サターン版発売当時、アーケードのことなんて全然知らないけどとりあえず購入。サターンマガジンのスクショ見るだけで買わざるを得ない魅力があった。
しかし人と対戦した覚えがない。地元のみんなサターンをシカトしすぎ。
バーチャロンとは
革命的ロボゲー
「バーチャファイター2」のような2D格闘の延長線上の3D表現から、TPSへ革命的なシフト。
ツインスティックで簡単にアニメのような格好良いアクションを繰り出せる。
「高速ダッシュで自動ロック、ド派手な攻撃をバラまいて接近、レーザーブレードでブン!」
その圧倒的なフィーリングでロボットファンを釘付けにした。
■発売日
バーチャロン(AC): 1995,12
Quake(初の完全3DFPS):1996
ガングリフォン(SS): 1996.03.15
アーマードコア(PS): 1997.07.10
こう見るといかにバーチャロンが先進・革命的だったかがわかる。
牽制で相手を動かして硬直に差し込む。3D対戦ゲーの基本が既に完成の域。
誕生の歴史
カクカクの3Dポリゴンはバーチャファイターのような人物よりロボゲーに向いている。そう思ったのはチャロン生みの親、亙 重郎氏。
当時はガンダムなどのキャラゲー乱発でロボゲーの印象が悪く、業界には「ロボゲーはヒットしない」というジンクスがあった。
「ロケテで失敗すればもうロボゲーの企画書なんて上げなくなるだろ」という上層部の狙いでとりあえず開発が始まったらしい。
ドスドス、ズンズンと走るのをやめてキュィーンと軽快に駆け回るようになったのも「ガンダムからいかに離れるか」というテーマが影響してる。
ガンダムのように機体に乗ってガシガシ動かすようなミリタリー感は無い。機体にかかるGなんてお構いなしに駆け回る。
こうして出来上がったゲームは、まさにロボットアニメファンが求めていた戦いだった。
今ではガンダムゲー(VSシリーズ)がバーチャロンよりハイスピードになってる。
それまでのロボゲーのイメージとは異なる、明るく軽快かつ独特なBGMも特徴。
バーチャ2といい、当時のアケゲーのBGM最高ですな。
作曲は小山健太郎氏。全体的にゴタゴタした中で制作されたバーチャロンはBGMでもモメて、亙氏は小山氏が提出する曲を3ヶ月間没にし続けたらしい。
個性的な機体
バイザーと背中のサターンを共通点にしてガンダム感を払拭。
メカデザインは一作目からカトキハジメ氏。今見ても全く古さを感じないデザイン。むしろ情報量が多すぎる続編のデザインより格好良いと思う。
カクカクなグラフィックのMODEL2基盤との相性抜群。
どの機体もキャラが立ってる。性能も一切被りがない。
主役機の「テムジン」、高い機動力&変形飛行の「バイパーⅡ」、ハンマー持ちの「ドルカス」、量産型ライデンという設定が面白い「ベルグドル」、ロボットなのにキモい「バルバスバウ」、トンファー軍曹「アファームド」、美少女戦士VR「フェイエン」。みんな大好き極太レーザー「ライデン」。
CPUにはレーザーが良く当たるぜ!
重装甲・大火力が好きなので当時もライデンを使ってた。