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PS4 RPG FPS TPS

Horizon Zero Dawn【評価/レビュー】全てが揃った優等生、だがそこが物足りない

投稿日:2019-06-17 更新日:






「とにかく神ゲーだからやるべし!」
なんてよく言われる作品。

とはいえ
「他のゲームとどう違うの?」
「グラフィックが良いのは見ればわかるけど、何が面白いの?」

と疑問に思うのも確か。
実際、僕も本作の魅力がよくわからず発売当時は「仁王」をやってました。

本記事ではその辺の疑問に答えていきます。

 

セールを期に、DLC「凍てついた大地」つきの完全版 「Complete Edition」を購入しました。

なんとセールで1911円!
こんなゲームが2000円以下で買える時代になったんですねー驚きです。

 

ざっとクリアしただけなので本作のやり込みは浅いのですが、今まで何百と色々なゲームプレイした経験してきた経験をふまえて、本作の魅力を紹介します。

具体的には

・本作の概要
・本作ならではの見どころ
・プレイして一番感じたこと。結論

の順に紹介していきます。

本作の購入を迷っている方、あるいはスルーしたけど心の片隅で気になっている方の参考になるかと思いますので、ぜひご一読を!



ホライゾンゼロドーンってどんなゲーム?

「ホライゾンゼロドーン」とは、

世界中で大ヒット、数々の賞を獲得したPS4独占のオープンワールドRPG。
完成までに6年を要したという超大作です。

 

舞台は、かつての先進文明が失われ、機械たちに支配された世界。

プレイヤーは主人公の女性「アーロイ」となり、動物のような姿をした機械の獣に支配された地球を探索。

様々な武器を駆使し、サイズとパワーにものをいわせてブンブン暴れまわる機械獣に立ち向かいます。

生命の謎を解き明かし、地球の運命を左右する冒険が始まる!

 

「おお、美しい…」
この景色はまさにホライゾン
。地平線まで見渡せそうです。

森や山々と、時間帯や気候の移り変わりが相まって生まれる美しい景色。
驚異的なグラフィックにより、ハリボテ感のない生き生きとしたオープンワールドを堪能できます。

また、フィールドにはいろんな資源が配置されており、これらを回収するため移動中も退屈しません。

 

正直、「スパイダーマン」「ゴットオブウォー」など後発のゲームを経験した2019年の自分にとってはそこまでのインパクトはありませんでした。

でも発売当時に史上最高だったのは間違いないです。ゲームのレベルを一段引き上げた作品といえるでしょう。

マルチを削ったのが良かったのだと思います。完全オフラインだから実現できた超絶クオリティ。

 

どうです?このルックス。
これでも最高に映りの良い画像を選んでいます。

主人公、アーロイの顔は賛否両論。

たしかに僕みたいな和ゲー美少女に眼が慣れた人間には魅力を感じづらいかも。
映画に出てくれば美人だと思えるラインではあります。

 

本作は2019/3に売上1000万本超えたらしいのですが、日本では21万666本 (~2019/2/3ファミ通調べ)。世界の盛り上がりとギャップがあります。

顔をFF13のライトニングさんにして、タイトルを「ファイナルファンタジーなんとか」にすれば日本で2倍以上売れたような気がします。

 

ここまで、概要を紹介してきました。
ここからは本作の見どころを紹介していきますね!

 

ホライゾンゼロドーンの見どころ

見どころは大きく分けると次の3つです

・大自然と機械が織りなすコントラスト

・本格SFなストーリー

・戦闘が難しい!けど楽しい!

詳しく紹介していきます。

 

大自然と機械が織りなすコントラスト

大自然の広大な景色と、ゴテゴテした機械が引き立て合う見事なコントラスト!

自然と機械が融合した独特の世界観は、他のゲームにはない魅力があります。

 

世界観を簡単に例えると

ナウシカ+もののけ姫+ゾイド

「禍ツ機」のモチーフはどう見ても祟り神ですね。

 

色んなSF要素を集めた、おいしいとこ取り。
なんだか「ズルい」と思っちゃうぐらい、美味しい要素が上手くミックスされています。

 

王道で本格派なSFストーリー

SFが好きな方ほど古典的なSF設定にうなる王道。

王道で本格派なSFストーリーが、
「地球が丸いことも知らない未開人がハイテク機械と戦う」
という一見ムリがある状況に説得力を持たせています。

 

「主人公アーロイが自分の出生について調べていくうちに世界の秘密に迫っていく」のがストーリーの大まかな流れ。

1000年後のアメリカでなぜ、高度な文明が崩壊して人間は原始的な生活に戻り、機械獣が生態系を作っているのか?

