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映画 ゴジラ

【おすすめ記事】ゴジラ映画の感想/評価【全28作】あらすじ・見どころ解説

投稿日:2019-07-03 更新日:

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ゴジラ映画は全部で何作あるかご存知ですか?

なんと28作もあります!
(ハリウッド、アニメ、シン・ゴジラ除く)

28作全て観るのは大変ですし、各作品の特徴を手っ取り早く知りたい方も多いのでは。
そこで全てを観賞してきた私ヤギが、全作の魅力をガッツリ&わかりやすく紹介していきますよ!

各作品説明の下に個別記事へのリンクを貼りましたので、さらに詳しく知りたい方はそちらをクリック。
とはいえガッツリ紹介した結果、個別記事にはかなりのネタバレを含んでいます。その点はご了承ください。

 

ゴジラシリーズは大きく分けると3期あります。

・昭和シリーズ:初代~メカゴジラの逆襲
・平成vsシリーズ:ゴジラ (’84)~vsデストロイア
・ミレニアムシリーズ:ゴジラ2000~FINAL WARS

昭和シリーズは作品が多いので、
「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」以降は後期昭和ゴジラと呼んでいます。

 

作品説明すら読むのが面倒な方向けに「おすすめ度」を決めてみました。
作品名横のカッコがおすすめ度です。評価基準は以下のとおり。

【S】とりあえず観るべし
【A】良作
【B】楽しめるけど好みが分かれる
【C】退屈
【D】これはヤバい

オススメの作品だけ知りたい方は、記事終わりの目次「結論:オススメのゴジラ映画は?」まで飛んでください。

 

■こちらの記事もどうぞ

ゴジラのゲームについて知りたい方はこちら↓

 

歴代ゴジラの強さを比較してみた↓




昭和シリーズ

ゴジラ(初代)【S】

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■あらすじ

調査団は大戸島で巨大な怪獣を目撃する。それはゴジラと命名された。

ゴジラは東京を襲撃。
鉄条網や通常兵器による迎撃は無力で為す術なく東京は焦土と化す。

芹沢博士が密かに開発していた「オキシジェンデストロイヤー」はゴジラを倒し得るかもしれない。しかしそれは悪用されればゴジラ以上の災厄になる可能性があった。

公開:1954/11/03

 

もはや説明不要。娯楽特撮の原点です。

戦争の記憶が残る、原点にして最恐のゴジラ。

ただデカいだけの怪獣ではない、おどろおどろしさがあります。
粗い白黒画面ということもありゴジラの姿がはっきり見えません。動きがぎこちないのも恐い。まるで黒いオバケ。

 

人間のリアクションが生々しいのも特徴。

見たことがないゴジラに戦争体験を重ね合わせていたのか、演者が本気で恐怖の対象から逃げています。真剣さが2作目以降とはまるで違う。
これが「初代ゴジラには戦争の記憶が残っている」といわれる所以。

 

当時の記憶や空気が乗った初代ゴジラは、ゴジラ映画の中でも別格といえます。
終戦から9年でこんなの作るんだからそりゃ世界も驚くわ。

 

ゴジラの逆襲【C】

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■あらすじ

2体の巨大怪獣が目撃される。
1体はゴジラ、もう1体の新怪獣は「アンギラス」と命名された。

オキシジェン・デストロイヤーは葬られたのでゴジラを倒す手段はない。
ゴジラを市街地から遠ざけるしか対策はなかった。

しかし爆発事故がきっかけでゴジラは大阪へ、あとを追うようにアンギラスも上陸。2大怪獣の戦いが始まった。

公開:1955/4/24

 

「ゴジラの逆襲」は初代の大ヒットを受けて制作され、たった5ヶ月後に公開された続編です。
ちなみにモノクロのゴジラ映画は初代と本作だけ。

初代からたった5ヶ月後の公開ということで作りは粗め。

中盤にゴジラと暴竜アンギラスが大阪で激突!
ここまでは良作です。しかしその後が謎展開。

焼け野原になった大阪を背景に笑いが絶えません。その後、北海道に移った後の話が30分も続きます。

簡単にいうと、
・2大怪獣が激突する前半
・ゴジラを倒す後半
の二部構成みたいな作り。

この後半がとにかくダルくて、怪獣決戦の印象が薄れているのがもったいない。

初代とセットで観ると「たった5ヶ月でずいぶんノリが変わったなー」と感じます。

 

キングコング対ゴジラ【S】

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■あらすじ

テレビ番組の話題作りのためにファロ島へ派遣されたスタッフは魔神キングコングを目撃する。

一方、北極海ではゴジラが復活。日本へ向けて南下を開始した。

「キングコングとゴジラはどっちが強い?」という企画のためにキングコングを日本へ運ぼうとするスタッフ達。

日本に上陸した2大怪獣は本能に導かれるように激突する。

公開:1962/8/11

 

