近年ではアーカムシリーズで有名なバットマンゲー。その元祖といえる作品。
海外産のキャラゲーは昔から出来が良い。
凝った演出で映画の渋い雰囲気が出てる本作も「ガチで遊べるキャラゲー」の1つ。
しかし昔の洋ゲーらしい高難度のベルトスクロールアクション。
特に「キャットウーマン」「ペンギン」という2大ぶっ壊れボスとの戦いでは泣きそうになる。
そんな難ゲーを必死でクリアした様子をご覧あれ。
もくじ
バットマンリターンズの特徴
緻密な描き込みのドット絵。
大きめのキャラは迫力があり、ステージも凝ってる。
手前、奥ラインにゴッサムシティらしいオブジェを配置。「壁ビターン!」で地形が壊れるのが爽快。
サウンドは重みがあり印象的。
おどろおどろしい雰囲気のBGM。「ベシ!ベコッ!ドカッ!」と大迫力のSE。
1面ボス戦は「スピアガンで壁を引っこ抜いて犯人にぶつける」という原作再現が可能。
各ステージ間に入る映画さながらのビジュアルシーンも雰囲気バツグン。
ぶっ壊れ2大ボス「キャットウーマン」「ペンギン」の強さが凶悪。
出来は良い本作がすぐワゴン行きになった原因はこの2人だといわれている。
横スクロールのワイヤーアクションで燃えるビルから脱出。
「バットマンを表現するにはベルトスクロールだけでは足りない!」と言わんばかりに盛り沢山なギミックで様々なアクションが楽しめる。
ゴンドラに乗ってみたり。
バットモービルでシューティング!
バットマンの主力技
「バット・ラング」
(アイテムをセレクトで入れ替えてA)
発生が早い。ザコを硬直させる。
ラングで牽制してから近づいて攻撃が基本。
爆弾持ち、バイク野郎にも有効。厄介なロケランピエロの動きも止まるのでスキあらば投げる。
「フライングボディプレス」
(ジャンプ中、下Y)
広範囲、高火力、持続長い、ダウン確定、無敵時間あり。
下手に色々やるより、これを連発した方が安定する。昇りで出せるとさらに強い。
「スピアアタック」
(Y+B※体力消費)
ぶっ壊れボス用の奥の手。
ヒットしたときのみ体力が減るので連発しても損はない。ザコ戦でも背後に回られたときや起き攻め回避に使う。
「バットテストチューブ(試験管)」
(ガード中X)
画面全体を攻撃。ザコは全滅、ボスに大ダメージ。ステージクリアで補充されるのでボス用に溜めておくと良い。
必死でクリア
ステージ1「バットマン登場」
ザコ戦でコンティニューするとステージ最初からやり直しになる。
しばらくプレイして「これはヤバい・・・」と思ったので、オプションで機数7に増やした。(難易度はノーマル)
これでもクリアは難しい。
■ベルトゲー共通のコツ
・横から接近せず縦に接近:敵は別ラインに攻撃できない
・端に追い込む:敵は画面外から攻撃できない
後半は1ラインの横スクロール。
操作が一変し、格闘がバットラング、アイテムはスピアガン固定。
見た目は同じなのに操作だけ一変するので混乱。
横スクロールエリアの攻撃手段はラングだけなのでひたすら投げまくる。デブピエロにはしゃがみ投げ。前に出すぎるとロクなことがないので慎重に。
ジャグラーはかなり頭に血が上る強敵。
食らい判定は上半身のみ。ジャンプして攻撃しようとするとトーチを食らってしまう。
地面に落ちたトーチには当たり判定がない。その辺がベストポジ。
ボス「スタンガン.C」
スタンガンはオマケ。問題なのはトリッキーすぎる動き。自機のデカさとトロさで回避困難。
ステージ2「バトル・イン・ゴッサムシティストリート」
ベンチからヒップアタックしてくるデブピエロ。バットマンより動けるデブ。
中盤はエスカレーターからエレベーターへ。
進むといきなりデブピエロが落ちてくる初見殺し。
ちょっとずつ前に出て落として、跳ねたところをくぐる。
ピエロと一緒に子どもたちが!
一見ほほえましい光景で笑う。
炎ゾーンはワイヤーアクションで天井をつたっていく。ここを安定して抜ける方法はさっぱりわからない。
後半はサーベル、爆弾・ロケラン持ち、デブピエロが登場。特にロケランが危険。同ラインに立たないようにしたい。
「T.ストロングマン」
新聞を破って登場。新聞読んでるときから怪しすぎ。
リーチが長いストレートパンチが武器。正面にめっぽう強いのでラインをズラして横に避けつつ攻撃。
ステージ3「キャット・ウーマン」
ゴンドラから落ちると即死。
上昇中、ガラスを割って敵が降ってくる。敵も命がけ。
どう見ても着地できない場所に落ちていく敵の狂気にビビる。
ゴンドラが上りきると「GO」と表示されるが、そのまま進むと落ちる。
ジャグラー戦のベストポジが段差で潰されている!
