「ドライビングシミュレーター」として劇的進化
ボリュームアップが主だった「1→2」と違い「2→3」の進化は一目瞭然。
次世代機の性能を本体発売からたった1年で引き出した圧倒的グラフィック。フレームレートも前作30fpsから60fpsになって滑らか。
(前作)
当時、こんなクオリティのレースゲームは無かった。まさに独走状態。
PS2歴代6位の大ヒット。国内140万、世界1000万本越え。ちなみに国内トップ5はFF、ドラクエが占める。
背景の描き込みも細かい。
リプレイは大気のゆらぎまで表現。
リアルな光源処理のせいか日陰が暗く、曇りのコースはコントラストが低い。
挙動も進化。前作はスケートのようだったダートも砂利の接地感がしっかり伝わる。
ウェット路面が初登場。初見であ然とするほど滑る。
参加メーカー数は前作と同様。車種は前作500→200車種に減った。レーシングモディファイは廃止。
確かに少なく感じるが、「2」が異常に多かったこともあるので不満はない。むしろモデルを詳細に作り直してこれだけの数を揃えたのは凄い。
少ないとはいえツボを抑えたラインナップ。
元ネタに忠実なF1マシンが登場。次作からは架空車「フォーミュラグランツーリスモ」だけになるので実在F1マシンを楽しめるのは本作限り。
■初収録コース
・Cote d’Azur (コートダジュール)
F1でおなじみの実在サーキット、モンテカルロ市街地コース。
・東京ルート246
国道246号線の青山付近をモデルにした公道コース。「日本で公道レース」の夢をゲームで実現。
・コンプレックス・ストリング
立体的で複雑なレイアウト。ライセンス、フリーラン専用。
GTモード
ライセンス
まずはシリーズおなじみの急停止から。
自分は先にライセンス終わらせるタイプだけど、コースに慣れるほど有利なのでレースの進行と並行して進めた方が良い。
ラリーライセンスが独立。
スーパーライセンスは正式ライセンスになった。最上位レースイベントに必要。
1周タイムアタック。クセがあったりハイスペックな車も手強い。難易度は最上位レース以上。
1コース1~2時間かけてようやくクリア。この満足感。まだ始まってないのにレース生活が終わったような気分。
当時、高校から帰って毎晩2時間かけて1コースクリアした。ちょうど10日で全クリしたのは良い思い出。
数年後、頭文字Dにハマったので再びプレイ。ハンコン買ってGT3で本格的に練習してから走り屋になろうと思ってた時期が僕にもありました。いきなり峠は危ないからまずは運動場でドリフト練習して~なんて計画したり。絶対ムリやん。
車漫画の金字塔→【頭文字D Special Stage】
レース
ディーラーとチューンショップが別になったので使いやすい。
序盤の金策が厳しい。前作まであった中古車は廃止。序盤のイベント賞金が少ない。
初期資金が増額されてるとはいえ150万crで買える車は7種類しかない。ハチロク以外は全てファミリーカー。
ハチロクでサンデー~FRイベントまで優勝。
TCSは有料パーツだったが今作から標準装備。前作までと違いしっかり効果を発揮。
前作までは優勝するたびに貰えるプレゼントカーで稼げたが、今作のシングルレースで貰えるのは初優勝の1回だけ。しかも戦力外ばかり。
プレゼントカーのシルビア。乗りたくないけど馬力が高いので乗り換え。
金策のために同じコースを延々とグルグル回る作業が続く。好きな車を買う前に心折れそう。
サバンナRX7に乗り換え。プレゼントカーわらしべ長者で少しずつパワーアップ。
ようやくランエボを買ってフルチューン。
イベントは前作まで馬力別だったが「ビギナー、アマチュア、プロフェッショナル」の難易度別になった。そのためほとんどは馬力でゴリ押し可能。
レースイベントの周回数が多い。プロフェッショナルリーグは1レース10~20周。グランプリではこれを10戦。耐久レースと化している。
耐久とシリーズ戦のプレゼントカーがルーレットで決まるのはツラい。2時間走ってまたハズれ。実はレース後にオプション画面に入る回数でルーレット停止位置が変わるらしく、裏技的に狙った車を当てることが可能。
最後に待ち受けるF1ワンメイク。最終戦はモンテカルロ78周の長丁場。気分はF1グランプリ。