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生体兵器エクスペンダブル【評価/感想】B級SFの全方向型STG

投稿日:2018-12-13 更新日:

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生体兵器エクスペンダブルってどんなゲーム?

「生体兵器エクスペンダブル」とは、見下ろし視点の360°方向型STG。

謎の遺跡が残る星やエイリアン宇宙船を舞台に、アメリカンヒーローな男が大暴れ!

敵やオブジェクトを壊して武器や回復アイテムを入手し、ステージ最深部のボスへ。
古き良きベルトスクロールゲームの香りが漂います。

 

外国製。いわゆる洋ゲー。
洋ゲーらしいB級SF、ブラックユーモアな雰囲気を堪能できます。

■あらすじ

舞台は西暦2463年。人類はいくつもの星を住みやすい環境に開拓して繁栄を謳歌していた。
しかし謎のエイリアン「カルバ異星人」が来襲し、人類が開拓した星々を次々と占領する。
人類は異星人撃滅のため、遺伝子操作で生んだ殺戮マシン「生体兵器エクスペンダブル」を送り込む。

エクスペンダブル(expendables)の意味は「消耗品」。

オープニングで主人公は、宇宙船の機械から産み落とされてすぐ洗脳を受けます。
すると不安な顔が一転、余裕の笑顔に。向かいの席には同じように生み出された男がニヤリと笑う。

ちなみに、エンディングもブラックユーモア。

ゲーム中も酷い有様です。
敵を撃てば「ア゛ー」と間の抜けた叫び声で肉片と血が飛び散る。
BGMに存在感が無いこともあり、聞こえてくるのは爆破SEと悲鳴だけ。

 

誘導ミサイル、ショットガン、火炎放射など、多種多様な武器を使えます。

性能も個性豊か。状況に応じた武器選択が重要です。
集団相手なら攻撃範囲の広いショットガン、硬い相手には高威力のレールガンとか。

武器の細かい仕様は以下。

・複数所持できる
・初期装備以外は弾数制限あり
・同じ武器を拾うと、その武器の攻撃範囲・弾数が増える
・追加弾オプションが最大3つつく
・次ステージ開始時は初期状態に戻る

■操作方法

・移動 (スティック)
・方向固定 (LR)
・ショット (A)
・ボム (B)
・武器切り替え (X)

全方向STGは攻撃方向の調整が難しい。方向固定+平行移動を使うのがコツっぽい。

 

意外と堅実にパターンを覚えるゲームです。

反射神経や操作テクではどうにもなりません。
当てる、避ける以前にまず自分が置かれている状況が把握できない。気がついたら被弾して死んでます。

斜め見下ろし視点、暗い画面、エフェクト、高低差で視認性が悪い。

フル3Dを活かしたグルグルと動くカメラワークも厄介。
ときには背後視点になり、操作感が大きく変わって混乱。

レーザーバリケードや地雷など、意味がよくわからないまま死ぬ初見殺しトラップもあります。

そんな中、自分の弾、敵弾、爆発、破片などエフェクトが入り乱れてゴチャゴチャ。

最大の敵は制限時間。

・時間切れになると問答無用で1ミス
・復帰しても時間がたいして増えない上、ボムが増えない
・順路やゲート解除方法を探す謎解き要素あり
・ボスが全力で攻撃しても時間切れになるほど硬い

上記のような難点を「そういうものだ」と割り切って、パターンを覚えて対応するしかない。

囲まれたらどう頑張っても終わるので、そうならないようにする。
武器を使い分けて被ダメージを抑え、ライフ回復が出る場所まで粘って立て直す。この繰り返しです。

 

アーケード風味なゲームらしく3面で急激に難しくなります。初見だとこの辺が限界でしょう。

アーケードゲームの通例でたぶん8面あたりがラストかなと思って進むと、全然終わりません。
実は全22面の大ボリュームです。

風景や敵配置が似通っておりステージ構成にメリハリが無い。ダラダラと同じ面が続く印象。
難易度もダラダラと上昇し続けます。

私は正攻法でクリアできる気がしません。

そこで洋ゲーおなじみ、チートコマンドの出番。
無敵にすると正真正銘、爽快アクションで楽しいです。

 

■チートコマンド

(ポーズ中)
・機数増:上ABXYLR上下左右
・クレジット増:AB左AB右BA下R
・無敵:上下左右X上下左右Y
・視点切替:L左R右XX下下RL

 

まとめ

あえて無敵プレイをオススメします。
邪道だけど序盤で投げるよりはマシ。

ダラダラと続く全22面をなぎ払い、3時間は熱中できるのでぜひ。








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