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トゥームレイダー (2013)【レビュー/評価】初冒険が血みどろ地獄!

投稿日:2018-06-27 更新日:






5年ぶりにクリア。
Steam版日本語DLC未購入なので英語でプレイしました。おま国!





トゥームレイダー (2013)とは

リブートした新生トゥームレイダー。

売上世界1,100万本以上、シリーズ最大のヒット作になりました。

 

シリーズを重ねるほど共感しにくいスーパーヒーローになってしまったララの設定をリセット。

今回のララは大学を卒業したばかりの21歳。
旧作に忠実なキツめの顔立ちですが、まだタフな面影はありません。

初めての冒険で初めての人殺し、知人の死、など過酷な出来事を経験し、冒険者として成長していく様子が描かれます。

 

斜めがけで胸を強調。どうしても胸に眼がいきますね。

タンクトップはポリティカルコレクトが進んだアメリカでのギリギリまで攻めたセクシー衣装なんだとか。

冒険の舞台は架空の日本。
かつて邪馬台国があった島。

目を疑うような光景の連続です!
平安時代の木造建築と 大東亜戦争の鉄サビ臭そうな戦争遺物が融合。このおどろおどろしい雰囲気は本作ならでは。他では味わえません。

島は魔の海域「ドラゴントライアングル」にあるらしい。
ムービーでちらっと写った地図をみると、小笠原諸島のあたりですかね。

 

システムを一新したリブート作品ということで、レベルデザインが丁寧。
シリーズ未経験でも問題なく楽しめます。

アクションのテンポが良いし、目的地が表示されるインスティンクト(R1)があるので道に迷うことなくサクサク進めます。

進むたびに怒涛の展開が続くのでやめ時が見つかりません!

 

ゲームを進めると弓、アサルトライフル、ショットガン、グレネードと装備が揃っていきます。それぞれ幅広いアップグレードが可能。

「えーい!」とピッケルを敵の脳天に突き刺す近接戦闘も楽しめます。

 

日系の友人、サムが可愛い。
洋ゲーでアジア系キャラが可愛いのは珍しいです。性格も良い。

パブリッシャーがスクエニだから?

 

■あらすじ

邪馬台国を探す調査旅行に出かけた考古学者のララとその他大勢。

大嵐に遭遇し船は難破。仲間とはぐれて見知らぬ島に流れ着くと、そこは目指していた邪馬台国だった。

 

初冒険が血みどろ地獄!

「ララの成長」といっても超人の素質を持った人が超人になる物語。

身体能力は最初から人間の域を超えています。

精神力もやはり並ではなく、
「島から脱出、邪馬台国の秘密を探る、友人を助ける」を全部やろうとします。

過酷な展開に凹むこともありますが、落ち込むのは一瞬で立ち直るのが早い。

正直な話、ララの精神力・行動力が超人すぎて途中から何のために何をやってるのかわからなくなります。

自ら危険に飛び込んでヤンチャしてるようにように見えるのは僕だけ?

 

ゲーム開始5分で泥まみれ!

いきなり謎の組織に拘束されて絶体絶命です。

この後、エンディングまでひたすらボロボロになっていくララ。

現地の日本人が残虐に描かれているわけではなく、色んな人が漂流して独自の組織を作っているという設定です。自衛隊なんとかしてくれー

 

ひたすら島からの脱出を目指します。
自ら遺跡に乗り込む冒険とは違うスリル。

「女主人公だから酷いことにはならない」なんて常識は通用しません!

顔をそむけたくなるようなシーンの連続。

トラバサミに足を挟まれたり、顔面をボコボコに殴られたり、何度も致命的なケガを負います。

タンクトップ一丁なのでゲームを進めるほど肌と服がズタボロに。肉をえぐるほど傷が深くて痛々しい。絶対跡残るぞこれ。

冒険のハードさはPS4の3作でトップ!

 

ゲーム開始すぐ、脇腹にトゲが刺さる大ケガを負います。
でも次のシーンで回復。何事も無かったように駆け回るララ。

その後も高所から落ちたり矢が刺さったりと何度も致命傷を負いますが、動きのキレは増すばかり。

 

仲間が集まったときララだけ全身傷だらけです。

僕がララなら「ちょっと!なんで私だけこんな目にあうのよ!」と言いたくなりますね。

そんな過酷な状況に傷つきながらも順応していき、最後には冒険者の血統「クロフト家の血」が覚醒。
「邪魔するなら全員ぶっ殺すわよ!」とブチ切れて爽快です。

 

誰も見たことがない日本

架空の日本、邪馬台国の遺跡が舞台。

とにかく日本のイメージがとんでもないことになっている!

設定を知らずに遊んだ初プレイ時は、舞台が日本であることに気づかなかったほどです。

神社仏閣、平安~戦国時代~戦争まで様々な時代の遺物がごちゃ混ぜ。孤島に立派な城が建っていたり。ファンタジーすぎます。

外国人が描く日本はだいたい変だけど、ここまで凄いのは見たことが無い。

 

卑弥呼の壁画は浮世絵、卑弥呼の像はどう見ても仏像。

日本人だからこそ「外国人が描く変な日本」が存分に堪能できます。

 

日本軍の大規模な遺物の印象が強い。

泥くさくて赤サビっぽい廃墟が多いので戦争遺跡に行ったような気分になります。

冒険といえば中世のガレー船みたいな木造のイメージなので新鮮。

 

海からだいぶ離れた空中ドック。

日本軍は空中戦艦でも作ってたのでしょうか?

 

よく緑色の毒ガスが吹き出ます。
日本軍=毒ガスみたいなイメージ?

 

余談:日本語DLCについて

最後にゲーム以外の話を。

ゲーム自体はCrystal Dynamics制作の傑作。

しかしパブリッシャーのスクエニがSteam版日本語吹き替え&字幕をわざわざ削除して3000円のDLCとして売りつけました。

現在、Steamセール中のゲーム本体は300円。日本語DLCは500円。
ゲームより日本語が高いという逆転現象が起きています。

他社のゲームを自分の利益の為に貶め、その利益でクソゲーを作る。これまさに鬼畜の所業。

 

おわりに

冒険のハードさはシリーズ最高。

ララの肌をこんなにズタボロにする作品は今後も出ないでしょう。

血とサビの臭いがするようなおどろおどろしさは本作ならでは。
ゲームとして完成度が上がった続編「ライズ」も傑作ですが、本作もオススメです!







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