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サクラ大戦1&2【評価/感想】太正ロマンから現実に戻れない戻りたくない

投稿日:2018-10-27 更新日:






PSP版でプレイしました。
パケ版はロードが鬼長いのでDL版がオススメです。



サクラ大戦の思い出

いきなり思い出から語っちゃいます。

というのも、サクラ対戦はシステムがどうこうってゲームじゃないから、魅力を伝えるにはまず思い出を語るのが良いかなと思いまして。

 

シリーズで一番思い入れ深いのは最初にプレイした「2」。
「2」は僕が設定資料集を買った唯一のゲームです。

小学生だった当時、サクラ大戦は1作目のヒットで有名タイトルになっており「2」がサターンのゲーム誌で大きく取り上げられていました。
なので、内容はよくわからないけど注目作っぽいので購入。昔はゲーム誌の情報が全てだったんです。

 

ギャルゲー耐性のない小学生にサクラ大戦の魅力はあまりにも強烈でした。
現実に現実感が無くなるほどハマっちゃった。

ゲーム画面を見た妹が「兄ちゃんがエッチなゲームやってる」と母に報告。
母は母で「まあ…兄ちゃんもそういう歳だから」と全く違う方向のフォローで恥ずかしさ倍増したのが苦い思い出です。

 

一体このゲームのどこにエロい要素があるというのか、理解に苦しみます。

 

主題歌「檄!帝国華撃団」(通称ゲキテイ)

サクラ大戦にハマっていた当時、登校中も頭の中でゲキテイのリピートが止まりませんでした。

イントロだけでサクラ大戦の世界観を一瞬で理解できる、熱さと懐かしさがある名曲。
ゲームを知らない人も一度は聞いたことがあるはず。

シングルCD発売当時、オリコン15位の快挙を達成しました。

高校生のとき、昼休みにゲキテイが流れました。
当時唯一のサクラ大戦仲間の同級生と共に、密かに赤面したのもほろ苦い思い出です。

 

僕のどーでもいい思い出を語ったところで、そろそろゲームの紹介に移ります。

 

サクラ大戦とは

SS待望のオリジナルタイトル

まずサクラ大戦が生まれた経緯を簡単に紹介します。

サターンはアーケード移植アクションゲーは強い一方、RPGやアドベンチャーが弱いと言われていた。
そこを補うべく、キャラの魅力に焦点を当てて立ち上げたのがサクラ大戦。

総合プロデューサーに広井王子氏を起用。
広井氏は魅力的なキャラや物語作りで「天外魔境」「北へ。」「魔神英雄伝ワタル」などを手がけ成功させたマルチクリエイター。

SSの天外魔境:【天外魔境 第四の黙示録】

さらに藤島康介氏、あかほりさとる氏、田中公平氏など実力派クリエイターが参加。

1996年9月、第1作「サクラ大戦」発売。
プレイヤーを選びそうな新規タイトルにも関わらず売上35万本。
これは当時、SSオリジナルタイトルで1位。

 

1998/4/4の春、前作のヒット受けて満を持して発売された続編・サクラ大戦2。

前作ファンの期待を裏切らないどころか上回る完璧な出来栄え。
ムービーや絵の美しさ、演出、システムの改良、ボリュームアップ、練り込まれたシナリオなど全ての面でパワーアップ。

売上は前作を大きく上回る50万本。SS全体でも5位の大ヒット。

 

「はいからさんが通る」のような大正浪漫。
蒸気を動力にしたオーバーテクノロジーのスチームパンク。
宝塚歌劇やスーパー戦隊シリーズ、特撮モノなど、様々な要素を詰め込んだ独特の世界観が魅力です。

「1」のムービーは90年代のセルアニメ感がたまりません。
キャラクター、楽曲のハマり具合も完璧。
当代きっての豪華クリエイターが揃ったから生まれた作品です。

 

以下、「1」「2」のあらすじを紹介します。

 

「サクラ大戦」のあらすじ

舞台は架空の年号「太正」十二年の日本。

士官学校を首席で卒業したエリート新任少尉、大神一郎は詳しい情報を知らされないまま秘密部隊「帝国華撃団」隊長の任を受け、待ち合わせ場所の上野公園へ向かう。

そこで待っていたのは若い女性。
戸惑いながらも銀座の本部へ案内される。

 

案内されたのは「帝国歌劇団」が舞台に立つ劇場「大帝国劇場」だった。
何かの間違いで秘密部隊ならぬ秘密「舞台」の雑用になってしまったと落胆する大神。

 

突然鳴り響く警報音で状況は一変。

「帝国歌劇団」は平時の姿。劇場こそ帝国華撃団の本部。

舞台で歌い踊る女の子達は、帝都の平和を乱す魔に立ち向かう秘密部隊「帝国華撃団・花組」隊員だったのだ!

