先日、妹と会いました。
妹が「ターミネーター:ニュー・フェイト」を観たというので感想を聞いたんです。
そしたら「良かった」の一点張りで話になりません。
具体的にどこが良かったの?と聞いても「とにかく良かった」しか言わない。
感想を掘り下げるクセをつけないとこうなるのか…と痛感しました。
ということで、感想をしっかり記録していきたいと思います。
「S~D」のおすすめランクで整理しました。
作品を選ぶ際の参考にしてください。
300本までの感想
【1~100本】
【200~300本】
映画配信サービスは他にもあるけどAmazonプライム・ビデオは買い物も便利になるのが利点です。
もくじ
- 1 Sランク:知り合いにオススメしたい
- 2 Aランク:面白い
- 3 Bランク:家で観るならまあ
- 3.1 イニシエーションラブ
- 3.2 舞妓Haaaan!!!
- 3.3 ドラゴンボールZ 復活の「F」
- 3.4 スティーブ・ジョブズ
- 3.5 パーティで女の子に話しかけるには
- 3.6 大奥 男女逆転
- 3.7 3D彼女 リアルガール
- 3.8 バクマン。
- 3.9 坂道のアポロン
- 3.10 僕は明日昨日のきみとデートする
- 3.11 アンロック/陰謀のコード
- 3.12 首都圏ミサイル防衛!自衛隊運命の75時間
- 3.13 セブン
- 3.14 ローン・サバイバー
- 3.15 ザ・ファイター
- 3.16 花とアリス殺人事件
- 3.17 LOOPER/ルーパー
- 3.18 チャイルド44 森に消えた子供たち
- 3.19 都市伝説物語 ひきこ
- 3.20 パトリオット・デイ
- 3.21 バイオハザード ダムネーション
- 3.22 バイオハザード ディジェネレーション
- 3.23 ハクソー・リッジ
- 3.24 スマホを落としただけなのに
- 3.25 アンフレンデッド:ダークウェブ
- 3.26 万引き家族
- 3.27 いぬやしき
- 3.28 シャーク・ナイト
- 3.29 ウインド・リバー
- 4 Cランク:家で観てもイマイチ
- 4.1 映画『咲-Saki-』
- 4.2 おろち
- 4.3 ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷
- 4.4 ジョン・ウィック (&チャプター2)
- 4.5 ねらわれた学園
- 4.6 東京難民
- 4.7 リベンジgirl
- 4.8 パシフィックリム: アップライジング
- 4.9 人狼ゲーム インフェルノ
- 4.10 人狼ゲーム ロストエデン
- 4.11 クリミナル 二つの記憶を持つ男
- 4.12 エンド・オブ・デイズ
- 4.13 モリーズ・ゲーム
- 4.14 網走番外地
- 4.15 賭ケグルイ
- 4.16 ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション
- 4.17 日本の黒い夏 冤罪
- 4.18 グリーン・インフェルノ
- 4.19 サウスポー
- 4.20 ラストスタンド
- 5 Dランク:わりと苦痛
Sランク:知り合いにオススメしたい
バンブルビー
■あらすじ
思春期の少女・チャーリーは、ボロボロの黄色い車を見つけた。自宅に乗って帰ると車が変形!驚くチャーリーだが、同じように孤独を抱える車・バンブルビーとすぐに仲良くなり楽しい日々を過ごす。しかし背後にはバンブルビーを追うアメリカ軍と敵・ディセプティコンが迫っていた。
本シリーズがあの有様だからトランスフォーマーはもう終わりだと思ってたけど、良い意味で完全に裏切られた。
コメディありハートフルで泣かせる場面あり。
まるで夏休みの大作アニメのような、子供向けアニメ映画のような、子供から大人まで理屈抜きで楽しめる傑作。
バンブルビーが喋らないからこその面白さを存分に引き出している。まるでペットのように可愛い。
仮に他の仲間トランスフォーマーが登場して意思疎通できたら、この面白さは出せない。
女性主人公がピュアで好印象なのも良い。応援したくなる絶妙なルックスと性格。
友達作りに全く興味がなく、ずっと機械をイジってる。
でもいじけてるわけではなく前向きで明るい。そしてバンブルビーのことを心から大切に思っている。サム(1作目の主人公)のようにデートに使いたいとか、そんな動機では乗ってない。
いい感じになる男の子との関係も最後までピュアなんだわ。
この主人公とバンブルビーのコンビは本当に応援したくなる。
家族や軍のエラい人などの登場人物、主人公の境遇がパズルのように上手くハマり、最後はスッキリ。
とりあえずマイケル・ベイは本作を観て色々と反省してくれ。
主人公の好感度:★★★★
マイケル・ベイに観せたい度:★★★★★
恋は雨上がりのように
■あらすじ
陸上部のエースだが怪我で走ることをやめてしまった橘あきらは、ファミレスで優しく声をかけてくれた店長に恋をする。17歳とバツイチ子持ちの45歳。青春の途中で立ち止まった真っ直ぐすぎる女子高生と、人生の折り返し地点にさしかかった冴えない中年男。ふたりに訪れる、人生の雨宿りの物語。
これは良かった!
もう配役で勝ち。小松菜奈が可愛いすぎる。
ぱっつん前髪黒髪ロングと制服によって最強と化している。
透き通りすぎた肌とマネキンのような造形。マネキンが動いてる。
どうやったらこんな頭の形になるんだ?
冷めた態度もたまらん。
小松菜奈の特徴的な表情(目)、マネキンのような美しさがぴったりハマってる。
大泉洋は冴えないオッサンに見えない。アンタ絶対有能だろ(笑
でも本当に冴えないオッサンを出したら絵ヅラが汚いので、映画としてはベストな配役。
てか漫画版の店長も見た目は渋いイケメンだし。
「あきらってかわいいよな、たまんねーよな」的な台詞一切なしに、周りの態度から主人公が容姿に優れていることがわかる。これが上品な演出だと思った。
店長も可愛いとか言わないかわりに「君は誰が見ても魅力的」と表現するのが素敵。
僕なら「君はとても可愛いよ。初めて見たときからそう思ってた。実は見た目でバイト採用した。職場のみんなが君を狙ってるよ。」と下劣なことばかり言ってしまうだろう。
大学時代、実際に近いことを言った覚えがある。
別れも旅立ちにも明確な言葉は無い。でも2人が前に向かって歩み出したことがわかる。そこが素敵。
青春モノとしては珍しくもう一度観たいと思った。
漫画原作の実写映画って悪いイメージしかないけど、ハマるべきピースが上手くハマれば素晴らしい作品になる。そんな希望が持てる傑作。
でも小松菜奈が好きなだけかもしれない。
したがって小松菜奈の恋愛映画なら全て高評価になってしまうかもしれない。
この後、小松菜奈の出演作品を追ってみたところ、小松菜奈が出ていれば全て高評価になるということはなかった。
本作は小松菜奈が出演した作品の中で例外的に出来が良い。
小松菜奈ファンになる度:★★★★★
小松菜奈の肌露出度:★★★★
アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル
■あらすじ
貧しい家庭で、暴力と罵倒で育てられたトーニャ・ハーディング。トーニャは才能と努力によりアメリカ人初のトリプルアクセルを成功させ、二度のオリンピック代表選手となった。しかし、夫の友人がトーニャのライバルであるナンシー・ケリガンを襲撃したことで、彼女のスケート人生は一変する。
かの有名な「ナンシー・ケリガン襲撃事件」を題材にしている。
僕は元ネタ知らずに観たけど面白かった。
天使のような子にツラく当たる毒母が強烈。その後もトーニャの周りに集まるのはクズばかり。
主演は「スーサイドスクワッド」でハーレクインを演じたマーゴット・ロビー。
現実のトーニャと比較すると1000倍ぐらい可愛い。
週5で1日4時間、4ヶ月間スケートを練習したらしい。
その成果とCG技術により、本物のスケート選手かと思うぐらい華麗に滑る。
ハリウッド役者のプロ根性には頭が下がるぜ。
マーゴット・ロビーの可愛さ:★★★★
トーニャ母のカス度:★★★★★
マリと子犬の物語
■あらすじ
新潟県山古志村に暮らす兄妹、亮太と彩は幼い頃に母親を亡くした。ある日、彩が捨て犬を拾い、マリと名付けてかわいがる。自宅で飼う許しを得た後、マリはすくすくと成長し三匹の子犬を産み母親となり幸せに暮らしていた。しかしマリと兄弟達を想像を絶する悲劇が襲う。
うぉー、マリちゃん達もヘリに乗せてくれぇ~手荷物サイズなんだからぁ~(泣
あらすじだけで泣けてくるわ。
子供が犬とたわむれるだけかと思いきや、重厚な人間ドラマを観せてくれる。
犬は存在自体が可愛いし、演技が下手で冷めたりしないから無敵やで。
子役の演技も上手いし可愛い。女の子のマジ泣きで僕ももらい泣き。
だんだん汚れていくマリちゃん。でも遊んでたボールをずっと持ってんのよ。そのボールを持ってヘリ追いかけてる(泣
「冷蔵庫からこんにちは」にもやられた。
柴犬やっぱり可愛いなぁ~
後ろから見たお尻、通称「柴ケツ」がたまらん。
でも柴犬の気性は初心者向きではないらしいので、安易に飼うのはやめよう。
あと当然だが、野犬だろうが何だろうが飼う前にちゃんと検査しよう。
柴犬の可愛さ:★★★★★
父親(船越英一郎)のクセの強さ:★★★★★
Aランク:面白い
俺はまだ本気出してないだけ
■あらすじ
シズオはバツイチ子持ちの42歳。本当の自分を探すため会社を辞めるが、やることもなく自堕落な日々をすごす。ある日、突然マンガ家になることを決めるが、出版社に持ち込みを続けてもボツばかり。そんなシズオの姿は家族や友人に影響を与えていく。
合コンのくだりがツラすぎる。あんな若者に出会ったらそりゃ帰りたくなるわ。
「先のことが恐くて考えない」
これはまさに俺。自分を観ているようでツラい。
公開当時(2013年)は大学卒業してどうしたものかと思っていた頃で、これ観たらツラいのがわかってるから観なかった。
当時は20代だったけど今は30代で特に状況が変わってない。ってことは非常に悪化している。40代の主人公の背中がはっきり見えるぜ。
主人公は社会的には最低野郎で、娘が風俗やってんのはもうどうしようもない状況。まともな視聴者はこの有様を受け入れ難いかもしれない。
でもまあ本人達が良ければいいんじゃないかと。他人がとやかくいうことじゃない。たぶんそれが、本作で肝心な部分なんだと思う。
あ、でも「万引き家族」みたいな犯罪はダメよ。
マジメな話をすると、
才能があれば当たりそうな漫画家はともかく、パンは職人の世界なので素人が経験ゼロからパン屋を始めるのはさすがにナメすぎだと思う。
「プロフェッショナル 成瀬正」(2012年2月27日放送)を観て欲しい。30過ぎて脱サラし、クープデュモンド日本代表・成瀬さんの元で修行を積む土屋さんがどんだけ苦労してるか。素人はクープひとつ切れないんだから。
感情移入できる度:★★★★★
暗黒女子
■あらすじ
セレブな女子高の、生徒憧れの的・白石いつみが屋上から落下死する。自殺か他殺か、事故なのかもわからない。やがて、いつみが主宰していた文学部員の誰かが犯人だという噂が広がる。いつみの親友は文学部会長を引き継ぎ、「いつみの死」をテーマに自作物語の朗読会を開催する。矛盾に満ちた5つの物語が発表される…
4人(+司会)が憧れの先輩についての朗読会を始めるが、同じ先輩について話しているはずなのに4人のエピソードがまるで異なっている、矛盾している。
その違和感でグイグイ引き込む作品。
ネタバレすると叙述トリックの一種「信頼できない語り手」※を使った構成。
