AC、SS、PS版それぞれに特徴があるので個別にレビュー。
次作→【デッドオアアライブ2】
AC版
初めてセガ以外の会社がMODEL2基板を使用。
基盤の性能を十分に引き出しており、バーチャ2にも引けを取らない仕上がり。操作感も良い。
キャラのイメージを重視。あえてキャラに陰影をつけないことでポリゴン感を抑えてる。
すっきりまとまったプロポーションで自然な人体に見える。
特筆すべきは凄まじい乳揺れ。ボヨンボヨンとまるでボールのように飛び跳ねる。画像で伝わらないのが残念。
それを見せつけるためか女性はみんな巨乳。「えぃっ」と、頼りない声とモーションで女性らしさをアピール。
お色気路線を開拓。
現在も最新作「DOA5LA」とエロバレー3こと「DOAエクストリーム3」でこの分野を独走中。
DOA2までのかすみの声優は丹下桜(カードキャプターさくら)。
巨乳で天使のようなロリ声、しかも強キャラ。無敵。最初はオレンジスパッツ姿が1Pコスだった。
女キャラに目が行きがちだが、男キャラのモデリングの出来も良い。
しかし男キャラを選ぶとなんか変な空気になる。勝ったときは「え、お前そうまでして勝ちたいの?」みたいな。
ラスボスは巨乳美少女とは対象的な汚いボロ布みたいなオッサン。
システム
■3すくみ
打撃・投げ・ホールド(当て身)の3すくみ。打撃は投げに強く、投げはホールドに強く、ホールドは打撃に強い。個人的には防御システムが強すぎてあまり好みじゃない。
反応系CPUとホールドの組み合わせが最悪。何をやってものれんに腕押し状態でストレス。
かすみでクリアしたかったのに、いつの間にかバイマンにキャラ変えしてクリア。絵面が汚い。
■デンジャーゾーン
バーチャと同じような正方形リング。周辺部の格子面でダウンするとダメージを受けて吹き飛ばされる。
SS版
「世界で一番美しい格闘ゲーム」は伊達ではない。
間違いなく家庭用で当代随一のグラフィック。SS版バーチャ2と同じ高解像度&60fps。ハード性能の限界を追求した1キャラ500ポリゴン。
OPムービー。風呂入ってるようなモヤモヤが思わせぶり。
UIからAC版と違う。
移植にともない背景は1枚絵になった。角が目立たないし、キャラに陰影がないのでむしろこちらの方が馴染んで見える。
技数増加。モーション・性能に調整が入り、ほとんど作り直しに近い。テキトーにコマンドを入れても気持ち良く動く。
サターンなのにポリゴン欠けや処理落ちはほとんど無い。
リアルタイムで負荷を計算し、粗が出やすい衣装なら少しカメラを引いたりして調整しているらしい。
PS版
SS版はACの完全版だったのに対し、PS版はDOA2のたたき台。いわばDOA1.5みたいな作り。
開発者いわく「SS版はACの正常進化版、PS版は突然変異型」なんだとか。
AC、SS版にはなかった陰影処理を追加。いかにもPSっぽいツヤ。
関節処理をした一体成形モデルでキャラの造形をより自然に。
PSのモデルは綺麗すぎてそそらないんだよなー。想像の余地が無いというか。
ちなみにPS3のアーカイブス版は新たにCEROの審査を受けてCERO:C(15才以上)と判定された。
ステージはポリゴン節約のため背景のオブジェクトを省略。地面も平坦な印象でリングアウトもない。
PSにはSSのような2Dチップがないため、背景描画でポリゴン表示のリソースを食うからこうなったらしい。その分、キャラ・技・コスを増やしてサービス。
コスはSS版の倍以上。お色気路線をさらに強化。男はネタ系に走る。
服をグニャグニャに変形させてまで胸を揺らすこだわりはさすが。
新キャラ「バース」「あやね」追加。アレンジ、新曲BGMに差し替え。
トレーニングモードが充実。相手の行動を2段階で設定可能。
難易度ノーマルでアーケードモードを周回するたびにコスが増える。キャラによって追加5~9種類。普通に戦うと手強いし面倒。
オプションで1セット&コンティニューキャラ変え有りに設定。かすみのサマー(7K)ぶっぱがなぜか全部当たるので3、4発で倒せる。最後のライドウ戦でキャラ変えして目当てのキャラでクリア。
完全に作業だが、これでも9コス出すには1人30分近くかかる。