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Shift 2 Unleashed: Need for Speed【評価/感想】クセになる、臨場感と(変な)挙動

投稿日:2017-12-27 更新日:






SteamであのShift2が売っている!買うしかない!

特有のクセがハマる方にとってはたまらない作品です。

クセの強さ故に賛否両論。日本語版が出ていないこともあり、知名度はたぶん低い。

そこで、一度はパッケージ版を売っけどクセが忘れられずSteam版を買い直した私が、本作の魅力を紹介します。

Steam版はDLC2つ「Legends content pack」「Speedhunters Pack」入っていました。

PS4のNFSシリーズまとめ↓





Shift2とは、NFSの異端児

Shift2はNFSシリーズの中でも異色の作品です。

グランツーリスモのようなリアル系。
一方で、NFSっぽい「ゲームらしさ」もある独特のフィーリング。

「GT Legends」「GTR2」など、ガチのレースシムを開発したメンバーが関わっているとのこと。

発売当時、NFSは公道カーチェイスを主題にしたモストウォンテッド系と交互に「プロストリート」「シフト」のようなレース系タイトルが出ていました。
その流れの最後にあたるのが本作。

本作の受けが悪かったようで、本作以降のNFSはモスト系一色になりました。
でも決して悪い作品ではない。独特のクセが味わい深いスルメゲーなのです。

少々暑苦しいムービーがカットできないのはNFSシリーズの伝統。

車種は約150台。

大衆車、レトロカー、最新スーパーカー 、GT3、GT1、ドラッグマシンまで幅広いカテゴリーを収録。

ランボルギーニレヴェントン、2011年発売の新型ゾンダ「ウアイラ」独占収録(当時)が目玉です。

低スペック車の充実も嬉しい。
レースゲーにおける低スペック車はガンダムゲーでいえばジムやザク。存在するだけで嬉しいものです。

改造の自由度が高いのも嬉しいところ。
エンジン、駆動系、ターボ、サス、エアロ、ニトロなど。レギュレーション以内でどうイジるかは自由です。ワークス化も可能。

 

クセが強い

独特のクセが味わい深いスルメゲーと言いました。
そのクセとは何か。具体的に紹介します。

臨場感あふれるグラフィック

雰囲気・迫力を重視。異様なスピード感・没入感があります。

GTのような精細感はないけど、1トンの重量物がとんでもないスピードで走るフィーリングがある。
この臨場感は他ゲーでは味わえません。

 

ときには見づらいけど、それも臨場感。

逆光や、夕焼けでは明暗と色味がどギツい。

悪路では泥や虫がフロントガラスに張り付いて汚れる。ボンネット、後方視点でもなぜか汚れる。

他車や壁にぶつかったときの演出も過剰。ちょっと擦っただけで画面が白黒になり、ぶつかると目眩がするぐらい画面が揺れます。

ヘッドライトを頼りに真っ暗な中を走るナイトレースもあります。当時としては画期的。
臨場感たっぷりに暗い。本当に何も見えないので初見で走りきるのは難しい。

ドライバー目線を再現し、コースに合わせてカメラがグニャッと動くヘルメット視点も画期的。
酔いまくるので運転どころじゃないけど一度は体験する価値あります。

メニュー画面も臨場感たっぷり。立ち上げるたびにフラッシュ効果で目をやられる。

 

グラフィックだけでなくサウンド(SE)も大迫力。
レースシムを開発したメンバーが関わっているのもうなずけます。

バリバリと凄まじい音を立てるエンジン、排気音。ギュルギュルと響き渡るスキール音。キーキーと軋むブレーキ。

サウンド面もグランツーリスモなどライバル達に圧勝です。

 

この異様なスピード感・没入感を体験したら、他のレースゲームでは物足りなくなります。

 

レース前には撮影会デモが入ります。これも臨場感。
カメラアングルが怪しい。

 

変な挙動

はっきり言って、挙動は変です。

最初は不快かもしれません。でも慣れると変な挙動がクセになります。

 

重量感の過剰な演出のため、ハンドルが重い、慣性が強い、レスポンスが悪い。

カウンターを当てても反応しないからハンドル切りすぎてグデングデンになります。
まっすぐ走れないので直線が恐い。高速域のコントロールが難しすぎる。ちょっと振られるとスピンします。

縁石や小さい起伏で挙動が大きく乱れるので一発スピン。
ジャンプ後、ステアとアクセルをニュートラルにしてもスピン。

ニュルブルクリンク(夜)のフルコースなんて先が見えない中で高速コーナーの連続、縁石、狭い道幅。まさに悪夢。

でもそれがクセになる。
何年も前にAmazonで買った輸入版の、あのフィーリングが忘れられない。だからSteam版を買ったのです。

Shift2名物、壁張りつき。
「敵車と壁は磁石なのか?」と思うほど不自然に張りつきます。
グランツーリスモでおなじみの「壁走り」を防止する仕様なのかも。

オプション設定で操作性を自分好みに合わせるとより楽しめます。

デットゾーン5%、センシビリティ50%がオススメ。
アシスト関係はなるべくオフにした方が楽しい。

さらに、セッティングでも走りやすさが大きく変わります。特にパッドで効果大。

具体的には、
・タイヤ空気圧をデフォの50→25前後に下げる
・デフォのセッティングが変なので、全てゲージ中間に戻す。その後、車ごとに調整

変更後はセーブを忘れずに。

 

インチキCPUとの熱いバトル!

ライバル達は好戦的。
インチキCPUとのバトルが熱いです。色んな意味で。

 

前で追い抜きを妨害するのは許すとして、バックからガンガン突かれるのがヤバい。

コーナー手前で減速したときや、コーナー出口の挙動が不安定なところに突っ込んでくる。
「なんかリアが変な感じだな」と思ったら、なんのことはない、ずっと後ろから押されています。

こちらは少し接触するだけでスピンなのに、敵車は抜群の安定感。
突いたらスピンどころかグンッと加速するマリオカート仕様。

眼前の車が不自然に速くなり粘る、インチキブーストも搭載。
前に出すとなかなか追いつけないのに、前に出ればあっという間に視界から消えます。

よって難しいレースでは、スタート直後に決死の覚悟で前に出るしかない。
最初の数コーナーでトップを逃したら即リトライ。

 

この変なCPUと前述の見ずらいグラフィック&変な挙動により、良くも悪くも熱いレースになります。

インチキCPUにはインチキラインで対抗。

何回かショートカットすると失格になるけど、減速を強いられるペナルティはありません。
コースによっては大胆にカットできるラインがあるので奥の手に使えます。

道なき道を進んでこそ真のレーサー。

 

まとめ:

万人にオススメできるゲームではありません。
あと、自分の環境のせいかフリーズ多発しました。

でも、難点を超える強烈な魅力があります。

真面目なレースゲームにしては、臨場感を感じさせる演出が効きすぎ。重量感を感じる挙動の味付けがやりすぎ。
美味しいけど辛すぎ、酸っぱすぎ、パクチー効きすぎって感じ。
この味にハマれば、他では物足りなくなります。

「レースゲームはリアル系が好き。でもグランツーリスモのようなのっぺりしたレースでは物足りない。」
そんな方にオススメです。

 

エレクトロニック・アーツ







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-レース, PS3

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