発売前は「RPGにする意味があるのか?」「世界観を引き継いだだけの凡作なのでは?」と不安でした。
いざプレイすると「パンドラ世界がさらに輝きを増して広がっている!」と圧倒され、当時中学生の自分は一生モノの作品に出会ったことを理解しました。
売上は11万本(前作は30万本)。
SS末期で敗けハードムードが漂う上、せがた三四郎CMのせいで内容が伝わらないのが痛かった。
シリーズ4作は全て名作。しかし現行ハードで遊べません。
中でも「AZEL」は、時代に埋もれるにはあまりにも勿体ない作品。
そこで、セガが最後に放つ元気玉のような大作RPGの魅力を全力で紹介します。
もくじ
AZELってどんなゲーム?
奥スクロールシューティングの名作、「パンツァードラグーン」(以下、パンドラ)シリーズ第3作。
1998/1/29発売。
シリーズ唯一のRPG作品です。
パンドラの名を冠するだけあって、ただのRPGではない。
唯一無二の「パンツァードラグーンRPG」。
独自システムの数々で、奥スクロールSTGのフィーリングをRPGで実現しました。
ドラゴンで飛ぶ浮遊感、スピード感。
ロックオンの気持ちよさ。
めまぐるしく展開する映像美。
前作すら超える音楽。
独特のUIデザインやSEもパンドラそのもの。
RPGにありがちなフラグ立てや謎解きのもたつきは無く、駆け抜けるように進行します。
RPGなのに、まるで奥スクロールSTGのような気持ち良さ。
後にも先にもこんなゲームは他にありません。唯一無二です。
オープニングムービーが格好良すぎ!
何度見ても鳥肌が立ちます。
プレイする前から本作がとんでもない作品であることがわかります。
流れるBGM(アトルム戦)は前作の「遺跡」と並ぶ名曲。
他にもEDテーマ、各種戦闘BGMなど印象に残る曲をあげるとキリがない。
とりあえずゲーム開始前に毎回、オープニングムービーを3回見よう。
特徴
本作の特徴を大きく分けると以下の4つです。
・壮大な世界観
・圧倒的な映像美
・画期的な戦闘システム
・快適な移動システム
それぞれ詳しく説明します。
壮大な世界観
まずは少々長めなあらすじからどうぞ。
■あらすじ
高度な文明が滅び、残されたわずかな人類が自らの生み出した攻性生物たちにおびやかされながら暮らす時代。
帝国は攻性生物を駆逐するため旧世紀のロストテクノロジーを発掘し、さらなる領土拡大のため諸国と戦争を続けていた。
そんな中、帝国の警備傭兵・エッジは遺跡発掘現場で退屈な日々を過ごす。
ある日、発掘所内部で攻性生物が暴走。
エッジは手持ちの武器で応戦するが、「血統書付き」といわれる純血種には傷一つつけることができない。
敵の攻撃が頭をかすめて絶体絶命のエッジは、崩れた壁面から衝撃的な物を目にする。
それは石版の中に埋め込まれて眠る、攻性生物のような白黒の外殻とドラゴンの尾のような髪を持つ少女だった。
一瞬少女に見とれたエッジは隊長の呼びかけで我に返り、敵の足下にランチャーを撃ち込み足場ごと落下させて攻性生物を撃退。
なんとか生き残った仲間達と遺跡の外へ出る。
待ち受けていたのは友軍の帝国軍クレイメン艦隊。
しかし、仮面の男ツァスタバが傭兵たちを問答無用で射殺する。
銃で殴られ気絶したエッジは目を覚まし、石盤ごと少女を奪い去るクレイメン艦隊を追う。
しかしツァスタバの銃撃で谷底へ転落する。
一方、帝國の中心都市「帝都」ではクレイメンの仕掛けが作動し帝都は壊滅。
皇帝は旗艦グリグオリグでクレイメン艦隊の追撃を開始する。
何百mも垂直落下したエッジは、深い水に落ちたのと不思議な光で回復したことで一命を取り留めた。