観客動員数1255万人を記録した怪獣映画史上最大のヒット作。

久しぶりのゴジラ映画ということで気合が乗っています。

ミニチュアやエキストラの多さが豪華。
怪獣バトルの面白さも歴代屈指。

動ける体型で躍動感があるキングコングと、どっしりしたキンゴジの対決は躍動感があります。
2体の特徴を活かした色んなアクションを見せてくれるので最後まで飽きません。

 

人間ドラマはお気楽ムードでコミカルなノリ。

とはいえ蛇足にはなっていません。よく見ると端々までフラグになっており、一切ムダが無く完成度が高い。

 

2大怪獣のネームバリューに負けない傑作
この進化を見せつけられたら、そりゃ子供から大人まで怪獣に夢中になるわ。

 

モスラ対ゴジラ【S】

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■あらすじ

台風の後、海岸に巨大な卵が漂着する。
卵を買い取ったハッピー興行は、観光施設「静之浦ハッピーセンター」の建設を始めた。

人間達の前に小美人が現れ「モスラの卵を返してほしい」と訴えるが聞き入れられない。

一方、名古屋にはゴジラが出現し、街を蹂躙する。

ゴジラを止めるため、モスラは寿命が近い身を押して日本へ飛び立つ。

公開:1964/4/29

 

日米スター対決が実現した後は東映スター対決。
前作に並び、昭和ゴジラ最高傑作といえる出来。

 

お金の流れを通じて社会の構造が描かれているのが秀逸なところ。
立場の違う3者がそれぞれ思惑を持って動いています。

 

特撮は前作からさらなる進化を遂げ、1つの完成形といえる出来。
モスラの動きは歴代最高にリアル。東宝特撮史上最高のモスラと評判です。

 

モスゴジは前作キンゴジと並んで人気のモデル。

イカつい顔なのに歴代ゴジラ屈指のドジっ子なのが可愛い。
「出るか、出るか?」と思わせ、いったん静まってからの尻尾ドーン!
は特撮の歴史に残る名シーン。

 

怪獣バトル、人間ドラマ、社会風刺の面白さ。
どれもシリーズ最高レベルの傑作です。

 

三大怪獣 地球最大の決戦【A】

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■あらすじ

金星人を名乗る女性が現れ、キングギドラの襲来、ゴジラ、ラドン出現を予言する。

予言は的中し3体の怪獣が現れた。
キングギドラが日本を破壊して回る一方、ゴジラとラドンが戦い始める。

幼虫モスラの「みんなで力を合わせよう」という説得を始めは拒絶する2体だが、キングギドラに単身で戦いを挑むモスラを見て心を動かされる。

公開:1964/12/20

 

キングギドラ初登場&ゴジラが初めて人間側につきました。

ストーリーは「ローマの休日」の影響が強いのだとか。
しかし、金星人の意思に目覚めた王女が大衆にキチガイ扱いされる展開は意味不明です(笑

 

ゴジラ・ラドンを説得する幼虫モスラ。幼虫のくせにコミュ力が半端じゃないのが笑う。

怪獣バトルは「地球最大の決戦」というわりにサッカーのように岩を蹴り合ったり戦い方がコミカル。3体がしっかり協力しているのもなごみます。
キングギドラの首のクネクネ感が素晴らしい。これぞ操演の醍醐味。

 

本作のヒットが昭和ゴジラの方向性を決定づけました。
以降、ゴジラ映画は良く言えばカジュアル、悪く言えば粗製乱造スタイルになります。

 

怪獣大戦争【A】

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■あらすじ

196X年、宇宙船パイロットは新衛星XでX星人と出会う。

X星人はキングギドラのせいで地下生活を強いられていた。
X星人はガンの特効薬を交換条件にして地球怪獣のゴジラとラドンを借りたいと申し出る。

地球は歓迎ムード一色となり交渉は成立。

X星に運ばれた二大怪獣はキングギドラを撃退した後、X星人が本性を現す。

公開:1965/12/19

 

人間vs宇宙人のSF大作という感じの作品。
タイトルに「ゴジラ」が入ってないのも納得です。

オープニングとクライマックスで流れる「怪獣大戦争マーチ」が超名曲。

 

主人公達が地球・新衛星X間を2往復したりと見どころ盛りだくさん。
なんとゴジラとラドンが宇宙へ行きます。

X星人のビジュアルと科学力が強烈で印象的。
「我々は脱出する!未来に向かって脱出する!まだ見ぬ未来に向かってだ!」
と言う最後の瞬間は壮絶。

 

ゴジラ映画だと思わず、SF大作だと割り切って観れば楽しい作品です。

特筆すべきはヒロインの沢井桂子さん。
54年前なのに今の感性で観ても抜群に可愛いくて驚きます。
この可愛さを1人でも多くの方に見ていただきたい。

 

ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘【B】

 

■あらすじ

行方不明の兄を探す青年達4人はエビラに襲われながらも命からがら南海の孤島レッチ島に流れ着く。

この島は秘密結社「赤イ竹」の工場となっていた。

脱走して来たインファント島の娘と出会い、話を聞いた4人は、赤イ竹の悪事を阻止するため行動を開始。落雷でゴジラを復活させる。

ゴジラとエビラは海を舞台に壮絶な戦いを始める。

公開:1966/12/17

 