(※物語の語り手が誤った情報を言うので読者が誤解させられるやつ。例「藪の中」)
ほぼ語りで進行するため下手するとグダグダになりそうだが、104分ずっと緊張感を維持しているのが素晴らしい。
見た目だけのアイドル女優ではなく、演技できる人を揃えたのが良かった。
女子校の様子が華やかでキラキラしており眼が楽しい。テンポも良いので限られた舞台のエピソードを4連続で流されても飽きない。
ラストは期待を裏切らない、ある意味期待通りの落とし所。
6人がそれぞれ悪女なのは、華やかさとドロドロが入り交じる(あくまでもイメージ)女子校という舞台とマッチしている
タイトル画像の「あなたの予想をすべてブチ壊す」が刺激的だが、下端に書いてある「全員悪女」でネタバレしちゃってる気はする。
それでも女子校に混じりたい度:★★★★
ドラゴンボール超 ブロリー
■あらすじ
「力の大会」後、ブルマが集めていたドラゴンボール6が何者かに盗まれる。フリーザ軍の仕業だと察した悟空たちは、最後のドラゴンボールがある氷の大陸へと向かう。氷の大陸に襲来したフリーザの隣には見たこともないサイヤ人・ブロリーの姿があった…
引き伸しが目立つZのTVシリーズなら100話かけて描いたようなボリュームの、パワーが抜きつ抜かれつのシーソーゲームをたった1時間に凝縮。
この離れ業を、戦闘描写のクオリティで説得力を持たせることにより実現している。
いきなりSSGブルーゴジータと渡り合うなんて絶対ありえないのだがノリで突っ切る。
だからギャグシーンやサブキャラの描写でグダグダやっている暇はない。
ブロリーとの戦闘に見どころを絞り込み、ムダを極力少なくしている。
というか脚本もあって無いようなもの。
ブロリーと悟空達が戦う理由は全く無い。フリーザの目的はドラゴンボールをくれてやってもいいぐらいどーでもいいこと。
そんな状況で、各自の目的が曖昧なまま三つ巴の激戦を繰り広げる。
もはや何のために戦っているのかわからないし、普通に考えたら話が崩壊している。
でもとにかくバチバチに戦うことでそれを気にさせない。
崩壊といえば作画にも相当なアレンジが入っており、原作重視という意味では作画崩壊に見えるかもしれない。
極端なパースや歪み、ブレの表現が「グレンラガン」みたいだ。
とはいえ旧ブロリー「燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」から27年、原作終了から25年も経っており、当時ど真ん中世代の僕ですら「旧作と設定が違う!原作と作画も違う!」なんてヤボなことを言う気にはならない。
ドラゴンボール超の手抜きデジ絵みたいな作画が嫌いなので、今回の手書きっぽい質感は凄く良い。
悟空とブロリーが叫び続けるので少々疲れてしまったが、観終わった後の気分はスッキリ爽快。
「これこれ、これが観たかった!」「バチバチ戦ってた!カッコ良かった!」
そんなシンプルな感想で良いと思える傑作。
ブロリーの理不尽な強さ:★★★★★
ウィス様が強すぎて底が知れない度:★★★★★
君に届け
■あらすじ
黒沼爽子は素直で健気な女の子。しかし周りのことを第一に考えすぎるため自分のことをうまく伝えられない。その不器用な性格と暗い外見のせいで周りから「貞子」と呼ばれて怖がられていた。爽子は自身と対照的に爽やかで人気者の風早翔太と親しくなった事をきっかけに、変わり始める。
最終的に悪い奴は誰もいない。ド直球のハッピーな物語。
何度も鳥肌が立ってウルっときた。
ヒロインは髪が長くリアクションが不気味なので貞子といわているが、性格はめちゃくちゃ良い。
みんなを満足させるために肝試しで自ら貞子役を買って出るほど。そんな姿が健気で良いんだよなぁ~
配役が良い感じ。
アップグレード前の多部ちゃんの魅力が最大限発揮されている。
僕が観た中では多部ちゃん一番のハマり役。
三浦春馬は「こんな性格良いイケメンがいてたまるか!」と思うけど笑顔が爽やかで良い。
こんなの見せられたら誰だってイチコロだ。
桐谷美玲は主役になるとアレだが、本作のような引き立て役だとちょうど良く収まる。
物語も上手く映画の尺に収めていると感じた。(原作は見たことない)
個人的にこういう周りからハミってる娘に惹かれる気持ちはわかるから、恋に落ちる描写が薄くても納得感はある。
途中から関係が逆転していくのが面白い。
ちゃんと親離れを描いているのも良い。
人に気持ちを伝えることで大人になっていくんだなぁ~と。
問題は担任の立ち回りが気になるぐらいか。
完全にヤカラやないか。少女漫画にありがちな、ヒロインをレイプするヤバい奴が現れたのかと思ったぞ。
三浦春馬にキュンとくる度:★★★★
多部ちゃんのハマり度:★★★★★
空飛ぶゆうれい船
■あらすじ
謎の幽霊船が豪華客船やタンカーを襲う事件が発生。
さらに幽霊船の使者と名乗る巨大ロボが現れて街を破壊する。そのとき隼人は大切な両親を失ってしまう。
仇を討つために幽霊船を追う隼人は、やがて衝撃の事実を知ることになる。
前半のおとろおどろしい怖さが強烈。
いきなり戦車が一般車を轢き潰しながらやってきて「ええー、めちゃくちゃやん」と思うけど、前を見るとなんだかビルの様子おかしい。そしてもっとめちゃくちゃなことが起きる。
これがなんとも不気味で恐い。
巨大ロボvs幽霊船の組み合わせがミスマッチすぎる。
しかも絵面から想像もできないほど幽霊船の方が強いという意外性が面白い。
社会的メッセージも色々仕込まれており、今観ても「なるほどそうきたか」と唸る。
このように前半は秀逸だけど、後半の展開が急すぎ。
ガイコツ船長が気さくに喋りだして緊張感が無くなり、そのまま流れるように終わった。
そもそもなんで幽霊船だけオーバーテクノロジーなんだ?巨大ロボも大概だけど。謎が残る。
とはいえ、これだけのシナリオを1時間に納めようという意気込みが凄い。
今どきの水準で作れば演出に時間がかかり、足りない部分の粗が目立つので1時間でこれだけ詰め込むのはムリだろう。
幽霊船の強さ:★★★★
ガイコツ船長のキャラ変度:★★★★★
羊と鋼の森
■あらすじ
何にも興味が持てない高校生の外村は、高校でピアノ調律師に出会う。
調律した音を聞いて調律の世界に魅せられた外村は調律師として働き始める。
音と向き合い、人と向き合う中で悩みながら、多くの人に支えられて外村は成長していく。
上質な作品で楽しめた。
ワンちゃんのエピソードがほんま泣ける。
なぜワンちゃんが絡むとこんなに切ないんだ。
主人公と森の関係がイマイチ描写できてないけど、映画の尺では仕方ないか。
あと結婚式のピアノなんてどうせ誰も聞いてねーだろ、なんて思ってはいけない。
登場人物がみんな良い人度:★★★★
プロフェッショナル仕事の流儀感:★★★★★
ザ・シューター/極大射程
■あらすじ
米海兵隊の凄腕狙撃手・スワガーは一線を退き隠遁生活を送っていた。ある日、政界と強いパイプを持つジョンソン大佐がスワガーを訪ねてくる。大統領暗殺計画を阻止するためスワガーの力を借りたいという。スワガーは要請を引き受け、現場で監視にあたるが…
タイトルから戦場でドンパチ系だと思って観たら、ハメられて逃げ回る展開が続き「あれ?」となった。
でもスナイパーライフルを持ってからは無双。小舟の上から100発100中。
戦略、戦術、近接も最強で爽快。相方も良いキャラしてる。
勧善懲悪でスッキリできる娯楽作品だった。
主人公の無双感:★★★★
タイトル画像のミスリード度:★★★★★
マシニスト
■あらすじ
トレバーは1年間不眠症に悩まされ、ガイコツのように痩せてしまった。不気味な見た目から同僚に避けられ、身体的にも精神的にも限界がきていたトレバーは、現実と妄想の区別がつかなくなっていく。
クリスチャンベイルが30kg減量で見るも無残。
ブルースウェインと同じ人とは思えない。まるでガイコツ。
「人って痩せるとこんなに覇気が無くなるのか。筋トレしよっ」と思った。
トレバーの事情はともかく、腕もってかれた人は災難だ。良い人なのにトレバーのせいで踏んだり蹴ったり。
トレバーが事故直後なのに走るのがめっちゃ速いのは笑う。
オチが弱いけど伏線回収は丁寧で、演技や映像が良いので最後まで観れる。
ガチで痩せすぎ度:★★★★★
オチの意外性:★
デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム
■あらすじ
2000年の春休み。ネットに出現した新種デジモンは、コンピュータのデータを食い荒らし、世界を混乱させながら急速に進化していた。事態に気づいた太一と光子郎は新種デジモンを止めるため、仲間を集めて再び戦いへ乗り出す。
細田守監督作品。
サマーウォーズは、無理やりな設定、キャラ、デジタル空間のビジュアル化、など全てがクサくて観てられなかった。
その元ネタである本作は、原作と馴染んで自然に観れる。
しかもムダを極力省いて40分に凝縮。これは傑作。
オメガモンのカッコ良さ:★★★★
サマーウォーズよりこっち度:★★★★★
ラ・ラ・ランド
■あらすじ
夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。ミアは女優を目指しているが、オーディションの結果は散々で役がもらえない。ある日、ミアは偶然入った店であるピアニスト・セブの演奏に魅せられる。やがて二人は惹かれ合い交際が始まる。しかし夢と現実の間で揺れ動き、すれ違っていく。
オープニングが凄い。
どうやって撮ってるのか全然わからん。
エマストーンはめっちゃ美人なのに、最初は男の方がそっけないのが良い。
ラストも良かった。
あの結末だから、2人が過ごした1年は色彩にあふれている。
とはいえ「もし…」の世界まで描写するのは残酷だなぁ~
映像の美しさ:★★★★
エマ・ストーンの可愛さ:★★★★★
ファースト・マン
■あらすじ
1961年、空軍テストパイロットを務めるニール・アームストロングは、ジェミニ計画の宇宙飛行士として過酷な訓練を受けていた。NASAが目指すのはジョン・F・ケネディの声明である1971年までの月面着陸。ニールたち飛行士は絆を深めながら、前人未到のミッションに挑む。
淡々とアポロ11号による世界初の月面着陸を描く。
スペクタクルとかカタルシスとか、そんなもんは無い暗くて飾り気がない。淡々としているのでかえって臨場感がある。
主人公のアームストロングは全く感情移入できない男。何があってもノーリアクション。
でもこれがリアル。精鋭の軍人が騒がしく取り乱す方がおかしい。
映像も良い。こってりしてるというか。
さすがラ・ラ・ランドの監督。
特に印象的だったシーンは、
・冒頭のX15
・ジェミニ8号に乗り込む
・着陸の練習
・アラームが鳴る中の月着陸
「面白かったー」「感動した!」で終わらない。
月面着陸という偉業が喜ぶべきことなのか、それすらスッキリしない。でも「あの偉業はいったい何だったんだろう」と心に引っかかる作品。
映像の美しさ:★★★★
アームストロングのハートの強さ:★★★★★
ランボー
■あらすじ
ベトナム戦争の帰還兵・ランボーは、田舎町で浮浪者のように徘徊していたため保安官に目をつけられて逮捕されてしまう。拷問のような嫌がらせで、ベトナムで受けた拷問がフラッシュバックしたランボーは逃走。山中を舞台に脱獄囚狩りが開始されるが、ゲリラ戦を熟知したランボーに保安官達は次々と仕留められていく。
続編のグダグダが嘘のように面白い。
ベトナム戦争帰還兵の苦悩を描き、社会へのうっぷんを晴らすようにランボーが無双。
ゲリラ戦素人の相手をランボーが手玉にとっていく。
警察はヤバい奴しかいないのか?
