もくじ
nfshpの特徴
「ニード・フォー・スピード」(NFS)はレースにバトル要素をプラスしたシリーズ。
公道でレーサー&警察とカーチェイス。クラッシュ多発の危険運転でぶっ飛ばす!
そのNFSシリーズの中でも「最もシンプルで刺激的」という触れ込みで登場した本作。
オンライン要素がメインとなっています。
しかし、
オンラインでプレイするにはEAアカウントが必要。
パス忘れたし新しく作るのも面倒なのでオフラインでプレイしました。
こういう「別サイトに登録」みたいなのはやめてほしいっす。
まず苦労したのはPS4コントローラーのボタン設定。
360パッド以外はおそらく対応していません。
ゲーム中のオプションとSteamのボタン設定で割り振り。
以前は「JoyToKey」で設定してたけど便利になったもんですね。
ボタン配置は悩みました。
LR1、2は反応しないし、使うボタンが多い。
いろいろ考えた結果、
方向キー[ハンドル]、X[アクセル]、□[ブレーキ]、△[サイド]、◯[ニトロ]。
これに落ち着きました。
デジタル操作でシフトがないので運転はこれでOK。
問題はスパイクなどのギミック。
これはアナログスティックを使うしかないです。
画面表示どおりの方向に設定。誤作動が多いけどここしか余ってないので仕方ない。
コントローラー設定でかなり手間取りましたが、よくやくプレイ開始です!
誰でもできるブレーキングドリフト
アーケード寄りのゲーム的な挙動。
AT、後方視点のみ。
視点が低くて前が見づらいのはクラッシュさせるための仕様かも。
どんな体勢からでもアクセルで加速し、スティックを倒せば曲がります。
キツいコーナーは200km/hオーバーでドリフト!
「ブレーキちょん押しで後輪がスライド →ハンドルをインに切る」だけで綺麗に曲がれます。
車体がコーナー出口に向くようにブレーキの踏み具合を調節。
曲がりきれないときはサイドを引く。
ピタッと角度が決まってニアミスで一般車をすり抜けたときは爽快です。
シリーズおなじみの、ニトロによるブースト加速が使えます。
燃えるようなテールランプがカッコイイ!
どんな体勢からでもギュイーンと超加速。たいがいのミスはなかったことにできます。
危険な走りほどニトロゲージが溜まる、危険走行を推奨するゲームバランス。
対向車線を走る、一般車両とニアミス、ショートカットを使う、スリップストリームに入るなど。
この世界では派手に走るほど良いのです。
クラッシュのロスは少なめ。
画面がすぐ切り替わって何事もなかったように走り出します。
外装のダメージ表現はありますが、挙動に影響はありません。安心してクラッシュしてください。
そして、本作最大の売りはなんといっても敵を直接攻撃する「ガジェット」です。
秘密兵器でライバルをぶっ潰す
レーサー、警察はそれぞれ4つガジェットが使えます。
壁や一般車にぶつかるより大きなダメージを与える(受ける)。
警察は組織の力で大規模な支援を呼べます (フレンドリーファイアあり)。
では具体的に紹介していきますね。
「スパイクベルト」 (レーサー・警察)
後にトゲトゲを射出。マリオカートでいうとバナナ。
引きつけてバックミラーに重なったときに出すとよく当たります。
「EMP」 (レーサー・警察)
前の車をロックし続けて発射。当たった車はコンピュータが故障し、操縦が乱れます。
コーナ手前で当てると効果的。
「ジャマー 」(レーサー)
警察の武器を使用不可能にします。
主にEMPでロックオンされたとき用。
「ターボ 」(レーサー)
ニトロを超える超加速。これを味わえるのがレーサー側の醍醐味。
亜光速に突入したかのように周りの空間が歪みます。
ゲーム内の説明いわく「コーナーの立ち上がりや上り坂で使うのが上級者」とのこと。
「ロードブロック 」(警察)
要請すればどこでも突然パトカーが現れて道路封鎖。
レーサー側としては避けにくい最悪なギミックですが、使う側としては非常に便利。
「ヘリコプター 」(警察)
見た目が派手でレーサー側から見ると威圧感が凄いです。
しかし使ってみると命中率が低く意外と頼りになりません。
落としたスパイクが自分に当たるし、ちゃんと仕事しろ!