南国を舞台にしており、明るい作風。
遭難した4人が謎組織の陰謀うずまく南国の島を、コメディをまじえた楽しげな雰囲気で探索します。

海の怪獣エビラが登場。茹でる前から既に赤いです。

 

ゴジラ色は薄め。
ゴジラはたまたま島の近くにいるだけで話題にも出ません。

元々はキングコングが主役の脚本だった影響で、性格もゴジラっぽくない。
陽気で女好きなキャラになっているので、ゴジラがキングコングに見えてきます。

 

総じてゴジラ映画を観ている気がしませんが、それを気にしなければ楽しい作品。
ゴジラをキングコングだと思って観ればOK。ゴジラだと思ってはいけません。

ちなみにモスラはラスト5分前まで動きません。

 

怪獣島の決戦 ゴジラの息子【B】

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■あらすじ

ゾルゲル島では気象実験「シャーベット計画」が行われていた。

しかし謎の電波により実験は失敗。島は異常気象になってしまう。

異常気象により変異した怪獣カマキラスは大きな卵を発見。
生まれた幼体「ミニラ」にカマキラスが襲いかかるところへゴジラが現れ、幼体を連れ帰る。

こうしてゴジラとミニラの親子生活が始まった。

公開:1967/12/16

 

タイトル通り、ゴジラの息子であるミニラが登場します。
初見では「このグレー色の醜いカタマリが息子?」とあ然とすること間違いなし。

ブサイクで動きがぎこちなく鳴き声も哀れ。
それでも頑張ってゴジラについていこうとするミニラが最後には愛おしくなります。

 

楠見博士(高島忠夫)率いる探索隊はわかりやすいバカキャラ揃いでみんなノイローゼ気味。
こんな状況の中、隊長がどうチームをまとめていくのかが見どころです。

特撮の見どころはクモンガ。
20人がかりでアゴ2本、足8本の躍動感あふれる動きを表現。

 

ラストの雪の降る中で抱き合うゴジラ親子は良い画です。
やはりゴジラ映画としては賛否分かれますが、娯楽映画として見ごたえがあり楽しめます。

 

怪獣総進撃【B】

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■あらすじ

20世紀末、人間は怪獣たちを小笠原諸島(怪獣ランド)に集めて管理していた。

しかし怪獣ランドに突然謎のガスが充満。その後、逃げ出した怪獣たちが世界各地に出現して街を破壊する。

洗脳された怪獣ランドの職員によって怪獣がリモートコントロールされていることを突き止めたとき、職員たちを操るキラアク星人が姿を現す。

公開:1968/8/1

怪獣対決路線の総決算、オールスター的な作品。

なんと怪獣が11体も登場。
おなじみの怪獣たちが日本を飛び出し世界各地で暴れます。
海外の建物が壊されるのは日本特撮史上初。

今風にいうと怪獣アベンジャーズ。世界よ、これが特撮だ!



おそらくゴジラ映画史上最も未来の話。
近未来だけあって、人間の科学力も宇宙人に負けていません。
宇宙艇「ムーンライトSY-3」の活躍が光ります。

決戦での、キングギドラのボコられ方が酷すぎて必見。
首3本、尻尾2本それぞれ痛めつけられて見るに堪えません。

 

最後の怪獣映画のつもりで作っただけあり、出し惜しみ無しで豪華な作品。
やはりゴジラの存在感が薄いのですが、SF大作として観れば満足できます。

 

ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃【D】

 

■あらすじ

いじめられっ子の小学生・一郎は、両親が共働きの鍵っ子。

一郎の楽しみは空想の中でゴジラ達に会うこと。
ミニラと出会った一郎は、いじめっ子怪獣ガバラをガキ大将に重ね合わせミニラを応援する。

一方、現実世界では強奪犯の免許書を拾って犯人に追われることに。
犯人は免許書を取り返し、一郎を人質に取ろうと企てる。

公開:1969/12/20

 

怪獣シーンはなんとすべて空想というファンタジックな作品。

空想世界と現実の強奪事件が交互に展開します。

・人間ドラマは限られた登場人物と狭い範囲で展開
・特撮部分は使い回し

このようにドラマ・特撮の両方で低予算を突き詰めた設定。

そんな中、当時の社会的な話題「公害問題」「鍵っ子」「児童誘拐」を描いています。

 

一見ハートフルな話なのですが、イチロー君が健全に見えないのですっきり観れません。
現実世界での危険行動が目立つイチロー君の空想癖に引く。

「空想の力で凶悪犯に立ち向かう子供は健全なのか?」
とマジメに観るとモヤっとします。
突っ込みどころ満載なので、斜めから目線で突っ込みながら鑑賞するのがオススメ。

 

