鉄拳史上最強キャラは誰かご存知ですか?
鉄拳2に登場するキャラ25人の中に、ぶっちぎり史上最強キャラがいます。
まず鉄拳2について紹介した後、史上最強キャラを友人にぶつけた様子をお伝えします。
当記事を見れば鉄拳3でも7でもない、鉄拳2をプレイしたくなるはずなのでぜひご一読を。
たった1年でこの進化!
「鉄拳2」はPS初のミリオンヒット作。
前作からたった1年後の発売にも関わらず、格段の進歩を遂げました。
グラフィックは、カクカク感のメリハリ増して「バーチャ」シリーズに近づいた印象です。
前作は3Dモデルの画像を取り込んで2Dで動かしている感じで、のっぺりした印象でした。
それが「立体感が無くて2Dっぽい」という意見が多かったので、フラットシェーディング※を用いて3D感を強調したとのこと。
(※一つのポリゴン(面)を一色に塗りつぶす。最も計算量の少ない陰影処理。)
造形も一新され、デフォルメを抑えてリアルな人間っぽくなりました。
キャラ数は、新キャラ「風間準」「レイ・ウーロン」「デビル」「エンジェル」「ロジャー」などコンパチキャラ含めて総勢25人に増加。
当時の3D格ゲーは10人前後が当たり前だったので、25人はめちゃ豪華です。
キャラセレの顔もスタイリッシュになりました。
キャラの動きには硬さやぎこちなさが無くなり、操作性も良くなったので動かしたときのフィーリングが良いです。
「動かすだけで楽しい」ゲームになりました。
前作より軽快に動けるし、技も出しやすい。
ただ、パッドの宿命として順押し系の技は出しにくいです。
なにしろアケステは4本指に対してパッドは親指1本なので。
鉄拳は10連コンボを筆頭に順押し系の技が多いので、キー設定を弄る必要がありますね。
ロード時間短縮、プラクティスモード追加など地味な部分も着実に進歩。
プラクティス追加は嬉しいです。
対戦モードの設定を弄って練習する必要がなくなりました。
その上、当時としては驚くほど多機能です↓
・相手の立ち、しゃがみ、カウンターヒットの指定
・技表+入力の手本つき
・ボタンの入力履歴を効果音付きで表示
前作の売りであるムービーの質はさらにアップしました。当時としては世界最高水準のCGを堪能できます。
しかも、エンディングムービーが全キャラに用意されています。(前作はデフォルトキャラのみ)
総じて、家庭用として名実ともに「バーチャ2」と互角に戦える。あるいは上回る内容になったといえます。
PS初のミリオンヒットもこの内容なら納得です。
■システムの変更点
・起き上がり
横転起き上がり、クイック起き上がり(後+RP連打)追加。ダウン攻撃を回避しやすくなりました。
起き上がり攻撃に下段蹴りを追加。起き攻めに来る相手に2択を迫れます。
攻撃側は、走りから「踏みつけ(ダウン状態にヒット)」「ショルダータックル(全身無敵+ガード不能)」が出来るようになりました。起き上がり攻撃はタックルで潰せます。
・投げ
投げ抜け、背面投げ追加。
前作には無かったんかい!って感じです。
抜けられるようになったとはいえ、猶予がシビアかつコマ投げは投げ抜け不可。
最強キャラ・ブルースを友人にぶつけてみた
鉄拳2は鉄拳史上最強キャラと名高いブルース・アーヴィが使えます。
あまりにも強すぎるため当時は「ブルース使用禁止令」を出すゲーセンがあったらしい。
今どきのオンライン対戦なら「ブルース拳」などと揶揄されて即調整されていたでしょう。
それほどのぶっ壊れキャラです。
ブルースを触れることに、今から鉄拳2をプレイする意味があります。
僕はヌルゲーマーだしゲームが古すぎて攻略情報が少ないため、ブルースの強さを正しく伝えることが難しいです。
でもざっと触るだけでヤバいキャラなのが理解できたので、わかる範囲でブルースの強さをお伝えします。
たぶん主要技は以下の4つ。
■トリプルニーコンボ(4RK,LK,RK)