と思わせた後、そのヤバい奴から次々やられて「ざまぁ」と爽快。
保安官のクズっぷり:★★★★
ランボーの無双度:★★★★★
ランボー 怒りの脱出
■あらすじ
ランボーは刑務所に収監され鉱石所で働いていた。元上官のトラウトマン大佐は、成功すれば特赦になる極秘任務を受けるようランボーを説得する。承諾し、ベトナムへ送られたランボーは任務外の救出活動を開始。捕虜を連れて脱出地点へ向かう。ところが救助用ヘリは去っていき、ランボーは敵軍に捕らえられてしまう。
「戦うな」
「死闘はしなくていい」
全部フラグに聞こえる(笑
バンダナ&筋肉、電流拷問、ヘリの追いかけっこ、裏切り、現地女性とのロマンス…
ドンパチ系映画やゲームでおなじみのシチュエーションが全部詰まっている。元祖にして全部乗せ。
スタローンもビルドアップしてて腹筋とかバキバキだ。ここまで絞ってると逆にスタミナに不安がある。
やっぱ80、90年代ゲームのムキムキアメリカンヒーローのイメージはランボーとシュワちゃんだよな~。魂斗羅の2人とか。
ノリが前作と全然違うのでアレ?となるけどアクション映画のスタンダードを作った名作なのは間違いない。
なので一般的にはド派手な「2」以降の方がメジャーだけど、僕はやっぱり1作目が一番好き。
あと、現場作業で1日中パテ削ってた人間から見ると、マスク無しで岩堀り作業をやるのはヤバい。鉱石所はマスクも許されないほど過酷な環境ってことがわかる。
司令官のクズっぷり:★★★★
スタローンの筋肉:★★★★
イップ・マン 継承
■あらすじ
1959年、好景気に沸く香港。穏やかな暮らしを送っていた詠春拳の師範イップ・マンだが、町は裏社会を牛耳る不動産王による地上げ行為にさらされていた。自身と家族を危険にさらす覚悟を決めてイップ・マンは立ち上がる。
集団戦や達人同士の戦いなど見せ場は色々あるけど、やはり最も印象に残るのはマイクタイソン戦。
ピーカブースタイルの圧倒的プレッシャーが迫ってくる!しかも素手。
低い姿勢の構えや技を駆使して、こんな化け物と互角に戦うイップマンの凄さが際立つ。
エレベーターも面白かった。
絶対有利な状況で仕掛けたのに、最後は階段からひたすら蹴り落とされる相手がもはや可哀想。
イップ・マンが4部作なのを本作を観た後に知った。1作目から観たい。
イップマンの強さ:★★★★
タイソンの怖さ:★★★★
ターミネーター新起動/ジェニシス
■あらすじ
2029年、人類に敗北した機械軍スカイネットは、抵抗軍のリーダーであるジョン・コナーの母親サラ・コナーを抹殺するため、1984年にターミネーターT-800を送り込む。ジョンは母を守るためカイルを送るが、1984年に着いたカイルはターミネーターT−1000に襲われる。そのとき、カイルを救出したのはサラ・コナーだった。予想外の事態により過去は変わり、未来も大きく変わろうとしていた。
世界線の設定が訳わかんなくて途中で考えるのをやめた。
でも「新起動」は伊達じゃない。
ドンパチするだけではないタイムトラベルSFな作風が新鮮。その上でT1000やら何やらのアクションも満腹。
若いサラコナーも可愛くて良かったなと。
でも受けがイマイチだったらしく続編の予定が消滅しちゃった。残念。
サラコナーの可愛さ:★★★★
続編が消えた残念感:★★★
ダークナイト ライジング
■あらすじ
ハービー・デントの死から8年。デント法により、ゴッサム警察は組織犯罪を根絶した。一方、ブルース・ウェインはデントの罪をかぶりバットマンを引退し、ジョーカーとの戦いで痛めた左足を引きずりながら隠居生活を送っていた。しかしベインが統率する傭兵軍団がゴッサムシティで暗躍し始めたことで、ブルースは再び立ち上がる。
体ボロボロな上に背骨へし折られるバットマンは痛々しいけど、完結編なので仕方ない。
アン・ハサウェイ、マリオン・コティヤール。
ノーラン監督お気に入りの美女2人登場で目が楽しい。
台詞がいちいちシャレててムダが無い。
「あなたの魅力は財布の中身で、下着の中身じゃないってわかってる?」
「あいたっ」
「証券取引所だ、金は盗めないぞ」
「盗めない?ならお前らここで何してる」
「素敵なガールフレンドですね」
「彼ってラッキーよね」
一押しは舞踏会シーン。
クラシックの名曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」をバックにして流れる、嵐の前の静けさのような空気。これがまあ美しいこと。
映画「ガッチャマン」の舞踏会シーンと比べてほしい。
バッドマンの痛々しさ:★★★★
美女の見応え:★★★★
笑ゥせぇるすまん 全126話
■あらすじ
謎のセールスマン・喪黒福造が扱う品物は人間の心。現代人が抱える人の「心のスキマ」を埋めるのが彼の仕事。代金は必要ないが、約束を破ったり忠告を聞き入れなかった場合は相応の代償を負わせる。
50話ぐらいから同じ話の繰り返しに感じてしまい、ほとんど覚えてない(笑
8割は女にハマってドーン!されてる気が。
以下、印象に残った回を抜粋。
■6話「勇気は損気」
捨て台詞が酷すぎる!
■34話「途中下車」
これは酷い。途中下車しただけなのに家を失った半出押太。名前も酷い。
■39話「コレクター」
喪黒に偽物つかまされるだけの話。ただの詐欺師やないか。
■45話「カラオケ症患者」
何度も歌う謎の曲が耳に残って離れない。
絶妙に微妙な曲。しかも別に歌上手くないっていう。
主人公の名前「空尾慶一」もジワジワくる。
■48話「雪山惨歌」
特製道具でいきなりスキーが上手くなるという、まあよくある話。
しかし、上手く滑る描写が想像をはるかに超えてる。
ジャンプとかモーグルとかそんなレベルじゃない。雪山でサーフィンしてる。
このド迫力の描写をぜひ観てほしい。
雪山の雰囲気も良く出ており、アニメーションとセル画背景の魅力あふれる一作。
■54話「椅子男」
解決策が本末転倒。いわゆる人外エンド。
最後の絵がね、キモすぎるんです。
50話以降のワンパターン感:★★★
カラオケ曲の気持ち悪さ:★★★★★
Bランク:家で観るならまあ
イニシエーションラブ
■あらすじ
バブル真っ只中、1980年代後半の静岡。冴えない大学生・鈴木は友人に誘われて合コンに参加し、マユと出会う。惹かれ合い付き合うことになった2人。恋愛経験がない鈴木はマユに釣り合う男になろうと自分を磨く。鈴木は就職して東京へ転勤する。週末に東京・静岡を往復する遠距離恋愛で徐々に疲弊し、同僚の美人と出会い心が揺れ始める…
「可愛くない…好みじゃない…感情移入できない」
と主役が前田敦子なので最初はゲンナリしてたけど、なるほど絶妙なキャスティングだ。美人じゃない、女に嫌われる女を見事に体現している。
ネタバレすると、いわゆる「叙述トリック」※を使っている。
何の意味があるのか謎な、頻繁に挿入される西暦にも意味があった。
(※あえて説明を省くことで、先入観を持たせて時系列や登場人物をズラして読者を引っかける。サスペンス小説でよくあるやつ)
オチがわかりやすいという批評もあるが、未だにイニシエーションラブを終えていない僕は素直に観れた。バブル時代のあるある話なんだとか。恐ろしい。
ただ「あなたは必ず2回観る」という売り文句は盛りすぎ。2回観る気にはならない。
前田敦子のハマり役度:★★★★★
男前になりすぎの違和感:★★★★
舞妓Haaaan!!!
■あらすじ
食品会社の社員・鬼塚は、修学旅行で迷子になり舞妓さんに助けられて以来、舞妓遊びを夢見ている。しかし座敷に上がったことはない。ある日、京都支社に転勤となり、同僚の彼女をあっさり捨てて念願の京都へ。ようやく舞妓遊びができると意気込む鬼塚だが…
想像通りの痛快コメディー。
ただ最後は柴咲コウの想いが宙ぶらりん、堤真一の狙いもわかりずらくてモヤモヤが残る。
キャストを見ると憧れの酒井若菜(豆福)が出演している。全然気づかなかった。
僕は京都の美大卒なので祇園あたりは何回も行ったことがあるけど、まあ縁のない世界。
ただ、日本画の教授が気に入った学生をお茶屋に連れていって遊んでいるという話は聞いたことがある。
小出早織みたいな可愛い舞妓と遊べるなら、僕も日本画教授を目指せばよかったな…
柴咲コウより小出早織が好み度:★★★★
日本画の教授になりたい度:★★★★★
ドラゴンボールZ 復活の「F」
■あらすじ
破壊神ビルスの襲来からしばらく後。フリーザ軍の残党がドラゴンボールでフリーザを復活させる。フリーザは自分が戦ったときよりはるかに強くなっている悟空達を倒すため4か月のトレーニングを経て地球に襲来した。
ひたすらフリーザがかわいそうな作品。
実質2回勝ったのに無かったことにされてしまった。
フリーザはもはやイジられキャラ、ネタキャラとしての地位を確立しているので今さら恐怖を描けないのは仕方がない。でも、だったら復活させてやるなと。
話も全体的にめちゃくちゃだ。
フリーザ(&亀仙人)がパワーアップしすぎなのは置いといて、悟飯が弱体化しすぎなのはショック。
ssjブルーともあろうものが今さら光線銃でダメージ受けるかね。
ナメック星でフリーザを倒した髪の毛ふわふわな超サイヤ人の方がはるかに強く見える。
戦いのスケール感も小さいため、
「悟空達って実は弱くなってるんじゃね?」
そんな疑問すら浮かんでくる。
「ドラゴンボール超ブロリー」の後に観たこともあり、戦闘シーンも見ごたえがない。
テレビアニメの2時間スペシャルみたいな仕上がり。
やはりこの、いかにもデジタルで描いたような味の無い絵が嫌い。
ただゴールデンのデザインは良かった。
洗練された最終形のイメージはそのままにメタルクーラみたいで固そう。さらに金色で強そう。
次があるとしたらブラックフリーザになると予想。
フリーザの潜在能力:★★★★★
超サイヤ人ゴットって何だったんだ感:★★★★★
スティーブ・ジョブズ
■あらすじ
世界を変えた天才、スティーブ・ジョブズの半生を描く。ジョブズは友人たちとガレージからアップル・コンピューターをスタートし、理想を追い求め、周りの人全てを敵に回しながら成功と挫折を繰り返す。
ルール嫌いのクレイジーな者たちが新しいものを生み出す物語。
ジョブズはもちろん、仲間まで実物と似てる。ジョブズは時間が経つとリアルにハゲる。
感想はというと、
こりゃもう全然マネできない、ジョブズのやり方なんて参考にならないと思った。
「天才の一瞬の閃きは、凡人の一生に勝る。」(ヒトラー)
って感じだ。
経営者ではなくアーティストだから作品である製品作りに妥協が無い。完璧主義。
作品が第一なので他人にも厳しい。衝突を恐れない。というか他人の感情なんて無視のサイコパス。
調べたところ、プライベートでは社会的常識に照らし合わせると最低野郎でしかない。
高校4年生で幻覚剤LSDにハマる。
リード大学中退後もキャンパスを放浪し、興味のあるクラスだけを聴講するもぐりの学生として18か月間過ごす。
アタリ入社後もヒッピー文化が抜けず、風呂に入らず裸足。夜勤ひとり勤務なのに嫌われる。
(wikipediaより)
クリスアンとの間に娘リサが生まれるが認知せず、養育費の支払いを渋る。
裁判の途中でしぶしぶ和解するが、ジョブズはリサに「お前には何もやらない」「分かるか? 何もだ。お前には何もやらない」と愛情の欠片もない。
(リサの回想録「Small Fry」より)
こんな具合なので、ジョブズとはプライベートで関わりたくない。
ジョブズは仕事でもアーティスト肌が暴走して衝突しまくる。
例えば、意見が対立したプログラマーは即クビ。いくら優秀でも関係ない。
そりゃ普通に考えればフォントなんて後回しにしたくなるだろうに。
結果、会社のサポートが得られず何をやっても思い通りいかない。ついには会社を乗っ取られてしまう。
作中では、
「このまま一生砂糖水を売り続けたいのか、それとも私と一緒に世界を変えたいのか?」
で有名なジョン・スカリーとの対立も描かれている。
調べると、スカリーはジョブズと相性最悪なことしかやってない。
ジョブズを追放し、マッキントッシュに力を入れず、OSをライセンスしようと画策。
結果的に全て失策となり、ついには取締役会にも見放されてCEOを退任。
うーん、いったい何のために18ヶ月かけて引き抜いたんだか。
2時間に収めるため、本作はやはり都合の良く演出されている面もある。
例えば、作中ではインドで良い体験をしたように描かれているが、実際は想像と大きく違うインドの実態に失望した上、すぐ赤痢にかかって苦しんだらしい。
いつの間にか友達がいなくなってたり、娘リサと仲良くなってたり。
ジョブズの経歴について知らないと意味わからん部分も多々あり。
ラストもえらく中途半端で結局、何がいいたいのかわからない。
素直に冒頭部分を最初に持ってきた方が収まり良かったんじゃないかと。
色々言ってきたけど要するに、天才がどういう人なのかを実感できる作品。
鑑賞したあとは「ジョブズから学ぶ」みたいなビジネス記事を一歩引いて冷静に見れるようになる。
マネできない度:★★★★★
実物とそっくり度:★★★★
パーティで女の子に話しかけるには
■あらすじ
1977年ロンドン郊外。パンクなのに内気な少年・エンは、偶然もぐりこんだ不気味なパーティで美しい少女・ザンと出会う。パンクの話に食いつくザンにエンは魅了される。しかし、ザンは48時間後に遠い惑星へ帰らなければならない。大人たちが決めたルールに反発する2人の逃避行が始まる。
なんだこれは(笑
パンク、ナンセンス、エキセントリックで意味わからん。
題名も狙ってミスリードしてるわ~
とにかくヒロインのエル・ファニングが可愛い、綺麗。
意味わからん世界観も、ヒロインの容姿で妙な説得力が出てる。
イギリスのサブカルチャーについて知識が無いと理解できない部分が多いけど、話自体は青春モノのボーイ・ミーツ・ガールなのですんなり観れるはず。
ナンセンス度:★★★★
エル・ファニングが好きになる度:★★★★★
大奥 男女逆転
■あらすじ
江戸時代、謎の疫病により男の人口が女の4分の1に減少。女が労働し、男は子孫を残す宝として大切に育てられる男女逆転の世となっていた。水野祐之進は困窮する家を救い、幼馴染のお信との恋を振り切るため男女逆転した大奥へ入る。
奇病により男は数が少なく、力は強いけど体が弱いという存在。
よって「種馬」として認識されている。
羨ましい、というかなんとも気持ち悪い。一種の思考実験のような世界。
いや、全然悪い意味ではなく、82分あたりで気分が悪くなってきた。
色モノのようで全体としては丁寧に作ってあり、ムダのない構成で見やすい。
ただ、主人公が大奥に入る決意をした描写が薄いのは気になる。
家を助ける金がほしいだけなら、金もらって身売りすればいいだろうに。
そんなに堀北真希との恋を振り切る必要あったか?
