第二次大戦の海戦ゲームが無料で遊べちまうんだぜ！
「昔遊んだPS2の『ウォーシップガンナー2』面白かったなー あんなのがまたやりたいなー」
と思ったとき目に留まった作品です。
さっそく無課金でプレイすると理想と少し違い、15時間プレイして萎えました。
当記事で、萎えた理由を解説します。
プレイは無料でも時間は有限。
当記事を見れば時間の浪費を未然に防げるかもしれません。
もくじ
World of Warshipsってどんなゲーム？
敵艦発見！撃てぇー！
World of Warshipsとは、第二次大戦が舞台のMMO(多人数参加型)艦船アクションゲームです。
基本プレイ無料。ゲーム内課金あり。
PC版の運営開始は2015/9/17。PS4、スマホ版もあります。
メインは対人戦。敵味方に分かれて２チームが激突します。
駆逐艦、巡洋艦、戦艦、空母を駆り、味方陣形を組みながら大砲や魚雷で敵チームを倒すのだ！
他にcoopやbot(CPU)戦があります。
制作会社は『World of Tanks』(WoT）と同じ。全体的に作りがWoTと似ています。
ハードにより参加人数が違います。
PC版は１チーム12人。
PS4版『World of Warships: Legends』は9人。
スマホ版『World of Warships:blitz』は7人。
本格的に大規模海戦を楽しむならやはりPC版です。
海戦らしく、他のチーム戦アクションゲームと比べてゆったりなテンポが特徴的。
WoTと比べてもゆったり。
対戦開始後３分ぐらいはボーっと海とミニマップを眺めるだけです。
テキパキ操作してサクサク戦いたい方には合わないかも
海戦は人を選ぶニッチなジャンルといえます。そのため本格的な艦船MMOが遊べるのは本作と『ウォーサンダー』ぐらいです。
真面目なチーム戦
本作の醍醐味はやはり対人戦(PVP)。
というのもマップは全て正方形で地形も敵艦も代わり映えしないのでbot戦はすぐ飽きます。
MMOらしく経験値もお金も全然溜まらない上、bot戦の報酬が少ないので稼ぐ気もすぐ失せました。
PVPで本来のゲーム性や難しさを実感できます。
前に出れば戦艦の砲撃にさらされ、待つと魚雷で瞬殺され、どうすりゃ良いのやら。
と、ゲームをアンインストールしたくなってからが本番です。
私の場合、２回アンインストールしてからが本番でした。
対人戦のメンバーが足りないと欠員がbotになります。
PS4版で昼間に対人戦に参加したら敵味方ともに人間１人だけの実質タイマンになり戸惑いました。
ゴールデンタイム～深夜ならメンバーが集まります。過疎一歩手前って感じ。
PVPが醍醐味の時点でお察しの通り、戦艦大和に乗って俺ツエーするゲームではありません。
真面目に対戦する、WoTみたいなeスポーツ仕様です。
[駆逐艦、巡洋艦、戦艦]は３すくみの関係なので全員が大艦巨砲では勝てません。
・戦艦は射程を活かした後方支援
・駆逐艦は魚雷の一撃離脱を狙う
・巡洋艦は中間を担うオールラウンダー
FPSでいうと、戦艦はスナイパー、駆逐艦はショットガン、巡洋艦はアサルトライフルみたいな感じ。
この役割を無視すると上手くいきません。
戦艦大和だろうがなんだろうが、駆逐艦に寄られて魚雷を喰らえば一瞬で大破します。
15時間プレイして萎えた理由
２回投げて２回アンインストールしながら15時間プレイしました。
しかし15時間超えて急に萎えました。
以下、その理由を説明します。
一部、政治色強めなので閲覧注意。
このゲームの魚雷おかしくね？
魚雷おかしくね？
駆逐艦がおかしいと言うべきか。
なんで戦艦の天敵が駆逐艦なんだと。
駆逐艦は真っ昼間に単騎で敵陣へ忍び寄ります。
発見されると煙幕焚いて煙の中から魚雷発射。
こんな海戦があってたまるか！
魚雷を接射すれば一撃必殺。一瞬で戦艦が木っ端微塵です。
史実では、航空機の嵐のような爆撃を受けながら戦艦武蔵は魚雷20本、大和は44本受けたらしいです。
