ヤギゲームブログ

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ボーダーランズ2【評価/レビュー】FPS+ハクスラ→時間が溶ける悪魔的面白さ

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「FPSとハクスラを組み合わせたゲーム」
といわれてイメージできるでしょうか?

実はこの組み合わせ、悪魔的に面白いんです!

といっても、
「FPSってなんか難しいし、3D酔いするから嫌い」
というイメージをぬぐい切れない方も多いでしょう。

そこで、下手ながらも色々なFPSをプレイしてきた私ヤギが、あなたのFPSイメージを覆すかもしれないボーダーランズ2の魅力を紹介します。

その魅力は大まかにいうと
・FPS+ハクスラが実現した悪魔的面白さ
・火力ゴリ押しでヒャッハーできる
です。

この2点について説明した後、中盤からのレベル上げがダルくて萎えた話をします。

つまり本作は、時間に余裕があってコツコツとレベル上げを楽しめる方向けです。

PS4のボーダーランズ ダブルデラックス コレクションでプレイしました。
PSプラス特典でなんと100円。



FPS+ハクスラ→悪魔的面白さ

終わりなきやり込み

ボーダーランズはFPSにハクスラ※要素を取り入れたゲームです。

「FPS+ハクスラ」の組み合わせにより、終わりなきやり込みが続く悪魔的面白さが味わえます。

 

※ハクスラとは

語源は「hack(切り刻む)&slash(叩き斬る)」

・モンスターを倒して経験値やアイテムを入手
・キャラを強化して強力なモンスターを倒す

この繰り返しを楽しむゲームの総称。
トレハン要素があればなんでもハクスラと呼ばれるので定義は曖昧です。

ハクスラといえば「Diablo(ディアブロ)」が有名なので、Diabloライクと呼ばれたりします。

 

自キャラ・武器・敵にはレベルがあり、敵を倒すと敵レベル相応の武器を落とします。
武器にはレアリティが設定されており、ランダムでレア武器を入手可能。

例えば、やり込み系RPGで敵や宝箱からレア武器をゲットしたら嬉しいじゃないですか。あの喜びがFPSで延々と味わえるわけです。

 

武器の種類・見た目は様々。どれもカラフルでSFチックで格好いい、収集欲をそそるデザインなのが嬉しいです。
性能はランダムで付与されるので組み合わせは無限大。武器には爆発、炎、電撃、毒などの属性があり、敵の弱点に合わせて使うと効果大です。

武器は4種類を同時に装備可能で、持ち物や金庫に複数所持できます。
自分好みの武器を追求すると終わりがありません。

 

敵を倒しては武器を拾い、レベルアップしてはまた次の武器を探し求める。
最強ビルドを目指して、この繰り返しが延々と続きます。

こうして際限なく自キャラ(武器)を強化可能。
攻撃するとFPSとしては珍しくダメージ値が表示されます。最初は2ケタぐらいだったのが強くなると6ケタぐらい平気で叩き出すので、自分が強くなってるのを実感できます。

メインミッションは20時間ぐらいでクリア可能ですが、他にサブミッションやDLCが山ほどあります。さらに、クリアしたセーブデータのレベルや装備を引き継いで、さらに難度と報酬が上がった2周目、3周目に挑むことができます。

 

4人までCOOP(協力プレイ)可能。画面分割プレイもできます。
気の合う仲間がいれば、当然ソロよりマルチの方が楽しいです。

 

繰り返しになりますが、この面白さはまさに悪魔的。

理想のビルドを目指してやり込もうと思えば100時間以上遊べます。プレイヤーの中には1000時間以上遊んでいる猛者も沢山。

いったんハマると、終わりなきやり込みで時間が溶けていくので危険。時間を溶かす覚悟を持ってプレイ開始することをオススメします

 

世界観は一言でいうと「ヒャッハー!」

モヒカン頭やスキンヘッドのアウトローな人達が暴行・略奪と好き勝手やってる世紀末な世界。味方側のキャラも例外なくヒャッハーです。

とはいえ、カートゥーン調のあっさりしたグラフィックのおかげで、洋ゲーっぽいクドさはありません。

 

メリハリあるフィールド

やってることは敵を撃ちまくるだけですが、フィールドにメリハリがあるので不思議と飽きません。

だだっ広いオープンワールドのようなフィールドではなく、適度にエリア区切られておりメリハリが効いた作りになっています。

氷河や砂漠、火山に空中都市などロケーションの幅が広く、エリアが変わるたび景色や地形がガラリと変化。そのためサクサクとテンポ良く先に進んでいる気分になります。

「もう少し先へ」「あと5分、あと5分」と探索しているうちやめどきを見失う。
僕は、休憩のつもりでプレイし始めたのに気がついたら朝チュンで「仕事の作業が全然進まねー」って事態になりました。このゲーム、危険です。