男女逆転した大奥になっているので美男子が沢山出てくるが、僕としては嬉しくない。好みの女優も出てこない。
でも菊川玲が登場して早々にクビになったのは最高だった。僕は菊川玲が嫌いなのでスッキリ。
それにしても一夜で打首は理不尽だよな~
調べたところ、妊娠の成功率は排卵日の前後5日間に毎日やって30~50%なんだとか。
たった1日で結果を出すのはまあムリなので、処女を奪った罪で死刑になるようなものだ。
何にしても、男がこの有様ではいくら徳川吉宗(女)が頑張ったところで国の将来はお先真っ暗。
財政がどうとか、そんなこと言ってる問題じゃない。まずは奇病対策に向き合ってほしい。
たぶん腐女子が好きな感じ度:★★★★
ラストのご都合主義度:★★★★
3D彼女 リアルガール
■あらすじ
筒井光はアニメオタクの高校3年生。ある日、性格は最悪と噂される超絶美少女・五十嵐色葉が書店で万引きを疑われているいるところに遭遇。色々あって色葉をストーカーしていた光はアリバイを説明するが、周りにドン引きされてしまう。その翌日、色葉に「私と付き合って」と言われるが…
そりゃリアルではありえない話だから面白いんだけど、それでも腑に落ちない。
主人公は2次元を愛する超絶オタクだというから観たのに、実際はオタでも何でもない、ただのモテ男だった。
オタは家族の前で好きなアニメを観ないだろ。社会人になってから趣味をきっぱり手放しているのもショックだ。僕なんて30半ばで中学生と変わらぬ生活をしているというのに。
ヒロインは「彼氏が次々出来る。同性からの評判は悪く友人はいない」らしいけど、そんな人に見えないぞ。
主人公に惹かれた理由もよくわからない。本屋の一件でなぜそうなる。
あと、なんという平和で校舎が綺麗な学校なんだ。スクールカースト最上位と最下位が仲良くなるとか、無い無い。
結婚式でめちゃくちゃすんなよ。
医者が完全に敵になってる。わざと手術ミスったんじゃないかと思うほど怪しい。
ハロウィンのシーンはどう見ても夢の中。
そうだ、これは夢に違いない。オタは一生童貞と決まっているのだ。
話は納得いかないけど、ヒロインが可愛いから最後まで観れた。
スタイルが強烈。やはり黒髪ロングは女性の美しさを際立たせますな。
主人公のヲタ感:★
中条あやみの可愛さ:★★★★
バクマン。
■あらすじ
過労で亡くなった漫画家の叔父を持ち、高い画力を持つ高校生・サイコーは、脚本作りが得意な同級生・シュージンから一緒に漫画家になろうと誘われる。サイコーは想いを寄せる声優志望のクラスメイト・アズキとある約束を交わし、漫画家を目指す。2人は打倒天才漫画家・新妻エイジを掲げて悪戦苦闘するうち、編集者や同じく連載を目指す漫画家との絆が芽生えていく。
漫画は全巻読んだし、小松奈菜だから観た。
映画だけ見てるとカリカリ作業が進んで絵描くの楽しそう。
小松奈菜はさすが、ひと目で「うぉ…」と思わせる力があるけど原作のような清楚なイメージではない。
高校退学して声優を目指すようなやつにロクな女はいないだろうから(←偏見)ある意味リアルだ。
佐藤健、高校生にしては老けすぎ。エイジはただの嫌なやつ。中井さんはデブ要素しか残ってねぇ。
映画では叔父と亜豆のどちらがモチベーションなのかブレる。
原作で一番印象的だった、豪邸で声をかけるシーンも無し…
続編があれば辻褄合いそうだけど、主演がみんな大人になっちゃったからもうムリだ。特に佐藤健。
坂道のアポロン
■あらすじ
優等生の薫は、転校先の高校で誰もが恐れる不良・千太郎と出会う。2人は不思議と仲良くなり、音楽で絆を深めていく。2人を見守る千太郎の幼なじみ・律子と3人で過ごす楽しい日々。やがて薫は律子に恋心を抱くが、律子は千太郎に恋をし、千太郎は別の女性を気にしていた。そんな切ない三角関係はある事件で終わり、3人は離れる。二度と戻らない10年前の夏。
まず「1966年佐世保」感の無さ。
その10年後も全くリアリティが無い。メインキャラがみんな今どきの雰囲気だ。
例えばシェンムーの、あのしみったれた「1986年横須賀」感を見習ってほしい。
青春ものによくあるシーンの連続で、糸電話、停電とかどこかで見たような偶然がクサい。
期待を超えることはなく、最後まで平板な印象。
最後に小田和正流せばいいってもんじゃない。てか作風に合ってない。
小松奈菜が出てくれば主人公は一目惚れする。どの作品でもそう。
小松奈菜のぱっつん黒髪は無敵だから当然である。
あんな綺麗な娘が学生時代を超えて10年後も気持ちが変わらないって、んなアホな。男の妄想が過ぎる。
てか10年後の教室のシーン、背の低い知念(159cm)に対して小松奈菜(168cm)が巨人みたいになってるぞ。
田舎のイケメンはヤンキーになる。これはマジ。僕の田舎でもそう。
中川大志は田舎ヤンキーの雰囲気が抜群に出ていた。ただ、どう見ても日本人だし今どきのチャラさだ。
お前さ、二人乗りで事故らせてからのトンズラはダメだろ。倫理的にも法的にも。
僕は明日昨日のきみとデートする
雰囲気で感動はするけど、設定がハチャメチャすぎてついていけねぇ。
時間軸、因果関係どうなってんだこれ。
30日間だけ世界が重なるのは良いとしても、0時すぎると逆戻りして記憶まで失うのがもう無理。日記通り演じる必要性もわからん。
リアルで女性にこんなこと言われたら虚言癖を疑う。病院で診てもらう。
それか、荒手のドッキリを疑う。
「ずっとあなたのこと見てた」とか言ってるし、話がうますぎるから怪しいぜ。
てか未来の私、全然老けてないじゃないか。小松奈菜は不老不死なのか?
一時はSF的に考察しようと思ったけど、考えるほど頭クラクラしてきたからもう忘れることにする。
それに、本作はファンタジーだからSF考察すると空想科学読本みたいになって不毛だ。(僕は空想科学読本を不毛だと思っている)
とりあえず、状況を整理した汚い図を作ってみた↓
普通に暮らしてる男側に対して、女性側だけやたら不自然でハードル高いことになってないか?
記憶消えた後、よく知らない男とベッドインしなきゃいけないし。
女性側は家族も出てこない。
総じて男性目線でめちゃくちゃ都合良いことになってる。
そもそも女がブスだったらどーするつもりやねん。
いや、ブスなら一目惚れしないわけだから双方向の奇跡も起きないわけか…うーむ。
てか主人公さ、恋愛経験少ない(無い?)のに初キスから最後までやっちゃうんかい!許せん!
ようするに理屈無視で感動をゴリ押してくる、割り切りが凄い作品だ。
小松奈菜ならそりゃ一目惚れするわ、誰だってするわ。
でも声かけるとかよくやるな~。僕も可愛い娘見つけたら声かけてみようかな。「僕、30半ばでお金ないです」って。
この人痴漢です!
小松奈菜ちゃんは恋雨の方が可愛く見える。演技ももう一歩。
本作は2016年、恋雨は2018年だからも2年で進化したんだな。
京都が舞台ということで京都の名所が色々出てきて、大学時代は京都に住んでた僕としては嬉しい。
三条で待ち合わせてデートしてますな。たぶん神宮通あたりに住んでる。
大学時代はそこのブックオフよく行ったなー。だから何だって話だけど。
調べた所、主人公が通ってる大学のモデルは京都精華大学らしい。
授業料めちゃ高い(マンガ学科:1,629,000円)のに主人公はバイトしてる様子もない。
やっぱり都合良いなぁ~
アンロック/陰謀のコード
■あらすじ
容疑者を必ず落とす尋問のスペシャリスト・アリスは、テロ事件を阻止できなかったことを気に病み一線を退いていた。史上最凶のバイオテロ計画を阻止するためCIAから尋問の依頼を受けるが、それはCIA内部の裏切り者に仕組まれた罠だった…
戦闘ばかりで、尋問のスペシャリストも2年のブランクも関係ねぇー。
戦闘のスペシャリストの間違いだろ。
敵は何回逃げられて、何回逆転されてんだと。ちゃんとやれ!
ラスボス戦も酷い。何だあの都合良すぎるスイッチは(笑
キャラの描写が浅すぎて思惑がわからない。どんでん返しのためテキトーに配置された人ばかり。
でもまあ、軽く観るならサクサクと展開して楽しいスパイ物。
主人公の強さ:★★★
敵のマヌケ感:★★★★
首都圏ミサイル防衛!自衛隊運命の75時間
■あらすじ
首都圏ミサイル防衛訓練の一部始終に密着。ミサイル迎撃システムの能力や避難シミュレーションを追い、敵ミサイル発射後の75時間を検証する。
素人的には、高射砲でミサイルを全部落とせるとは思えないのだが。
全部迎撃されるのがわかってるのに攻撃するほど敵(中国)もバカじゃないし、いくら技術力に差があっても軍事費5倍ではそのうち追いつかれる。
国民を本気で守るなら当然、反撃による抑止力、敵基地攻撃能力が必要だと思う。
これが必要無いっていう人は、多少の国民は敵の先制攻撃で死んでもOKって言ってるようなもの。
自衛隊にもっと予算回したい度:★★★★
日本人の安心感:★★
セブン
■あらすじ
定年退職まであと1週間のベテラン刑事・サマセットと、志願して殺人課に転属してきた血気盛んな新人刑事・ミルズ。2人は衝突しながらも信頼を深め、ともに連続殺人鬼を追う。犯人は「七つの大罪」に該当する者を狙い、猟奇的な殺人を繰り返していた。
前半はめっちゃ面白い。2人が協力して謎に迫る、バディものの良質サスペンス。
しかし後半、話が思わぬ方向へ。
このフラグ処理が雑で、前半の丁寧な流れはなんだったんだ感。
どんでん返しすりゃ良いってもんじゃないんだなと。
登場人物の1人が最後に自殺して犯人の思惑通りになると思ったけど…全体的に意味わからない話になっちゃった。
前半の期待感:★★★★★
後半の拍子抜け感:★★★★
ローン・サバイバー
■あらすじ
ターリバーン幹部の排除を目的とする作戦に参加した4人のシールズは、アフガン山岳地帯で偵察任務にあたる。山中で出会ってしまった3人の現地人をどう処遇するか。その決断により、ターリバーン200人の猛烈な攻撃にさらされ、死を覚悟する絶望的な状況に陥る。
ピーター・バーグ実話モノ3作の中では一番インパクトが薄い。わりと普通の軍事モノになってる。
3作見て驚くのはマーク・ウォールバーグの汎用性の高さ。
アフガンの戦場、テロ事件の真っ只中にいる警察、海上油田のベテラン責任者。
どこにいても、どの役でもしっくりくる
精鋭4人の戦闘力:★★★★
マーク・ウォールバーグの汎用性:★★★★★
ザ・ファイター
■あらすじ
弟のミッキーは、真面目な性格だが才能に恵まれず勝てない3流ボクサー。兄のディッキーは才気溢れるボクサーだったが短期で怠惰な性格。現在はドラッグに手を出して破綻した日々を送りながら弟を指導している。ミッキーはボクシングをやめることを決意。そんなとき、ディッキーが美人局で逮捕される。
クリスチャンベイルは「マシニスト」みたいにまた激ヤセした上、髪抜いてM字ハゲと円形脱毛症を再現。さらに歯並びまで変えちゃった。松田優作かよ。
汎用性の高さでおなじみのマーク・ウォールバーグだけど、今回ばかりは顔・体がボクサーに見えない。ボディ2発の逆転劇にも説得力がない。
実話を元にしているらしい。
家族の印象めっちゃ悪いじゃないか。
毒母の恐怖:★★★★
クリスチャンベイルがハゲてショック度:★★★★
花とアリス殺人事件
■あらすじ
石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の有栖川徹子(通称アリス/声:蒼井優)。アリスは1年前に「ユダが、四人のユダに殺された」という噂と、アリスの隣の家が「花屋敷」と呼ばれて怖れられていることを知る。花屋敷に住む荒井花がユダに詳しいはずだと思ったアリスは花屋敷に潜入。2人の出会いから「世界で一番小さな殺人事件」の謎を解く冒険が始まる。
「パーフェクトブルー」みたいなサスペンスだと思って観たら全然違う話だった。
サスペンスっぽいタイトル絵でまんまとミスリードされたぜ。
「ロトスコープ」という、CGをトレスする手法が使われている。
「時をかける少女」の劣化版みたいで、良くはない。
陰影や線が少ないリミテッドアニメ絵でヌルヌル動くから変な感じ。
手法を見せたいだけのカメラワークにも違和感が。
声が良かった。(蒼井優、鈴木杏)
ロトスコープのハマり方:★★
声優のハマり方:★★★★
LOOPER/ルーパー
■あらすじ
近未来。タイムマシンはあるが使用は禁止されている。しかし犯罪組織が証拠を残さず敵を消し去りたいとき、30年前(現代)に転送して暗殺するためにタイムマシンが利用されていた。現代の暗殺者はルーパーと呼ばれる。凄腕ルーパー・ジョーの元にターゲットの抹殺指令が入る。それはいつも通りの簡単な仕事のはずだった…
タイムトラベルの設定がハチャメチャだけど、そこは割り切って作ってるので気にしない。
オールドジョーの「お前は自分のことしか考えていない!」ってセリフが伏線になってるのが面白いところ。
超能力(TK)と未来の中国女いらなくね?話が散ってもったいない。
てか普通に殺してるじゃないか。タイムマシンいらねー
設定ハチャメチャ度:★★★★
30年間なにやってたんだ感:★★★★★
チャイルド44 森に消えた子供たち
■あらすじ
1953年、スターリン政権下のソ連。子供の変死体が次々と発見される。全裸で胃は摘出され、山間なのに死因は溺死。しかし殺人事件を認めると「殺人は、資本主義の病である」というスターリンの思想に反するため全て事故として処理される。秘密警察の捜査官・レオは親友の息子の死をきっかけにして事件解明に乗り出す。
殺人が起こるのは資本主義の国だけ。我が国に殺人事件は存在しないのである!
