20XXってどんなゲーム?
ロックマンXなアクション
20XXは『ロックマンX』そっくりのローグライクアクションです。
見た目や操作性が完全にロックマンX。
壁蹴りやジャンプの挙動、ショットの連射感、2種類の操作キャラ、8ステージ+αの構成などそのまんまです。
キャラはエックスとゼロにそっくりな、ニナとエースの2人。
攻撃方法と一部アイテムが専用、特殊武器は共通。
それぞれのキャラに苦手な場面があります。
ニナはバスター装備で頭上に弱い、エースはセイバー装備で近づくリスクが高い。
弱点を特殊武器でカバーすれば有利に進めます。
特殊武器はボタンに3つ割り振る形。
通常武器と同時に使用可能、切り替え不要で便利です。
炎と氷の武器がお気に入り。
敵の攻撃ダメージは1。ザコもボスもラスボスも1です。
トゲや穴、ダメージ床に触れても1ダメージ(ミス後、手前に戻される)。ティウン(即死)しません。
一撃が軽い分、敵の攻撃や地形ギミックがやりたい放題。後半は厳しい戦いになります。
レベルデザインが絶妙。周回するたび不思議と前回より先に進めます。
ラストステージの初見は、スタート地点近くのエリアで体力を一気に削られてあっという間に終了。
「あームリムリ、ムリゲー」と思った翌日、不思議とクリアできました。
ローグライク
ロックマンX風アクションとローグライク要素が合体。
・ステージ
・アイテム
・永続アップグレード
により、周回するたび変化が楽しめます。
■ステージ
ステージ内容はランダムに変化し、後半ほどギミックや敵が増えて難度が上がります。
同じステージでも1ステージ目と8ステージ目では全くの別物です。
これでまだ中盤ステージ。
この後、足場はさらに狭く、ギミックは厳しく、敵の攻撃は苛烈に。
■アイテム
ステージ中のショップ、ステージクリア後の報酬でアイテムを入手します。
品揃えはランダム。
■欲しいアイテム
ボディ(ノックバック無効):被弾→落下のコンボを防げる
フット(二段ジャンプ):ダッシュ二段でギミックを大幅カット
アーム(チャージ無効、火力アップ):ボスの無敵時間が短いので有効
無敵時間アップ:大幅に延長される。ステージ、ボス戦のゴリ押しが可能に。
■永続アップグレード
永続アップグレード用のリソースは周回のたびリセットされます。
稼いだ分はなんかしらのアイテムを買って使い切りたい。
例えばリソース40個のアップグレード入手するには1度のランで40以上稼ぐ必要があります。
高価な永続アップグレードもより先へ進むモチベになります。
難点:アスレチック偏重
爽快なアクションに反してステージが息苦しい。
常に、厳しい地形との悪戦苦闘。
ロックマンって8ステージ中に1~2ステージ、やたらと地形が厳しいステージがありますよね。いわゆるアスレチック面。
本作は全ステージがこれです。しかも後半ほどアスレチック味が激化。
[消える足場、落ちる足場、動く足場]+αで動きを厳しく制限され、どこからともなくフワフワ飛んでくる小虫型ロボの体当たりを食らってノックバックで落下、ギミック前に戻されてやり直し。
ひたすらこの繰り返しです。
ステージの見た目やギミックに変化はあれど、仕組みがワンパターン。
出現前後で半透明になるためタイミングをとりずらく、直前のリズムをぶった切るように消えて落下を誘います。
被弾と戻しの連鎖は凶悪化はラストステージで頂点へ。
ただでさえキツい上、戻し距離がやたらと長くなり3画面分以上戻されるのでゴリ押しできません。
ここまで30分間大事に温存した体力がたったの1エリアで消滅します。
まとめ
ロックマンXとローグライクを上手く融合できたかは怪しいです。
爽快なアクションをアスレチック偏重ステージが相殺しており息苦しい。
とはいえ、ロックマンXとの比較をやめて“そういうゲーム”と思えば楽しめます。
クリアできそうでできない難易度とローグライクの期待感で何周も遊べる良作です。
値段分の価値はあるのでぜひ。
続編↓