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PS2 シュミレーション

スーパーロボット大戦MX【感想/評価】エヴァとラーゼフォンで多元世界補完!

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スーパーロボット大戦MXの特徴・魅力

「IMPACT」系統の続編

版権ロボット物がクロスオーバー※する、おなじみスーパーロボット大戦。通称、スパロボ。
※作品の枠を超えて絡む。今風にいうとコラボ。

2004/5/27発売。シリーズ作品の発売順(外伝を省く)は「IMPACT、第2次α、MX、第3次α」です。

 

本作を開発したのはを作ったトーセ。

αシリーズとは開発会社が違うので、グラフィックからUIの端々までαシリーズとは違う作り。
しっかり差別化されています。

簡単にいうと、αシリーズより古臭い。「IMPACT」と同じ、もっさりした雰囲気。懐かしい感じです。

 

αシリーズの「小隊システム」は無し。隠し要素もほとんど無い。「IMPACT」と違って簡単。
誰でも簡単・シンプルに遊べる、最もシリーズ初心者向きの作品です。

PSP移植版「スーパーロボット大戦MX ポータブル」は、

・グラフィック劣化
・ロード時間増加
・敵のHP1.5倍

なので、PS2版がオススメです。

以下、具体的な特徴を紹介します。

 

エヴァとラーゼフォンの融合

最大の見どころはラーゼフォン参戦。
そしてラーゼフォンとエヴァを中心に高い完成度でクロスオーバーしたシナリオです。

ラーゼフォンの「調律」と、エヴァの「人類補完計画」が融合。
映像作品にしてOVAか劇場公開してほしいぐらい自然に収束します。

この2作品は放送当時から「なんか似てるな」と思っていたので感無量です。

 

ただ、熱い展開の後に空気読めないラスボス登場はスパロボのお約束。
本作も異常なまでに魅力皆無なラスボスで熱を冷ましてくれます。

僕としては全く興味がない、GEAR戦士電童が目立つのも気になりました。
「僕たちは~才から戦ってるんだぞ」とシンジにイキるのが、ガキっぽくて嫌になります。

 

元々難解なラーゼフォンの話をスパロボ形式で見るとさらに意味不明です。まともに聞くと頭おかしくなりそう。

しかも他作品とのクロスオーバーで、余計に混乱します。

特に加持&弐神の会話は意味深すぎてついていけません。
わかりにくい話を「劇場」に例えてよりわかりにくくする2人。
もはや観客視点、メタ的なことを言っています。

一方、冬月教授はやたらと説明的な台詞で質問に答える。

ようするに、原作に詳しい方専用シナリオです。

 

αシリーズとは一味違う戦闘アニメ

戦闘アニメもαシリーズと一味違う仕上がり。

αシリーズ比べると派手さは無いものの、丁寧な作り込みで見応えがあります。
αシリーズのようにカメラアングルが動きまくるのではなく、ドット絵が頑張って動く感じ。

近年のスバロボは凝り過ぎた演出により戦闘アニメがただのアニメに見えるので、本作ぐらいが最もスパロボらしいと思います。

ユニットのデフォルメ具合も素晴らしい。
クセが無くカッコ良い。重厚感がありながらも、αシリーズのように不自然に横長ではありません。

やたらとカットインが多く、動くのも特徴。
BGMの音質が最高。
αシリーズに先駆けて導入した戦闘シーン途中カットも嬉しい。

総じて、αシリーズと差別化しながらあらゆる世代のファンを納得させる仕上がりです。

 

 

難点:消化試合

難しすぎるといわれた「IMPACT」の反動か、やりがいが無いほど難易度が低いです。

簡単というより、消化試合をやらされている感じなのが問題。

プレイヤーは、いわばゴミ掃除担当。
イベントが連続した後の残党処理係です。

具体的には以下のパターン。

・イベント戦でボスを倒す→いかにもザコな援軍が湧く
・ボスのHPを削ると敵が撤退→〃
・初期配置の、一部の敵を倒すと敵が撤退→〃
・何もしなくてもイベントで敵が撤退→〃

育てた自軍でやることは、残ったザコとやる気のないボスを削るだけ。

フル改造すれば自軍の誰でも無双可能な上、ゼオライマー、ドラグナー&ファルゲン、ブラックサレナなどスパロボ史上屈指の強さを誇るユニットが揃って戦力が余ります。

敵AIはなんだかデク人形で、敗北条件に関わる母艦やイベントユニットへザコ集団が一直線に進みます。攻撃もせず自軍の群れに突っ込むのはさすがに滑稽。

よって、攻略について何も考えることがありません。
「俺TUEEEE」感はあるけど、やりがいは無いです。

 

あと、無双といっても敵が硬いのでサクサク倒せるわけではありません。
ボリュームは1周55話と多く、クリアまでの時間はαシリーズ並に長引きます。

低難度により「初心者でもクリアできるスパロボ」がコンセプトの本作。
でも結局は「スパロボをまったりプレイできるかどうか」が問題です。クリアを目指すならスパロボに20時間以上費やす覚悟が必要。

 

まとめ:

ラーゼフォン、エヴァ、ライディーン達が違和感無く絡んで収束する、スパロボ史上屈指の濃厚なクロスオーバーが楽しめます。

α、Zシリーズの小隊システムのような手間はなく、簡単・シンプルに遊べます。戦闘アニメは最高峰。

一方、戦闘に遊びごたえは無いです。「ガッツリとスパロボ遊ぶぜ!」って方は物足りないかと。

ボリュームは多いのでシナリオに興味が持てないとダレます。
特に、メイン扱いのラーゼフォンに興味がないとツラい。

「αシリーズは小隊システムとか何かと面倒なんだよな~もっとシンプルに遊べるスパロボがやりたい。あと、ラーゼフォンが好き。」
そんな方にオススメです。

本作をプレイして、久しぶりにラーゼフォンが観たくなりました。レンタルしようかな。

下野紘(出演), 坂本真綾(出演), 桑島法子(出演), 久川綾(出演), 川澄綾子(出演), 出渕裕(監督)







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