夢のスーパーカーに乗れる
一通り人気のある実車が揃っています。
ただ、車はレベル分けされており、レースイベントはレベル制か車種固定。
お気に入りの車を使う場面は少ないです。
チューニング不可。
実車の美しいフォルム重視ということらしい。
カラーバリエーションは豊富です。
車の性能は大きく分けると3種類。
・イタリア車:「速い、曲がる、壊れやすい」上級者向け
・アメリカ車:「速い、曲がらない、壊れにくい」初心者向け
・日本車:バランス型
一般的な「加速・最高速度・旋回性」に加え、本作ならではの「頑丈さ・オフロード走破性」も重要です。
全車パトカーとしても使えます。
パトカー側のカラーは固定。どれもアメリカンポリスな雰囲気。
舞台はアメリカの大自然
舞台は架空の地域「Seacrest County」。
広大でアメリカンな雰囲気です。
荒野が多くだだっ広いですが、場所によって雰囲気が大きく変化。
青空が広がるリゾート地のような場所から、雪山、森林、砂漠まで揃っています。
だだっ広いながらも、よく作り込まれています。
道路にはリアルなタイヤ痕やひび割れがあったり、民家の中からはラジオが聞こえてきたり。
以下、印象に残った風景を紹介します。
地平線の彼方まで伸びる荒野の一本道。
メタセコイアの森林。
北部はスキーも楽しめるようです。
だだっ広い中に突如現れる人工物が美しい。
立体交差の高速道路。その奥に風力発電。まさにアメリカン。
トンネルの形も色々。
水力発電所の美しさに気づく作品。
まるで宮殿のような輝きです。
西海岸を思わせるリゾート地。
海沿いはカモメの鳴き声が聴こえます。
朝、昼、夕暮れ、夜。時間帯も様々。
天候も様々。
雨が降ると道路の水たまりに雷が反射して臨場感たっぷり。
市街地は背景にチラっとあるだけ。
人気がなくて少々寂しいです。
走ってるうちにコンビニを見つけて嬉しかったり。
2011年発売なのでさすがに岩肌などはペラペラ感が。走ってると気になりませんが。
あらゆる場所にショートカットがある。左下のミニマップで確認。
見通しが悪くダートで速度が落ちるため、慣れるまではロスになることが多いです。
メインモード「キャリアモード」
ぱっと見沢山のモードがあるように見えますが、オフなら実質「キャリアモード」のみ。
ストーリーは一切ありません。
後述するオンライン要素「Autolog」で楽しむ仕組みなので、オフだと淡々とミッションをこなすだけ。
ロードが長い!
リスタートで毎回マップを読み込み直す。メニューがいちいちモタつきます。
頻繁に入るムービーはスキップ不可。これで余計にテンポが悪いです。
Autolog
自動的にフレンドと情報を共有するシステム。
どのコースで「誰が」「どの車に乗って」「何秒でゴールしたか」がわかります。
オフラインで出したタイムも競うことが出来るので、オンライン対戦のようにガツガツせず1人でじっくり遊べる、らしい。
写真の共有、メッセージ、レースへの招待状などのコミュニケーションが取れるので。ゲームを続けるモチベーションになる、らしい。
僕はオフ専なので実際のところはわかりません。評価は高いみたいですね。
ちなみに中古で買うとオンラインパスが使えない可能性が高いので注意。
別売りのパスに1000円出すことになります。
オンライン対戦についてもざっと調べました。
最大8人。レーサーと警察に分かれてバトル。
対戦形式は以下の3種類。
「ホットパースート」(1vs1〜4vs4)
「インターセプター」(タイマン)
「レース」(アイテム使用不可)
・警察側のフレンドリーファイアは、オンラインで揉め事の原因になる。
・車が壊れたり逮捕されたら試合終了までやることがない。(1試合5〜6分)
とのこと。
レースイベント
ストリートレースを繰り広げる「レーサー」イベント。
その違法レーサーを取り締まる「警察」イベントの2種類。
クリアした成績によって金、銀、銅のメダルと「バウンティ」ゲット。
バウンティを溜めると車、レースイベントのアンロック。秘密兵器のアップグレードが進みます。