ゴジラ対ヘドラ【B】

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■あらすじ

汚染が進む海でタンカーが謎の生き物に襲われる怪事件が相次いだ。

ヘドラと命名された生物は工場排煙を求めて上陸。
そこへゴジラが現れ2体は激戦を繰り広げるが決着がつかない。

ヘドラは成長を続け、硫酸ミストの被害が拡大。深刻な社会問題となる。

巨大化したヘドラが富士山麓に出現。そこにゴジラ現れ最終決戦が始まる。

公開:1971/7/24

 

公害問題を前衛的に描く怪作。

極限の低予算を逆手に取ったような割り切った演出が今観ると新鮮。

「水銀、コバルト、カドミウム~♪」
といきなり気持ち悪い映像とサイケデリックな主題歌「かえせ!太陽を」から始まってド肝抜かれます。

ゴジラ映画の枠を超えた表現は、まるでウルトラマンの1エピソードを観ているかのよう。

 

個人的に「戦いたくない怪獣ナンバーワン」だと思う公害怪獣ヘドラが登場。

ゴジラは左目を潰され、左手白骨化、喉をやられてボロボロにされたあげくヘドロで生き埋め。
観ているこっちが息苦しくなります。

 

「メッセージ性を取り戻す」という意味では原点回帰といえるのかもしれません。
当時の時代背景を知る上でも観る価値のある一作。

 

地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン【D】

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■あらすじ

世界子供ランドの怪獣デザイナーとして雇われた、売れない劇画家は謎のテープを手に入れる。

調査を進めるうち、子供ランドは宇宙人の秘密基地であることがわかった。

テープの電子音に気付いたゴジラとアンギラスは日本へ向かう。
宇宙人はキングギドラとガイガンを呼び寄せる。
地球怪獣&宇宙怪獣タッグの死闘が始まる!

公開:1972/3/12

 

地球怪獣vs宇宙怪獣タッグが激闘を繰り広げます。
ゴジラが完全に正義の怪獣になりました。

本作最大の特徴はゴジラ・アンギラスの吹き出し会話

 

結論を言うとゴジラ映画屈指の駄作。

ストーリーが完全に子供向けでさすがにツラいです。「アレ」がドアップで映るのもツラい。
せっかく格好いい新怪獣ガイガンですが、チンピラみたいな役どころなのがもったいない。

 

キングギドラのシーンは使い回しと動きの劣化が目立ちます。

その分、ガイガンだけはちゃんと作ってあるので見応えあり。
スーツの質、残忍さを表現したアクションが秀逸。
炎に囲まれる石油コンビナートの戦闘が特に格好いい。

ストーリーを無視してガイガンだけを味わいましょう。

 

ゴジラ対メガロ【D】

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■あらすじ

核実験は太平洋の大部分に影響を与え、シートピア海底王国は被害を受ける。

シートピア人はメガロを使い地上人への報復を開始。
さらに等身大ロボット・ジェットジャガーを強奪する。

しかし、良心回路を発動したジェットジャガーは人間の味方となり巨大化。

ゴジラとジャガー、メガロとガイガン。
世紀の怪獣タッグマッチが始まる。

公開:1973/3/17

 

低予算臭が目立つ後期昭和ゴジラ作品の中でも極限の低予算で作られた作品。

全体的に画が寂しい。地味でスカスカ。
登場人物はほぼ3人。ヒロイン無し。

話の流れもメチャクチャで、初見では何も頭に入りませんでした。
何度観てもジェットジャガーは存在自体が意味不明。

 

特撮は使い回しが目立ちます。
プロレス感あふれるノリのバトルは、今観るとダルいです。
夜間処理された暗い荒野で同じアクション、同じカットの繰り返し。

新怪獣メガロ自体は格好いい良キャラ。
ダム崩壊シーンの1点豪華主義なのでここは見応えあります。

 

「ゴジラ史上最も駄作は?」と聞かれたら真っ先にあげたい作品。
でも低予算臭が酷すぎて今見ると逆に楽しめます。

 

ゴジラ対メカゴジラ【B】

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■あらすじ

ゴジラが友であるはずのアンギラスをボコボコにした後、石油コンビナートを襲撃する。
そこにもう1頭のゴジラが出現。激闘を繰り広げる2体のゴジラ。一方の正体はメカゴジラだった。

考古学者らの活躍によりキングシーサーが復活し、3体が沖縄に集結。
ゴジラ&キングシーサー vsメカゴジラの2対1バトルが始まる。

公開:1974/3/21

 

沖縄を舞台にして、ゴジラ&キングシーサーと超火力を持つメカゴジラの死闘を描きます。

昭和メカゴジラはメカゴジラ史上最強の火力&イケメン

全身武器庫みたいな火力が圧倒的。やりすぎじゃないかと思うほどの爆炎でメカゴジラ自身も見えません。

 

この昭和メカゴジラは最高です。
しかし強すぎる沖縄色が邪魔に感じました。

沖縄返還に合わせて制作されたということで異様に観光をアピール。

例えば途中、意味もなく主人公達が沖縄・本土を2往復します。

海岸をバックにした「ミヤラビの祈り」フルコーラスはもうただの観光ビデオ。

 

