スリーピングドッグスってどんなゲーム?
スリーピングドッグスとは、香港が舞台のオープンワールドゲームです。
香港映画な雰囲気とアクションが楽しめます。
私がプレイしたSteam版「Sleeping Dogs: Definitive Edition」はおま国化されており日本語化不可。
PS4の輸入版をオススメします。
舞台は香港
■あらすじ
主人公はこう見えて28歳のウェイ・シェン。
香港生まれの中国系アメリカ人。
サンフランシスコ市警察、組織犯罪対策部。
マフィア「トライアド」 の潜入捜査のため、スパイとしてマフィア構成員の一員になる。
構成員との友情と、刑事としての職務で板挟みにあうウェイの葛藤を描く。
舞台は香港。
(正式名は中華人民共和国香港特別行政区)
ロンドン、ニューヨーク、シンガポール、東京と並ぶ、世界中の企業が集う人口700万人以上の大都市です。
香港の所得格差を反映し、貧富の格差をこれでもかと描きます。
繁華街は全体的に九龍城砦。
違法建築でゴミゴミしています。
無秩序に道路へ突き出た看板、
景観を無視した室外機やパイプ、
コンクリートむき出しに鉄格子。
治安は当然悪く、モメ事が絶えません。
繁華街の自宅。大都市なら家賃3万円ぐらいかな。
高層ビルが立ち並ぶビジネス街の自宅。家賃は50万~100万円ぐらいでしょうか。
以下、香港うんちく。
古くから貿易港として栄え、1842年にイギリスの植民地となる。
第二次大戦期の1941~45年は日本領となり、戦後再びイギリス統治が再開される。
1997年に中国に返還され「特別行政区」となった。
特別行政区は「一国二制度」で中国と社会制度が異なる。
中国本土との間には事実上の国境線があり、独立国に近い地位、高度な自治権を持つ。
返還後50年(2046年まで)は中国政府が内政干渉しない約束がある。
現在は世界有数の人口密集地域。
面積は東京都の半分で70%は山。よって建築物は世界で最も垂直に開発される。
公共交通機関の利用率90%以上(世界第1位)。
一人当たりの所得は世界有数。教育レベルも高い。
反面、先進国有数の所得格差がある。
高い密度感
密度感が凄い。
香港の面積は東京都の半分で70%は山です。
土地柄を反映したマップの面積は同系ゲームで最小クラス。
そこに建物や人をギュッと圧縮して、世界有数の人口密集地域を表現しています。
イベントのパルクールで市場、厨房、ビルを駆け回り、香港の隅々まで堪能できます。
ミッション以外で入れる建物は少ないものの、ミッション中に色んな場所へ行けます。
ディスコのBGMは私好みでした。
屋台で食事できます。
攻撃力や防御力が一時的に上がる効果あり。
肉まん、焼き串、魚肉団子、漢方茶など、メニューが香港らしくて美味しそう。
シネマティック・コンバット
映画のワンシーンのような一連の流れを簡単操作で楽しめます。
その名も「シネマティック・コンバット」。
流れるような格闘戦、
派手な銃撃戦、
命がいくつあっても足りないカーチェイスを繰り広げます。
以下、少し詳しい紹介。
格闘戦
香港映画といえばカンフー。
格闘周りのシステムが凝っています。
ざっくり言うとバットマンアーカムシリーズの派生系。
ワンボタンで「打撃、掴み、カウンター」を出してリズム良く攻撃を繋ぎます。
モーションパターンが多く、状況によって細かく技が変わるのが楽しい。
主人公の強化もやり込めます。
道場に通い、様々なところに隠された「十二支の置物」で技を会得。
街中にある「体力のやしろ」でお祈りし体力上限アップ。
服も重要です。「近接攻撃ダメージ+5%」など効果が大きい。
モーションも変化します。酔拳みたいな服を着たら酔拳が使える。
オブジェクト飛び越え中の蹴りが強力。
香港映画らしく、地形を利用してばったばったとなぎ倒せます。
敵をつかむとシャッターや排気口、木箱などが赤く光ります。
そこに敵を連れて行くと「フリースタイルフィニッシュ」発動。
ギミックを活かした様々な方法で始末します。
基本、ここではお見せできないほどグロい。
銃撃戦
香港アクション映画っぽい銃撃戦が楽しめます。
カバーアクションが独特。
カバーから飛び出して構えるとスローになります。
同じ棚を行ったり来たりでずっとスローなのが愉快。
銃に厳しい香港の法律に合わせて、銃好きには物足りない仕様です。
・銃器販売が無い
・銃は4~5種類
・銃火器はパワーアップアイテム扱い。ストックできず、ミッションが終わると没収
カーチェイス
香港映画らしい、迫力のカーチェイスが楽しめます。
クエスト中は車へ体当たりや運転しながらの銃撃はもちろん、ド派手に飛び移って車を奪い取る大技が可能。
船チェイスもあります。
海から見る香港の夜景もまた絶景。それを背景にした贅沢なチェイスが体験できます。
まとめ
香港が舞台なので、よくあるオープンワールドの流れも新鮮な気分で遊べます。
ヨーロッパやアメリカを題材にしたオープンワールドが食傷気味でちょっと味変したいときにぜひ。