一方、ゲームでは４発で撃沈。威力10倍。
ゲームとしては成立しているけど納得感はありません。
課金パワー
やはり課金ゲーです。
１艦にリアル5000～1万円。その他ブーストや育成にも突っ込む必要あり。
無課金で好みの艦を仕上げるには膨大な時間を要します。
アップグレード買って、ティア(性能に応じたクラス)を進めて、艦長を育てて… 15時間やって何も進みません。
しかも、無課金では高ティア艦を運用できません。
消費クレジットで赤字になるため。
課金ゲーになるのはマッチングにも原因があります。
全体の勝率バランスでマッチングするため個々の戦力にバラつきがあり、ときに理不尽な戦いをしいられます。
例えば、初期装備ティア2艦が熟練プレイヤーのフル改造ティア3艦にボコられたり、敵戦艦が大砲をバスバス連射して俺戦艦が一瞬で溶かされたり。
つまり無課金は熟練プレイヤーの腕と課金パワーで潰され、我慢してプレイを続けても高ティア艦に乗れない。
いったい何をモチベにして遊べばいいのやら。
消化試合が多い＆ダルい
消化試合がダルいのはどのゲームも同じでしょう。
ただ、本作は特にダルい。
というのもPVPとしては異様にゲームスピードが遅いから。
ボロ勝ちの消化試合、ボロ負けの敗戦処理のどちらにしろめちゃダルい時間が流れます。
また、マッチングがポンコツなこともありボロ勝ちかボロ負けが多い。
敵を発見して早々に３～４人の戦力差がつき、そのままズルズルと押し込まれて終わります。
腕で人数差を覆せるゲームではありません。
1発撃つ間に3艦から３発撃たれたらどうしようもないです。
消化試合が多い＆ダルい。
プレイ時間全体の中で楽しい時間があまりにも短い。
日本不遇
第二次大戦の海戦なのに日本が不遇です。
声が大きい中韓プレイヤーの影響らしい。
艦が地形にぶつかっただけで中韓らしき味方数人から何か言われました。(ミュートしてるから内容は謎)
まず旭日旗の削除。
これは絶対に許せません。
旭日旗は現在も使用している、国際的に認められた海軍旗。
それを削除って、もはや国家の存在否定です。
さらに、日本艦が最弱です。
他国に色々と調整が入る中、日本の調整はなぜか全て弱体化。
あのですね、
第二次大戦の海戦といえば日本です。日本が主役なんです。
日露戦争で当時最強のロシア艦隊を倒し、世界最大の戦艦(大和型)を作り、世界初の近代的空母運用で無双した日本こそ主役。
当時の日本を倒せたのは、チート工業力を持つアメリカだけなのです。
ついでにいうと当時の中国は日清戦争で海軍壊滅。韓国は日本でした。
第二次大戦の海戦がモチーフなのに日本不遇のゲームなんぞ辞めざるを得ません。
初心者なりに見つけたコツ
最後に、初心者なりに見つけたコツを紹介します。
コツはズバリ、
「海ではなく画面表示物(UI)を見るべし」
なぜなら目視に頼る部分が少ないから。
目視で索敵しないし、攻撃を当てるのも目視に頼る部分は少ないです。
FPSのような反射神経やエイム力は必要ありません。
PS4版なら砲はオート偏差射撃だし、魚雷はラインが見えます。
（異様な精度で当てる人は変態か課金パワーなので気にしない）
つまり、差をつけるのに必要な情報は、海ではなくUIにあります。
私はゲーム開始後２時間、「自艦だけ砲撃数が少ないのはなぜだ？全然撃ってないぞ」と疑問でした。そんな疑問もUIを見れば解決。
敵の存在、距離、艦の旋回状況、今撃てる砲、リロードタイムなどなど、必要な情報は全て表示されている！
断言します。目の前の大海原を見るヒマがあったら、絶えずUIを見て状況を把握するべし！
…初心者が言えるのはこれぐらいだなぁ。
まとめ
本作を15時間も遊べば海戦の目新しさは薄れ、「膨大なプレイ時間を強いられ課金で殴られるいつものMMOだな」と気づきます。
MMOや対人戦が好みじゃない方は本作もダメでしょう。
本作のグラフィックで『ウォーシップガンナー2』のリメイクか続編を出してほしいなぁー
PS2版は軽くプレミア化↓