沖縄の印象だけが残るため、せっかくの怪獣バトルが魅力半減。

とはいえ前作に比べれば格段に豪華なので安心して楽しめます。
久しぶりにゴジラ映画が復活したな!という感じ。

 

メカゴジラの逆襲【A】

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■あらすじ

メカゴジラの残骸を調査していた潜水艦が「恐龍」という言葉を残して消息を絶つ。

原因は学会を追放された真船博士が操るチタノザウルス。

前作で野望を阻まれたブラックホール第3惑星人は、博士と手を組みメカゴジラを復活させた。

2体が横須賀に上陸。徹底的に街を破壊し始めた。
子供がゴジラに助けを求めたとき、ゴジラが姿を現す。

公開:1975/3/15

 

昭和シリーズ最後の作品。
ゴジラシリーズ観客動員数、歴代ワースト1位の97万人。

では本作は駄作なのかといえばとんでもない、後期昭和ゴジラで最高傑作といえる出来です。

大人向けのシリアス&ロマンスな雰囲気は後期昭和ゴジラに無いもの。笑いは一切ありません。

 

特撮も素晴らしい。

ここ数作、予算不足でカットされてきた
・都市破壊
・群衆の避難
・自衛隊の戦闘
といった見応えあるシーンが復活!

チタノザウルスとメカゴジラが並んでいる光景は絶望的。
今までのような怪獣プロレスとは一味違う凄惨な戦いが繰り広げられます。

 

「これからは桂さんが基地となる」展開だけは強引で引っかかりますが、久しぶりの大人向けゴジラが観れて大満足。

 

平成vsシリーズ

ゴジラ (’84)【B】

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■あらすじ

漁船が巨大フナムシに襲われて遭難した。
船から救助された船員によりゴジラが復活したことが判明する。

対策について日本と世界各国が揉める中、ゴジラが出現。

ゴジラは原発、ソ連原潜を破壊した後、東京に上陸。

そんな中、誤作動でソ連衛星から核ミサイルがゴジラへ発射されてしまう。
日本は再びゴジラと核兵器の脅威にさらされる。

公開:1984/12/15

 

原点回帰をテーマにしたいわゆるリブート作。
登場する怪獣はゴジラのみ。その恐怖を描きます。

シリアスな政治劇が描かれています。
シン・ゴジラと違い、総理がリーダーシップを取って頑張っているのが特徴的。

80mにサイズアップしたゴジラと比べてもビルがデカい。
世界一の経済大国になる勢いだった日本の雰囲気が出ています。

 

政治ドラマ、特撮に良い部分はあるのですがどうもパッとしない作品

政治劇やロマンスを同じようなボリュームで描くためドラマの焦点が定まりません。
そのため盛り上がりどころが無くてパンチに欠けます。

生物的な側面を描いたことでゴジラが普通の生物に格下げされた感があるのも残念。

ただバブル崩壊間近の気だるい空気感が異様に滲み出ているので、ハマる人はハマるかも。

 

ゴジラvsビオランテ【B】

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■あらすじ

ゴジラ細胞(G細胞)がサラジア共和国の手に渡る。

後日、サラジアの研究室が爆破され白神博士はG細胞と娘を失う。

5年後、国土庁はゴジラに備え「抗核エネルギーバクテリア」開発を白神博士に依頼しG細胞を提供する。

数日後、巨大なバラの怪獣が出現。

同じ頃、ゴジラが復活。2体の怪獣は引き寄せられるように激突する。

公開:1989/12/16

 

遺伝子組換えなどのバイオテクノロジーに警鐘を鳴らす話。
ゴジラ細胞をめぐり3国による三つどもえの争奪戦が繰り広げられます。

 

人気の作品で、ゴジラ総選挙1位に選ばれたのですが…なにかの間違いだと思うんですよ。

人間ドラマ部分はグダグダ。

白神博士が最後までエラそうにしてるのが謎。
G細胞の争奪戦がチープ。ガリガリの外人が片言英語で言う「ガッデム!ゴズィラ!」は笑う。

 

ゴジラの存在感が薄いです。
少女に誘導され、抗核バクテリアでパタりと倒れる姿が悲しい。

ビオランテは見応えあります。
霧がたちこめる夜の若狭湾をドドドド~と突進する映像が素晴らしい。

 

総じて、粗いけど新しいものを作ろうとする熱を感じます。

 

ゴジラvsキングギドラ【B】

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■あらすじ

東京上空にUFOが飛来。
中から23世紀の未来人が姿を現し、「タイムスリップし、変異前のゴジラザウルスを転送してゴジラの存在を抹殺する」計画を提案する。

計画は成功。ゴジラは歴史から完全に抹殺されたものと思われた。

しかし、改変された1992年の日本には、新たにキングギドラが出現。
さらにゴジラも巨大化して復活していた。

公開:1991/12/14

 

UFO、サイボーグ、東宝特撮史上初のタイムトラベル。
これらが1本に全部詰まっています。

ゴジラとキングギドラのタイマン戦が実現。
「ゴジラサウルスvs1945年の米軍」も楽しめます。

 