 

特に前半のサクサク感が良いですね。

前半って大事じゃないですか。ゲームは中盤まで遊ばせたら勝ちみたいなところがあります。

前半で投げることはあっても、中盤まで遊んだらそれまでの時間をムダにしたくないから嫌々でも最後までやりますからね(笑

だだっ広いオープンワールドにしなかったのは正解といえます。

 

火力ゴリ押しでヒャッハーできる

FPSが下手でも大丈夫

このゲーム、操作性はFPSですがFPSが下手でも大丈夫です。

というのも、レベル差でダメージ補正がかかるため操作テクよりレベル上げによるキャラ育成の方が重要

「火力ゴリ押しでヒャッハー」できる、というよりそうするしかないゲームデザインなので、FPSの上手さが問われることは少ないです。

 

具体的にFPSの上手さといえば、大ざっぱにいうと「エイム操作と立ち回り」。

まずFPSで難しいイメージがあるエイム(照準)操作ですが、本作はオートエイムが強力なのでその点は心配無用です。テキトーにADS(R2)するだけで吸い付くようにエイムが合います。

 

次に立ち回りですが、本作は立ち回りでどうにかなる場面は少ないです。

敵はどこからともなく湧くし、ときには背後からも湧きます。
敵はやたら射撃精度が高いし、垂直ミサイルの雨が降ってきたりで、走り回っても回避できません。
オブジェクトを利用してカバーしても、四方八方を囲まれるわ爆風食らうわでボコボコにされます。

防御力なんてあって無いようなもので、なにが起きたのかわからないうちにやられることも多いです。

こんな具合なので、どんなに頑張って動いてもダメなときはダメ。立ち回りとかあまり関係ありません。

 

というわけで、やはり重要なのはレベルと火力です。
なので僕のように「FPSはいつもキルレ0.5なんだよな…」って方も大丈夫。
むしろFPSが苦手な人のために作られたFPSだと思いました。

 

セカンドウィンドで何回でも復活

やられても諦めるのはまだ早い!

このゲーム、ほぼデメリットなしで復活できます。

体力ゼロになってもダウン状態で戦えるのですが、この間に敵を倒すと「セカンドウィンド」なるシステムで復活!
しかも消費アイテム無し、回数は無制限。何回でも復活できます。

ダウン中の体力ゲージは特別で、通常時より耐久力が上がって粘りが効くため、近くに弱いザコがにいればほぼ復活できます。

下手にダウンせず頑張るより、わざとやられて復活を狙った方が良いときもあるほどセカンドウィンドは強力。

 

さらに、復活失敗して死んでしまってもすぐ近くのリスタートポイントから再開できます。

特筆すべきは「倒した敵も、落としたアイテムもそのまま」な点。
どんな厳しいラッシュでも何度もトライして少しずつ敵を削ればそのうちクリアできます。

リスタート時にお金を支払いますが安いもので、弾薬も補給されます。デメリットはほとんどありません。

ただし、倒してない敵の体力は全回復するのでボスはガチで倒す必要があります。

 

上記のように、ダウンしてもセカンドウィンドでゾンビのように復活し、死んでも敵数を削った状態でリスタート。

この2つのシステムにより、シビアで繊細な立ち回りを要求するFPSのイメージを覆す、ゴリ押し上等な戦い方になります。

 

3D酔いに弱くても遊べる

カートゥーン風のフラットなグラフィックのせいか不思議と3D酔いしません。

僕は3D酔いに弱く、例えば「ホライゾンゼロドーン」は2時間やっただけで悶絶するほどです。でも本作は酔いを気にせずプレイできました。

3D酔いに弱い方にもオススメです。

 

ここまでボーダーランズ2の魅力を説明してきました。
ここからは、その魅力と表裏一体ともいえる難点について話します。

 

難点:ソロプレイでは中盤からのレベル上げがダルい

このように、中盤まではボダラン2の面白さをアピールするツイートを連日投下していました。

ところがプレイを進めて10時間、中盤を過ぎたあたりでだんだんとテンションが下がってきたのです。

 

というのも、ストーリーミッションの推奨レベルが段違いに上がっていくため、スムーズに攻略していると自分のレベルが推奨レベルに追いつきません。

レベル差補正で敵がどんどん硬く、超火力になってしまいます。
レベル差が2、3あると敵が硬くて硬くて爽快感なんて皆無。

 

具体的にはハンドガン1マガジン撃ちつくしてようやくザコ1体倒せるような感じです。

ボス「BUNK-3R」には安全地帯からハンドガン2000発ぐらい撃ち込みましたよ。

空中を飛び回ってる小型戦闘機「Buzzard」なんて、こちらは限られたチャンスに何十発と撃ち込んで倒せるのに5機ぐらいが即死級の攻撃を連発してきます。
天井がある場所はわりと安全なので、そこからチマチマと削る作業。ダルいです。

