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レース PS2

アウトモデリスタ【攻略/評価】まるでガムテープデスマッチ バキバキの色と集中線で眼が痛い

投稿日:2018-05-03 更新日:






発売当時、買おうか迷って買わなかった作品。
判断は正解でした。



アウトモデリスタってどんなゲーム?

最大の特徴はトゥーンレンダリング

カプコンが発売した3Dレースゲーム。

本作最大の特徴は「トゥーンレンダリング」を使ったアニメ調グラフィック。

たぶん同社「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風」のノウハウの使い回しです。

このグラフィック、最初は「おおっ良いじゃん」と思うけどだんだんスカスカに見えてきます。

マフラーから出る爆煙、コーナリングによる砂煙がアニメっぽいエフェクト。
格好良いけどこれまた飽きが早い。

 

集中線とバキバキした色味でとにかく眼が疲れる。

さらに2002年発売のゲームとは思えないビルのハリボテ感。

情報量を削ぎ落としているせいか市街地コースは非常に見づらい。
粗いガードレールの重なりからいきなりコーナーが現れます。

 

全体のノリは「リッジレーサー」に近い感じ。

でもリッジはPS1のR4でここまでやっています。
比べるとグラフィック・サウンド・操作感、全てにおいて見劣りが…

リッジも翌年2003年発売「R:RACING EVOLUTION」でコケましたが。

 

難点:全体的に出来が悪い

このゲーム、出来が悪い部分が多いです。

そのため発売前は斬新なグラフィックで注目を集めましたが、発売後はたいして話題にならず消えてしまいました。

以下、出来の悪さが目立つ順に紹介します。

 

挙動はガムテープデスマッチ

一言でいうとガムテープデスマッチ。

あまりにも曲がらないのでハンドル切っても切ってる気がしません。
まるでガムテープでハンドルに手を縛られて舵角を制限されているかのようです。

「ばっか野郎、車は荷重移動で曲げるんだよ!」
と思ったそこのアナタ、本作に荷重なんてものは存在しないのです!

というか重力が存在しないので勝手に坂を上ったりします。
そのためダウンヒルとヒルクライムでほぼ同じタイムが出る。

 

リッジとの差別化を狙ったのか、ドリフトもできません。

地面に貼り付いたような不自然なグリップで、どうやってもパワースライドするだけ。

「そうか、サイドでドリフトする仕様なんだな!」
と思ってサイド引くと即スピンします。

インにぶつかるとオモチャのように1回転。

その後、ミスから立て直すのが難しいのでやり直す
→リトライがないのでメニューに戻る
→メニュー表示が重いのでレスポンスが悪い

とダメな部分しか見当たりません。

 

雨天時はさらに意味不明な挙動。

「滑らないけど滑る」
というもはや言葉では表現できない違和感があります。

 

コーナリング中だろうが何だろうが関係ない、敵のキレたぶつけっぷり!
抜きつ抜かれつの駆け引きなんてありません。

敵車はストレートが遅く、コーナーが異様に速い調整。

スリップストリームの効果も極端で、最後に直線があればぶち抜けるしコーナーなら抜かれます。
よって3周レースなら2周半は頑張る意味なし。

 

ボリューム不足

ボリューム不足は通信対戦メインの作りだから仕方ない?

しかしアナログ回線専用で1分13円課金→1時間1000円超え
これがメインコンテンツというのは無理があります。

 

実在マシンのラインナップはそれなり。

目玉は光岡「大蛇」
当時、ゲーム初登場だったような。ズルズル滑るクセが凄い。
チューンできないのでパワーが無いのが残念です。

 

コースは以下の全7種類。

・峠2種(六甲、赤城)
・新宿2種
・高速道路
・サーキット(鈴鹿)
・オマケ

このように数・バリエーションが少ない。
内容も悪いです。

峠は前述の挙動でめちゃくちゃ走りにくい。
新宿は直線→コーナーの繰り返しでレイアウトが単調。
高速はアクセルボタンを5分間押す作業。

つまり、まともにレースできるのは鈴鹿だけ

 

阪神高速環状線を3周2レースで6周ひたすらグルグル。

加速全振りなのに圧勝。
開始数秒で勝負が見えるので強烈な睡魔に襲われます。

 

車のカスタムが売り。
しかし肝心のエアロパーツは各ヶ所たったの3種類。
ゲームを進めて増えるのはたった1種類というやり込みがいの無さ。

実在メーカーが沢山ありますが、エアロ以外は外見・性能が同じ。
実在メーカーの名前に一体何の意味があるのか謎です。

 

見づらい、使いづらいUI

オシャレなのは良いけど、ゴチャゴチャして非常に見づらい。
メニューの並び順も使いづらい。一番上をレースにしてくれ!

メニューを出している間はインターレスのようなフィルタが入るのでせっかくの車が台無しです。

 

・車を選ぶたびにナンバープレートを入力
・チューンするたびチューン状態の確認画面
・終了してもサブガレージへの登録を促される
・レース終了後は毎回ネームエントリーが必要

このように、何をするにもとにかく煩わしい。

「R4」という偉大な先輩のスッキリしたUIを見習ってほしいです。

 

サウンドもいまいち

エンジン音などのSEがとにかくショボい。
鳴ってることすら気づかないほど。
レース中の「oh~slow~」みたいな煽りコールはリッジの丸パクり。

BGMも印象に残りません。

 

同時期のレースゲームに完全敗北

・首都高バトル0 (2001/3/15)
・グランツーリスモ3 A-spec (2001/4/28)
・グランツーリスモ コンセプト 2001 TOKYO (2002/01/01)
・アウトモデリスタ (2002/8/22)
・首都高バトル01 (2003/7/24)

以上のように、もはや作り込みの甘えが許されない時期。
この時期にこの出来では酷評されるのも仕方ないですね。

 

まとめ

ファイナルレース全戦1位でクリア。

やり始め10分ぐらいは面白い。挙動のクセに慣れてクリアするまで2時間ぐらいは遊べる。中古200円ならやってみるのもアリかも。でも当時定価で買った人が気の毒。

本作のようなノリが好みの方には傑作「R4」をおすすめします↓

 

調べたら本作は20万本以上売れてるみたいです。
グランツーリスモSPORT並の大ヒットじゃないか。

しかし、これでも当時としては大コケでカプコンの経営が傾いたというから驚き。
販売予定では40万本を見込んでたらしい。この内容で40万て、どんだけ強気なの。






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-レース, PS2

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