悪の組織「黒之巣会(くろのすかい)」との戦いが幕を開ける。

 

新参者としてなんだかよくわからないまま秘密部隊に配属される主人公の分身、大神一郎。

「1」では帝国華撃団の組織自体もまだ出来上がってないので様々な苦労を体験します。

いざこざや衝突を乗り越え、個性豊かなメンバーをまとめ上げていく様が見どころです。

 

「サクラ大戦2 〜君、死にたもうことなかれ〜」のあらすじ

太正14年春。黒之巣会との戦いから1年。
海軍の演習を終えて帰国した大神一郎は、再び帝国華撃団隊長の任を命じられる。

久しぶりの帝劇だが花組メンバーの多くは出張で不在。
前作で色々あった後の話なので隊長は最初から信頼を得ているが、新隊員には嫌われてしまうなど前作同様に前途多難な滑り出し。

 

そんな中、緊急警報が鳴り響く。
久々に出撃した大神たちの前に現れたのは、前作で倒したはずの宿敵。
新たなる敵「黒鬼会 (こっきかい)」との戦いの幕が開ける。

 

前作のメンバー6名に加え、ソレッタ・織姫とレニ・ミルヒシュトラーセが加わり計8名になりました。

新メンバーはこれまたクセの強いキャラ。

織姫の印象の悪さは強烈です。
中盤まで大神(日本の男)への当たりが強い理由がわからないのでなおさら。

レニはそもそも男なのか女なのかもわからない。

でも最後には立派な花組メンバーになってくれます。

 

「2」はメンバーが増えた以外にも前作から大きく進化しました。
以下、あらすじ紹介ついでに「2」の進化点を紹介します。

 

サクラ大戦2の進化点

ムービーや1枚絵、背景が格段に美しくなりました。

主題歌は前作の「檄!帝国華撃団」から「檄!帝国華撃団(改)」にアレンジ。

真宮寺さくら(横山智佐)に加え帝国歌劇団の面々が合唱する形になり豪華です。

歌詞に3番を追加。
さらに物語の進行に合わせてOPも3種類用意されています。

 

顔絵も一新。
全体的に前作より安定した作画で丁寧に描き込まれています。相変わらず肌ツヤツヤ。

でも個人的には、さくらちゃんの通常正面顔は前作の方が好き。

 

誰だテメェ!俺のさくらに馴れ馴れしくするんじゃねぇ!

既存の6人のイベントは前作以上に濃厚。
特別な境遇や生まれ育ちの描写があり、より深くそのキャラを知ることができます。

 

大神の親友「加山雄一」、三者三様のオカマが揃う薔薇組、ヒロインの家族、海軍大臣が登場。
サブキャラ大量増加で世界観が大きく広がりました。

キャラが増えたことでイベントも増加。新ミニゲームも盛り沢山。
周回プレイで新たな発見があり何周でも楽しめます。

 

サブキャラのイベントも充実。

風組の椿ちゃんが好きです。
見てくださいよこのの私服。素材いい娘が着たら一番男受けするやつやん。色々目移りするけど結局これってやつやん。

でも花組メンバーではないので親密になれません。
発売当時、椿ちゃんをなんとか落とせないものかと自由行動で毎回売店に通いつめて欲しくもないブロマイドを買っていたものです。

 

俺の嫁、真宮寺さくら

花組メンバーは個性豊かで、どんな好みの持ち主も満足させるラインナップ。

アクが強すぎて一般的なギャルゲーのようにどの娘を選ぶか迷うことは少ないですね。

 

「1」のオープニングではメインヒロインのさくらちゃんが生身で謎のメカを一刀両断!

隊員はみな戦闘のエキスパートか、並外れた能力の持ち主。生身で敵メカ「脇侍」と戦えるぐらい強いのです。

 

霊子甲冑「光武」の動力は蒸気とパイロットの霊力。
強い霊力を持っている者が若い女性に多いため操縦者は女性が多いという事情があります。

操縦できる男性は現時点で大神だけ。ハーレムになるのは必然なのです!

 

あえて言おう、初恋の相手は「真宮寺さくら」であると。

 

さくらちゃんを見るだけで今日も一日頑張れます。

 

初対面ですぐ目隠しのスキンシップ。
最初からデレデレ。さすがメインヒロインです。

「1」前半をプレイした彼女が、
「この娘出会ってすぐデレデレでヤキモチ焼きだしたよ!ヤバい女だよ!恐いよ~」
と引いてたのを思い出します。
冷静に見たらたしかにそうかも。

 

ヤキモチ顔だけ急にブス。
ヤキモチの沸点が低すぎて可愛いんだわ。

 

普段はゆったりめの和服姿だけど戦闘服はピッチリスーツ。
このギャップがたまらん!

 

夏は大胆なサマードレス。見えそうです。

 

はわわぁ~眩しすぎて直視できない!

初めて水着姿を見たときの衝撃といったら。攻めたなぁ~夏バンザイ!
エンディングでは水着の全身姿を拝めます。

 

カメラ仕事しろ!