谷底の先でエッジは攻性生物に囲まれてしまう。そのとき、伝説のドラゴンに似た攻性生物が出現し攻性生物を一撃で粉砕する。
ドラゴンの乗り手に選ばれたエッジは復讐を誓いクレイメンを追う。
復讐の念から長い旅を続けるうち、エッジはドラゴンの乗り手として旧世紀の遺跡「塔」に関わることになる。
壮大な世界観は、RPGになって薄れるどころか前2作を上回ります。
決められたルートを直進する奥スクロールSTGと違い、世界が「横」に広がるRPGだから表現できる圧倒的スケール感。
ストーリーは前2作直系のシリーズ完結編です。
ジャンルを変えたシリーズ作品にありがちな外伝ではありません。
ちなみに、前作「ツヴァイ」と同時に開発が始まったらしい。
時系列は「2(ツヴァイ)→1(アイン)→Azel」。
過去作の謎が明らかになります。
メインストーリーと関係ない会話や書物も味わい深い。前2作の理解も深まります。
RPGになりさらに魅力を増したパンドラの世界観・ストーリーは、前2作のプレイヤーからパンドラを知らない人まで満足させるでしょう。
中学生だった当時はメタフィクションが理解できず、エンディングを見てポカーンでした。
オープニングの最初は架空言語「パンツァー語」で話すのに途中で日本語になる。そしてエンディングではまたパンツァー語に戻る。
これが「プレイヤーの介入」表現だと知ったときの衝撃といったら。
前2作を彷彿とさせる要素もあります。
野生のハヌマン、ボロボロなガーディアンドラゴン、シェルクーフの成れの果て「ゲオルギウス」など、見覚えのあるモノが登場します。
自分のドラゴンも条件を満たせば見覚えのある形態に進化できます。
圧倒的な映像美
画の粗さを逆手に取ったグラフィックはまるで油絵のような質感。
粗さの中に想像力が膨らみます。
旧世紀の巨大戦艦「メル=カヴァ」に接近するワクワク感。
シリーズならではのスケール感はさらにパワーアップ。
印象的な光景の連続に圧倒されます。
戦艦クラスの巨大な敵と壮絶な戦いを繰り広げる!
戦闘シーンはカメラがグルグルと回り込み、背景が高速で流れます。
同じ攻撃でもカメラアングルが毎回変化して飽きさせない。
帝国軍やクレイメン艦隊が見せる、兵器運用の連携プレーも見どころ。
必死の覚悟でドラゴンに挑むも通用せず、為す術なく落とされていく軍人達。
敵側のきめ細かい描写が気分を盛り上げます。
長めの攻撃モーションはスキップ不可。
敵が複数だと何度も同じ攻撃を見ることになるので少々面倒です。
とはいえザコ戦の戦闘機会が少なく、レベル上げの必要も無いので気にはなりません。
ダレる前に次エリアに移行する感じ。
徒歩エリアは朝・昼・夜と時間帯が変化します。
独特の色味が良い雰囲気。
同じ昼間でも場面によって雲や光の具合が変化し、朝は徐々に明るくなっていくなど凝った演出が美しい。
いまだに続編やリメイクを望むファンが絶えない作品です。
しかしオリジナルを超えるのはムリでしょう。下手にリマスターやリメイクするとこの味は出ません。
サターンの画だからこそ表現できる世界。
太く短い作品です。
10時間でクリア可能なのにディスク4枚組。
ディスク1枚に2時間分の贅沢な演出を詰め込みました。
会話はイベント以外もフルボイス。
さらに、イベントデモを本格的に導入。
細かい仕草とボイスでしっかり演技するのでキャラの性格が伝わってきます。
そんな力作イベント・会話ともにスキップ可能。
押しつけがましくない所がパンドラらしくて素敵。
イベントデモを初めて本格導入した作品といえば一般的には「メタルギアソリッド」(1998/9/3)。
本作(1998/1/29)の方が先なんです!悔しいです!