浮き~トリプルニーで5割減る空中3段コンボの完成。お手軽すぎる。
2発止めならガードされても微不利なので、テキトーに置いても強い。
■ガトリングコンビネーション(LK,RP,LP,RK)
初段が発生、リーチともに優秀な中段。1発目カウンターで3段確定。
3発目ヒットで浮き、膝コンボで相手はほぼ死ぬ。
3発目ガードされてもロクな確反なし。しかも4段目のダウン確定下段のせいで反撃されにくい。
■ワンツーローキックハイ(LP,RP,2RK,LK)
バグで、ワンツーをガードすると3段目がガード不能。
よって相手はワンツーをしゃがむしかないが、ブルースの中段が強すぎるので厳しい。
しゃがんでもノーザンライト(LR,RP,LK)やライジング(LP,RP,LP,RP)と択になってしまう。
■サイクロンエッジ(3LK~LP)
中段が強力なので下段が刺さりやすい。ダウン追撃でも活躍。
派生のトルネードアッパーが減りすぎ。
起き上がりに重ねてテキトーにぶっぱなすと相手はビビる。
その他、
9LK、9Rk、3RP、スライサー、コマ投げなど。
ようするに、ガトリングやダブルニーを置いて、ワンツーローで崩すだけ。
何か当たれば浮いてお手軽膝コンボで5割減る、どうしようもないキャラです。
技性能の紹介だけでブルースの強さが十分にわかって頂けたと思います。
でも、強い強いといっても格ゲーは対戦してナンボです。対戦してみないと実際のところはわかりません。
トレモで「最強に仕上がったんじゃね?」と思っても、いざ対戦してみると全く通用しないもの。
そこで、格ゲーを一通り触っている友人にブルースをぶつけてみました。
相手はキャリバー5なら僕と同じぐらいの強さなのでキャラ差が出るはずです。
初心者同士の場合、ブルースの力でどこまで有利をとって勝てるのか。
僕は小一時間しか練習していないのでブルースの力を1割も出せないと思うけど、それは相手も同じ。1割同士で圧勝してこそ強キャラっ!
いざ実戦に出してみると、想像以上に中距離の制圧力がヤバいです。
リーチ・発生ともに優秀なガトリング初段やダブルニーなど、もう何かしらボタン押すだけで強い。
派生は中下択になったり、ガードされても隙が無かったり。1発1発がやたらと高火力。
当たれば膝コンボで7割、からのサイクロン追い討ち。
負ける気がしません。
あまりにも一方的で手応えが無いので「てかブルース関係なくね?」と思い、ブルースとは対照的な単発キャラのポールで対戦してみました。
結果、ポールも強かった。いや、相手が弱かった。
とりあえずキャラ決めて主要技ぐらいは覚えてほしいです。初見でレイなんて使えるわけないだろ。
とはいえ、ブルースの方が圧倒的に強キャラ感があります。
択や距離なんて気にせずボタンをテキトーに押すだけで相手が浮いていつの間にか勝ってるんだもの。
ちなみに、ブルースの影に隠れて他の上位キャラもなかなか狂っています。
・平八は風神拳が中段。奈落はガードされても止まらない、確定ダウン、踵切り8択派生。
・アーマーキングは風神拳&雷神拳を持つキング。つまりコマ投げが強いカズヤ。
このように、ブルースは史上最高にぶっ壊れ。だいぶ間を空けて下に続く上位キャラも今の時代なら即調整が入るレベル。
身内対戦ならこれぐらい粗いバランスの方が楽しいです。
何も知らない友人にブルースをぶつける楽しさは鉄拳2ならでは。このワクワク感は他では味わえません!
まとめ:ブルースを味わえる
鉄拳2は、今ではシリーズ中で存在感が薄いです。
世界累計800万本ヒットの超名作「鉄拳3」の橋渡し的な存在だから。
でも鉄拳史上最強キャラ・ブルースの強さを味わえるのは本作だけ!
その一点で遊ぶ価値があります。
対戦相手がいなくても、超性能な技を駆使してCPUをボコるだけでめちゃくちゃ楽しいです。
ちなみに、次にブルースが登場するのは「鉄拳TT」。
多少の弱体化を食らったけどまだ最強クラス。