難点はタイムトラベルを組み込んだことでゴジラ史上最も破綻したストーリー

過去を改変しても記憶が継続していたり、世界線のつながりが追えません。
問題点を具体的に言及するとキリが無く、また面白い部分なので気になる方は個別記事をご覧ください。

バブル時代の日本に警鐘を鳴らす物語ですが「将来、日本が世界を征服する」という設定は今観ると全くリアリティがない(笑

 

ストーリーの破綻を気にしだすとキリがありません。
でも色んな要素てんこ盛りなので頭空っぽにして観たら面白いです。

 

ゴジラvsモスラ【B】

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■あらすじ

「丸友観光」は調査のため3名をインファント島へ派遣する。

現地で彼らはモスラの卵とコスモス(小美人)に遭遇する。
3人はコスモスから「モスラとバトラ」の話を聞くが、社長の指示でモスラの卵を日本に運ぶことになった。

しかし輸送船にゴジラが襲いかかる。その時、卵からモスラが誕生。
バトラもゴジラの元に向かっていた。

公開:1992/12/12

 

平成シリーズ最大のヒット作。
しかしその出来は…

家族&怪獣の仲直り、環境問題など家族向けの内容。
僕のような30代独身男性が観てもあまり楽しめません。

 

押し付けがましい環境問題メッセージがとにかく鼻につきます。台詞がいちいちクドい。

主人公達のやってることがめちゃくちゃ。
「お前のせいで大損害、たぶん多数の死者が出てるのに平気なのか?」
とハムの人に疑問を感じます。

怪獣バトルでは幼虫バトラの強さが目立つけど成虫になると強さはモスラ並でガッカリ。

 

このような
・押し付けがましいメッセージ
・都合よすぎる展開
が気になるのであまり好きではない作品です。

ただ小美人のクオリティは三代の中で平成シリーズの2人がダントツ。

 

ゴジラvsメカゴジラ【S】

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■あらすじ

国連G対策センターはメカキングギドラから23世紀のテクノロジーを分析し、究極の対ゴジラ兵器メカゴジラを完成させた。

一方、アドノア島で孵化していない卵を発見される。
京都に持ち込んだ卵からベビーゴジラが誕生。

同族であるベビーを探してゴジラが日本に上陸。

出撃したメカゴジラはゴジラを追い詰めるが…

公開:1993/12/11

 

メカゴジラとゴジラがガチンコ勝負を繰り広げるシンプルな構成。
その内容は平成シリーズ最高傑作といえる出来!

まずメインテーマ「メカゴジラのテーマ」がゴジラとの壮絶な戦いを期待させる名曲です。

 

特撮が豪華。
なんでも、VSシリーズは当初本作で終わる予定だったらしいので出し惜しみなし!
幕張の巨大ミニチュアセットにシリーズ中最大の火薬量。

現代人の作った対ゴジラ兵器、メカゴジラが強い!
人間の作った兵器がここまで強いと爽快。

人間ドラマ部分がすっきりと観やすいので、怪獣の対決に集中できます。

 

・シリーズ最高の特撮
・最強vs最強のガチンコ勝負
・ムダの無い人間ドラマ

どれをとっても平成シリーズ最高傑作といえる作品です。

 

ゴジラvsスペースゴジラ【D】

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■あらすじ

メカゴジラの戦いから1年後、2つのゴジラ対策プロジェクトが進行していた。

それは
・対ゴジラ兵器、モゲラによる「Mプロジェクト」
・テレパシーでゴジラを制御する「Tプロジェクト」

一方、地球へ接近するスペースゴジラ。モゲラが迎撃するが歯が立たない。

バース島に降り立ったスペースゴジラはゴジラを倒しリトルをさらっていく。

公開:1994/12/10

 

「子供を奪われたゴジラと、ゴジラを憎む人間が力を合わせてスペースゴジラに立ち向かう」
というハートフルなストーリー。

 

怪獣4体詰め込んだ上に急作りなので全体的に粗い出来。

ヒロインになったエスパー少女、三枝未希の言ってることがムチャすぎ。
ゴジラと戦うと「そんな考えしかできないからゴジラを好きになれないのよ!」と怒られます。

モゲラに乗るのはモゲラ初心者3人
途中でメインパイロットが暴走したり、もうめちゃくちゃ。

このように人間ドラマがグダグダすぎて、スペースゴジラのキャラが立っていません。

 

三枝未希のロマンスを描いたのがちょっと気の抜けた本作で良かったなという気もします。
次作で全部無かったことになりますが。

 

ゴジラvsデストロイア【S】

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■あらすじ

ゴジラの体内炉心が不安定になり、核爆発を起こす寸前の危機的状況となった。

スーパーXⅢにより炉心暴走は止められたが、今度はメルトダウンが避けられない状況に。

それを阻止できるのは、オキシジェンデストロイヤーにより異常進化した怪物デストロイアだけ。

完全生命体デストロイアとメルトダウン寸前のゴジラの死闘が始まる。

公開:1995/12/9

 