画期的な戦闘
多数の画期的システムで、奥スクロールSTGのフィーリングをRPGで実現しました。
■位置取り
自分と敵は、相手を中心にいつでも前後左右に位置を移動可能。
有利なポジションを取るため、お互いが位置取り合戦を繰り広げます。
目まぐるしくカメラが動く奥スクロールSTGの醍醐味を、見事にRPGの戦闘へ落とし込みました。
敵は向きによって防御力が変化し、特に大ダメージが入る場所は「WEAK」マーカーが表示されます。
画面下中央の円形レーダーは4方向別の危険度を表示。
赤・透明・緑の順に危険、緑は安全地帯。
弱点と危険エリアは同じことが多いので、赤色ゾーンは避けたいが攻撃するなら打って出るしかない。
安全地帯でゲージを溜め、隙を見て弱点に回り込み、一気に攻撃を撃ち込んだら急いで安全地帯に戻る。
このリスクリターンの駆け引きが面白い!
■シンクロナスゲージ
シンクロナスゲージは、FFシリーズの「アクティブタイムバトル」に近いシステム。
リアルタイムで自分と敵の行動ゲージが溜まります。
最大でゲージ3本までストック可能。
ストックすると複数ゲージ消費の強力な技が使えます。
移動中はゲージが止まるのが面白いところ。
位置取りのためにムダな移動を繰り返すと不利になります。
こちらを赤ゾーンに入れようとする相手の移動を利用すれば、移動の手間を省いてより多く攻撃できる。
相手のパターンを覚えるほど攻撃効率が良くなるので上達を感じられます。
戦闘後、プレイ内容に応じた評価が出ます。
評価が高いと経験値が増える&アイテム入手。
戦闘ファイルに成績が残るのでやり甲斐があります。
ファイルは全ての敵・ドラゴンのモデルと細かい解説つき。
たまに主人公の主観強めで面白いです。自分のドラゴン解説はただの思い出話(笑)
■攻撃の使い分け
攻撃手段はドラゴンのホーミングレーザーと、エッジが持つハンドガン、魔法にあたるバーサーク。
3種の攻撃を使い分けると有利に戦えます。
ホーミングレーザーは複数箇所への高威力攻撃。
近い敵から自動ロックするので任意の敵を集中攻撃できないのが弱点です。
複数敵はバーサクで一掃できるし、弱点にはショットを使うので活躍する場面は意外と少ないかも。
ハンドガンは1点にズババババ!と集中攻撃。
合計ダメージはレーザーに劣る分、1点を狙い撃ちできます。弱点に撃ち込むと効果音がめっちゃ気持ちいい。
弱点特効や攻撃力2倍銃ならレーザー以上の威力。
敵はたいてい、レーザーとハンドガンのどちらかに耐性を持つので使い分けが重要です。
バーサークは魔法に相当。
ゲージ2本とBP消費(MPに相当)。
全体攻撃技や回復・強化など種類は多々あり、位置や敵の耐性・防御力に関係なく効果を発揮します。
バーサークはゲージ2本でしっかりゲージ2本分以上の威力があるので、後半は安全地帯からバーサク撃つだけでOK。
BP回復手段が多く戦闘回数が少ないので燃費を気にする必要も無い。
「ツァーノス」(一定時間無敵)という反則技もあります。
同様の効果を持つアイテムは1ゲージで使えるのでさらに強力。
■タイプモーフィング
タイプモーフィングにより、自分好みのドラゴンを育成できます。
ステータス振り分けでドラゴンの形態「通常、攻撃、防御、機動、心技」を自由に配分可能。
「防御力で耐えながら心技のバーサクをぶっ放すタンク型」
「高い機動力で華麗に攻撃を避けながらレーザーを叩き込む戦闘機型」
など、自由に戦闘スタイルを選べます。
性能だけでなく、なんとドラゴンの形状がモーフィングで無限段に変化!
