メタルユニットってどんなゲーム?
メタルユニットは、戦闘スーツ「メタルユニット」装備の美少女キャラを操る2Dアクションゲーム。2019年発売。
主人公のアリス。メニュー画面でムダに滑らかに動きます。
プレイ中は粗いドット絵でボディラインが隠れるけど、中身が美少女なだけでテンション上がるから不思議。メトロイドのサムスしかり。
イベントシーンで他の美少女キャラも登場して掛け合いがあります。
ストーリーの雰囲気はけっこう重い感じ。
翻訳がイマイチなせいもあり会話が冗長で、内容が頭に入りにくいのがもったいない。
システム
■装備
アイテムを7部位に装備して探索に挑みます。
7部位がほぼ全て武器なのが面白い。自慢の武器をフル装備できます。
反面、強装備の全部乗せが単純に強いので組み合わせのシナジーを考える面白味は薄め。
■ローグライク
・ゲームオーバーで最初から
・装備は毎周リセット
・ステージやアイテムがある程度ランダム
このようなローグライク仕様。
とはいえ、ローグライクでは破格の親切さです。
まず永続アップグレードの存在。
さらに武器の熟練度を引き継ぎ、熟練度※を貯めると最初から強力な装備が使えます。
好きな装備を最初に入手できるのが快適すぎ。
アイテム1個の熟練度MAXにつき1ポイント入手。
最終的に150ポイントで最高レア(レジェンダリー)アイテムが解放され、入手済アイテムが全て使えます。私はアイテム150個の熟練度上げで3章を4時間周回しました。その後は最初から最強武器で無双!爽快です。
本作の面白さ=装備収集
アクションは粗い。
空中ダッシュやカウンター攻撃などアクションは多彩だけど結局はゴリ押しになりがち。
カックカクな挙動で高所足場渡りを強いられたり、パズル要素があったりで高低差がしんどい。
階段状の地形で敵が際限なく下に落ちるのも厄介。迷子の敵を探して右往左往するハメに。
敵の攻撃は見えにくく、被弾した原因がわかりにくい。
攻撃の手を止めてじっくり眼を凝らしてタイマンで敵を観察してもわからないレベル。
複数敵や自分の攻撃と重なるとさらに何も見えません。
そんな粗いアクションや申し訳程度のランダム変化よりアイテム収集が面白い。
高レア装備解禁に向けた熟練度上げにハマります。
一見苦行のようなアイテム収集。これが異様に楽しい。
個性豊かなアイテムを味見するついでにポイントが貯まるので作業感よりワクワク感が強いです。
味見とポイント集め。アイテム収集に2つの喜び。
レジェンダリー解放後は剣一振りで弾幕が吹き荒れ、圧倒的火力でアクション要素なんぞ吹っ飛びます。
その他
■やり込み
クリア後はニューゲーム+とチャレンジモードでやり込み。
+は周回するたび難度が上がります。敵の攻撃・防御力がエグい。
チャレンジは条件つきのニューゲーム。
アイテムのランダム化を筆頭に厳しい条件が並びます。でも大丈夫、公式チート機能で無敵化可能。
■装備作成・合成
装備収集が熱い一方、作成・合成が空気。
作成は素材集めが面倒。
イベントリの容量少なすぎ、倉庫の使い勝手悪すぎ。
しかもほとんどの制作物はドロップや合成で入手できるのでわざわざ作成する意味が薄い。
実際、私が作成したのは2周クリアまでにたったの3個。それも熟練度上げたら使い捨て。
作成に使えるアイテムにマークをつけるとか簡単に倉庫へアクセスできるようにするなど配慮が欲しかった。
まとめ
前半はアクションを頑張り、中盤は武器収集に熱中、後半はバ火力装備で敵をなぎ払う爽快感が味わえます。
クリアまでの10時間、まんべんなく楽しめました。
よくあるローグライク系アクションだと思って遊ぶと中盤以降、良い意味で裏切られます。
アクションが苦手な方にもオススメ。