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【マクロス 愛・おぼえていますか】攻略/感想/評価:原作の魅力を詰め込んだ良いキャラゲー

投稿日:2018-03-02 更新日:





CGレンダの横スクロールSTG。
このジャンルはキャラゲーの中でも安心して遊べる気がする(Zは除く)。

こっちも良作→【機動戦士ガンダム】
完全にアウト→【機動戦士Zガンダム前編 ゼータの鼓動】

原作ファンも納得の演出

オリジナル神OP



土星付近から始まる劇場版冒頭からさらに前、第一次星間大戦勃発を描いた新作OP。
河森正治が監修し旧声優陣が参加。アニメーション制作はゴンゾ。
さすが河森先生。空母から発艦する描写が臨場感たっぷり。


新規アニメは原作と顔が違う。美樹本テイストは出てるのでこれもアリ。

たっぷり10ステージ構成


映画の内容をたっぷり10ステージで描くため丁寧に進行。
頻繁に静止画&語り、劇場版アニメが挿入される。その使い分けが絶妙で、劇場版アニメは「ここでこれを使うかー」と感心。「愛おぼ」を好きな人が作ったことがうかがえる。


物語の展開に合わせた様々なシチュエーション。
縦スクロールになったり、


重力が変わって画面が90°回転したり。すぐ終わるけど気分悪くなりそう。


ラストの「愛おぼ」が途切れる2部構成は賛否が分かれるところ。
まあ映画と同じにしたら一曲分であっという間に終わるしゲームでやる意味もない。これはこれで楽しもう。

 

マクロスらしさを再現したSTG

板野サーカス


「板野サーカス」を表現したミサイル攻撃。
沢山のミサイルがそれぞれ別の軌道を描いて飛んでいく独特の表現。
なんと弾数無限で撃ち放題。手前奥も関係なく一掃できるので爽快。これを体験するだけでもプレイする価値あり。


敵も負けじとド派手攻撃。

3段階変形

マクロスといえば変形ギミック。ワンボタンで3段階変形。しかし使い分ける意味はよくわからない。

・バルキリー:戦闘機。
・ガウォーク:足が生えた戦闘機。重力の影響を受ける。食らい判定が小さい。
・バトロイド:人型。重力で地上に貼り付けられて回避困難。縦の食らい判定が大きいのもツラい。撃つ方向を変えられるが使い所は謎。


展開に応じて乗機が変わる。
ミンメイと訓練機でデート中に敵の襲撃。攻撃装備がないのでひたすら逃げる。

難易度はガチ

ガンダムゲーと同じく大味な感は否めない。テキトーに抜けられるか、やたら被弾する両極端。スコアも無い。

難易度は3種類から選べる。イージーにすると弾が減るが、問題はそこじゃない。


自機と敵が背景と完全に同化しており、手前・奥も紛らわしい上、ミサイルでゴチャる。
自機が早いのですぐ見失う。しかもやたらデカいので敵弾にいつの間にか引っかかり、被弾リアクションが無いので気がついたときには瀕死。

一番キツいのは敵の体当たり。非常にイヤらしく自機にまとわりつく。
画面外からいきなり飛んでくる奴は反応できないわからん殺し。

途中復活はない。コンティニューはステージの最初から。ゲームオーバーのBGMが悲しい。
道中は補給で回復できるがボス戦はガチ。ボムは回復しないのでボス用に温存するべし。


最初からいきなり激ムズ。それもそのはず、実は後半ステージ以上の難易度。


ボスはオリジナル。原作と雰囲気が違うけど面白いデザイン。コイツはひと目でメルトランディだとわかる。

 

「愛おぼ」の思い出

ゲームの話はこの辺にして映画の話を。


「マクロス愛・おぼえていますか」。通称「愛おぼ」。
高校生のとき偶然、テレビの深夜放送で観て心奪われた。ちなみに「攻殻機動隊」「AKIRA」を初めて観たのもその深夜枠。
もっと早く寝ていれば、あるいはもっと早く観ていれば自分の人生が変わったかもしれない。


最初観たとき、とてつもない衝撃を受けた。
プロトカルチャー、ヤック・デカルチャーとか言って終始とまどうデカい敵。誰もいない「猿の惑星」のような地球。
歌とともに敵巨大戦艦に突撃するマクロス。さらに飛行機が単機で突入し、大ボスをアッサリ倒したら巨大戦艦が機能停止という割り切りすぎなご都合主義。
息つく間もなくコンサート開演とともに暗転してエンディング。

観終わった後、唖然としてしばらく現実に戻れなかった。


「ミンメイアタック」はアニメ史上屈指の名シーン。
圧倒的な戦力を相手に、歌いながらマクロス単機で突撃という状況は意味不明。それでも圧倒的な熱と勢いで納得してしまう。もうここまできたら理屈じゃない。採算とか関係なく理想を追及してるのが伝わってくる。
「こんな作品を作ったら人生悔いないよなー」と思う。


やはり世代なのか、この当時のセル画がドンピシャ。
手書き感がたまらん。どのカットを抜き取っても絵画のような美しさ。思い出補正込みで、この時代のアニメを超える作品にはもう出会えないと思う。


アニメーションも凄い。腰に手をあててから頭上に伸ばすだけの動作が鳥肌モノ。


荒廃した地球の食卓シーンも忘れられない。これで自分は完全に美佐派になった。描写はないがこの後2人は結ばれたらしい。


修羅場。


ボドルザーはTV版の原型がない。いかにも宇宙人。


旗艦「ゴル・ボドルザー」のデザインも凄い。目とカボチャ。
これとゲジゲジみたいなイデオンのラスボス「ガンダロワ」は本当に気持ち悪い。

全幅600km。超大型荷電粒子ビーム砲「ゴルグ・ガンツ砲」(勝利の巨砲)はマクロスどころか、衛星クラスも破壊する。しかも連射可能。
こんなのどうやって倒すんだ。


劇場版は制作が間に合わず暗転で終わったエンディング。
本作はOVA「超時空要塞マクロス Flash Back 2012」の「天使の絵の具 part1」が挿入されるので、しっかりライブシーンを堪能できる。

ちなみに「天使の絵の具 part2」は新規作画でその後のミンメイのパラレルストーリーを描く。
30代半ばのミンメイ。階段を登るときの足首のシワで年齢を表現してる。
閑散としたコンサート会場、独り身でメガロードから見下ろすマクロスシティ。どちらも美しく、せつない。
観るたびに現実を忘れて時間が止まったようにウットリしてしまう。

 

まとめ


原作の魅力を詰め込んだ「良いキャラゲー」。また映画が観たくなること間違いなし。

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