初代以来に、ゴジラの最後を描く作品。

最後を迎えるのはゴジラだけではありません。
ゴジラが死ぬときは、日本どころか地球が核の炎に包まれるというのです。

最悪の事態をどうやって回避し、ゴジラがどういう最後を迎えるのか。
その先には、衝撃的なラストが待っています。

最後の瞬間、映像と音楽がまあ美しいこと。
何回観ても鳥肌立ちます。

 

ゴジラからは眼が離せません。対して人間ドラマはムダが多くてダレます。

とはいえ、テーマを「ゴジラの死」に集中しているのであまり気になりません。
説教くさいメッセージが控えめなのも名作たる所以。

ゴジラの最後を見事に描いたことで大ヒットを連発した平成シリーズを綺麗に完結させました。

 

ミレニアムシリーズ

ゴジラ2000 ミレニアム【C】

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■あらすじ

ゴジラが北海道根室市に出現。

一方、鹿島灘沖の日本海溝では強い磁力を帯びた岩塊が発見された。

岩塊はゴジラと激突。相撃ちとなる。

岩塊の中身はUFOだった。
新宿に飛来したUFOはコンピュータをハッキングしゴジラに関する情報を集め、大気組成を変え始める。

エイリアンの目的がわかった頃、東京湾に出現したゴジラは新宿へ向かう。

公開:1999/12/11

 

4年ぶりに復活したゴジラ。デザインもリニューアル。

冒頭のゴジラ根室襲撃シーンは秀逸で期待が膨らみます。

 

しかし中盤から「UFO→ミレニアン→オルガ」のガッカリ感3段攻撃!が炸裂。

なんでリブート1発目でUFO出しちゃったんだろう。
人間の作り出したエネルギーを憎んでいるゴジラとUFO。テーマが噛み合わない気が。

ミレニアンのCGは観てる方が恥ずい。

怪獣オルガは華が無さすぎ。

 

人間ドラマ部分は人物描写が浅いため言動が唐突に感じます。その上で説教くさいのがツラい。

オルガナイザーG1にしろ、ミレニアンにしろ、中途半端で消化不良。
結局、何が描きたいのかわかりません。

「ゴジラ復活!」というには物足りない作品です。

 

ゴジラ×メガギラス G消滅作戦【D】

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■あらすじ

1954年、ゴジラ東京襲撃により首都が大阪へ移転。

2001年、対ゴジラ兵器「ディメンション・タイド」が開発される。
しかし、試射で時空の亀裂が発生し巨大昆虫メガニューラが現れた。

その後、ディメンション・タイド作戦中、羽化した成虫メガニューラの群れがゴジラに襲いかかる。

一方、水没した渋谷には巨大怪獣メガギラスの姿があった。

公開:2000/12/16

 

手塚監督が手がけるミレニアム3作の1作目。

3作の特徴は「戦うヒロイン&超兵器」

3作それぞれ、ヒロインがパイロットとして活躍します。
しかし「田中美里、釈由美子、吉岡美穂」の3人はいずれも表情が硬く棒演技なのがツラいところ。

ブラックホール&謎設定が詰め込みすぎで、どこから突っ込めばいいのかわかりません。
特に、全ての元凶となる卵を持ち帰った子の描写が軽すぎるのが気になります。

 

CGを多用した特撮が安っぽい。週1放送の戦隊モノみたいです。
CG以前に、ゴジラ相手に歩兵13人で市街地戦を展開したり、やってることがそもそも変。

 

家で観ると「劇場で観なくて良かったー」と安心できるので幸せな気分になれます。

 

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃【S】

 

■あらすじ

テレビ番組のリポーター・立花由里は、怪死事件の場所が「護国聖獣伝説」と一致していることに気づき、研究者の伊佐山教授に会いにいく。

伊佐山教授は「ゴジラは怨念の集合体であり、ゴジラから国を守るために護国聖獣が復活する」と言う。

出現したゴジラは東京を目指していた。
そこへ聖獣の1体・バラゴンが現れ箱根でゴジラに挑む。

公開:2001年/12/15

 

監督は平成ガメラ3部作の金子修介。
従来シリーズと違い、監督が企画段階・人選から参加しているとのこと。

結果、他のミレニアムシリーズとは全くの別物に仕上がっています。

 

とにかく歴代最凶の白目GMKゴジラが無双するのが特徴。
さらに残酷描写により、スプラッターホラーのような不謹慎とも思える爽快さがあります。

 

ゴジラ=亡霊という設定で、オカルト風味が強めなのは好みが分かれるところ。

また、怪獣バトルが面白いこともありゴジラ映画史上最も人間ドラマパートをスキップしたくなります。
主役の親子2人が大根すぎるのがその象徴。見た目だけで選んだとしか思えません。

 

とはいえ
「これこれ、こういうのが観たかった!」
を観せてくれた傑作です。

 

