概要
最近は仕事に力を入れているので、ライティングの勉強が疎かです。
そろそろ自分のライティングノウハウに何かプラスαしたいなと思い本屋へ。
一言で「要約力」とズバリ内容がタイトルに要約されている本書が目に止まりました。
著者は21年間で2800件以上の取材・インタビュー歴があるライティングのプロ。文章術系の著書多数。
メモ
■要約力とは
「死んでもこれだけは言っておく」
まで削ぎ落とす。
要約にはゴールが必要。
学校と違い、社会で目的(ゴール)なき要約は無意味。
どういう相手に、どういう反応・行動をしてほしいかを考える。
反応を具体的にイメージする。
・相手のニーズ
・相手の喜ぶこと
・自分の言いたいこと
この順に伝わりやすい。
自分の言いたいことは後回し。相手のニーズを探るのが重要。
直接話して探るのが効果大。
■要約する方法
「収集→整理→伝達」の3ステップ。
・収集
「9割捨てる」は、逆にいうと情報収集が10倍必要ってこと。
「抽象ー具体」の往復を習慣にする。
・整理
グループ化、優先順位で整理
・伝達
多くも少なくもない、過不足ないのが良い。
話す順番は「木→幹→葉」。
■要約する練習
・道順説明
・料理の手順説明
・写真の情報を説明
書く前に話す。
頭を整理できる。話した内容が下書きになる。
映画などの感想を、ツイッターに制限いっぱい140文字で書く。
感想
「ゴール設定が必要」は、ほんと耳が痛いです。
例えば私の書評だと、
・紹介した本を買ってほしい
・内容を伝えたい
・ただの自分用メモ
どれとも言い切れず、ゴールが曖昧です。だからPV数が少ないのか。
思い返せば、私は説明(要約)が苦手です。
以前、こんなツイートをしました。
一昨日、市役所に行ってきました。
言いたいことが役所の方にイマイチ伝わらなくて、自分のコミュニケーション能力にヘコみました。
話の組み立てがノープランでフラフラ。説明が二度手間。
色々学びながらブログ記事作ってきたのに、不甲斐ないっす
支払い状況を確認するだけでこの有様。道順説明なんて全然できる気がしない。
なんというか、自分のわかっていることを説明するのが面倒で投げちゃうんですよね。
本書を読んで、相手目線になれていないことを痛感しました。