SFを超えるディストピアが現実に存在したって話。
警察の気まぐれで撃ち殺される、あまりにも軽い命。
密告が恐くて誰も信用できない。
妻がプロポーズを受けた理由が虚しすぎる。
共産主義体制の怖さ:★★★★
資本主義側のプロパガンダ度:★★
都市伝説物語 ひきこ
PS2のムービーみたいなCGがたまりませんな。
怖くはない。
どんでん返しにムリがある気が。
記憶改ざんしても同級生を守れてないし。
てか主人公は今までどうやって生きてたの?
肝心の怖いお方は誰?
母親か、母親から守れなかった姉?
うーん、誰か教えてください。
怖さ:★★
PS2のムービー感:★★★★★
パトリオット・デイ
■あらすじ
刑事・トミーはボストンマラソンの警備をしていた。この大会は毎年、祝日「パトリオット・デイ」に開催され50万人の観衆で賑う。盛り上がりが最高潮に達したそのとき、大爆発が起こり逃げ惑う人々と負傷者で現場はパニックとなる。大規模な捜査本部が設置され、トミーも捜査に協力する。
実録シリーズ第3弾。
警察が倉庫みたいな場所に現場を再現したのがスゲー。
はっきり善悪に分けて描きすぎなのが気になる一方、「アメリカが正義!」なノリは羨ましい気もする。
日本だとなぜか、あさま山荘事件やオウム事件みたいに犯人側に入れ込んじゃうからなー
愛国プロパガンダ度:★★★
マーク・ウォルバーグの汎用性:★★★★★
バイオハザード ダムネーション
■あらすじ
大統領直属エージェントとなったレオンは、B.O.W.が実戦投入されたという噂の調査のため単身、内乱が過激化する東欧の小国へ潜入する。到着早々、撤退命令が下るがレオンは引き下がらず調査を続行。その地にはリッカーを操る人物、腐れ縁のエイダ、何かを企む女性大統領の思惑があった。
結局、退去命令に従えば良かったんじゃね?
という疑問はともかく、普通に面白かった。
レオン、エイダより強い人間(?)を初めて見た。
企業や国がどうこう、みたいな話はゲームより映画にしてくれた方が良い。
ゲームにしたらバイオ6になっちゃうから。
タイラントの強さ:★★★★
女性大統領の強さ:★★★★★
バイオハザード ディジェネレーション
■あらすじ
ラクーンシティが核攻撃により消滅してから数年後、ラクーンシティから生き残ったクレアは空港にいた。その空港にゾンビが現れの人々が襲われる。飛行機内部にも感染者がおり、飛行機が空港内に激突。脱出困難となりクレアは空港に立て籠もる。そこに派遣されてきたのはラクーンシティのもう一人の生き残り、特別捜査官のレオン。クレアとレオンは合流し、空港からの脱出を目指す。
僕はバイオのストーリーにあまり興味がないので逆にすんなり楽しめた。
2008年公開と思えないぐらいCG頑張ってるし。
バイオシリーズ最強キャラの1人、レオンが活躍するのでバイオ2、4プレイ済だとより楽しめるかな。
コードベロニカでは南極まで行ってG以上の化物と対峙したクレアだけど、今回は武器を持ってないので活躍は少なめ。
でも相変わらず強くて安心した。
ゲームやってると研究所が出てきた時点で「あーここが爆破されるのか」とわかる(笑
レオンの無敵感:★★★★
研究所のフラグ感:★★★★★
ハクソー・リッジ
■あらすじ
デズモンド・ドスは幼いときの兄弟喧嘩で、レンガで弟の頭を殴ってしまう。それ以来、モーセの十戒「汝殺すなかれ」を心に深く刻む。15年後、第2次世界大戦が激化する中、デズモンドは陸軍へ入隊。銃を持つことを拒否するデスモンドは軍法会議にかけられるが主張を貫き、ついに認められる。デズモンドは衛生兵として激戦地の沖縄、前田高地「ハクソー・リッジ」へ赴く。
戦場にリアリティがない。
主人公がやたらイケメンで、ヒーローっぽく描きすぎ。アメリカ人が観たら「うおー!」ってなる感じ。極めつけは最後の手榴弾シュート。
沖縄戦について調べると、
50万:10万の米軍圧倒的優位で無血上陸。
日本側死者の6割は沖縄県民らしい。
アメリカ軍が劣勢なのはごく限られた場所・状況のみだと考えられる。
なので日本軍の猛威の中、主人公がヒーローのように活躍するという話がどうもしっくりこない。
軍に入らなきゃ良いのに感:★★★
オーバーヘッドキックの美しさ:★★★★★
スマホを落としただけなのに
■あらすじ
富田はうっかりスマホをタクシーに忘れてしまう。恋人の麻美に電話をかけてもらうと、電話の拾った主が応対してカフェに預けておくという話になった。無事スマホを受け取り安堵した2人だったが、その日から不可解な出来事が起こるようになる。
あの謎、事件ともスマホともカンケーないやん。
人間関係もゴチャってて焦点ボケっぱなし。
僕は昔、50万円架空請求されたことがある。これは本当に夜も眠れない恐怖とストレスだ。
スマホの情報を抜き取られるのは、そんな「見えない恐怖」だと思う。
映画ではそこの描写が浅く、問題が起きてもすぐ解決するか展開が進んでしまう。
それでも犯人登場までは観れた。しかしその後がめちゃくちゃで一気にリアリティが無くなる。
刑事のフラグは置きっぱなし。
北川景子の演技も…
ナイフ突きつけられてヤバいってときに「いやー!きゃー!(棒)」
「インシテミル」「モンスターズ」の中田秀夫監督だから、まあこんなもんか…
軽い感じなので暇つぶしにはなる。
スマホ乗っ取りの恐怖感:★★★
北川景子の美人度:★★★★★
アンフレンデッド:ダークウェブ
■あらすじ
マタイアスはネットカフェで拾ったパソコンを自分のものにし、恋人や友人とチャットを楽しんでいた。あるとき、パソコン内の隠しファイルに気づく。そのファイルを目にしたマタイアスと友人は、違法なやり取りが行われる裏ネット「ダークウェブ」の中へと踏み入ってしまう。何者かが彼らをとんでもない事態へ引きずり込んでいく。
例えるなら「スマホを落としただけなのに」のトンがった版。
ディスプレイ画面だけで話が進むのが怖い。自分のPCがバグったみたいに感じる。
そういう意味では、映画館より自宅で観たほうが恐いかも。
これを邦画でやってくれたらな~
スマホ落とすのと逆にPC拾ってるけど。
後半は何でもありで雑なのが惜しい。
ディスプレイ画面の怖さ:★★★★
恋人の美人度:★★★★
万引き家族
■あらすじ
壊れそうな平屋に家族6人が住んでいた。夫は日雇いの工事現場、妻はクリーニング店、娘は風俗店で働いている。しかし主な生活費は祖母の年金。それで買えないものは万引きでまかなう。社会の底辺を這う、血のつながりがない家族だが仲よく暮らしていた。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラになる。
絵面が汚ねぇ~(笑
リリーフランキーと安藤サクラがハマり役。「百円の恋」といい、安藤サクラは民度低い役が似合うな。
万引き家族といっても、みんな働いてるから暮らせないこともなさそう。
万引きが意味するのは法律無視の姿勢。金が絡むと冷徹になるのが怖い。
頑張って節約しているようで、カップ麺食って調理の手間を省いているのがだらしない。アンタらのダメなのはそういうとこやで。
この家族は日本に居場所がない。あっては困る。
てか、これ本当に日本の家族か?
絵面の汚さ:★★★★★
家族に共感できない度:★★★★★
いぬやしき
■あらすじ
定年間近で会社と家族から疎外されるサラリーマン・犬屋敷は末期ガンで余命宣告を受けてしまう。その晩、謎の事故に巻き込まれたことで驚異的な力を得る。一方、高校生・獅子神も同じ事故に遭遇していた。力で意に背く人々を傷つける獅子神と、傷つけられた人々を救う犬屋敷は衝突する。
原作知らないけど、これ系邦画にしては良く出来てる。普通に観れる。
主役2人はイマイチ。
佐藤健は普通の高校生に見えない。
不気味というより達観してる感じだし、ムキムキすぎ。
木梨憲武はずっと下手な吹き替えを聞いてる感じ。
外見がリアルジジイすぎて笑えない。
佐藤健の筋肉:★★★★
小日向さんの方が良かった感:★★★
シャーク・ナイト
■あらすじ
美しい水と緑に囲まれた湖に、大学生6人がバカンスに訪れる。しかし邪悪な欲望を持つ地元の男たちが彼らを餌食にすべく、サメを湖に解き放つ。アメフト奨学生・マリクの腕がサメに食いちぎられ、ボートも壊れてしまう。そこに地元ダイバーのデニスとレッドが救助に現れるが…
冴えない男が緊急時に活躍する、いつものサメパニック映画。
他と違うのは、
・ヒロインと犯人の微妙な関係
・腕を拾ってくっつけるミラクルが起きるかと思いきや…
・ワンちゃんが!
以上により先が予想できないので退屈しない。
映像の出来も良いし、意外と楽しめた。
ヒロインの水着姿:★★★
ワンちゃんの活躍:★★★★★
ウインド・リバー
■あらすじ
アメリカ中西部、雪深いネイティブアメリカンの保留地「ウインド・リバー」で少女の凍死体が見つかる。遺体の第一発見者であり地元のベテランハンターのコリーは案内役として、単身派遣された新人FBI捜査官ジェーンと共に事件を追う。そこには意外な結末が待ち受けていた。
調べたところ、
アメリカ政府は先住民を同化させるため、保留地へ囲い込んだ(バッファロー絶滅政策)。
しかし全くやる気がなく管理はテキトー。
そのまま現在に至り、映画のような有様になっているらしい。
映画を観て「雪国楽しそうだな~」と思った自分が浅はかすぎた。
ジェレミー・レナーのハンター感:★★★★★
勉強になる度:★★★
Cランク:家で観てもイマイチ
映画『咲-Saki-』
■あらすじ
全国高校麻雀大会・長野県予選、決勝戦。駒を進めた4校×5人の雀士はそれぞれの思いを胸に対局に向かう。
雪崩のように襲ってくる、相手校のライバルキャラ含めたぶつ切りのエピソード。
飛び飛びの総集編みたいな感じなので全くついていけず、終始なにをやってるのかわからず頭が真っ白になる。
でも「世の中にはこんなに沢山の美少女がいるのかっ!」と思うほど美しい顔ばかりで目の保養になる。それだけで得した気分になれるから困ったもんだ。
主役だけどイマイチ目立たない浜辺美波。
胸にふざけた脂肪を持つ浅川梨奈。
ナチュラルな眉毛が可愛い山田杏奈。
対局では良いところがなく前髪ぱっつんすぎる武田玲奈。
などなど、目移りがとまらない。
しかしこの超常現象連発で地方大会レベルって、全国行ったらどうなっちゃうんだろう。
おろち
■あらすじ
謎の美少女「おろち」は100年に一度永い眠りにつくことで不老不死の体を保つ。ときには不思議な力を介入させ、人の業による悲劇を見つめ続ける。
昭和25年、おろちは門前家にお手伝いとして入り込む。門前家の女は誰よりも美しく生まれるが、29歳を過ぎる頃には化け物のように醜く朽ち果てて死んでいくという…
おろち役の谷村美月が、感情がない演技をしているせいもあるのかひどい棒読み。
美にこだわる人間の業をテーマにしていると思うのだが、木村佳乃のクセが強すぎて「これぞ美人」という正統派美人に見えない。むしろ中越典子ばかりに眼がいってしまう。
映画だけではおろちの存在が意味不明。おろち抜きのほうが普通のサスペンスとしてすっきり観れてしまう。
なんとなく「不思議な力を持ってて、事件を見届ける人なのかな」ぐらいはわかるけど、ではあの転生した人は何?