そういった謎が次第に明かされていきます。

 

「空中戦艦、エイリアン、神様が出てきてドーン!」とかではなく、そこらへんに落ちているテキスト・ボイスデータを読んだり聞いたりして小説のように自分で想像力を膨らませる作りです。

反面、「世界支配をたくらむ悪党を倒す」「親の仇を討つ」みたいなわかりやすい目的が無いため、ストーリーが淡々と進行するのでプレイヤーが受け身では入り込めません。

こちらから積極的に情報を読み取って、のめり込んでいかないと置いていかれ、何も感じないまま終わってしまうかも。

じっくり腰をすえて楽しみたい作品です。

 

ちなみに、未回収の伏線も多いし、本編・DLCのラストを見る限り続編が出る可能性は高そう。

 

クリアに50~100時間かかるという話も聞きますが、メインだけ追えば15時間ぐらいのボリューム。
まあオープンワールドってだいたいそんなもんですよね。

ついでにいうと、サブクエは足跡追跡、お使い、討伐の繰り返しであまり面白くないためスルーしても全然問題ないです。

 

戦闘が難しい!けど楽しい!

ここまでグラフィックと世界観の魅力を語ってきましたが、本作はグラフィックだけのゲームではありません。戦闘がちゃんと面白いんです!

 

洋ゲーって戦闘がなんだか地味で味気なかったりするじゃないですか。スカイリムとか、他にはスカイリムとか。

でも本作は、モンハンのような狩りゲーとして楽しめるほど戦闘アクションが楽しい!

 

正直、本作のフィールド探索ってあまり面白味が無いんですよね。
景色はたしかに綺麗ですが、どこに行っても同じような敵が出てくるし、サブクエも変わり映えしません。

そのため、フィールド探索より戦闘の面白さが印象に残りました。
本作はオープンワールドというより「オフラインで遊ぶモンハンのような狩りゲー」として捉えた方がしっくりきます。

 

硬質な機械獣の見た目とハッタリが効いた動きは、生物を相手にするモンハンなどとは違う迫力。

敵の種類こそ少なめですが、一体一体の凝りようが半端じゃないです!

例えば最強の敵「サンダージョー」は

・ポリゴン数55万
・271種類のアニメーション
・67種類のビジュアルエフェクト
・60種類+のヒットリアクション
・12種の武器を搭載

という圧倒的な作り込み。
この1体作るのに1年半かかったそうです。そりゃ種類少なくなるわ。

コイツらをボコボコ破壊してパーツを剥がしていくのは爽快!
敵の凝ったリアクションと派手なエフェクトで、攻撃にちゃんと手応えがあります。

 

アーロイのアクションはもっさりしていますがローリングやジャンプの硬直は少なく、スタミナの概念が無いので動きは軽快。

機械獣をオーバーライド (ハッキング)して騎乗したり味方にして戦わせることもできます。

 

戦闘が楽しいのは、アクションが爽快なだけが理由ではありません。

ガチで難しくて歯ごたえがあるんです!

カジュアルなゲームかと思ったら、意外なほど難易度が高い。

一撃食らうと体力半分ぐらい減る上、敵の攻撃が強力なホーミング力&謎判定なので逃げ回ってもボコボコにされます。回復連打しても全然耐えられない。

たまに「1周目で一度も死なずにクリアできた」なんつってる人を見かけますが、いやいやどんだけゲーム上手いんだと。
安心してください、数えきれないぐらい死にますよ!

 

しかも、色んな種類の矢とかトラップ設置など、なんだかできることが多くて最初は戸惑います。

半信半疑で色々やってみて、ボコボコにされながら「なんか火矢を使えば簡単に倒せるぞ」「この辺にトラップ張ってみるか」ぐらいの感じで進めていく。

そんな手探りで進めていく楽しさを、モンハン以来このゲームが久しぶりに味わわせてくれました。

 

ザコがいちいち強敵で、目的地までの道中で絡むとムダに激戦になります。
でもザコまで一体一体の作り込みが半端じゃないのでムダな戦いも楽しい。

僕はメインクエストそっちのけで、野生のザコ相手に死にゲーしてました。倒しても特に意味ないんですけど。

 

起伏に富んだ地形が、戦闘でいい感じにランダム要素になってるのも良いですね。
勝てると思ったら地形に引っかかってボコボコにされたり、逆にもうダメかと思ったら敵が地形にハマってくれてラッキーで勝てたり。
「今回は上手くいかなかったけど、次こそ!」って感じで面白いです。

 

難しいとはいえ、ちゃんと攻略すればクリアできると思えるので、ダクソとかやったことある方なら違和感なくプレイできるはず。

「ダクソなんてやったことないし、アクションゲームは苦手」
そんな方も大丈夫。

トレハンを頑張って装備を整えれば戦闘が有利になります。

さらにいうと、難易度はいつでも変更可能。難易度を最低まで落とすと、ほとんどダメージを受けないし敵も柔らかくなってまるで無双ゲー。

アクションゲームが苦手でもクリアできることを保証します。

 

ちょっと気になるところ

フィールドに資源が落ちているのは悪い面もあって、アイテム収集のせいでフィールド移動のテンポが悪くなりだんだん面倒になってきます。
もっとサクサク回収できれば良かったかなと。

 

