると非常に痛い。

「ショットガンの弾があるからショットガンもどこかにあるはず」
と思わせる意図なんだろうけど、初見プレイヤーに容赦ない作り。

 

vs「スプリッドヘッド」

ボス戦。この形、完全にアレじゃね?

クパァからパクっとされたら即死。
セーブしていないと今までの苦労が水の泡。
硬いのでショットガンがないとツラい。

 

ALCHEMILLA HOSPITAL(病院)

人型の敵が登場。
しつこく追ってくるし攻撃力が高い。

 

さらに難解なマップと仕掛け。
あえての全階同じ見た目。地下はマップが無い。

あるはずのない4階が出現したりと「静」の恐怖で攻めてくる。

 

カメラワークがぐにゃんぐにゃんなのと相まって、裏世界にずっといると吐き気がしてくる。
ハリー(主人公)はよく正気を保っていられるな…

 

ナースが硬い。ハンドガン10発使ってようやく1体倒せる。
1人通れるぐらいの一本道で避けようがない。

 

謎を解いて先へ進む。

キーアイテムも自分で選択する必要がある。
通常アイテムとごちゃ混ぜなので種類が増えるとわけわからん。

 

壁の模様が気になる。完全にアレじゃね?

 

~下水道

裏世界の後は、表世界が陽気な午後の昼下がりのように心地良い。

 

バイオがウイルス感染など科学的な要素を背景にしているのに対し、
本作は不可思議(神秘的、超自然的、霊的、非科学的)ないわゆる「オカルト」の要素が強い。
いきなり巨乳美女ナースが現れたり。

 

外まで裏世界になってしまった。もう絶望しかない。

 

vs「フロートスティンガー」

こいつは強敵。ショットガンでゴリ押し。

 

ひたすら奥へ長く、長く続く下水道。ただそれだけで気分が悪い。

ここはラジオが鳴らないので気がつくと敵がすぐそばに。今までとは違う、音もなく近づく恐怖。

 

LAKE SIDE

この地図さー、狭いところに情報詰め込みすぎ。右上がわけわからん。

しかもそこに GOOD+エンドの条件が詰まってる。

 

ここまでくると最大の敵はカメラワーク。自キャラほったらかしかよ。

 

もう表・裏の区別もわからなくなってきた。
頭がクラクラしてきたぜ。

 

廃墟好きにはたまらない裏世界の遊園地。

 

vs「モンスターシビル」

赤い液体をぶっかけて助けるのがGOOD+の条件。

アイテム使用の角度をミスると銃で撃たれて即死。

 

ラスト:不明

最後はあれだけ頼りにしていたマップが無い。大ピンチ。
開かないドアが多くて紛らわしい。謎解きも盛りだくさん。

「サーチヘッド」※を使うと少しは楽。


アイテムや開くドアが近くにあると自キャラがその方向を見つめる。
室内が暗くて探索が困難なときに有効。

 

みんなのトラウマ。

あまりにも理不尽な即死。

 

なーに言ってんだこのババア。
意味はよくわからないけどようやくラスボス戦。

 

vs「インキュバス」

電撃の避け方がわからん。連続ヒットで即死。手前でセーブできるのが救い。
救急キットとライフルでゴリ押し。

 

マルチエンドは4種類。
今回はベストエンドのGOOD+でクリア。

 



エンディング後、ちょっとしたお楽しみムービーあり。

 


■クリア評価

100点満点中40点だった。(大きい星が10点)

クリアランクのシステムは複雑。
満点を狙う場合は、さらに以下の条件を達成する必要がある。

・クリア2時間以内
・セーブ2回以下
・アイテム150個拾う
・隠しアイテム5個拾う
・近接武器メインで敵を倒す

どっちにしろ1周目ではムリ。
しかも周回すると強制的に難易度がワンランク上がる。
(この仕様は不評で、以降のシリーズでは廃止)

GOOD+エンドかつこの条件で2時間クリアはかなりシビア。

 

まとめ

常に緊張感がつきまとう気分の悪さ、嫌悪感。
単純にグロいだけではない、長時間プレイすることになる「ゲーム」ならではの表現といえる。

「時間とともにジワジワくる、吐きそう。でもやめられない。」
そんな感覚を味わえる。

グロとかお化け屋敷的なホラーゲーはちょっと…という方こそハマるかもしれない。






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