ボス「キャットウーマン」
ついに出た、ぶっ壊れ2大ボスの1人。
序盤なのにどう考えてもラスボス級の強さ。
・スピード速すぎ、リーチ長すぎ、判定強すぎ
・体力多すぎ
・高速突進がライン移動。ほぼ即死。ガードしても5割
まともに戦うのはあきらめた。
■攻略
・スピアアタックで端まで追い込む
・端の起き上がりバク転にボディプレスが重なるのでハメる
・中央に逃げた後の高速突進を試験管でふっ飛ばす。
スピアアタックでまた端へ
コツは「余計なことをしない」。
上手くハマれば試験管×5、残機2でなんとか倒せる。
ステージ4「ザ・ペンギンの罠」
ここで、ぶっ壊れ2大ボスと連続バトル。
完全にプレイヤーを終わらせにくる。
苦戦必至なので、ステージ4までをコンティニュー1回でクリアしたいところ。
この辺りでスコア2万エクステンド。
1機増えるが、どーせすぐ先のキャットウーマンに負けるので無意味。
中ボス「キャット・ウーマン」
前ステージでさんざん苦労したのにさっそくの再登場。しかも中ボス扱い。
前ステージと一切変わらない強さに加え、
右端でハメづらく、ステージ暗いから動きを見切りにくい。
コンティニューは仕方ないとして、残機4つは残さないと次が厳しい。
ボス「ペンギン」
ぶっ壊れ2大ボスとの連戦。
キャットウーマンとは異なるトリッキーな動き&傘を使った遠隔攻撃。
・自機の食らい判定とペンギンの当たり判定がデカすぎ
・攻撃が初見殺し
・体力多すぎ
どれもバットマンの機動力では対応困難な攻撃なので、パターン把握が必須。
■攻略
・上下運動:しゃがむ
・傘爆弾:ちょうど間に入る
・傘飛ばし:地上でラング連打
傘戻ってきたらしゃがむ→3段目をジャンプ
・低空突進:ラング3発当てれば回避できるが、左右2択を間違えるとほぼアウト
コツはやはり「余計なことをしない」。
チャンス以外で攻撃すると確実に被弾する。
キャットウーマンと違いパターンで安定するから、とにかく丁寧に、アセらないようにしたい。
ステージ5「バットモービル出動!」
シューティングステージ。
1機落とすとリスタートになってしまうため残機でゴリ押しできない。
横一列に並ぶ敵が連続するゾーンは、食らい硬直中に連続で被弾して体力半分ぐらい減る。
コツはよくわからない。
ボス「キャプテン・V」
ボスの真後ろは一見危なそうだがザコが出ないのでわりと安全。
なんとか1機でクリア。
ステージ6「サーカストレイン」
妙に足場が平坦な列車の上でバトル。
スコア5万でエクステンド。
とにかくザコ戦がキツい。
デブ、ナイフジャグラー、奥のガイコツライダー、炎使い、インディアンみたいな女性(?)、サーベル使いにもみくちゃにされる。
基本は、スキあらばラング投げてボディプレス。敵も起き攻めでハメてくるのでスピアアタックで脱出。
爆弾ピエロの後に鉄骨を飛び越えるゾーン。
敵は鉄骨で一撃死なので、中央より左に移動して鉄骨の回避に専念。
ボス「ハンマー使い」
ハンマーとザコの連携は危険。まずは試験管とスピアアタックでゴリ押し。
体力が減ると映写機みたいなマシンガンを撃ってくる。この攻撃は簡単に回避・反撃できるのであとは楽勝。
ステージ7「ラストバトル・イン・アークティック・ワールド」
ダラダラと続くキツく長い道のり。
正直、もう疲れた。
ロケラン、バイクはラングで牽制しながらボディプレス。その他、リーチ長い敵ばかり出てくるので同ラインで戦わないように。
ライン外のペンギンがミサイル発射。
着弾点は影でわかるが、ザコ敵と重なってそれどころじゃない。
中ボス「アヒルのおもちゃ」
これはヤバい。バットマンの機動力を完全に無視したスピード。
突っ込んできたら垂直~レバー前入れジャンプ。アヒルと台車の間に入って、すぐ降りてプレスを避ける。
口で言うのは簡単だが、実行するのは困難。
ラスボス「ペンギン」
別ゲーかと思うほどの機動力&攻撃力。
地上は傘銃撃、空中は傘爆弾、画面外からの高速突進。高速でライン移動するため接近も難しい。分身中は無敵。
コツはもうよくわからない。
スピアと試験管でゴリ押し。3~4機あれば勝てる。
まとめ
古き良きベルトスクロールゲーを求める人にはオススメな作品。
「バットマンらしさ」を表現した凝った演出に、制作者の愛とこだわりを感じる。その魅力で先に進みたくなる。
難易度は高く、ときに理不尽なのでクリアを目指すならそれなりの覚悟が必要。
2大ぶっ壊れボスはまさしく鬼。
この2人が中盤に連続して登場するからたまったもんじゃない。
後半はザコラッシュもキツい。
こちらはほぼ接近戦しかできないのに飛び道具、爆弾、火吹き、ミサイルなどなんでもアリ。
敵が強いというよりバットマンが弱すぎる。
あまりにもトロい。通常攻撃のリーチが短すぎて接近してるのにスカる。
こちらだけ見た目以上の食らい判定なので正面ではまず勝てない。
正面で戦えないのはある意味、原作再現といえる。
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【バットマンアーカムナイト】