たまにトゥームレイダーやアンチャーテッドのような地形を飛び移るパルクールがありますが、掴める場所がわかりにくいです。

メインクエスト「創造主の落日」の遺跡では、壁をつかめることに気づかず1時間さまよって疲れ果てました。カメラをグルグル動かしてうちに3D酔いでゲームをいったん中断。
こんな暗い中、あんな突起に気づかないでしょ。

 

会話に選択肢が多いのですが、選択肢と会話内容がズレている上に結局どれを選んでも展開が変わらないという二重苦。
選択肢はテンポを損ねているだけに感じました。

 

ゲームの進行は完全シームレスですが、ファストトラベルのロードは長いです。場合によっては1分以上。
リトライは15秒ぐらい。死にゲーとしてはちょっともたつきます。

 

戦闘については、

カメラワークを頑張って周囲の状況を把握し、的確なエイムで弱点を射抜く必要があるので、TPSに慣れていないと苦労すると思います。

また、カメラを激しくグルグルする関係で3D酔いがキツい。

下手なうちはカメラばっかり動かしてるので酔いも倍増。フォーカスを使うと妙に操作と視点がズレるような感じなのでさらに酔います。
自分の場合、最初の頃は2時間のプレイが限界でした。

高い難易度だけでなく、3D酔いにも覚悟が必要です。

 

クエスト山場の戦闘では、遠距離にスナイパーのような敵が必ずいます。そいつを残しておくと死角から攻撃されて厄介なことになるので、まずはそいつを精密射撃する必要があります。
しかし非常に遠い。エイム中アップ&スローにするスキルを使っても外れるぐらい遠い。

やっと倒した後に、本命のボス相手にやられてしまうと、また遠距離のザコ処理から始めるハメになってウンザリ。

 

最初こそ色々な戦い方ができそうでワクワクしますが、上手くなるほど武器のバリエーションが少なく、有効な攻略法が限られることに気づきます。

基本的に強敵にはトラップ張りまくるしかない。

近接は弱い上に1種類。もちろん、巨大な機械獣を殴って倒すのは変ですがそこはゲームなので上手く嘘をついてほしいところ。

トレハン要素はモンハンやディアブロ3などに比べると薄く、目標にする強敵もいません。

まあ1作目でこれだけ遊べたら十分だとは思いますが。

 

ステルスの仕様がよくわからない。

敵の判断基準が目視なのレーダーなのか、全員で意思疎通しているのかそうでもないのか曖昧です。

バレたら視界を切っても振り切れないし、いったん振り切ると草むらに入っただけで全然バレない。

草むらに隠れてもプレイヤーからは丸見えで不自然です。全然隠れてないじゃないかアーロイ。

こんな具合なので、隠れてもバレても納得感がありません。

 

結論:全てが揃った優等生、だがそこが物足りない

ここまで語ってきたように、

最先端のグラフィック、SF、ハクスラ、アクション、RPG、オープンワールド。全てをハイレベルに融合させた、総合的には間違いなくPS4でトップクラスの作品です。

 

しかし、全てハイレベルな反面、絶対的な売りがない。
例えるなら全教科が得意な優等生。

あらゆる要素を詰め込んで破綻なくまとめ、万人を楽しませるゲームですが「このゲームじゃないとダメ!」と思うような絶対的な何かが無いように感じます。

例えば、ダークソウルやスカイリムにはその絶対的な何かがあるんですよ。

言い方を変えると「何かを得るには何かを捨てる」を体現した割り切り。
決して全教科高得点ではないけどある教科では絶対負けない、みたいな。

その分、プレイヤーを選びますが好きな人にとってはたまらない作品になるわけです。

具体的にどう違うかと問われると話が難しく、上手く説明できないのがもどかしいのですが…
「このゲームじゃないとダメ!」と思うゲームは「何かを捨てたことで得た何か」がたしかにあります。

 

本作は総じて全体的にハイクオリティでスキが無い。足し算すれば120点の作品です。
しかし僕としては優等生に感じてしまい、全体として85点ぐらいの印象になりました。
ゲームって奥が深いですね…

 

まとめ:PS4ユーザーがドヤ顔で遊べる作品

SFと大自然が融合した「おいしいとこ取り」な世界観を、圧倒的なグラフィックで表現。

PS4ユーザーがドヤ顔で遊べる作品です。

 

「とにかく最先端・出来が良い・長く遊べるゲームが欲しい」方におすすめ。

「和ゲーがふがいないから、洋ゲーでFFみたいなSFファンタジーRPGを探している」方にも合います。

「Switch持ってないけどゼルダブレスオブワイルドみたいなゲームがやりたい」方も楽しめるでしょう。

 

ですが、まんべんなく高得点を取り、何も捨てない優等生な作品なので「絶対的な強み」がない。
「一生語り続けたいゲーム」を求める方には不満が残るかと。

続編が出る可能性が高いので今後の展開に期待。

 

最後に繰り返しになりますが、
こんなゲームが2000円以下で買える時代になったんですねー驚きです!






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