自分好みの「形」も追求できます。
ステータス全部盛りはできません。
「攻撃・心技」「防御・機動」は対極関係。片方を上げれば片方が下がります。
例えば、攻撃・機動ならレーザー・ショットが両方強くて移動が早い反面、低防御力と低BPで脆いドラゴンになります。
タイプはレベルアップ時のステータス上昇やバーサーク習得順にも影響するため、最初に育成方針を決めて特化型にした方が強いです。
具体的なタイプ別の特徴は以下。
・攻撃
特徴:レーザー威力が上がり、バーサク威力が下がる
レベルアップ:レーザー威力が大幅に上がる
・心技
特徴:バーサク威力が上がり、レーザー威力が下がる
レベルアップ:BP
・防御
特徴:防御力が上がり、移動速度が下がる
レベルアップ:HP
・機動
特徴:移動速度が上がり、防御力が下がる
レベルアップ:ショット威力
オススメは心技・機動全振り。
リスクを避けて一方的にバーサクで処理するスタイル。
ツァーノスの常時無敵があるので防御力は捨ててOK。
ちなみに、BPは攻撃タイプでも終盤カンストするので心技タイプのままレベルアップすると損です。
ストーリー進行に応じてドラゴンが進化します。
だんだんイカつい見た目になるので、次はどんな姿になるのかとワクワク。
同じタイプでも印象がガラッと変わります。
・二種類の隠し形態
Dユニット12個集めると進化する究極形態「ライトウイング」。
ラギとライトウイングが合体して進化する最終形態「ソロウイング」。
この形態を自力で見つけたときの喜びといったら。
中学生だった当時、ここからもっと進化できるんじゃないかとゲーム内の資料を読み込み、マップの端々まで探索したのはいい思い出。
快適な移動
ワールドマップで地域を選択し、各フィールドに入ります。
行ける場所は進行度に応じた数カ所と少なめ。ちょっとしたサブイべは40近くあります。
フィールド移動は、
・Bボタンで前進
・方向キー上下で高度、左右で旋回
フワフワと進む気持ちいい浮遊感で、フィールド探索が異様に楽しい。
広大な開所が多いので自由に飛び回れます。
エンカウントは、ランダムと固定ポイント。
右上のレーダーが赤・黄・青の順に危険度を表します。
一般的なRPGに比べて戦闘回数は少なめ。
エンカウントが全く無い区間が多いです。
終盤なのにゾアの森下層はエンカウント無し。ラスダンでもほとんどザコ戦がない。
マップが親切なので迷う心配はありません。
全体マップが入手できるし、通った場所を勝手に色づけしてくれます。
ボス戦は立ち回りが重要なのでレベル上げも必要なし。
RPGのザコ戦が面倒な方もサクサク遊べます。
ドラゴンから降りたときは「飛ぶ」ことの重要性に気づかされます。
その気づきを狙って作っているのが凄い。
ゾア地下遺跡の閉塞感がトラウマ。
変な機械で地を這うように進むのがツラい。その分、再びドラゴンに乗ったときの気持ち良さは格別。
街は徒歩で探索します。
ドラゴンの浮遊感と対比したような低く視点と、あえて悪くしたような操作性で迷子になります。
その分、ドラゴンに乗ったときの〃。
ロックオンカーソルでオブジェクトをロックするとリアクションが発生します。
宝箱を空ける、仕掛けを動かす、NPCと会話するなど、主人公・ドラゴン共通で全てのアクションがこれ1本。
簡単操作で快適。しかもパンドラらしさも表現しているのが素晴らしい。
ちなみに、ドラゴン・主人公ともにエリア移動ポイントをロックすれば次エリアに行けます。
主人公は徒歩を、ドラゴンはエンカウントをカットできる嬉しい仕様。
主人公のロックは距離によってリアクションが変化します。
部屋の装飾品や小物などロックできるものが多く、近くでロックすると詳細な解説やイベントが発生。作り込みが異常です。
ドラゴンはロックしてレーザー発射。オブジェクトをドゴッ!と破壊してアイテム入手。
アイテムを取るという、RPGでありきたりな行動がいちいち気持ちいい。
形態進化に応じて壊せるオブジェクトが増えます。
