▼紹介
著者はエンジニア系インフルエンサー。
エンジニア、ブログ、オンラインサロンと展開し、少ない労働で月500万円得られるので暇になり、現在はYouTubeに進出中だそうです。
インフルエンサーがよく発信しているビジネス戦略から自己啓発まで、全般をまとめたような一冊。
一読すればインフルエンサーの考え方、というか世界観がわかります。
最近、僕はインフルエンサーを目指しているのか、アンチ・インフルエンサーなのかポジションがブレブレです。
なので、インフルエンサーへの認識をリセットするべく読みました。
▼メモ
■金を稼ぐ目的
金を稼ぐ目的は、不安の除去、自由(人間関係、時間、場所)を得るため。
得た後はリタイアでいい。これが逃げ切り。
凄い人になる!的な上昇志向ではない。
■なぜ個人が会社より稼げるのか
影響力は倍々で増える。その影響力に対して直接課金できるシステムがあるから。
今は個人が個人に課金するのが当たり前になったので、数年前より風当たりが少ない。
・影響力を大きくするコツ
良いタイミング(レッドオーシャンになる前)で、コツコツ発信。
■優秀さは必要ない。必要なのはポジショニング
優秀さは必要ない。
市場を占めるのは初心者だから。初心者より少し上程度が一番おいしい。
成功の可否は努力量ではなく市場の選定で決まる。
それがポジショニングであり、マーケティング。
・ポジショニング=ラクをして稼ぐ
・マーケティング=自分の発信によって誰をどの状態からどの状態にするか
まず狭い領域でマイクロインフルエンサーを目指す。
ポジションを取ってから横展開。
日本はインフルエンサー後進国なので、マイクロポジションが沢山空いている。
■強い意思も必要ない
ルーティンにすれば継続できる。
・起きる時間固定
・一日を1時間に細分化
・人と会ってモチベ維持
■ 情報発信のコツ
・個人的な問題解決の方法、体験を書く。
過去の自分に向けて発信。過去の自分をターゲットできれば、実体験を書くだけで読まれる。
・キャラになる
フォロワーは「この人ならこういうことを言うはず」を求める。つまり、マンネリを求めている。
・目線を下げる
市場を占めるのは初心者。
■学び方
目標と期限を決め、アウトプットを前提にしてインプットする。
自ら貪欲に学び、取り入れて実行し、量こなしつつ質を上げる。
■稼げる副業、稼げない副業
・稼げる→エンジニア、動画編集
フリーエンジニアは平均年収862万円。
常に供給不足。20年でAIにとって代わられると言われるが、逆に言うと20年は稼げるってこと。
gdpが下がり続けて小国化する日本を出るとなお良し。
動画編集も供給不足。やり方によっては荒稼ぎできる。
文脈を理解する国語力さえあれば、誰でもできる。
・稼げない→クラウドソーシング系
積み重ねても影響力が増えないから、その他大勢のまま。
■アンチへの対応
・無視
・見下す
アンチとの絡みは面白いコンテンツなので、子供をあやすようにじゃれ合うのはアリ。対等になるとダメ。
▼感想
初心者を少し上に引き上げる、まさに目線を下げた内容。本書の主張を体現しています。
僕はツイッターを始めた頃、誰かにとって有益なツイートを目指していました。
でも今ではメモ帳がわり。内容がブレブレです。いったい何アカを目指しているんだ…
根本的には、目標・期限を決めないからブレブレなのでしょう。
なんかこの感じが心地よいと思っちゃってるので、インフルエンサーになれる気がしません。
インフルエンサーになりたい気持ちはあるので、もっと色々見たり聞いたりして自己イメージを高めようと思います。