ゴジラ×メカゴジラ【B】

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■あらすじ

初代ゴジラの骨使った対ゴジラ兵器「三式機龍」が完成。

正オペレーターの家城茜は、過去のゴジラ迎撃作戦時に仲間を死に追いやった自責の念に囚われていた。

機龍はゴジラを退けることに成功したが、暴走して都市を壊滅させてしまう。

茜はゴジラの骨を使った機龍の存在について考え始める。
そんな中、ゴジラが再び東京へ来襲する。

公開:2002/12/14

 

結論をいうと手塚監督のミレニアム3作の中で一番良い出来。
ゴジラと機龍のタイマンバトルに要素が絞られているのでムダが無く観やすいです。

 

とはいえやはりミレニアムクオリティ。

暴走がエヴァンゲリオンっぽいし、ゴジラの骨を使う必然性がわからないのでモヤモヤします。

最大の難点は主人公の掘り下げが甘いところ。

主人公の覚悟は、罪を背負った主人公と機龍をつなぐテーマになります。そのためここが薄味なのは痛い。

しかも、次作で完結するのかと思いきや主人公が交代し、「機龍を作ったのは大きな過ちです」と全否定されて本作の全てが台無しに。

 

エヴァっぽいところといい、どうも手塚作品は思いつき・行き当たりばったりで作ってる感があります。

 

ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS【C】

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■あらすじ

ゴジラと機龍の戦いから1年。
小美人が現れ「機龍を作ったのは大きな過ちです」言い、機龍のかわりにモスラがゴジラを食い止めることを約束する。

しかし、政府はこれを拒否。機龍の整備を急がせる。

ゴジラが東京に上陸。進路は機龍を目指していた。
そこにモスラが飛来しゴジラと激突。

劣勢のモスラを見て首相は機龍の出動を決定する。

公開:2003/12/13

 

前作の続編。再び機龍が登場。

ストーリーはというと、話ゴチャってます。

機龍だけでもややこしいのに、モスラが絡んできて、新パイロットと整備士の絡みもあって…
こんなのまとまるわけない。

小美人が「機龍を作ったのは大きな過ちです」と言い、前作のテーマ「生きてちゃいけない命なんかない」を全否定。
しかも結局モスラがふがいないから機龍が出撃するハメに。

怪獣バトルは見ごたえあります。ゴジラと機龍の戦いが死闘って感じで燃える。

 

「×メガギラス」に比べれば出来ははるかに良いのですが…
「ゴジラの骨」が前作と合わせて消化不良。前作のメッセージを真っ向から否定してるのも混乱します。

ただ、吉岡美穂さんのタンクトップ姿は最高。

 

ゴジラ FINAL WARS【D】

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■あらすじ

20XX年。世界中に怪獣が出現。苦戦する地球防衛軍だが、突如怪獣が消滅する。
同時に宇宙人「X星人」が現れ、友好の証として怪獣を消滅させたと言う。

超人類部隊「M機関」の尾崎たちにより友好の裏を暴かれたX星人は地球の武力制圧を宣言。

人類に残された最後にして最強の武器は、南極の氷塊へ封じ込められているゴジラだった。

公開:2004/12/4

 

作風は簡単にいうと「怪獣総進撃+怪獣大戦争」。

人類vs宇宙人の人間ドラマ部分がメイン。

その長い人間ドラマで光るのは北村一輝さんの怪演だけ。
僕は菊川怜さんが好きではない(正直、嫌い)のでヒロインで楽しめないのが痛いです。

 

怪獣が過去最多の15体登場しますが、質より量重視なので見ごたえはありません。

FWゴジラは顔・プロポーションが格好悪い!
冒頭でいきなり萎えます。かっこ悪いテーマソングが流れてまた萎えます。

 

「ゴジラ最終作」に観客の求めるものとズレっぱなし。ミレニアムの最後に来た、歴代最大のガッカリ作品

良くも悪くも振り切っているので、期待値ゼロで観れば「意外と面白かった」ぐらいの感想は持てるかもしれません。

 

 

結論:オススメのゴジラ映画は?

ゴジラ映画全作観てきましたが、オススメなのは時系列順に

・ゴジラ(初代)
・対キングコング
・対モスラ
・怪獣大戦争
・対ヘドラ
・メカゴジラの逆襲
・vsメカゴジラ
・vsデストロイア
・GMK大怪獣総攻撃

です。

 

記事を作る過程で同じ作品を何度も観るうち、イマイチだと思った作品も面白いと思えるようになりました。これは大きな発見。
レトロな感じが好きなら昭和ゴジラは全作面白いです。

 

ゴジラ映画を観続けて気づいたのは「意外と人間ドラマ部分が大事」ってこと。

ぶっちゃけた話、怪獣が暴れてるシーンなんてどれも大差ないし時間も短い。だから何度も観てると人間ドラマの方が楽しくなってきます。「その台詞はありえねーだろ」とか「コイツ何考えてんだ」とか突っ込むのも楽しい。

 

余談ですが、
「子供の頃、なぜ毎年家族でゴジラ映画を観に行ってたんだろう」
と思い返すうち理由がわかりました。
平成シリーズの公開日が自分の誕生日とほぼ一致。誕生日プレゼント的な感じで毎年観に行ってたんだなー







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