進化後に一度クリアしたエリアを訪れると新たな発見が。
パンドラ世界を紐解くキーワード解説
最後に、パンドラ世界を紐解くキーワードを解説します。
「セストレン」
「人間を塔によって管理するべき」とした旧世紀の維持派が構築したプログラム。
塔や攻生生物、汚染された環境浄化を統括する。「世界のどこでもなく世界のどこにでもある」場所にある。
「塔」
旧世紀に起こった戦争により荒廃した星を再生するための装置。
環境浄化と監視を担う。
「攻性生物」
攻性生物は、旧世紀に遺伝子改造技術で作られた生物兵器。
強靭な外殻や特殊な攻撃能力を持つ。
旧世紀が滅んでから数千年の長い時を経て野生化したものは「変異種」と呼ばれる。現存する攻性生物は多くがこのタイプ。
人間にとっては普通の動物と大差ない、家畜化や狩猟の対象。
原型を維持したものは「純血種」と呼ばれる。エッジが発掘現場で戦った個体はこれ。
機械的で洗練された姿で、非常に高い戦闘能力を持つ。
「ドラゴン」
ドラゴンは、最強の攻性生物。
最大の特徴はホーミングレーザー。
百発百中の誘導レーザーを使えるのはドラゴンだけ。そのためドラゴンと互角に闘えるのはドラゴンのみ。
ドラゴンの中でも最強なのが主人公が駆る個体。
「人間は人間として生きる道を決めるべき」を主張する旧世紀の破壊派のドラゴンプログラムにより発現し、「塔」の活動停止を目的とする。
各塔の防衛を担う他のドラゴンとは違う、最終兵器といえる存在。
乗り手とシンクロし、成長を繰り返して圧倒的な戦闘能力を持つ。
キャンプでドラゴンとコミュニケーションできます。
仲良くなるとバーサク入手。
笑いかけたり撫でると「クォー」と鳴いて喜びます。
可愛いすぎて、最強の攻性生物に見えません。
「調停者」
ドラゴンに選ばれた乗り手は調停者と呼ばれる。
エッジは後述する「絶対の客人」を内部に持つので調停者になった。
調停者は超人的な能力を得る。
射撃は正確無比、どんなに不安定な体勢でもハンドガンは百発百中。
ドラゴンの防御シールドがあるとはいえ、街ひとつ吹き飛ぶような攻撃を受けても平気。
遠くから会話を盗み聞き。ドラゴンの乗り手は知覚も強化される模様。
「絶対の客人」
世界管理の意志を無に帰す存在、らしい。正体は不明。
ゲーム開始時に何者かの名前を入力します。
主人公はエッジで固定。一体誰の名前なのでしょうか。
取説には「プレイヤー本人の名前を入力することをお勧めします」と書いてあります。
「アゼル」
旧世紀が生み出した人型攻性生物(ドローン)。
ある重要な役割を持っている。
髪型というか頭の形が特徴的。
最初はクレイメンの操り人形みたいだけど、徐々に態度が変化します。
棒読がかえってドローンぽくて良い。(CV:坂本真綾)
アゼルといえば「ねらえ」。
掛け声の後にホーミングレーザー乱射の「ビクシオマ」を撃ちます。
このエフェクトとSEには衝撃を受けました。
アゼルともに目覚めた巨大な漆黒のドラゴン「アトルムドラゴン」は、こちらのドラゴンより強そう。毎回アトルムばかり新兵装積んでくるのもズルい。
しかし実際は、小型を維持しつつ形態変化で劇的パワーアップするこっちのドラゴンの方が強いのです。
「K.F.クレイメン」
民間人でありながら帝国アカデミーを首席で卒業し軍内部の高官に上り詰めたカリスマ。塔やドラゴンの並外れた知識を持つ。
アゼルを遺跡から強奪し、帝国軍本部の帝都を吹き飛ばす。目的は不明。
正体は一作目の主人公「カイル・フリューゲ」説が有力。
時系列上の年齢、イニシャルが一致。
まとめ:セガサターン本体ごと買ってプレイする価値がある
ジャンルは変わっても間違いなくパンツァードラグーン。
ただのRPGではない、唯一無二の「パンツァードラグーンRPG」。
端々まで作り込んだ壮大な世界と多数の画期的システムで、大空を飛び回る奥スクロールSTGのフィーリングをRPGで実現しました。
いつの時代に、何度やっても良いものは良い。全く色褪せない。
セガサターン本体ごと買ってプレイする価値がある不朽の名作です。