尺が長すぎる。3人の女が屋敷でゴタゴタするだけの話なのにたっぷり106分
雰囲気を出すためにやたらと間をとっているが、魅力につながっておらず間延びしている。
この内容なら80~90分で十分な気がする。
ようするに、ミスキャストと演出力不足でイマイチ魅力が伝わらない。
ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷
■あらすじ
ウィンチェスター社長の妻・サラは、夫と子供の死はウィンチェスター銃で殺された人の亡霊のたたりと信じ、亡霊から逃れるために自宅屋敷の増改築を繰り返す。結果、屋敷は部屋数500の奇怪な有様になっていた。
サラを訝しく思い、会社から追放したいウィンチェスター経営陣は、精神科医のエリックを屋敷に送り込む。
増改築を繰り返した奇妙な屋敷で一悶着あるということで期待して観たけど、普通のお化けホラーだった。
「期待外れだなー」と思いながらエンディングを観て気づいた。これ実話なのか!
調べたところ、
霊媒師の助言によって38年間増築を繰り返した結果、敷地面積24000平方メートル・72000坪・部屋数160の大豪邸になったのだとか。
さらに行き止まり階段や、入り組んだ通路、開けたらすぐに外の2階の扉といった、悪霊を封じ込めるための仕掛けを家中に張り巡らしている。
こんな怪奇屋敷なのに建材や家具は一級品で、暖房など当時としては最先端の設備も完備。
実話を調べた方がオモロイやないかい。
元ネタを調べたくなる度:★★★★★
ジョン・ウィック (&チャプター2)
■あらすじ
裏社会に語り継がれる伝説の殺し屋ジョン・ウィックは5年前に最愛の女性ヘレンと出会い足を洗った。ヘレンは病で亡くなり、仔犬だけがジョンの生きる希望となっていた。しかしある日、愛するもの全てをマフィアに奪われてしまう。怒りに震えるジョンは復讐のために独り立ち上がる。
ワンちゃん殺したらダメだわ。それは絶対ダメ。
「キャフンッ」と鳴いてめっちゃ可哀想。そら相手が何十人だろうが皆殺しよ。
下っ端マフィアが奪ってきたジョンの車を観た敵ボスが「え、アイツを襲ったの?それはアカンて!今すぐ謝らなきゃっ」と焦るのは面白い。
しかしジョン・ウィックが強い暗殺者に見えないのが問題。むしろ、どんくさく見える。
冒頭でボコボコにされてるのも印象が悪い。やっぱり弱いじゃないかと。
さらに敵も相応にどんくさいため、そいつらをいくら倒しても強く見えない。
その上でストーリーに面白味が無い。
「キアヌが変なB級映画やってるなー」って印象だけが残る。
犬好きなら共感できる度:★★★★★
こんな人におすすめ:マジメに作ったバカ映画が観たい
ねらわれた学園
■あらすじ
三田村由香はある日、自分が超能力を持っていることに気づく。由香が通う学園は勉強重視の方針で部活動の存続すら危うくなり、ストレスを感じた生徒により風紀が乱れつつあった。そんなとき、転校生・高見沢みちるが不思議な力で学園を支配していく。みちるの力に対抗できるのは由香の超能力だけだった。
学園ラブコメアニメを実写化したような雰囲気は凄く良い。
ヒロイン(薬師丸ひろ子)も健気で可愛くて良い。
しかし中盤から展開が強引で、途中からシリアスなのか何なのかわからなくなる。
さらに合成演出がテキトーすぎるので、素で観るとノリについていけず引いてしまう。
よって思い出補正が無い僕のような人は、頑張って脳内補完する必要がある。
あと長谷川真砂美さんが美人すぎてビビった。
こんな人におすすめ:ノスタルジーにひたりたい
東京難民
■あらすじ
大学生の時枝修は授業をサボり、合コンやパチンコで怠惰な日々を送っていた。ある日、父親が失踪し、授業料の未払いで大学を除籍され家賃が支払えずアパートから追い出される。ネットカフェ難民となり、ホストになり、ホームレスに転落した修は一度落ちると這い上がれない社会の仕組みを知る。
憂鬱になるだけで教訓も何もない。
でもお金に十分な余裕がある人は自分がより恵まれていると感じることができるので幸福度が上がるかも。
誰でも一歩間違うと陥る負のスパイラルを見せつけられる。他人事とは思えない。
とはいえ、主人公がイケメンなのでホストになるとすぐ人気出ちゃう時点でやはり他人事。まあそこは見てみぬフリをしよう。
たった半年で金では買えない体験をした主人公。まだ若いし一回地獄を見た人間は強いから、主人公はこの先大成するかもしれない。そうなれば本作のエピソードも武勇伝になるんだろう。
ところで、主人公が通っていた「多摩国際大学」って名称がいかにもFラン私大って感じだ。湯水の如く金を使っていたのがわかる。
僕も学生時代に使っていたお金が今になると恋しい。大学は公立だけど遠回りしたのでずいぶん金を使った。
イラストなんて学歴関係ないし、大学在学中にむしろ絵下手になったし、歳とったし。正直、大学入った意味を感じない。
学費と一人暮らしの生活費を貯蓄し、さらに4年間ガッツリ働けば2000万ぐらい貯まるはず。
資産運用の勉強をして2000万を年3~4%で回せば生活費になるから働かなくても食える。
そういう社会の仕組みが見えない情弱は食い物にされるのよ。と子供に教えてあげたい。
あと、大塚千弘のヌードがあったのはラッキー。
こういう女がホストにハマるのか~
まずパチンコをやめろ感:★★★★
エンディング後、主人公が成功しそう度:★★★★
リベンジgirl
■あらすじ
ミスキャンパス・グランプリで東大主席卒業の宝石美輝。美輝は自分の頭脳と美貌に絶対の自信を持つが、政治家一家の御曹司・斎藤裕雅にあっさり振られてしまう。プライドを傷つけられた美輝は総理大臣になって裕雅を見返す「リベンジ」を決意。しかし秘書・俊也の指導を受けるうち美輝の心は揺らぎ始める。
全体的にムリがありすぎる、凄く頭の悪い話。
主人公が小泉進次郎みたいな世襲議員にフラれてリベンジのために総理大臣を目指す!
恋のリベンジのために勉強を始めるのは名作「キューティーブロンド」と似ている。
しかし「キューティーブロンド」の弁護士を目指すぐらいがギリ納得できるラインで、政治家を目指すのはさすがにめちゃくちゃだ。
主人公は東大経済学部主席卒業だけど、頭の良い立ち回りじゃない。
物事の全体が見えておらず、むしろ行動力がズバ抜けてるだけのバカ。
でもなぜか22歳の社会経験無しでいきなり公認候補に抜擢される。その時点で「そんなバカな」とまともな大人はクラクラしてしまうだろう。
最後の街頭演説も、そこまでやったらダメだろ。誰が支持すんねん。
とはいえ設定については「まあ映画だし」と割り切って観ることができる。それが大人ってもんだ。
本作がリアリティに欠ける駄作になっている原因は、設定ではなく桐谷美玲の演技力。
終始、自分の名字をちゃんと言えてなかった。タカラァーシミキ?鷹嵐ミキ?
ミスキャストともいえる。
桐谷美玲は頭良くみえないし、高慢な印象でもない。
たしかに綺麗だけど痩せすぎてガイコツみたい。あと肌荒れてるのがわかる。
よし、次作るときの主役は俺得の小松菜奈でいこう!(アク強すぎ)
桐谷美玲の演技力:★
政治家のカス度:★★★★★
パシフィックリム: アップライジング
■あらすじ
「KAIJU」との戦争から10年。世界は平和を取り戻そうとしていた。裂け目を塞いだ英雄・スタッカー司令官を父に持つジェイクは、父の名前が付いて回ることに嫌気がさして除隊した。しかし英雄・森マコに軍への復帰を命じられる。そんなとき、シドニーの防衛軍会議に正体不明のイェーガーが襲来。新たなる戦争が始まろうとしていた。
パシフィックリムの続編。
前作はガシガシと泥臭い作風に日本のアニメ・特撮へのリスペクトが感じられて楽しかった。
対して本作は異星人が人間を使って地球侵略し、ロボvsロボで暴れるだけの映画になってしまった。
そして目に余る「中国アゲ、日本サゲ」。
黒人主人公+中国推し。ポリコレと資金事情が透けて見える。
マコがあっさり死亡。その後、中国人女が大活躍。
東京を再現する気ゼロで、ゲームに出てきそうな架空都市になっている。それを好き勝手に壊しまくり、最後は富士山にドーン!
要するに菊地凛子、東京、富士山という日本の象徴をぶっ壊したかっただけだろ。
トランスフォーマーでいえば第1作から4作目「ロストエイジ」まで一気に劣化した感じ。
東京の再現度:★
中国アゲ、日本サゲ度:★★★★★
人狼ゲーム インフェルノ
■あらすじ
「人狼ゲーム」を生き残ったと思いきや、次のゲームに参加させられてしまった紘美。参加者には事件のキーになるクラスメイトが集まっていた。紘美は本当の終わりを目指し、最後のゲームを開始する。一方、事件を追う刑事たちは、ゲームを支配する男にたどり着く。
ドラマ版「ロストエデン」の続きを描く劇場版。
ドラマから続けて観たけどついていけない。
まず、あんな子が水谷君を死ぬほど好きってのがしっくりこない。
玲奈ちゃん、急にどうしちゃったの?
サバイバルナイフで刺殺はさすがにハードル高すぎだろ。
主催者は警察にマークされてる生徒をどうやって監禁したんだ?
警察に協力者がいるとしか考えられん。
結局、刑事の動きは全くの無意味じゃないか。
最後もさ、「動くな!」って銃向けてる相手が凶器持って普通に歩いてんだから威嚇射撃ぐらいしないと。
玲奈ちゃんの刑罰ってどうなるんだろう。心神喪失?
