ディスオナード2ってどんなゲーム?
ディスオナード2とは、ミッションクリア型のステルスFPSです。
前作の世界観やシステムを引き継いだ続編。
時系列は前作のエンディングから15年後を描きます。
前作↓
丁寧な作りで遊びやすく、ストーリー的には大ざっぱに前作の話が出るだけ。前作未プレイでも大丈夫です。
前作からあらゆる面でパワーアップした舞台で、前作以上に自由な攻略を楽しめます。
前作からパワーアップ
グラフィック
舞台は、光と影のコントラストが美しい南欧風の街「カルナカ」。
前作のスチームパンクな科学技術に魔術の神秘的な要素がプラスされました。
終始暗鬱とした前作よりオシャレな雰囲気でとっつきやすいです。
グラフィックは油絵のようなコッテリした質感を前作から引き継ぎつつPS4相応の美しさに。
キャラデザの洋ゲー臭は相変わらずなまま、女性の存在感が大きくなりました。
主人公「エミリー」
敵のボス「デリラ」
拠点の船長「ミーガン」
赤服を着た上級兵
など、妙に女性が目立ちます。
二人の主人公
前作の主人公はコルヴォのみ。
本作はプレイヤーキャラを2人から選びます。
・前作の主人公、王室護衛官「コルヴォ・アッターノ」
・コルヴォの娘で現女王「エミリー・カルドウィン」
2人は使える能力が異なります。
エミリーの能力はひねりが強め。あと、ダークビジョン(透視モード)がオレンジ一色で見づらい。
コルヴォの方が初心者向きかも。
(一周クリアすれば「New Game Plus」で両方の能力を使用可能。)
1人称視点で自分の姿は見えないものの、剣の振り方などのモーションが違うので印象も違います。
エミリーの、カールルイスみたいに指を伸ばす走り方が好き。
選ばなかった方は石化!
キャラによるストーリーの大きな違いはありません。
マップ
1つ1つのマップが前作より格段に広い。
チュートリアルがわりの最初から広すぎて面食らいます。
もはや箱庭ゲーと化しており、隅々までのんびり歩き回るだけで楽しい。
1つのエリアが広いのでエリア移動の機会が減少。
これにより前作の難点であるエリア移動時ロードのストレスが緩和されました。
屋内→バルコニーのロードが無くなったのも嬉しい。
(リトライのロードが相変わらず長い(15~30秒)のは相変わらず。)
広さ相応に探索要素もパワーアップ。
探索をサボるとスキル強化に使う「ルーン」がほとんど手に入らない。
金も貯まらなくて武器のアップグレードも進まない。てか武器屋の場所がわからない。
新ギミック&敵
魔術的な世界観を活かした新ギミック&敵が登場します。
・面倒な目標が無い。目的地まで突っ切ればOKな場合が多い
・ステージの使い回し、終盤の裏切り、装備品を失うような時間稼ぎ展開がない。
よって全体的には前作よりサクサク進行です。
しかしミッション4と7は別。
私はこの2ステージが1周目プレイ時間の半分を占めました。
ミッション4、クロックワーク・マンション。
複雑な構造のからくり屋敷で2時間経過。
クリア後も構造がさっぱりわかりません。
右往左往する中、いつのまにか背後に迫る機構兵にビビり、気がつくと3体に追い回されて必死。
ミッション7、スティルトン邸。
2つの時間を行き来して右往左往する難解ギミックで道に迷い、台所の鍵に気づかないまま2時間経過。
壁が崩れて進めない場所を時間移動で通過したり、敵の背後にワープしたり。
自分でも何をやっているのかわかりません。
まとめ
前作の正統進化。
名作があらゆる面でパワーアップした良作です。
ただ、ゲームの方向性は少しズレます。
敵の数は減り、
面倒なギミックや敵が新登場で、
雰囲気がだいぶオシャレになりました。
前作の暗鬱としたハードな雰囲気、敵をなぎ倒すシンプルさも魅力的。
前作と本作、両方遊ぶ価値があります。セットでぜひ。