 

さらに、敵の動きもだんだんとウザくなってきます。

・ローリングしながら引き撃ちする人
・手をクルクル回して足元以外の銃撃を弾くマシン
・どんな攻撃も防ぐバリアを張るマシン。そこに入って攻撃してくるマシン

などなど。これが実に腹が立つ動き。
しかもレベル差があると硬いわけですから、やってられません。

 

ここまで攻撃面の話をしてきましたが、防御面も厳しいです。

レベル上げ・復活システム・マルチ前提のバランスなので、敵の攻撃が理不尽
これは前述した「火力ゴリ押しでヒャッハーできる」「FPSが下手でも大丈夫」の裏返しといえます。

セカンドウィンドで繰り返し復帰するのが前提なので、回避困難な攻撃の嵐。
前述の通り、立ち回りではどうにもなりません。

ボスの攻撃も回避困難で、どう逃げても食らいます。
ボス戦のザコはたいてい無限湧きですが、これはこちらが復活するためのエサ扱い。それぐらい攻撃は食らうのが前提となっています。

シールド・体力は全く機能していません。どんなにレベルを上げても紙です。
「初弾で即ダウン→何が起きたかわからないままリスタート」なんてこともしばしば。

死にながらセカンドウィンドによる復活でソンビのようにゴリ押すしかないです。

 

しかし、誰かが生き残っていれば戦闘続行できるマルチと違い、ソロプレイだと復活失敗で即リスタートになってしまいます。そのため、

・リトライしてラッシュの場所まで移動
・すぐに猛攻を受けて為す術なくあっという間にやられる
・敵が近くにいない→復活できない
・リトライしてラッシュの場所まで移動

の繰り返しになって非常にダルい。

ボス戦に関しては、ソロプレイの復活システムが逆にシビアに働きます。
復活に失敗してリスタートになると、どれだけ削っていてもボスが全回復。
10分ぐらい必死で粘って削ったのに、理不尽な攻撃で瞬殺されたり、穴に落ちて即死するとそれまでの苦労が水の泡。
これは精神的ダメージがデカいです。半日は立ち直れません。

 

そうはいっても「立ち回り次第で戦えるんじゃないの?」と思われるかもしれません。

確かに頑張ればなんとかなることもありますが、次のミッションはさらに推奨レベル上がります。
そのため、いくら上手くクリアしてもレベル差が広がってジリ貧。素直にレベル上げをこなし、火力でゴリ押す方が全体通してスムーズにクリアできます。

 

「じゃあレベル上げすれば良いじゃないか」って話ですが、これがまあ上がらないんですよ。

ザコ狩りやサブミッションクリアを頑張っても全然稼げません。何時間も単調な稼ぎプレイ強いられます。

このレベル上げ作業はまさにハクスラという感じですが、前半のサクサク感と比べてダルいです。開発側がムリヤリ攻略を止めてプレイ時間稼ぎしているような印象。
時間に余裕が無い方はストレスが溜まるでしょう。

 

あと、敵を倒すと武器を落とすのですが、レベル上げが十分でないとたいてい必須レベルが足りないので使えません。
レベル24の時点で必須レベル27の武器を落としたり。レベル3上げるのがどんだけ大変かって話。
せっかく強敵を倒して良い武器をゲットしても使えないのが悲しいです。

 

総じて、
中盤以降はレベル上げ、戦闘の作業感が強くなります。僕はレベル上げの手間が面倒で萎えました。

 

戦闘以外の細かいところでは、セリフのカット不可がダルいですね。しかもセリフが長い。
せっかくサクサク遊べる作りなのに、キャラが喋るたびに待ち時間が続く。
周回前提の作りなのに、周回するのが嫌になる仕様は不満です。

 

まとめ

FPSとハクスラ要素は意外なほど相性が良く、時間が溶けていく悪魔的面白さ。

しかし、中盤以降は作業感が強くなります。

レベルが足りないと、延々と湧き続ける敵に囲まれ四方八方から即死級の攻撃にさらされ、敵が硬い。

特にソロプレイだとレベル補正の理不尽さと、レベル上げの作業感とにウンザリ。僕は1周目ラスト手前で完全に萎えました。

とはいえ、「ハクスラだから作業はつきもの」と割り切ってコツコツとレベル上げを楽しめる方はどっぷりハマると思います。
しばらく他のゲームが遊べなくなる可能性が高いので、中途半端な気持ちで手を出さない方が良いかもしれません。

 

10時間ぐらいで爽快なソロFPSが遊びたい方には「Doom」の方がオススメです。趣向を凝らした地形とラッシュで最後までテンポ良く楽しめました。↓








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