ミッション選択制。
マップ上のアイコンからレースイベントを選択し、車を決めるだけ。
ファストトラベルの連続でせっかくの箱庭が台無しという気も。
とはいえ、レースをクリアするたびに何らかしらアンロックされるのでつい繰り返しプレイしてしまう中毒性があります。
ちなみに本作にもフリードライブがありますが、
・警察がいない
・レースを始めるにはメニュー画面に戻る必要がある
・フリーラン中はマップを開けない
・フレンドと一緒に走れない
よって申し訳程度の要素です。
レースは大味。
離れてもなぜか追いつくし、どんなに離しても追いつかれるインチキブースト仕様。
スリップストリームに入るとニトロが溜まるので簡単に抜けます。
ゴール1km手前ぐらいでスリップから抜けてターボかニトロでドーン、が必勝パターン。
ラスト勝負なので、コースが16kmなら15kmはムダ。5分中4分はムダな時間です。
しかもラリーでもレースコースでもない、ただまっすぐ続く道路だから景色に慣れた後はツラい。
最後に一般車にぶつかったりするとそれまでの時間が水の泡。やってられない。
後ろについた方がラインが見やすいので、2位をキープした方が安定します。
また先行する車が一般車や警察の盾になり、単独で突破困難なロードブロックも先にぶつかって崩してくれて便利。
特に夜は見通しが悪いので前に出ない方が良いです。
ただし、警察の後ろをボーっと走るのはやめましょう。
スパイクを出されて避けるヒマなく1発クラッシュ。
最高時速が400km近くになるので、ちょっとした反応の遅れが命とりになります。
ホット・パースート
最もハチャメチャで面白いメインイベント。
レース集団と警察が集団バトルを繰り広げる、過激な長距離レース。
ゴリゴリ体当たりされます。
パトカーとライバルに挟まれるとか日常茶飯事。こちらも負けじとニトロで応戦。
ペナルティを食らうどころか、運転が危険なほど評価されてポイント&ニトロが溜まるのでやったもん勝ち。
スピード自慢なだけのヤワな車じゃゴールできませんよ!
警察はレーサーをスクラップにするため、あらゆる手段を使います。
逮捕する気なんてさらさら無く、完全に事故らせにくる。
「奴らの運転はメチャクチャだ!」
「被疑者は荒っぽい運転をしている!」
などと無線で叫んでいますが、アンタらに言われたくない。
警察はターボにも食いつくチート仕様なので突き放すのはムリです。
逆に片っ端からスクラップにしてやりましょう。
レーサーイベント
「レース」「デュエル」
ライバル車は破壊できません。やっぱりラスト勝負。
「タイムトライアル」
目標地点まで走るだけ。ライバル、警察はいません。
対向車が最大の敵。何度もリスタートすることになりますが、前述のようにロードが長いのでイライラ。
警察イベント
パトカーは画面中央でランプ点滅しっぱなしなのがツラい。
長時間プレイすると気分が悪くなります。
夜だと非常に目が疲れる。まぶたを閉じても目に焼き付くこと間違いなし。
「ラピッドレスポンス」
タイムトライアルと同様ですが、警察なので木や車に接触するとペナルティ。
この真っ暗な中、ぶつからずに走れというのがムリな話です。その分、規定タイムは緩め。
「インターセプター」
違反車両を逮捕(破壊)するためタイマン勝負!
目標は追い詰めたらUターンとか、ルートを変えることもあり手強いです。
まとめ:10時間は頭をからっぽにして遊べる
本作の売りはオンライン要素。
オフ専だとストーリーのないキャリアモードを淡々とこなすだけの作業になりがち。
LV10ぐらいでイベントも出尽くします。
序盤からスーパーカーに乗っているので車をアンロックする楽しみも少ない。
とはいえ、その作業がマジメにゲームをやり込むことに疲れたとき心地いいんです。
マップはだだっ広いですが作り込みが良いので10時間は頭をからっぽにして遊べました。
オンラインでプレイできるならさらに長く楽しめそう。
リッジレーサーのようなアーケード挙動、首都高バトルのような作業プレイが好きな方にオススメ。