はじめに
モチーフは陸上競技の十種競技(デカスロン)。
「100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m、110mハードル、円盤投、棒高跳、やり投、1500m」の総合得点を競う。
アーケードゲームの移植。
元がサターン互換基盤「ST-V」なので移植度は完璧。
売上約30万本の大ヒット作。
サターン版オリジナルの「10種競技」は通過ライン無しで遊べる。
「アーケード移植版」は規定記録(通過ライン)を一種目でもクリアできないと問答無用でゲームオーバー。コンティニューするたびにラインが緩和される。
2ボタン&レバーのシンプル操作。
以前プレイした「ハイパー~」と同じく、連射速度&タイミングで勝負。
「ハイパー」との大きな違いはキャラの濃さと特性。
個性あふれる8+1人の選手は十種競技のイメージとはかけ離れたイロモノ揃い。
女性も同じ土俵で戦う。
全体的にユニフォームが自由すぎる。この娘はなぜかレオタード。大きなリボンも気になる。
競技前・競技後のパフォーマンスもバカゲー要素満載。
それぞれ得意・苦手な競技があるのも特徴。
・万能型
リック・ブレイド (アメリカ:男性)
工藤 丈 (日本:男性)
・跳躍型
カール・ヴァイン (ドイツ:男性)
フェミ・カディーナ (ジャマイカ:女性)
・投擲型
ジェフ・ジョンセン (イギリス:男性)
アレクセイ・リゲル (ロシア:男性)
・競争型
エレン・レジアーニ (フランス:女性)
リー・ファン (中国:女性)
・?型
風見 万吉 (日本:男性)
世界一を目指す
「10種競技」をプレイ。
アケ版は特に後半の競技でライン通過が厳しい。
■100m走
求められるのはスタートの反応と連打力。フィニッシュポーズも忘れずに。
■走り幅跳び
踏切のタイミングが難しい。
■砲丸投げ
タイミング良くぶん投げる。
■走り高跳び
「ハイパー」と同じく、これ系種目は一度設定したラインを下げることができない。アーケードモードではクリアできないと即ゲームオーバーなので危険。
最初はとりあえず絶対跳べる高さにしておくと安心。
■400m走
スタミナゲージを保ちながらいい具合に連打。
世界新記録を出したのに隣の選手に負けた。このゲームではよくあること。
前半の5種目終了で中間発表。
後半の5種目の方が難しいので気を引き締めて二日目スタート。
■110mハードル
ハードリングを失敗するとロスが大きい。早めに跳ぶのがコツか。
■円盤投げ
ここは妥協した。方向キーをグリグリ回すのがしんどい。投げるタイミングも難しい。
■棒高跳び
操作が少々ややこしいので説明をしっかり読む。
■槍投げ
投げる前にパワーが固定されるのでわりと楽。
■1500メートル走
4分間、7割ぐらいのスピードをキープしてバテないように走るだけ。あーしんどい。
記録を狙うなら周りのモブ選手に押してもらうとか色々テクがありそう。
総合1位で優勝!
おわりに
「ハイパー」より楽しめた。
セガのアーケードゲーらしく、個性的なキャラと派手なグラフィックの見映えが良い。
各競技の操作に「足を抜く」などちょっとした味付けがあり、これが良い具合にアクセントになってる。