DOA2ってどんなゲーム?
DOA2とは「このゲームに比類なし」。
間違いなく2000年当時最高のグラフィックです。
この圧倒的クオリティに誰もが驚愕しました。
DOA2ならではのアニメっぽい顔の造形や鮮やかな色味は、今見ても綺麗です。
グラフィックだけでなく演出も凄い。
・ストーリーモードはキャラごとの専用デモつき
・デモからシームレスに戦闘画面へ移行
・ロードが早くてテンポが良い
・対戦中に交代しながら戦う2対2「タッグバトル」を実装
全体的に、比類なきクオリティを追求する姿勢を感じます。
当時の3D格ゲーは、
VF3tb (DC) :1998.11.27
鉄拳tag (PS2) :2000.3.30
DOA2 (PS2) :2000.03.30
DOA2 (DC) :2000.09.28
VF4 (PS2) :2002.01.31
鉄拳4 (PS2) :2002.03.28
これら同時期の作品と比べて、グラフィックでは間違いなく頭一つ抜けています。
家庭用に限れば、バーチャや鉄拳を超えたと言っても過言ではない。
前作も当代随一の出来↓
当時の僕には対戦相手がいないので、本作を発売から1週間で売りました。
その買取り額、なんと傷ありで5300円。
当時の家庭用DOAにはそれほどの評価・信頼感があったのです。
AC版はコストと拡張性の関係でNAOMI基盤。
NAOMI基盤はせっかくのドリームキャスト(DC)互換なのに、なぜかPS2版が先に発売されました。
しかもDC版発売後にPS2でコスチューム大量増加のアッパーバージョン「DOA2 HARD・CORE」が出た。
DC勢の僕は悔しい思いをしたものです。
圧倒的グラフィックの影で、前作からシステム面も変化しています。
ホールドシステムが整理されて「上、中、下段、中段キック」の4択になりました。
ホールドに前作ほどの万能さはありません。
他には、
・クリティカル・カウンターの仕様が変わった
・ガードはレバー後ろとボタンガードを併用
お色気要素もパワーアップ!
やたらとヒラヒラめくれ上がり、布が布の役割を果たしていません。
もはや自キャラが殴られてるときも気持ちいい。お得な格ゲー。
決してパンツを撮りたかったのではなく、どの瞬間を撮ってもパンツが写ってしまうんです!
(などと犯人は供述しており~)
ステージも進化しました。
大規模な落下ギミックだけでも凄いのに、クラクラするほど高低差のある多層構造。
壁叩きつけ、落下、スリップなど、ステージの造型を活かした様々なデンジャーゾーンを配置し、非常に豪華な作りです。
キャラだけでなく、ステージも当代随一といえます。
一方、前作にあったリング際のデンジャーゾーンは無くなりました。
(DOA1)
前作の平坦な地形とのギャップに驚く。
DOAといえばコスチューム集めが熱い!
DC版コスは多いキャラで7種類もあります。
コス解放条件は「上手い人用・下手な人用」の2種類。
・前者の条件はデフォ設定でノーコンクリアやサバイバルスコア200万など。かなり難しい。
・後者は累計でストーリークリア5回、キャラ使用回数60回など。
面倒そうだけど実はすぐ達成可能。
オプション設定は自由なので難易度イージー&ダメージ最大で簡単に周回できます。
キャラ使用回数は「何回コインを入れたか」なので、ダメージ最大&難易度ベリーハードでリトライし続ければあっという間。
一応、オートセーブにして積み重ねると確実。
条件を満たしてもコスが出ないときは、とりあえずストーリーを1回クリアしましょう。
まとめ:DOA最高傑作はこれ
DOAシリーズは今、最新作「DOA6」が大コケして半死状態です。
僕はDOA6体験版を数分触っただけで「こりゃダメだ」と思いました。
プレイ画面のグラフィックは汚いし、動かしたときのフィーリングが悪いし、UIの出来が悪いし、女キャラが全身タイツだし。
こんなもん売れてたまるか。
でもDOAは、当時は傷ありで買取5300円のブランド力があったのです。
グラフィックは間違いなく当代最高。
アニメチックなキャラクターが魅力的で、メリハリの効いた色味が今見ても美しい。
進化したシステム、充実のサービス要素など、端々まで抜かりが無い。
総じて、比類なきクオリティを追求する志の高さがビシビシ伝わってきます。
そんなゲームは珍しいですよ。
DOA7で「このゲームに比類なし」を再び実現してほしいものです。
DOA7があれば、の話ですが。