前作と合わせて時間ムダにした感:★★★★
警察の無能度:★★★★★
人狼ゲーム ロストエデン
■あらすじ
目を覚ますと見知らぬ場所に監禁されていた紘美は、同じく監禁されたクラスメイト9名と共に、騙し合い、投票で生死を争う「人狼ゲーム」を強制される。果たして仕組んだのは誰なのか、事件の真相とは。一方、刑事の2人は捜査を開始していた。
僕は人狼ゲームについて無知。
とりあえず人狼ゲームモノの中で一番評価が高かったので観た。
武田玲奈が主役で俺得。
高校生達は状況の飲み込み良すぎで、なぜかゲームやる気マンマン。そしてクズばかり。
1話目から「コイツら全員◯ねばいいのに」と思わせてくれる。
学芸会みたいな罵り合いが続くだけで正直、つまらない。
目の前で同級生が絞殺されたらもっと取り乱しそうなものだけど、1人目からリアクション薄い。
尺の3分の1は刑事側で背景を描くが、刑事は全く活躍しない。
本作が人狼モノの中で最も評価高いことから、他がどれだけつまらないか想像がつく。
武田玲奈で俺得度:★★★
高校生のクズさ:★★★★★
クリミナル 二つの記憶を持つ男
■あらすじ
CIAエージェント・ビルが極秘任務中に死亡。彼はハッカー・ダッチマンの居場所を知る唯一の人物だった。ダッチマンを捜し出す最後の手段は、脳手術でビルの記憶を他人の脳に移植すること。その移植先に選ばれたのは、人間的な感情が無い凶悪な死刑囚・ジェリコだった。ジェリコは他人の記憶に翻弄されながらダッチマンに迫っていく。
ぼんやり観ると楽しいけど、よく考えると…
ラスボスがマヌケ。
USBメモリなんて外見で偽物と区別できないからその場で確認しないとダメだろ。
ゲイリーは木偶の坊。奥さんは飲み込みが早すぎる。
最後はなぜか過去の悪行がチャラになりハッピーエンド。
ご都合主義度:★★★★
ラスボスの間抜け度:★★★★★
エンド・オブ・デイズ
■あらすじ
1999年12月28日ニューヨーク、闇の支配者・悪魔サタンが人間に乗り移り、サタンと結ばれる運命の女性「サタンの子の娘」を探し始める。12月31日の夜にサタンが娘と交わると、地獄の扉が開かれサタンが復活する。人類滅亡の運命を変えるため、一人の男が立ち上がる。
当時、母妹と3人で観に行った。
すでに家族と口聞かなくなってたのに、一緒に映画行くのが不思議だ。
今観てもやっぱりイマイチ。キリスト教に馴染みがないからピンと来ない。
アダルトなシーンは家族で観ると気まずいだろうな~。
でも主演ロビン・タニーだ!わーい。
シュワちゃんの不死身さ:★★★
ロビン・タニーの美しさ:★★★★
モリーズ・ゲーム
■あらすじ
モリー・ブルームはモーグルのオリンピック選考大会で怪我を負い、アスリートの道を諦める。その後、セレブが熱狂するポーカーゲームのアシスタントにスカウトされ、その才覚で26歳にして自分のゲームルームを開設。しかし10年後、FBIに逮捕されてしまう。モリーの弁護士は打合せを重ねるうちにモリーの倫理観に心を打たれ、モリーとともに真相究明に乗り出す。
スパルタ教育を受けた超ハイスペック才女の実話。
実話自体は面白いけど、映画はダメだった。
時系列が前後して話がよくわからない上、とにかく冗長。
モリーのナレーションが長い長い。小説を読み聞かせているような感じ。
最終的に残る感想は「長かった~」だけ。
モリーのハイスペック度:★★★★
弁護士のキレっぷり:★★★★
網走番外地
■あらすじ
酷寒の地、網走刑務所。囚人は腰縄で数珠つなぎ、二人一組の手錠をはめられる。橘と権田はその一組。権田は脱獄を計画していたが、あと半年で刑期満了する橘は巻き込まれたくなかった。脱走計画は事前に潰され事なきを得たが翌日、権田はトラックの荷台から飛び降りる。手錠でつながれた橘も、彼と一緒に飛び出して脱獄囚とされてしまう。
刑務所入りたくねぇ~
今はもっと待遇良くなっていそう。
東映の看板シリーズ第1弾。本作は2本映画のオマケで作られたのに大ヒットし、この後二年半でシリーズ10本も作られた。
挿入歌は主演の高倉健さんが歌っている。
刑務所を美化する内容ということで要注意歌謡曲に指定され、しばらく放送禁止だったのだとか。
今見ても禁止されるような内容には見えないけど、刑務所の歌が大ヒットして繰り返しラジオで流れたらたしかに問題あるかも。
寒そう度:★★★★★
当時の空気感:★★★★
賭ケグルイ
■あらすじ
創立122年の私立百花王学園では、生徒の階級がギャンブルの強さで決まる。転校生の蛇喰夢子は、清楚な美少女の見た目と裏腹に常軌を逸したギャンブル狂であり、生徒を牛耳る生徒会にとって危険な存在となっていた。生徒会への不服従を掲げる集団「ヴィレッジ」と夢子潰しを企む生徒会は、学園史上最大のギャンブルバトルを開催する。
原作知らないので「最初から何いってんねん」という感じ。
さらにヴレッジという学生運動のような組織のせいで世界観が崩れてる。
肝心のギャンブルがテキトー。まともな心理戦が一度もない。
体育館でやってる限定ジャンケンとか酷い。暴力、覗き見なんでもあり。ゲームとして成立してない。
でも夢子さん(浜辺美波)が可愛いので原作に興味が出た
夢子さんの可愛さ:★★★★★
原作、アニメ、TV版を見たい度:★★★★
ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション
■あらすじ
アネモネは父が散った戦場の東京で人類の敵、エウレカセブンと戦う。アネモネには人類の希望が託されていた。エウレカセブンの中へ精神を送り込んだアネモネが出会ったのはドミニクという青年と、エウレカという青緑の髪をした少女。アネモネとエウレカが出会った時、新たな世界の扉が開く。
途中からエヴァを観てるような気がしてきた。
まずタイトルのデザインがエヴァっぽい。作中にもエヴァを意識したようなシーンがちらほら。
「エヴァとかラーゼフォンが作りたかったのね」
と思っちゃって「エウレカセブン」は堪能できなかった。
アニメのクオリティ:★★★★
続編の期待感:★★
日本の黒い夏 冤罪
■あらすじ
高校生の2人は、松本サリン事件報道の検証ドキュメンタリーを制作していた。唯一取材に応じたローカルテレビ局「テレビ信濃」の報道部長達から誤報につながった原因が語られる。
ずっとマスコミの言い訳を聞かさているような、変な感じ。
調べたところ、
「サリンはバケツと農薬でつくれる」とコメントしたのは常石敬一氏。
旧日本軍の化学兵器を研究していたのでマスコミのお気に入りだが、実は毒ガスについて素人。冤罪を助長したのに現在まで謝罪なし。
納得感:★★
マスコミ&常石敬一氏への不満度:★★★★★
グリーン・インフェルノ
■あらすじ
過激な慈善活動をしている学生活動家グループは、企業の森林伐採により迫害されている原住民のヤハ族を救うため現地へ乗り込む。作戦は成功したが、乗った飛行機がエンジントラブルを起こし墜落。生き残った学生は助けを求めるが、そこにいたヤハ族は食人族だった…
作品はイマイチだがAmazonの最上位レビューが面白かったので、観た後はぜひ読んで欲しい。
「調子乗った学生が原住民に襲われてざまぁ」で終わるだけのグロ映画だからどうせ大した話ではないだろう。
と思っていた自分も作中の登場人物と同じように偏見を持っているんだなーと気づく。
ヤハ族の恐怖:★★★★
イキった学生ざまぁ度:★★★★★
サウスポー
■あらすじ
ビリー・ホープはボクシングの世界ライトヘビー級43戦無敗のチャンピオン。怒りをエネルギーにする過激な殴り合いのファイトスタイルが人気。このままではビリーが廃人になってしまうのではと危惧した妻のモーリーンは、ビリーを休ませることにした。しかしライバルに挑発されたビリーの怒りが、悲劇の引き金となる。
まず邦題が雑すぎ!
感動する要素は揃ってるけど、なぜか感動しなかった。
主人公が最悪の事態を招いた自分の未熟さと対峙する話。
だが転落した原因が主人公のせいと思えない。
ただの殺人事件やん。挑発されたらそりゃ怒るだろうし。
これで「お前のせい」とか言われてもな~。
いくら意気消沈しているとはいえビリーのテクニック面はさっぱり。
これで43戦無敗はムリだろ。43戦全て、怒りのエネルギーで勝ってきたのか?
内面とボクシングの描写、どちらも納得感がない。
邦題:★
ビリーのテクニック:★★
ラストスタンド
■あらすじ
元ロス市警の保安官・オーウェンズは田舎で静かな日々を過ごしていた。ある日、「麻薬王が改造車を駆り時速400キロでそっちに向かっている。君の街を通過するが手をだすな」というFBIからの電話が入る。しかしオーウェンズの田舎でも麻薬王絡みの事件が発生し、オーウェンズは奮起。素人同然の仲間でチーム「ラストスタンド」を結成し凶悪集団との決戦する。
細かいことを気にしたら負けなバカ映画。
僕はついていけない。
犯罪者を木っ端微塵にして「ふぉふぉっー!」って、敵も人質をとられて仕方なくやってるかもしれないのに…
・2つの事件の絡ませ方がムリヤリ
・装甲車を正面から大破させる、硬すぎるコルベットZR1
・リボルバー1丁の相手にガトリングガン持ってる方が逃げる
など色々気になる。
てか警察はコルベット一台も止められないの?
バカ度:★★★★
コルベットZR1の戦闘力:★★★★★
Dランク:わりと苦痛
クワイエットルームにようこそ
■あらすじ
自堕落なライター・佐倉明日香は、目が醒めると白い部屋に拘束されていた。そこは閉鎖病棟の通称「クワイエットルーム」。病棟には個性的な患者と冷酷ナースによる非日常的な光景がある。明日香はなぜここにいるのか、果たして日常に戻れるのだろうか。
妄想の話なのかと思ったら全部現実?
意味がわからない上にとにかくテンポが悪くてツラいっ!
これ以上の感想が出ない。お金貰って観たとしても、観たことを後悔しただろう。
監督・松尾スズキ氏は劇場演劇では有名な方だそうで。
たしかにダルい演劇の感じだ。そういうのが好きな人にはハマるのか?
重力ピエロ
■あらすじ
大学院生の兄と、自分がピカソの生まれ変わりだと思っている弟。母の死から数年後、父と兄弟の3人は実家に集う。市内では連続放火事件が起きていた。兄弟は火事を予見するような謎の落書きと、街に帰ってきたある男を追う。そのうち、家族の辛い過去がよみがえる。
小説は未読。
「衝撃のミステリー」というわりに意外性ゼロ。むしろそのまますぎて意外だった。
連続放火・殺人の重犯罪を正当化、隠蔽して「最強の家族」ってのはちょっと納得できない。
あのお父さんなら全てお見通しで、息子の罪を放っておかないと思うけどなぁー。
全体的に雰囲気で誤魔化そうとしている。
そのわりに編集がぶつ切りで、ちょうど感動しそうになったタイミングでBGMが終わったりするのが興ざめ。
雰囲気で誤魔化すのは別に良いけど、誤魔化しきれていない。色んなことが頭に引っかかりまくる。
弟が自分をピカソの生まれ変わりだと思っている意味がわからない。
やたらガンジー、ガンジーと言っているが、これも意味がわからない。
ガンジーについて調べるとけっこう過激な運動、発言が見られる。ガンジーの主張は簡単にいうと「暴力より非暴力主義の優れている。でも無抵抗よりは暴力の方がはるかにマシ。」って話。
ってことはつまり、暴力で抵抗しろというメッセージを受け取っていたんだろうか。
結局、最後まで観てもタイトル「重力ピエロ」に納得感ゼロなのが駄作の証明。
どんなに意味不明な内容・タイトルでも双方のイメージが一致すれば腑に落ちるものだ。
「DISTANCE」「蛇のひと」「羊と鋼の森」とか意味わからんけど観ればなんかわかる。
対して本作を観た上でタイトルから読み取れるのは「弟はジャンプが得意」ってことだけだった。
JKにナンパされてる弟(岡田将生)がうらやましい度:★★★★★
一命
■あらすじ
江戸時代初頭。貧しい浪人が大名屋敷で切腹を申し出て、面倒を避けたい屋敷の人間から金品や士官の口をせしめる「狂言切腹」が流行していた。井伊直孝の屋敷に狂言切腹を申し出た千々岩求女という若い浪人は、狂言切腹を見破られ実際に腹を切らされた。その後、津雲半次郎という初老の浪人が現れて切腹のため玄関先を貸して欲しいと言うが…
時系列を前後して話が展開する。
「①海老蔵→②瑛太の切腹→③さらに過去(貧困にあえぐ)→④海老蔵」の順。
③が長いのなんのって。1時間丸々、貧困にあえぐだけのシーンが続く。
ここの時間半分にしてくれたらサクッと観れたのに。
どこかトンガッた満島ひかりのせいなのか、撮り方が悪いのか、時間を使ってるわりに全く入り込めない。
しかも引っ張って引っ張って、たいしたオチが無い。
いくら悔しいからって、あの発散の仕方は無いわ。
暴れてるだけで何が目的なのかわからないし、共感できない。
これでは自暴自棄になって暴れ回るヤカラと変わらないじゃないか。
海老蔵が強すぎるのも不自然。
竹光であの数と渡り合えるなら闇討ちすれば1人で全員いける。金持ちを狙った強盗も楽にこなせる。その強さを活かして御前試合とかで優勝すればどこかに士官することもできるだろう。
そうしない理由がわからない。
自分の生き方が、大事な人の命よりも重要だというならそれこそただの逆恨みだ。
あと、海老蔵のセリフが全く聞き取れない。これがリアルな芝居?