 

主人公、大神一郎

いわゆるハーレム物なのに男主人公の人気が高いのもサクラ大戦の特徴。

普段はモギリのような雑用をしながら個性的なメンバーに振り回されます。
たまに軟派な選択肢が混じっており、それを選ぶと普段と違うノリを見せてくれるのが楽しい。

 

さっきそのドレスを褒めた男が、脱いだ服を確認した上で覗き中。

 

日常の二枚目キャラと、隊長として決めるときはしっかり決める姿のギャップがカッコいい。
男が観ても鳥肌が立ちます。

 

システム

最後に、申し訳程度にシステムを紹介します。
思い入れが強すぎて、ゲームレビューとしては完全に優先順位を間違えました。

TVアニメ風の1話区切り

恋愛アドベンチャーと戦略シミュレーションの融合。
相反するようなジャンルの合体。

霊力の強さは気持ちに大きく左右されるため、女の子の機嫌が戦闘に直で影響します。
だから女の子との触れ合いも平和を守るための重要な任務なのです。

学園生活と戦闘みたいな組み合わせは今でこそありがちだけど、当時は珍しいものでした。

 

TVアニメのような1話区切りです。
勝利後、エピローグから次回予告が入るTVアニメ風スタイルも当時としては斬新。

1話ごとにメインヒロインが変わり、1話内でも前後編でパートが切り替わるので中だるみしにくい。

1話で1ヶ月進む構成で、物語の進行とともに季節が移り変わります。
季節の移り変わりとともに花組メンバーとの関係が深まっていくのが素敵なんです。

後半に最も好感度が高いヒロインがグランドヒロインとなり、その後の展開やエンディング内容が変化するマルチエンド。
全イベント、ヒロイン攻略のため何周も楽しめる作りです。

 

アドベンチャーパート

戦闘は各話の最後(+中間)のみ。

それまではアドベンチャーパートで帝劇中を自由に移動し、各所で発生するイベントで隊員と交流を深めます。

移動する毎に時間経過し、特定の時刻になると移動パート終了。

 

「LIPS」という時間制限つきの選択肢でコミュニケーションをとります。

選択次第で隊員の好感度が上下。
女の子と会話するときの、あのドキドキ感を味わえます。

答えるまでの時間で大神の言い方や相手のリアクションが変わることがあり、時間切れは返事をしなかった扱い。
ときには間を置いたり、何も言わないのがベストだったりします。

 

アドベンチャーパートも「2」で進化しました。
具体的には以下。

「タイミングLIPS」

時間が半分経過すると選択肢が増加・消滅・変化。
ちょうど良い感じの台詞が現れることもあれば、せっかく待ったのにロクでもないのが現れることも。

 

「ダブルLIPS」

制限時間内で複数のLIPSが連鎖的に発生。

 

「大神性格ゲージ」

大神の行動によって性格が変動。性格によって一部のLIPSの内容や周囲のリアクションが変化。
チャラい選択肢を選んだりすると軟派に傾きます。

 

戦闘パート

戦闘パートは俯瞰視点のターン制SLG。
メンバーは各話ごとに固定です。

シンプルなシステムで難易度は低め。
「1」の「かばう×8」はさすがにヌルゲーすぎます。

よほど変なことをしない限り簡単にクリアできるはず。

 

攻撃を受けるか「ため」コマンドで最大まで気力が溜まると「必殺技」を使用可能。
各機ごとに攻撃範囲など性能が違います。

条件を満たした上で、気力最大の主人公とヒロインが隣接すると「合体攻撃」が使えます。
ダメージ・範囲ともに強力。

 

戦闘パートも「2」で進化しました。

難しくはないけど特殊条件下で戦うことが増えたので緊張感があります。
どう考えてもぶっ壊れ性能の「かばう」は8→3回に減りました。

ユニットが2体増えて計9体になったので操作がけっこう大変。
ヒロインの人数は8人が限界な気がします。

 

戦闘パートの前、2種類の作戦のうちどちらかを選択する場面があります。
内容によって勝利条件や敵の配置が変化。

防衛戦、護衛ミッション、特定の目標の破壊といった特別な勝利条件のマップが増えて、戦闘パートのバリエーションが増加しました。

 

追加された戦闘システムは、

・「隊長コマンド」
隊員に作戦を指示できるようになりました。
作戦は「風・林・火・山」の4種類。内容に応じて能力値に補正がかかります。

・「協力攻撃」
味方と攻撃範囲が重なると「協力攻撃」が発生します。カットイン挿入&高威力。

・「真ヒロイン合体攻撃」

グランドヒロイン専用の合体攻撃を追加。

グランドヒロインだけあって内容がぶっ飛んでいます。
戦闘そっちのけで2人の世界へ。そしてなぜか敵が大ダメージを受けます。

 

 

おわりに

「2」エンディング曲は「夢のつづき」。
この曲を聞くといまだに夢が続きっぱなしでしばらく現実に戻れません。

でも夢は終わりがあるから美しい。

平和を取り戻した後すぐ、大神は帝劇を離れフランス・巴里に向かうことに。
また前途多難で楽しいハーレム生活が待っている続編「3」で、サクラ大戦ブランドは頂点を極めます。







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