紹介
私は仕事が楽しいと思ったこと無いです。マジで。
やっぱり向いてないのかな…と悩んでいた頃に出会った本書のタイトル「楽しくなければ成果は出ない」。
やっぱりそうだよな、と読む前から腑に落ちつつ手に取りました。
著者はドン・キホーテで1万人の部長として幹部250人以上を育成したコンサルのプロだそうです。
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メモ
■仕事内容ではなく、仕事に向かうマインドが全て
1万人を見てきた結果、成果を出す人の共通点は「仕事を楽しんでいる」だった。
コミュ力、処理能力など能力は関係ない。
というか、因果関係が逆。
「できるから楽しい」ではなく、楽しいからできる。
「楽しい仕事」は無い。仕事だと思ったら何をやってもつまらない。
楽しい仕事探しではなく、どうやって楽しくするかを考える。遊ぶように仕事をする。
職場が楽しいとかではなく、仕事自体を楽しめているかが問題。
自分にとって楽しいことがわかれば応用がきく。限られた職業とか、狭い枠にとらわれる必要はない。
■「楽しい」が最優先
一見間違い、非効率的でも楽しい方を選ぶ。楽しいが最優先。
・楽しくするコツ→脱ルーティン
仕事は必ずルーティン化するもの。それを崩して変化を楽しむ。
新しいことに集中し、新しいことを徹底的にやり込む。
■ミラクルマインド
楽しいが実現すれば、何をやっても成果が出る「ミラクルマインド」になる。
ミラクルマインドの3条件
・自分を大事に思えている=アドラー心理学
・他人のことを思う余裕がある
・相手が喜ぶことを考えている
まず自分を大事に思えることが重要。
そのために自分を知る。他人の前に自分の機嫌をとる。
人は案外自分のことを知らない
何を楽しいと感じるのか、何にワクワクするのか、何が不得意なのかを探る。
不得意でも自己否定しない。
「不得意=ワクワクしない」のも性質の一部。知ることで自分の性質を明確にできる。
■ネガティブになったときの対処法
・ネガティブはいずれポジティブに変わる。だからポジティブの一部と考える
・行動だけにフォーカス
暇だからネガティブになる→とりあえず動く。
感想
「この仕事は楽しめない。他に何か向いていることがあるのでは」
って考えが既に間違いで、それでは何をやっても成果が出ないわけだ。
仕事を楽しめないのは向き不向きではなく、自分の取り組み方に問題がある。
私は仕事を楽しくしているどころか、むしろ自ら楽しくない作業にしている気がします。
楽しさを追求すれば可能性があるかもしれない、と希望が湧いてきました。