よく見ると監督・三池崇史だった。
やっぱこんな仕上がりになるよな。納得。
こんな人におすすめ:わかりやすい時代劇を二倍速で観たい
白蛇伝
■あらすじ
白蛇の精・白娘は幼い頃可愛がってくれた許仙のことが忘れられず、美しい娘となって彼の前に姿を現す。二人はすぐに恋におちるが、それを知った法海和尚は許仙の身を案じ、法力で恋を妨げる。
日本初のカラー長編アニメ。
宮崎駿がアニメ業界に入るきっかけになった作品なんだとか。
歴史的価値があるのはわかる。公開当時に観たら魅了されるのもわかる。
水墨画のような絵が綺麗だし、ディズニーのフルアニメみたいな動きもクネクネと滑らかで美しい。
しかし面白いかというと…めちゃくちゃ眠い。
本筋と関係ない動物のやりとり、少々スベってるナレーションも眠い。
ストーリーはというと、おせっかいなオッサンがひたすら2人の恋を邪魔するという、悪者が誰一人いない、もどかしい話。
当時を知る大人やアニメ研究家が観るには良い。
しかし文部省選定とかで本作を高尚なものとし、公民館で子供に見せるのは違うんじゃないかと。
それは老人の自己満足だ、勘弁してくれ。たぶん今どきの子供は「つまらない」という感想しか持てない。
同時期なら初代ゴジラ(1954)の方が断然面白いから、ゴジラをスクリーンで見せてほしい。
歴史的価値:★★★★★
眠さ:★★★★★
ヒーローマニア -生活-
■あらすじ
コンビニバイトのフリーター・中津は、異常な身体能力を誇るニート・土志田に出会い、暴力により悪を裁く活動を始める。さらに定年間近のサラリーマン・日下、女子高生・カオリを仲間にして自警団を結成。やがて自警団は巨大な組織に成長するが、その流れの中でメンバーの絆は揺らいでいく。
当然、小松菜奈が目当てで観た。
世の中に不満を持つ、社会的には底辺とされる人が自警団を結成し、鉄ヨーヨーやカナヅチで暴力をふるいまくるという話。
主人公達が暴力に対する引け目を感じていないのは、こちらとしては引く。
主人公側の暴力がイカつすぎ。特にトンカチはヤバいだろ。頭蓋骨陥没して死ぬって。
暴力、暴力、暴力でメッセージも何もなく中身空っぽだけど、起承転結の「転」までは観れた。
しかし「結」にあたる後半部分があまりにもくだらない。そのため全体を通して「つまらない」という印象が残る。
目当ての小松菜奈が可愛いのは良かった。
2つくくりで、珍しく眉毛全開で登場する。(後半はいつもの髪型)
もうどんだけ顔小さいんだと。その美しいプロポーションが物を言う、最後のキメポーズを拝めただけでも本作を観た意味があった。
と、せっかく最後まで観たので思い込みたい。
船越英一郎のスベリ度:★★★★
マネしてはいけない度:★★★★★
交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1
■あらすじ
スカブコーラルと人類の戦いが巻き起こした世界の危機「サマー・オブ・ラブ」。その危機から世界を救ったのはアドロック・サーストンだった。10年後。アドロックの息子・レントンはビームス夫妻の養子として暮らしていた。家を飛び出したレントンは様々な人との出会い、別れを経験する。
冒頭29分のみ新規作画。
最初から意味がわからない怒濤の展開でついていけない。ちゃんと順を追って説明してくれ。
どうせやるなら「サマー・オブ・ラブ」の経緯を1作かけてじっくり描いて、冒頭30分を最後に持ってこいよと。横着すな。
29分からはずっとTV版の使い回し。アスペクト比までそのまま。
その編集も酷い。
10日前、6日前と何度も何度も時系列を前後ゴチャゴチャにし、さらに途中オシャレなテロップが入ってテンポを損ねる。ついていけない。
使いまわしが始まってから10分ぐらいでブラウザ閉じたくなった。
最後まで観てもカタルシスも何もない。憂鬱なだけ。
本作に色々と意義を見出すことはできるかもしれない。
しかし、TV版を知っていても感情が1mmも動かない時点でやっぱりダメだと思う。
エウレカセブンは、トップをねらえ2!のような、エヴァのような、ガンダムのような、何だかよくわからんものになってしまった。
新しいことにチャレンジする志は立派だと思うけど、それなら新規タイトルでやるのが筋だと思う。
「ポケットに虹がいっぱい」はギリ許せると思ったけどもうダメだ。
これ以上、エウレカセブンをいじり倒すのはやめてくれ。
冒頭29分間の見応え:★★★
思い出クラッシャー度:★★★★★
ディストラクション・ベイビーズ
■あらすじ
泰良は繁華街で喧嘩を続けていた。高校生からチンピラまで、強そうな奴に片端から喧嘩を売る。相手が何人でも、負けても勝つまで喧嘩を続ける。そんな彼の獣のような姿に魅せられた高校生・裕也は泰良を利用し、無差別な暴力をふるう「ノックアウト・ゲーム」を始める。
柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈という素材は最高級で、それぞれいい味を出してる。
しかし、そもそも何なんだこの話は。
最初から最後まで頭おかしい奴(柳楽優弥)がめちゃくちゃするだけ。息を吸うようにグーパンで殴る。
さらに菅田将暉が最低クズ野郎。無抵抗な女を思いっきり殴る。
こんだけのことをやって、動画アップまでして指名手配受けるのを予測できないのはバカすぎだろ。
今どきの高校生はそんなにバカじゃない。もっと狡猾なはずだ。
顔見られてるし、監視カメラに映ってるし。
柳楽優弥はともかく菅野の家族や友人は何してんだと。すぐ特定されるだろ。警察は無能か?
観てるうちに気分が悪くなってきた。
これ観てスカっとするというか、救われる人がいるのか疑問。
ただ、小松菜奈ファンとしては見逃せない作品。
キャバ嬢、口にテープ貼られて乱れまくり、平手打ちされ、胸を揉まれ、メイクどろどろになりながらキレて罵声を吐く。
こんな小松菜奈が観れるのは本作だけ!
観たくなかった気もするけど。
不愉快度:★★★★★
小松菜奈ファンなら見逃せない度:★★★★★
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章
■あらすじ
杜王町に転校してきた広瀬康一は東方仗助に助けられ、仲良くなる。町では怪死事件が続発していた。仗助はその犯行を偶然邪魔したことで、凶悪犯・アンジェロの標的となる。
「小松奈菜を追ってるならコレを観ろ」と彼女に言われたので、「お前がジョジョ好きなだけだろ」と思いながら観た。
一応、原作のジョジョ4部は全巻読んだけど、めちゃくちゃ飛ばし読みしたからストーリーは全く覚えていない。
そもそもの話をすると、
ヤッターマン、忍たま乱太郎、逆転裁判、テラフォーマーズの三池崇史に期待する方が間違ってる。
原作モノなら駄作に決まってる。本作も酷い。
キャラ全員頭悪くて、さらに頭悪いチンピラが出てくる、いつものパターン。
なんか雰囲気がしみったれてて暗い。湿度高そう。
原作はもっとカラッとしてたような気が。
間延びしすぎ。
とにかくモタモタしており、ストーリーはおろか一体何を見せられているのかわからなくなってくる。眠い。
目当ての小松菜奈の出番が少ない、魅力が出てない。スタンド発動もない。
山崎賢人の演技力大丈夫?
「外科医に取り出してもらうんだなっ!刑務所のビョーインデッ!」
これ本当に続編作るの?
小松菜奈の出番:★★
続編の期待感:★
溺れるナイフ
■あらすじ
人気モデルの望月夏芽は、田舎町に引っ越してきた。退屈でウンザリしていた夏芽は、神主一族の末裔・長谷川航一朗と出会い「体を貫くまばゆい閃光」を感じる。惹かれあい、付き合い始める2人。しかし夏祭りの夜、全てを変える事件が起きる。
小松奈菜の作品を追ってるから観たが、これは意味わからん。
たしかに素材は良い。しかし話の80%は想像で補う必要がある。
映画というか、原作を舞台にしたイメージビデオ。
小松奈菜ちゃんじゃなかったら絶対途中で観るのやめてるからな!
ところで、少女マンガっていつもレイプされてね?
そして男は金髪ヤンキー。恋空と同じやん。
小松菜奈のセクシー度:★★★
菅田将暉のセクシー度:★★★★★
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
■あらすじ
百年以上前、謎の巨人により文明は崩壊。生き残った者は巨大な壁を築き、その内側で100年間平和に暮らしていた。しかしその壁も超大型巨人によって破壊され、巨人が壁の中へと侵入し大惨事となる。それから2年、人類は壁を修復し、対巨人兵器で武装した調査団を結成して壁外調査へ向かう。
開始数秒で「なんか違う」と思っちゃう。
日本人なのにエレン、アルミンとか言ってるのが滑稽で、安い演劇みたい。
長谷川博己と石原さとみのキャラが痛い。
シン・ゴジラといい、石原さとみは変な役ばかりやらされてるな。
終始「俺は何を観せられているんだ?」感。
グロだけリアルでただ不快。
だからといってどう作れば良かったのかと問われると困る。
実写化したのが間違い、としか言えない。
巨人のCGは頑張ってるけど、やっぱり漫画・アニメでしか表現できないことってあるんだなと。表現力のギャップを感じる。
長谷川博己のムダ使い度:★★★★★
続編の期待感:★
復活の日
■あらすじ
1983年、米ソ冷戦は雪解けに向かいつつあった。一方、化学兵器として作られていたウィルスがマフィアにより全世界にばら撒かれてしまう。ウィルスは世界中を覆い、各国の南極基地だけが最後に残る人類となりかけていた。しかしその南極基地にも、自動報復装置による核ミサイル攻撃の危機が迫っていた。
生頼範義さんの表紙絵につられて観た。
「どうやったらこんなに退屈な映画が撮れるんだ?」と思うほど退屈。
2時間36分、外人がグタグタと英語を喋り続けるだけ。これ日本の映画じゃないの?
開始30分で眠気が。
時間をムダにしたくないなら、ラスト17分前から観るのがオススメ。
生頼範義氏のポスター:★★★★★
外国人の演技:★
さくらん
■あらすじ
両親を亡くした少女は、吉原の遊女屋に売られてきよ葉と名付けられる。何度も脱走を試みるきよ葉だが、やがて花魁になることを決意する。美貌と気性の強さで売れっ子となった17歳のきよ葉は、お客として来た青年・惣次郎と恋に落ちるが…
これ、当時は美術予備校の女の子がみんなで観に行ってた。
現代美術でもてはやされてる蜷川実花と、女子中高生のカリスマ椎名林檎。
「こういうの好きな思春期の痛い女ざまぁ」と言うしかない。
とにかく土屋アンナが役に合ってない、色気がない、魅力がない、超大根。
これのどこが生まれ持った美貌なんだ?
女子中高生は騙せても俺達は騙せないぜ!
蜷川実花の色使い:★★
土屋アンナの大根度:★★★★★
クローズド・ノート
■あらすじ
小学校教師を目指す女子大生・堀井香恵は、引越してきた部屋で1冊のノートを見つける。ノートには新任の小学校教師が生徒と向き合い奮闘する姿が描かれていた。
沢尻エリカの舞台挨拶の方が有名なやつ。
教師が不愉快で観ていられない。
「同級生を家族だと思え」とか言われたらそりゃ心閉ざすわ。
こういう、自覚なく他人を追い詰める善人が1番キツい。
なんだよ「心の力」って。真綿で首を絞められたように息苦しいじゃないか。
偶然が重なりすぎな他、話が不自然でクサい。
・謎な男をすぐ自宅に入れる
・いつの間にか消えるストーカー男
・不登校の子が歌いながら登場
・人の個展で勝手なことを話し続ける
・紙飛行機でゴミ散乱
そして駄作にありがちな長い尺(200分)。
こんな映画に出たら、そりゃエリカ様もキレるわ。
教師の不愉快さ:★★★★★
作中のキャラと記者会見のギャップ:★★★★★
グランド・マスター
■あらすじ
1936年、中国武術協会の長、北の八掛拳の宗師(グランド・マスター)が引退を表明。宗師は流派統一を目指し、北の跡継ぎを指名すると同時に南にも後継者候補を出すよう求める。南の流派は詠春拳のイップ・マンを代表にする。一方、宗師の娘・ルオメイは父の反対を押して北の候補者として名乗り出る。
チャン・ツィイーをまったり観るだけの作品。
「HERO」とかで一時期流行ってたスローを多用するワイヤーアクション。演舞のように綺麗だが、やるかやられるかの見ごたえは無い。
軸がないストーリーとやたら間をとる演出で、誰が主軸なのかわらないまま終わる。
日本軍の悪者感:★★★★
スローの多さ:★★★★★
秘密 THE TOP SECRET
■あらすじ
近未来。脳の視覚情報を映像化する技術を使う警察内特殊捜査機関「第九」は天才刑事・薪剛に率いられいた。第九に配属された青木は一家惨殺事件の死刑囚の脳を「見る」ことになる。そこに映っていたのは意外な真犯人だった。
3時間がこんなに長く感じるなんて。
このつまらなさ、マジか。つまらない上に尺が長い。
ずっと暗くて冴えない空気が続き、登場人物の誰より観客がイライラする。
イケメン2人がシリアス風な演技をしてるだけ。
せめて尋問シーンで
「今すぐ私に乗っかりたいんでしょ?」
「いいかげんにしろ!なんでわかった!」
ぐらい言ってくれたら笑えたのだが。
タイトル画像の期待感:★★★★
イケメン度:★★★★
亜人
■あらすじ
事故にあった永井圭は、新人類「亜人」であることが発覚する。圭は亜人を研究対象とする国家に追われ続け、実験のモルモットにされる。亜人最凶のテロリスト・佐藤に助けられる永井だが、冷酷非道な佐藤からも命からがら逃げ出す。やがて永井は佐藤を倒すことを決意する。絶対に死なない男同士の戦いが始まる。
特に何が面白いわけでもないスタンドバトル。
綾野剛の変なキャラ作りの結果、演技が下手に見える。
原作だと「世界中の戦場で戦ってきた中年の男性」なんだとか。そりゃ配役に無理があるわ。
説明的な描写を省略してるのにやたら間延びしてる。
中盤が耐えられず1時間でリタイア。
綾野剛のミスマッチ度:★★★★
中盤からの眠さ:★★★★★