ハード性能&デバイスによるレスポンスの悪さ
都市開発シミュレーション。元はPCゲーム。
1995/5/26発売。1995年というSFC黄金期に登場。
当時、ファミ通のたった1ページの記事を見て一目惚れ。
定価で購入。定価なんと12,800円。高い!
PC版はWindows 95専用。
当時のハイスペックPCでやっと遊べるゲームをSFCに移植。
そのため色々な部分に無理が生じている。
ハード性能
オリジナルの128×128タイルを96×96タイルに縮小。
それでも容量的にマップデータを格納できないので、マップロードのたびに地形を計算して展開している。
そのためROMカセット最大の利点であるはずのロード時間が異常に長い。
画面の拡大縮小スクロールでいちいち長いロードが入るので非常にテンポが悪い。
そもそも処理速度が遅いので建物ひとつ建てるのにもワンテンポ待たされる。
町が発展するほど状況が悪化。発展させるのが醍醐味のゲームなのにこれでは台無し。
デバイス
カーソルを操作して道路や区画の設置を行う。
使うのはもちろん、あの硬い方向キー。
だから十字キーでヘックス制はやめろってあれほど・・・と怒りがこみ上げる操作性の悪さ。
ちなみにスーパーファミコンマウス非対応。
ショートカットの割り当てもないので拡大縮小、マップ情報切り替えなどの操作もいちいちタブを選択して行う。
あらゆる操作の一つ一つが面倒くさいのなんのって。
当時は文句も言わず遊んでた・・・
小学生だった当時はPC版の移植ってことすら知らず、「そういうもの」だと思って文句も言わずに黙々とプレイしてた。
人口10万超えてアルゴを建てまくる状態までいった覚えがある。
やっぱ子供の集中力って凄い。
今プレイするとまあムリ。
ソーラー発電と空港がある貴重な区画で謎の大火災。すっかりやる気を失ったとさ。
おわりに
これが13000円。
今では親に大金出させて申し訳ない気持ちだけが残ってる。
SFC版は新規シナリオ、プレゼント追加、天候のアニメーション表示など進化してる点もある。
しかし難点が致命的すぎてそれどころじゃない。
SS・PS・N64にも移植された。
SS・PS版はCD-ROMの特性によりSFC版からさらに処理速度、ロード時間が悪化。もうどうしようもない。
64版だけは遊べる出来らしい。